新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
今月は千穐楽に平成中村座のチケットを取ったので、楽前の歌舞伎座。
【昼の部】
一、お江戸みやげ
結城紬の行商人の二人組、時蔵のお辻、又五郎のおゆうが湯島天神参りの茶屋で噂に聞いた宮地芝居で売り込み中の梅枝さん演じる坂東栄紫にのぼせてしまう。締まり屋のお辻は一生一度の恋と思いなし、栄紫が恋仲のお紺(右近)と駆け落ちするために全財産をはたいてしまう。
時蔵のお辻はしっかり者風で、岡惚れして全財産を使い果たすようには見えないけどいい芝居。又五郎さんのおゆうがいいツッコミしていた。梅枝さんの栄紫は凛々しく、お紺はおちゃっぴい。
一、素襖落
一、十六夜清心
鎌倉極楽寺の所化清心は遊女十六夜と恋仲になり、女犯禁止の格ある寺にあるまじき行為を咎められて追放される。十六夜は隙をみて遊郭を脱走し、清心と稲瀬川の百本杭で行き会う。ふたりは入水して心中をはかるが、十六夜は流されて俳諧師白蓮(実は大盗賊の大寺正兵衛)に助けられ、清心は泳ぎができて死にきれない。清心の前を、事情あって大金を懐に忍ばせた寺小姓の恋塚求女が通りかかり、癪の発作で苦しむところを介抱するうちに大金を押し借りしようと思い、抵抗する求女と揉み合っているうちに求女を殺してしまう。
「しかし、待てよ。今日十六夜が身を投げたのも、
またこの若衆の金を取り殺したことを知ったのは、
お月さまとおればかり。
人間わずか五十年、首尾よくいって十年か二十年がせきの山。
つづれをまとう身の上でも金さえあればできる楽しみ、
同じことならあのように騒いで暮らすが人の徳。
ひとり殺すも千人殺すも、取られる首はたったひとつ。
とても悪事をし出したからは、これからは夜盗家尻切り、
人の物はわが物と栄耀栄華をするのが徳。
こいつぁめったに死なれぬわぇ」
菊五郎はさすがの音羽屋の黙阿弥調。
梅枝さんの求女が匂い立つような若衆ぶり。
【夜の部】
一、楼門五三桐
吉右衛門さんの五右衛門「絶景かな絶景かな」と菊五郎さんの真柴久義「石川や」ぐらいしか台詞がないのに、なんでこんなに豪華なんだろう。This is 歌舞伎、という大道具の絢爛さ。
人間国宝ふたりに、歌昇さん・種之助さんと伸び盛りの若手を配置。
一、文売り
雀右衛門さんが文売りの「喋り」を踊りで表現。
一、隅田川続俤 法界坊
今月ダントツの面白さ。勘三郎さんのシネマ歌舞伎『法界坊』を見損なってしまったので比較ができないが、女に横恋慕するわ、女を殺すわ、金を奪い取ろうとするわ、という小汚くて悪徳な坊主なのにかわいいと思えてしまう。幽霊の宙乗り。そして大喜利の「双面」では法界坊と彼に殺された野分姫というふたりの悪霊が憑いた女を踊り訳で演じる超難しさ。
【昼の部】
一、お江戸みやげ
結城紬の行商人の二人組、時蔵のお辻、又五郎のおゆうが湯島天神参りの茶屋で噂に聞いた宮地芝居で売り込み中の梅枝さん演じる坂東栄紫にのぼせてしまう。締まり屋のお辻は一生一度の恋と思いなし、栄紫が恋仲のお紺(右近)と駆け落ちするために全財産をはたいてしまう。
時蔵のお辻はしっかり者風で、岡惚れして全財産を使い果たすようには見えないけどいい芝居。又五郎さんのおゆうがいいツッコミしていた。梅枝さんの栄紫は凛々しく、お紺はおちゃっぴい。
一、素襖落
一、十六夜清心
鎌倉極楽寺の所化清心は遊女十六夜と恋仲になり、女犯禁止の格ある寺にあるまじき行為を咎められて追放される。十六夜は隙をみて遊郭を脱走し、清心と稲瀬川の百本杭で行き会う。ふたりは入水して心中をはかるが、十六夜は流されて俳諧師白蓮(実は大盗賊の大寺正兵衛)に助けられ、清心は泳ぎができて死にきれない。清心の前を、事情あって大金を懐に忍ばせた寺小姓の恋塚求女が通りかかり、癪の発作で苦しむところを介抱するうちに大金を押し借りしようと思い、抵抗する求女と揉み合っているうちに求女を殺してしまう。
「しかし、待てよ。今日十六夜が身を投げたのも、
またこの若衆の金を取り殺したことを知ったのは、
お月さまとおればかり。
人間わずか五十年、首尾よくいって十年か二十年がせきの山。
つづれをまとう身の上でも金さえあればできる楽しみ、
同じことならあのように騒いで暮らすが人の徳。
ひとり殺すも千人殺すも、取られる首はたったひとつ。
とても悪事をし出したからは、これからは夜盗家尻切り、
人の物はわが物と栄耀栄華をするのが徳。
こいつぁめったに死なれぬわぇ」
菊五郎はさすがの音羽屋の黙阿弥調。
梅枝さんの求女が匂い立つような若衆ぶり。
【夜の部】
一、楼門五三桐
吉右衛門さんの五右衛門「絶景かな絶景かな」と菊五郎さんの真柴久義「石川や」ぐらいしか台詞がないのに、なんでこんなに豪華なんだろう。This is 歌舞伎、という大道具の絢爛さ。
