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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 今日はこのシーズン一番の冷え込みとなりましたね。北の方ではかなり積雪もあるとのことで、今年は寒い冬になりましょうか。

東京
【当世デジカメコラム】「怒涛の幕末維新」展 “篤姫効果”で大盛況
 高視聴率を稼いでいるNHK大河ドラマ「篤姫」も佳境を迎えた。前回放送(16日)の鳥羽伏見の戦いで、朝廷側の岩倉具視が薩長軍に掲げさせた錦の御旗「東征軍旗」の本物が、東京・永田町の衆議院憲政記念館で見られると知り、出かけてみた。
 幕府軍総崩れの契機となった菊のご紋の御旗から、今も見る者を圧倒するようなオーラが発せられている。「わたしは、朝敵となったということか…」(ドラマ中の徳川慶喜のつぶやき)という絶望が胸に迫ってきた。
 28日まで開かれている「怒涛(どとう)の幕末維新」特別展の会場。記念館所有の御旗のみならず、全国から貴重な資料を収集。ペリーの開国要求、幕藩体制の崩壊、明治新政府成立から近代国家へと進む激動の日本の姿を、206点の資料から読み解く試みである。
 大獄関係者処罰案(重要文化財)、大奥の老女幾島が薩摩に内情を知らせた密書、薩長同盟へとつながる大久利通から西郷隆盛宛の書状など、生々しい肉筆の筆跡に引き込まれる。これはあのシーン…と、つい頭に役者の顔が浮かぶが、ドラマとはもちろん無関係。
 「議会政治への認識を深めてもらおうと特別展を毎年行っているのですが、今年のテーマは偶然『篤姫』の時代と重なりました。6日の初日から1週間で来場者5000人を超すなど反響が非常に大きい」とは、資料管理課の菅田育夫さん。ちなみに去年のテーマは「重光葵とその時代」、一昨年が「女性参政60年」というから、今年のヒットぶりがうかがえる。年配男性や学生、女性、家族連れなども訪れた会場に“篤姫効果”がありあり。
 まさに怒濤の時代である。愛する祖国の行く末を案じ、高い志で歴史を動かし、殉じた志士たちの写真も紹介されているが、その凛れつとした面構えが今の政治家にはほとんど見られないのが残念! 咸臨丸のコンパスや羅針盤、和宮の懐刀や小袖などゆかりの小物も多数展示され、たっぷり1時間はかかる。
 個人的には、井伊直弼の和歌短冊に心ひかれた。「あだならぬ花のこころもしられけり 夜のまのあめに 色香のこれば 直弼」。はかなく甘い響きに、強面(こわもて)という思いこみが消えた。入場無料で解説本付き。日本人なら、行ってソンはない。(重松明子)

 やはり『篤姫』効果もあって盛況なんですね。自分以外にも幕末好きーなブロガーさんが足を運ばれていたようですし(拙ブログ感想はこちら)、展示物の充実ぶりが素晴らしかったですからね。

長野
竹入弘元さんが「井月の魅力」出版
 伊那市文化財審議委員長で井上井月顕彰会副会長の竹入弘元さん(76)=伊那市荒井室町=が、長野日報に1999年1月元旦から1年間にわたって連載した「井月の俳句鑑賞」を、「井月の魅力―その俳句鑑賞―」として1冊にまとめ、井上井月顕彰会から出版した。「井月に対して次元の違う俗論が多い中で、俳句作品に正面から向きあって評釈を加えている所に敬意を表したい」(春日愚良子・信州井月会代表)と、研究者の間でも評価が高い。
 「井月の俳句鑑賞」では、漂泊の末、伊那で没した俳人井上井月(1822―1887)が生涯に残したとされる1600余句の中から、254句を取り上げ、評釈を加えて紹介。「井月の魅力―」では、連載から10年が経過し、この間に上伊那地域だけでも句碑が68基に達したことから、句碑の所在地を含めて一部を加筆した。
 取り上げた254句は、「長閑さや鳥影のさす東窓」から「翌の日を頼むでもなし枯柳」まで、春夏秋冬で分け、「目出度さも人任せなり旅の春」など、新年の句も14句を収めた。序文は俳優で俳人の小倉一郎さんが「竹入さんのおかげで、私たちはより井月に近づく事が出来る」と寄せた。
 表題とした「井月の魅力」について、竹入さんは「物欲や名誉を捨てて生きる思想が魅力的。教養もあり、民衆の生活からにじみ出る作品が多い。井月にとって俳句は命をかけた仕事だった」と話す。
 その井月が30年近く、伊那の地を放浪したことについて「幕末から明治は激動の時代。そんな時代でも、当時の伊那には井月を受け入れる人情や土壌があった」と考えている。
 「井月の魅力―その俳句鑑賞―」はB6判、156ページ。定価は1300円。


石川
南木、横尾氏たたえ 金沢で泉鏡花文学賞授賞式
 リンク先は北國新聞サイト(閲覧に会員登録が必要・無料)です。
 第三十六回泉鏡花文学賞・泉鏡花記念金沢市民文学賞の授賞式は十九日、金沢市文化ホールで行われ、鏡花文学賞を受けた「草すべりその他の短篇」の南木佳士氏と、「ぶるうらんど」の横尾忠則氏の二人に、山出保市長から正賞の八稜鏡(はちりょうきょう)と副賞百万円がそれぞれ贈られた。
(中略)
 市民文学賞の授賞式では、「無愛想なアイドル」で同賞を受けた杉本りえ氏が「作品が評価され、うれしい。焦らず、慌てず、あきらめずの精神で執筆を続けたい」と意欲を見せた。「前田慶寧と幕末維新―最後の加賀藩主の『正義』」で同じく受賞した徳田寿秋氏は「大変うれしく、恐縮している。加賀の幕末に少しは光を当て、一石を投じることができたかなと思う」としみじみと語った。


山口
維新の志士の足跡伝える 下関市・長府博物館で企画展
 明治維新(1868年)140年を記念した企画展「長州と薩摩」が下関市の長府博物館で開かれている。長州、薩摩藩の志士の自筆や幕末維新の出来事を伝える史料135点を展示した。12月14日まで。
 展示品には坂本竜馬に関する史料も29点含まれる。高杉晋作が竜馬に求められて贈った漢詩には「筆墨には拙(つたな)いが、友情に背き難いので贈った」との趣旨の一文が添えられている。寺田屋事件で襲撃された竜馬を救出した長州藩士三吉慎蔵に感謝して、西郷隆盛が贈った書もある。
 このほか、薩英戦争の絵巻には英国艦隊の砲撃で燃える薩摩の城下町が描かれ、桂小五郎(木戸孝允)の書には長州征伐で朝敵とされた無念さが詠まれている。
 同博物館の学芸員、古城春樹さん(40)は「長州と薩摩の志士や坂本竜馬の自筆などから伝わる、幕末維新の息遣いを感じてもらえれば」と話す。
 入館料は大人500円、学生300円、18歳以下と70歳以上は無料。長府博物館=083(245)0555。






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