「土方歳三、平常心を失う」……みつねさん、いいとこ探しをありがとう

一昨日の大河ドラマ『新選組！』における土方歳三の描かれ方に割り切れなさを感じていた野間みつねさん、「野間みつねの『新選組！』日記」にフォロー感想文をアップした。題は「土方歳三、平常心を失う」……(汗)。

さて、時間を置いて見直してまず確信したのが、土方さんは最初から捨助君に危害を加えようと思っていたわけでは決してない、ということ。

検証の詳細については本文に譲るが、要は、捨助くんに対して時間稼ぎと思われる指示をしていたのは、浪士隊の出発に捨助くんが間に合わなかったという事態を意図してのことではないか、という訳だ。なるほど、確かにそうかも……。

もう誤魔化せない、となると、覚悟を決めるしかない。

鋭い解釈だなぁと思うのは、今まで女性関係のゴタゴタまで勇くんに尻ぬぐいしてもらったりしていたように、自分の手で決着をつけたことがなかったトシが、この場面で初めて自分の手で決着をつけるという経験をした、というところだ。

勇くんがみつさんとの別れの場面で青年時代に決別したのと同じように、トシは、この場面でモラトリアムの青春と決別した、とも言えるのかな……。

そして、上京してからのトシは、自分の手で決着をつけるだけでなく、新選組全体の尻ぬぐいまでする立場になるのだなぁ……。

白牡丹は今でも、後に新選組の後援者となるふるさと多摩の人々のひとりである滝本捨助をたばかり、暴力を加えたという設定が受け容れられないのだが、そういう見方をすると、ちょっとだけ、許せたような気がする。

お琴さんとの一件については、こちらのブログにリンクを貼ってもらうぐらいなので、ここでは繰り返さない。でも、女性として、最後の一文は紹介したい。

……だけどねー、女性の方は、そーは行かないのだよ(嘆)。それこそ、お琴さんが皆が出立してしまった後まで出てこられなかったのは、事が終わればスッキリ出来る(らしい)男性とは違うから、なんだよ……(嘆息)

そーだそーだ。罪なことしてくれるんだからっ、トシってば〜(嘆息)。