人間国宝ふたりに、歌昇さん・種之助さんと伸び盛りの若手を配置。
一、文売り
雀右衛門さんが文売りの「喋り」を踊りで表現。
一、隅田川続俤 法界坊
今月ダントツの面白さ。勘三郎さんのシネマ歌舞伎『法界坊』を見損なってしまったので比較ができないが、女に横恋慕するわ、女を殺すわ、金を奪い取ろうとするわ、という小汚くて悪徳な坊主なのにかわいいと思えてしまう。幽霊の宙乗り。そして大喜利の「双面」では法界坊と彼に殺された野分姫というふたりの悪霊が憑いた女を踊り訳で演じる超難しさ。
今日は昼夜興行でしたが、夜の部のみチケット確保しました。夜の部、談春が中入り前、志の輔が膝代わりで談志家元音源の直後という豪華なラインナップで、チケット取るの大変でした。
一、新聞記事 小談志
一、片棒 志遊
一、幇間腹 生志 ○
ニンに合ったネタですね。とても楽しかったです。
一、三方一両損 談春 ○
啖呵を聴かせるためのネタ、という。今日は大岡越前守も笑いを起こすお茶目さんでした。
(中入り)
一、家元音源〜漫談 平等論〜
一、猿後家 志の輔 ○
もう大爆笑。
一、鼠穴 里う馬
最後はずっしりと。
一、新聞記事 小談志
一、片棒 志遊
一、幇間腹 生志 ○
ニンに合ったネタですね。とても楽しかったです。
一、三方一両損 談春 ○
啖呵を聴かせるためのネタ、という。今日は大岡越前守も笑いを起こすお茶目さんでした。
(中入り)
一、家元音源〜漫談 平等論〜
一、猿後家 志の輔 ○
もう大爆笑。
一、鼠穴 里う馬
最後はずっしりと。
生前の談志をライブで見たのは柳亭市馬師の『年忘れ市馬集』の後半の歌謡ショー(というか前半の落語はそそくさと切り上げ)のゲストという立場であった。最期に『蜘蛛駕籠』を公演した舞台のチケットを入手していたのだが所用があり、友人にチケットを譲ってしまった。
ので、「談志に間に合わなかった落語ファン」「志ん朝に間に合わなかった落語ファン」だと自認している(歌舞伎の方も「勘三郎・三津五郎・團十郎に間に合わなかった歌舞伎ファン」だ)。
毎年、談志まつりは見るようにしている(一部苦手な落語家がいるので全回通しではないが)。
一、悪質商法だまされ自慢〜安来節〜 平林
真打昇進おめでとうございます。
一、紙入れ 談慶
一、強情灸 キウイ
一、大工調べ ぜん馬
(中入り)
一、家元音源〜狸賽〜
一、蝦蟇の油 談笑
家元はたしか英語版の『蝦蟇の油』が出来たと記憶しています。英語のできる人がちらほらいるため、英語とスペイン語ができる談笑さんにスペイン語版を勧めたと思います。
大学時代に選考した私は、聴きながらゲラゲラ笑ってました。談笑さんスペインや中南米で公演したら受けると思います。
一、Mr. マリック 超魔術
一、芝浜 談四楼 ◎
自民党落語議連発足に立ち会った報告と、談志の思い出を少々。そしてリクエストが多かったので伝説のよみうりホールでかけることは怖れ多くも「くさくない」『芝浜』を。
あっさりとしていて、でも江戸っ子の勝っつぁんと女房の味がよく出ていた逸品でした。
たぶん生で聴いた『芝浜』の中で一番完成度が高かったです。
ので、「談志に間に合わなかった落語ファン」「志ん朝に間に合わなかった落語ファン」だと自認している(歌舞伎の方も「勘三郎・三津五郎・團十郎に間に合わなかった歌舞伎ファン」だ)。
毎年、談志まつりは見るようにしている(一部苦手な落語家がいるので全回通しではないが)。
一、悪質商法だまされ自慢〜安来節〜 平林
真打昇進おめでとうございます。
一、紙入れ 談慶
一、強情灸 キウイ
一、大工調べ ぜん馬
(中入り)
一、家元音源〜狸賽〜
一、蝦蟇の油 談笑
家元はたしか英語版の『蝦蟇の油』が出来たと記憶しています。英語のできる人がちらほらいるため、英語とスペイン語ができる談笑さんにスペイン語版を勧めたと思います。
大学時代に選考した私は、聴きながらゲラゲラ笑ってました。談笑さんスペインや中南米で公演したら受けると思います。
一、Mr. マリック 超魔術
一、芝浜 談四楼 ◎
自民党落語議連発足に立ち会った報告と、談志の思い出を少々。そしてリクエストが多かったので伝説のよみうりホールでかけることは怖れ多くも「くさくない」『芝浜』を。
あっさりとしていて、でも江戸っ子の勝っつぁんと女房の味がよく出ていた逸品でした。
たぶん生で聴いた『芝浜』の中で一番完成度が高かったです。
たまたま辿り着いた記事。
三谷幸喜さんはずるいな 香取慎吾さん「特別な関係」
新作『日本の歴史』に関連したインタビューですが『組!』ファンには見逃せないところが。
香取さんと三谷さんの繋がりの深さを感じさせるインタビュー部分でした。
三谷幸喜さんはずるいな 香取慎吾さん「特別な関係」
新作『日本の歴史』に関連したインタビューですが『組!』ファンには見逃せないところが。
主演した大河ドラマ「新選組!」は、僕の中ではとっても大きい。すっごくつらくて、乗り越えたことが自信になりました。
最初は断ったんです。幼い頃から仕事していて大河を見たこともないし、大変だと聞いていたので。でも三谷さんに、「脚本家として夢の夢なんだ」「香取君じゃなきゃやらない」と言われて、「ずるいなー」と思いながら受けました(笑)。
そのあと、会議室に1対1でノートとペンを渡されて、ホワイトボードに「NHK大河とは」。どれだけ偉大な番組なのか、夢をかなえるからには、知っておいてくれないと困ると。当時、本当にいろいろ話しましたね。
先日稽古場で新選組!の話題になって、三谷さんが「あんなシーンあったじゃないですか」と言うんです。「ちょっと覚えてないです」と答えると、「本当にショックです。もう1回見直してください」「いや、見直すことはないと思います」「じゃあもういいです。『日本の歴史』のことを今後忘れないでいてくれたらいいです」って(笑)。昨日のことも忘れるくらいだし、忘れることができないといけないと思っているんです。次から次にクリアしていきたいので(笑)。
とはいえ、特別な関係です。稽古の後に僕のところに来て、こそっと「次、あのシーンやるとき、本番の気持ちでやってみてください。本気出してください」。そんな会話をいっぱいしてきたから、「なんでそんなこと言うんですか」ということもない。そこまでのやりとりができる仕事をしている人はいないかもしれない。本当に僕のことをよくわかっている人。これからも、僕が見たことのない僕を作ってくれると思います。
新選組!の頃、三谷さんは40代前半。いまの僕と同じくらいなんです。半端じゃない。だからこそ、服のブランドを作ったりアート作品の個展をやったりしていてよかった。負けてないぞ、って思えますから。新しい挑戦ができていることがうれしい。
香取さんと三谷さんの繋がりの深さを感じさせるインタビュー部分でした。
今でも彼らの記録が新たに出てくるところが幕末の面白さ。
近藤勇、ドタバタ上洛だった? 岐阜・各務原市所蔵文書で判明
道場主をやっていたとはいえ、金勘定はあまり得意でない印象が上書きされたエピソードでした。
近藤勇、ドタバタ上洛だった? 岐阜・各務原市所蔵文書で判明
幕末の京都を警護した新選組の前身「浪士組」が、江戸から上洛(じょうらく)する際、中山道鵜沼(うぬま)宿(岐阜県各務原市)で昼食代を少なく支払っていたことが分かった。市が所蔵する当時の文書に関連する記載があった。昼食の手配を担当していたのは、多摩出身で後の新選組局長・近藤勇(一八三四~六八年)。歴史的人物の失態のエピソードとして注目を集めそうだ。 (大山弘)
写真
各務原市歴史民俗資料館の長谷健生学芸員が、鵜沼宿本陣の当主が残した「桜井家文書」から浪士組に関連した記述を確認した。
江戸時代、団体客が宿場を訪れる際の予約や支払いは、本陣が一括して受け付けていた。桜井家文書には予約時の総人数と、宿場の各旅籠(はたご)に入る人数を記した割り振り、浪士組が去った後の会計報告が記されている。
六三(文久三)年、京を目指した浪士組が、中山道五十二番目の宿の鵜沼宿に到着したのは二月十九日。浪士二百三十七人が数軒の旅籠に分かれて昼食を取った。ところが、浪士組は支払いの際、人数を二百二十五人と十二人も少なく申告した。
料理の本来の代金は一人あたり百二十四文。だが、本陣は浪士組が利用した全ての旅籠に対し、一人あたり六文少ない百十八文を配分した。取りはぐれた十二人の代金の合計千四百八十八文を、全旅籠で少しずつ負担したとみられる。
近藤勇=国立国会図書館蔵
写真
百二十四文の価値について、長谷さんは「江戸時代後期は一文が現在の二十~三十円に相当すると言われるが、幕末は貨幣価値の変動が大きく、一概には言えない」と話す。
宿場内でのやりとりは不明だが、長谷さんは「近藤は本庄宿(埼玉県本庄市)でも、浪士の芹沢鴨(かも)の宿の予約を忘れ、激高した芹沢が路上でかがり火をたく騒動を引き起こすなど失態を犯していた。鵜沼宿でも、近藤が不手際をした可能性がある」とみる。
浪士組は結成後、すぐに江戸を出発した。大名の参勤交代など大規模な旅行の際は、旅籠の予約を半年~一年前に済ませるのが通例だった。長谷さんは「近藤は先行きも分からず、混乱していたのかもしれない」とも推測している。
鵜沼宿の歴史を研究する岐阜女子大の辻公子講師は「桜井家文書では、具体的なやりとりが分からないながらも、当時の慌ただしさを感じる要素が多い。他の宿場町にも、浪士組について多くの記録が残っている。詳しく調べれば、歴史の出来事を、これまでとは違う視点から再確認できるだろう」と指摘する。
桜井家文書の浪士組について書かれた部分は、十七日~十二月十六日に各務原市歴史民俗資料館で開く企画展で紹介される。
<浪士組> 江戸幕府第14代将軍・徳川家茂(いえもち)の上洛に合わせ、幕府が将軍警護のために浪士らを集めて結成した武力組織。文久3(1863)年、東海道を上る将軍とは別ルートの中山道から京に向かった。京に入ってから組織は分裂し、芹沢鴨や近藤勇、土方歳三らが壬生(みぶ)浪士組を結成。後に新選組を名乗る。
道場主をやっていたとはいえ、金勘定はあまり得意でない印象が上書きされたエピソードでした。
雲田はるこさんのインタビュー記事見てて、「おっ」と思いました。
ドラマ「昭和元禄落語心中」も大好評 雲田はるこ、マンガ家デビュー10周年
『組!』に出演してる落語家さんって、顔の目立たない山崎丞を演じた桂吉弥さんでしょうか。雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』が『組!』との出会いなくして生まれなかったかも知れないと思うと、感慨深いです。
なんか、落語へのハマリ方が私も似てますし。
インタビューは『昭和元禄落語心中』ファンにお勧めです。やはり八雲師匠のモデルにはあの方が入っているのですね。
ドラマ「昭和元禄落語心中」も大好評 雲田はるこ、マンガ家デビュー10周年
―― そもそも雲田さんが落語にはまるきっかけもドラマだったそうですね。
三谷幸喜さんが脚本を書かれた大河ドラマの『新選組!』(2004年)ですね。出演されていた役者さんの中に落語家さんがいらして、落語会に行ったことがきっかけのひとつでした。『新選組!』を見ながらドラマに描かれていない部分も知りたくなっていろいろ調べるうちに、江戸文化にどんどん興味が湧いて。その頃『タイガー&ドラゴン』(2005年)や『ちりとてちん』(2007年-08年)など落語を描いたドラマも放送されて落語ブームと言われたりしたんですが、私もその時期にまんまとはまりました。そのうちに落語をもっと知りたいから落語のマンガを描きたいなと思うようになったんです。
『組!』に出演してる落語家さんって、顔の目立たない山崎丞を演じた桂吉弥さんでしょうか。雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』が『組!』との出会いなくして生まれなかったかも知れないと思うと、感慨深いです。
なんか、落語へのハマリ方が私も似てますし。
インタビューは『昭和元禄落語心中』ファンにお勧めです。やはり八雲師匠のモデルにはあの方が入っているのですね。
有吉佐和子作。新派の杉村春子が主役のお園を演じてロングラン。玉三郎が歌舞伎で舞台にかけた時、有吉佐和子は鬼籍に入っていた・合掌。
幕末の歴史好きにはツボツボな作品。そして横浜のある遊郭における遊女の自害が大和撫子の鑑として脚色され喧伝されていく様は見事な現代性も感じさせる。
玉三郎さんが演じるお園の演技の凄さ、シネマ歌舞伎ならではのカメラワークでさらに引き立っていました。人のいい場末の芸者(吉原から品川、さらに開港直後の横浜へ流れてきた)。同じように吉原から流れてきた病身の遊女の亀遊を妹のように可愛がり、亀遊が通辞の藤吉と恋仲になるのを陰で応援していたが、その亀遊はアメリカ人商人イリウスに気に入られたと知ると恋がかなわないのを絶望して剃刀で自害してしまう。
亀遊を喪った清吉はアメリカに渡航して医師になることを目指す。残ったお園は、かわら版による亀遊の死の脚色をいぶかいつつも、置屋の主人にそそのかされ、攘夷女郎亀勇の自害の目撃者として講釈師よろしく登楼客に語って聴かせる。攘夷派の儒学者・大橋訥庵の五回忌に門弟たちが集まる座敷に出た時、吉原で訥庵から習ったという歌を披露した時……。
最後の場面。「ひとり残されたお園は、酒をあおりながら、時代の波に翻弄された亀遊や我が身を嘆くのである」。時に慶応三年七月、大政奉還・王政復古から戊辰戦争・新政府成立といったさらなる時代の波が押し寄せてくることを知らず。。
無茶苦茶豪華な共演陣。勘三郎さん、七之助さん、獅童さんなど主要な配役だけでなく、ちょい役の浪士の中に海老蔵さんとか勘太郎(当時)さんがいたり、福助さんとか松也さんとか新悟さんとか唐人口の遊女たちなんか凄いメークで本人とわからないぐらい(きっと喜んで演じたに違いない)。
勘三郎さん三津五郎さんなど鬼籍に入った名優たち、新派に移って河合雪之丞になった春猿さんとか、今では再現できない舞台を見られるシネマ歌舞伎ならでは。
幕末の歴史好きにはツボツボな作品。そして横浜のある遊郭における遊女の自害が大和撫子の鑑として脚色され喧伝されていく様は見事な現代性も感じさせる。
玉三郎さんが演じるお園の演技の凄さ、シネマ歌舞伎ならではのカメラワークでさらに引き立っていました。人のいい場末の芸者(吉原から品川、さらに開港直後の横浜へ流れてきた)。同じように吉原から流れてきた病身の遊女の亀遊を妹のように可愛がり、亀遊が通辞の藤吉と恋仲になるのを陰で応援していたが、その亀遊はアメリカ人商人イリウスに気に入られたと知ると恋がかなわないのを絶望して剃刀で自害してしまう。
亀遊を喪った清吉はアメリカに渡航して医師になることを目指す。残ったお園は、かわら版による亀遊の死の脚色をいぶかいつつも、置屋の主人にそそのかされ、攘夷女郎亀勇の自害の目撃者として講釈師よろしく登楼客に語って聴かせる。攘夷派の儒学者・大橋訥庵の五回忌に門弟たちが集まる座敷に出た時、吉原で訥庵から習ったという歌を披露した時……。
最後の場面。「ひとり残されたお園は、酒をあおりながら、時代の波に翻弄された亀遊や我が身を嘆くのである」。時に慶応三年七月、大政奉還・王政復古から戊辰戦争・新政府成立といったさらなる時代の波が押し寄せてくることを知らず。。
無茶苦茶豪華な共演陣。勘三郎さん、七之助さん、獅童さんなど主要な配役だけでなく、ちょい役の浪士の中に海老蔵さんとか勘太郎(当時)さんがいたり、福助さんとか松也さんとか新悟さんとか唐人口の遊女たちなんか凄いメークで本人とわからないぐらい(きっと喜んで演じたに違いない)。
勘三郎さん三津五郎さんなど鬼籍に入った名優たち、新派に移って河合雪之丞になった春猿さんとか、今では再現できない舞台を見られるシネマ歌舞伎ならでは。
先週、平成中村座を見てきました。『組!』当時は26才だった平助こと中村勘太郎さん(現・中村勘九郎さん)も40才。弟の七之助さん、チビ勘太郎くん、ちび長三郎くんとともに舞台を盛り上げておりました。平助だった頃は颯爽と義経やって似合ったろうと思いますが、チビ勘太郎くんを義経に、弁慶を豪快に演じつつ、勘太郎くんとの立ち回りも息が合ってかっこよく、主人を得て無邪気に笑顔になるところがよかったです。
そして、来年は大河ドラマの主役なんですよね勘九郎さん。歌舞伎の舞台に出られない期間ができてしまうのは歌舞伎ファンとして残念なのですが、『組!』当時、10年後にこの作品の出演者たちは出世しているだろうと言っていた中で出世頭のひとりではないでしょうか。
土方歳三を演じた山本耕史さんは『真田丸』で石田三成を演じましたが、別の作品では右府さま織田信長を演じる予定です。しかも武田観柳斎を演じた八嶋さんがサル羽柴秀吉です。
山本耕史「石田三成から織田信長になった…」『映画刀剣乱舞』キャスト発表にファン混乱!?
『組!』キャストの話題といえば、かっちゃん近藤勇を演じた香取慎吾さんと、滝本捨助を演じた中村獅童さんのエピソードも。
香取慎吾、中村獅童の『新選組!』忘年会エピソード明かす「何度も抱えて運んだ」
左之助を演じたは山本太郎は、『組!』作品世界で日本を飛び出して満州に行きそうな勢いでしたが、中の人も芸能界を飛び出して国会議員になりました。何度か辻立ち聴いていますが、街頭演説のおもしろさわかりやすさは政界でも指折りじゃないかと思います。
そして、来年は大河ドラマの主役なんですよね勘九郎さん。歌舞伎の舞台に出られない期間ができてしまうのは歌舞伎ファンとして残念なのですが、『組!』当時、10年後にこの作品の出演者たちは出世しているだろうと言っていた中で出世頭のひとりではないでしょうか。
土方歳三を演じた山本耕史さんは『真田丸』で石田三成を演じましたが、別の作品では右府さま織田信長を演じる予定です。しかも武田観柳斎を演じた八嶋さんがサル羽柴秀吉です。
山本耕史「石田三成から織田信長になった…」『映画刀剣乱舞』キャスト発表にファン混乱!?
『映画刀剣乱舞』の追加キャストとして山本耕史と八嶋智人の参戦が発表され、ネット上で話題となっている。
刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした初の実写化作品『映画刀剣乱舞』。先日、本作の追加キャストとして山本耕史と八嶋智人の参戦が発表され、ネット上で話題になっている。
■ストーリー
天正十年六月二日、京・本能寺。明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”に、歴史改変の魔の手が迫っていた。燃える寺から信長を逃がし歴史を変える、そんな時間遡行軍の計画は、刀剣男士たちの活躍により打ち砕かれた。
ところが、無事任務を終えて帰還した彼らに届いた「織田信長生存」の一報。本来の歴史に戻すため、刀剣男士たちは織田信長暗殺を目的に再び過去へと出陣するのだった。どうやって信長は生き延びていたのか、怪しい動きをする影、そして立て続けに歴史介入をしてくる時間遡行軍。彼らの本当の狙いに気付いた三日月宗近は…。正しい歴史とは何か。“守るべきもの”を守る戦いが、いま始まる――!
■若手が集まる本作に安心の実力派が参加!
名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした本作。すでに、注目の刀剣男士のキャストには、三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役の椎名鯛造、そして鶯丸役の廣瀬智紀と、舞台を中心に活躍する若手俳優たちが決定している。
そんな中、今回追加キャストとして実力派俳優の2人、山本耕史と八嶋智人の出演も決定。山本さんは、天下統一を狙う織田信長役として安定感のある演技を発揮。八嶋さんは織田信長を支える家臣ながら、後に天下統一を成し遂げる羽柴秀吉役を演じる。
『映画刀剣乱舞』(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
山本さんは「織田信長は初めて演じます。自分がもうそんな年齢になったのかと感慨深い思いでした」と話し、八嶋さんは「我々が知る『歴史』とはいかに表層的であるか。この映画はそう実感させてくれる力強いロマンだ!」と熱く本作をアピールしている。
■これまでも様々な武将に…山本耕史の新たな挑戦に反響
今回の発表で特に話題となっているのが、織田信長役の山本さん。これまでも様々な時代物作品に出演してきた山本さんは、大河ドラマ「新選組!」などでは土方歳三、「平清盛」では藤原頼長、「真田丸」では石田三成。ほかにも、豊臣秀頼、竹中半兵衛、徳川秀忠とたくさんの歴史上の人物に扮してきた。
山本耕史
そんな中、今回初の織田信長役決定にTwitterでは「石田三成から織田信長になった…」「山本耕史は石田三成だろ(真田丸クラスタ)山本耕史は土方歳三だろ(新選組クラスタ)山本耕史は織田信長だろ(刀剣乱舞クラスタ)山本耕史とは一体」「山本耕史さんは石田三成から織田信長になったのか…」「今日の誕生日の人は…土方歳三、いや、石田三成だったかな… …あっ、山本耕史さんだった! と思ったらまさかの織田信長」「え?は?山本耕史は石田三成じゃないん?土方歳三でもあったけど織田信長なん? え?」「山本耕史は土方歳三なのか石田三成なのか織田信長なのか…」とファンも混乱気味の様子だ。
■“刀剣男士”が勢揃い! 本ポスタービジュアル公開
三日月宗近(鈴木さん)ら“刀剣男士”たちが躍動する本ポスタービジュアルも併せて公開! 霧がかった城と炎が描かれており、激しく壮大なストーリーを予感させる。
『映画刀剣乱舞』(C)2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 (C)2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
なお、本作のムビチケカード全9種類を3回に分けて発売することも決定。第1弾は<三日月宗近、日本号、鶯丸>の3人のビジュアルを使用し、11月2日(金)より発売開始となる。
『映画刀剣乱舞』は2019年1月18日(金)より全国にて公開。
『組!』キャストの話題といえば、かっちゃん近藤勇を演じた香取慎吾さんと、滝本捨助を演じた中村獅童さんのエピソードも。
香取慎吾、中村獅童の『新選組!』忘年会エピソード明かす「何度も抱えて運んだ」
現在、AbemaTVで生放送中の『7.2 新しい別の窓 #8』で、「ジャポニスム2018」の広報大使を務め自身の初個展を開いた香取慎吾と、公式企画の1つである「松竹大歌舞伎」に出演した歌舞伎俳優・中村獅童の対談の模様を放送。フランス・パリで共演作『新選組!』の思い出を振り返った。
2004年放送のNHK大河ドラマ『新選組!』で共演して以降、その忘年会で毎年会っているという2人。しかし香取は2016年、獅童は2017年の忘年会に参加できなかったといい、「本当に久しぶりで、まさかパリでこうやって」(香取)、「パリで会えるなんて嬉しい」(獅童)と再会を喜ぶ。
香取によると獅童と共演者の山本耕史は毎回喧嘩しているというが、獅童は「けどすごい仲良くなって。皆さんいまだに仲いいんで嬉しいです」と説明。また、香取が「僕何度も走って追いかけて、床にいる獅童さんを抱えて運んでいったこと何度もありますよ。でも怖い感じではなく、すごい笑顔で『うるせー!離せっ!』みたいな(笑)」とエピソードを明かし、獅童も「そんな時もありましたね」と笑いあった。
▶『7.2 新しい別の窓 #8』は午後5時~夜0時15分まで「AbemaSPECIAL 2」チャンネルにて放送中
左之助を演じたは山本太郎は、『組!』作品世界で日本を飛び出して満州に行きそうな勢いでしたが、中の人も芸能界を飛び出して国会議員になりました。何度か辻立ち聴いていますが、街頭演説のおもしろさわかりやすさは政界でも指折りじゃないかと思います。
3年ぶりに浅草で幕を開けた「平成中村座」
中村屋さん贔屓なもので、平成中村座は昼と夜を二回ずつ確保してしまいました。うち一回目は初日から3日め。
歌舞伎を見始めてすぐに平成中村座を経験していたので、地元の芝居小屋のような感覚になります。十八世中村勘三郎丈を生で見ることができなかったのが残念なのだけど、この空間は勘三郎さんへの愛が詰まっていて、とても温かい気持ちになります。
【昼の部】
一、源平布引滝 実盛物語
イヤホンガイドのサイトからの簡単な紹介。
小万の児太郎さん、葵御膳の新悟さんもポイントポイントでいい姿。亀蔵さん演じる瀬尾の自害のシーンは、トンボがうまく決まったものの、消し幕さんとのタイミングが少々ずれて、身体が動くところが見えちゃいました。
実盛が黒馬に乗って堂々と去る場面は素敵でした……花道すぐ脇の席だっただけにガン見しました。
二、近江のお兼
七さんが暴れ馬を手懐け、布晒を両手でひらひらと宙に舞わせる可愛く力持ちのお兼を踊りました。そうか、勘三郎さんも踊っていたのね。芸幅が広かったんだなぁ勘三郎さんは。
三、江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし
生臭坊主との浮気に血道を上げる女房と、それでも女房を愛する染め物屋の亭主を中心とした、騙し騙されのコミカルな舞台。
今回は扇雀の伊之助に七之助のおきわ。「しつこい蛇のような」と言われる執念の強さ、かいがいしい世話を焼くこまめさ、上方で役者をしていた伊之助の、二面性があるが嫌みではないところが扇雀はうまかった。七之助は浮気に絡め取られて本気になり相手と心中しようとする怖さと、呆けた演技の哀れさ、それでも浮気の虫が止まない業をコミカルかつシリアスに。芝翫の生臭坊主が割とよかった。
【夜の部】
客席にひらひら蛾が舞っていた。前に勘九郎さん七之助さんのトークで、勘三郎さんが時々ハエになって舞台を見に来ているという話をしていたけど、今日は蛾となって戻ってきたのかな、と思ったら……。
一、弥栄芝居賑
江戸の風情を残す中村屋の芝居小屋を舞台後景にして、勘九郎七之助が座元夫婦に、勘太郎長三郎を息子に、扇雀が挨拶の音頭を取り、手締めは芝翫。男伊達と女伊達が花道に並んで浅草ゆかりの土地や風物を織り込んだ連ねの台詞が面白かった。小三郎さんが手首のアンチョコを見ながらもつっかえつっかえだったのが中村屋のファンにはご愛敬で許されるものの少々残念ではあった。
そして芝居はありし日の勘三郎さんの映像。『娘道成寺』や『め組』や『野田版 鼠小僧』や……あれ、中途半端なところで途切れた。少しザワザワしながら、なし崩し的に20分の休憩に。そこに七さんがお顔はそのままで鬘をはずした浴衣姿で、なおちゃんとのりちゃんも引き連れて幕から顔出しして「どうやら父がいたずらしたようで……」と挨拶。
どうやら、あの蛾は本当に勘三郎さんの魂を運んでいたらしい。
二、舞鶴五條橋
扇雀さんの常盤御前と勘太郎くんの九郎義経の場面の後、勘九郎さんの弁慶と勘太郎くんの義経の対決。勘太郎くんがちゃんと芝居してて(歌舞伎座で『団子売』踊りきった時から並々ならぬ技量と度胸があると思ってはいたが)五條橋の対決も見応えがあった。そして勘九郎さん弁慶の薙刀での立ち回り、六方と勇壮な大きな芝居。近くで見られてとてもよかった。主人を得て破顔一笑したところが可愛い。。
三、仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場
今日一番見応えがあった。勘九郎さんの寺坂平右衛門と七之助さんのお軽はそれぞれ、仁左衛門さまと玉三郎さまから教えられたのだろう。勘九郎さんと七之助さんの兄弟ならではのキャッキャッウフフとじゃらつくかわゆさがある。
楽日近くでまた見られるのが楽しみ。
中村屋さん贔屓なもので、平成中村座は昼と夜を二回ずつ確保してしまいました。うち一回目は初日から3日め。
歌舞伎を見始めてすぐに平成中村座を経験していたので、地元の芝居小屋のような感覚になります。十八世中村勘三郎丈を生で見ることができなかったのが残念なのだけど、この空間は勘三郎さんへの愛が詰まっていて、とても温かい気持ちになります。
【昼の部】
一、源平布引滝 実盛物語
イヤホンガイドのサイトからの簡単な紹介。
「義賢最後」(よしかたさいご)の続きです。勘九郎さんの次男、5才の長三郎くんが台詞も振りもついた太郎吉の芝居を長丁場こなします。勘九郎さんの実盛は、颯爽とした生締で理も情もわきまえた武士。亀蔵演じる瀬尾に九郎助夫妻と太郎吉をかばいながら、葵御前の出産をさりげなくサポートし、落とす手はずを整え、太郎吉の将来の仇討ちまで受けとめます。
木曽義賢の身重の妻・葵御前を助ける平家方の斎藤実盛の恩情と心の苦しみのお話し。
家に伝わる源氏の白旗を亡き義賢から預かった小万は、平家方に追われ琵琶湖を泳ぐが、敵方の船に引き上げられる。
引き上げたのは斉藤実盛。
源氏に心をよせる実盛、彼女の腕を切り落として、旗が平家にわたるのを防ぐ。
小万の一念で、腕が握った旗は葵御前の許に。
さて、ここは、琵琶湖のほとり。百姓九郎助の家です。
ここに義賢の側室、葵御前がかくまわれています。
葵御前が産む木曽義賢の子が男子だったら即刻殺せという清盛の命を受けて、斉藤実盛と瀬尾十郎兼氏が検分役としてやってきます。
葵は無事、男子駒王丸を産んでいました。
でも、「産んだのはコレです!」と差し出されたのは、女の片腕!?
実盛が小万の「片腕」を斬った状況を、物語るところが、題名の由縁。一番の歌舞伎クライマックスです。
死んだ小万は、実は、平家の瀬尾十郎の○○!意外な人物関係がすごいドラマチック・・・。
小万の児太郎さん、葵御膳の新悟さんもポイントポイントでいい姿。亀蔵さん演じる瀬尾の自害のシーンは、トンボがうまく決まったものの、消し幕さんとのタイミングが少々ずれて、身体が動くところが見えちゃいました。
実盛が黒馬に乗って堂々と去る場面は素敵でした……花道すぐ脇の席だっただけにガン見しました。
二、近江のお兼
七さんが暴れ馬を手懐け、布晒を両手でひらひらと宙に舞わせる可愛く力持ちのお兼を踊りました。そうか、勘三郎さんも踊っていたのね。芸幅が広かったんだなぁ勘三郎さんは。
三、江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし
生臭坊主との浮気に血道を上げる女房と、それでも女房を愛する染め物屋の亭主を中心とした、騙し騙されのコミカルな舞台。
今回は扇雀の伊之助に七之助のおきわ。「しつこい蛇のような」と言われる執念の強さ、かいがいしい世話を焼くこまめさ、上方で役者をしていた伊之助の、二面性があるが嫌みではないところが扇雀はうまかった。七之助は浮気に絡め取られて本気になり相手と心中しようとする怖さと、呆けた演技の哀れさ、それでも浮気の虫が止まない業をコミカルかつシリアスに。芝翫の生臭坊主が割とよかった。
【夜の部】
客席にひらひら蛾が舞っていた。前に勘九郎さん七之助さんのトークで、勘三郎さんが時々ハエになって舞台を見に来ているという話をしていたけど、今日は蛾となって戻ってきたのかな、と思ったら……。
一、弥栄芝居賑
江戸の風情を残す中村屋の芝居小屋を舞台後景にして、勘九郎七之助が座元夫婦に、勘太郎長三郎を息子に、扇雀が挨拶の音頭を取り、手締めは芝翫。男伊達と女伊達が花道に並んで浅草ゆかりの土地や風物を織り込んだ連ねの台詞が面白かった。小三郎さんが手首のアンチョコを見ながらもつっかえつっかえだったのが中村屋のファンにはご愛敬で許されるものの少々残念ではあった。
そして芝居はありし日の勘三郎さんの映像。『娘道成寺』や『め組』や『野田版 鼠小僧』や……あれ、中途半端なところで途切れた。少しザワザワしながら、なし崩し的に20分の休憩に。そこに七さんがお顔はそのままで鬘をはずした浴衣姿で、なおちゃんとのりちゃんも引き連れて幕から顔出しして「どうやら父がいたずらしたようで……」と挨拶。
どうやら、あの蛾は本当に勘三郎さんの魂を運んでいたらしい。
二、舞鶴五條橋
扇雀さんの常盤御前と勘太郎くんの九郎義経の場面の後、勘九郎さんの弁慶と勘太郎くんの義経の対決。勘太郎くんがちゃんと芝居してて(歌舞伎座で『団子売』踊りきった時から並々ならぬ技量と度胸があると思ってはいたが)五條橋の対決も見応えがあった。そして勘九郎さん弁慶の薙刀での立ち回り、六方と勇壮な大きな芝居。近くで見られてとてもよかった。主人を得て破顔一笑したところが可愛い。。
三、仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場
今日一番見応えがあった。勘九郎さんの寺坂平右衛門と七之助さんのお軽はそれぞれ、仁左衛門さまと玉三郎さまから教えられたのだろう。勘九郎さんと七之助さんの兄弟ならではのキャッキャッウフフとじゃらつくかわゆさがある。
楽日近くでまた見られるのが楽しみ。
新橋演舞場が月一回催している食事付き落語会です。落語は前座+真打ち2席で、その前後に演舞場の厨房新ばしがつくった食事をいただきます。ちょっと品数多めの幕の内弁当に全国各地の酒造が提供する日本酒(今回は1合×2本を隣の人と、5合×2本をテーブル4名とシェアしたので、意外に飲ませていただいた感じでした)が提供されます。
https://www.shinbashi-enbujo.co.jp/contents/rakugo20181030.html
今回は宮城県内最古の蔵元、内ヶ崎酒造さんの提供でした。4本のうち最後に提供された特別純米酒鳳陽源氏は初めてイギリス王室のワインセラーに収蔵された日本酒3種類のうちの一本だそうです。
また、先付けとして出されたのは有機農業をしているOme Farmさんが提供する後関晩生小松菜のお浸しでした。写真撮影忘れましたが、白身魚の塩麹焼きの後に焼きおにぎり鮭茶漬けがあり、食事として十分に満足できました。有機野菜は甘みがあって優しい味でした。
主催者挨拶、Ome Farmさんと内ヶ崎酒造さんの挨拶を前後に挟みましたが、落語会も本格的でした。
テーブルをご一緒した3人組の紳士たちは、毎月この会にいらっしゃる常連さんを中心にしたお仲間さんたち。うちお一人が隣席になったので伺いましたら、一番印象に残っているのが一之輔さんの回だそうです。
一、たらちめ/古今亭まめ菊
菊師は寄席や落語会でちょくちょく聴きますが、独演会は初めてかも知れません。なので一番弟子のまめ菊さんをお見かけしたのも今回が初めてです。口跡も菊之丞さんが若い女性になったらこんな感じかな、という菊之丞さんの落語がちゃんと入っています。少し女性の登場場面を多くしているところが女性落語家らしいアレンジですね。
一、火焔太鼓/古今亭菊之丞
これぞ古今亭、大師匠の志ん生が得意としたネタです。菊之丞さんの落語に出てくる長屋のおかみさんはしっかり者でバリバリ仕事できそうな感じです。
(中入り)
一、幾代餅/古今亭菊之丞
これも古今亭らしいネタ。幾代太夫の古風な感じと、搗き米屋の奉公人清蔵さんの実直な感じがいいです。
後半は抽選会があり、Ome Farmさん提供の有機野菜、内ヶ崎酒造さん提供のグラスや前掛け、菊之丞師匠がサインしたポスターや色紙などがクジ引き賞品として提供されました。
地下食堂はかなり広く、宴会テーブル席で4人掛けが40テーブル、計160人が満席でした。新橋演舞場のお客様だけあって、女性客には季節の着物を着てらっしゃる方も多く見られました。
落語会+食事+酒で9,000円です。落語ファンとしてはかなりハイエンドな落語会だなーと思いますが食事や酒も割高とは感じませんでした。また、大広間の座敷に落語家さんを招き入れた感じで、ホール落語よりも落語家さんとの距離が近く感じられます。
来月は柳亭市馬師匠がゲストで、市馬ファンの私はもうチケット確保してます(^^)。
https://www.shinbashi-enbujo.co.jp/contents/rakugo20181030.html
今回は宮城県内最古の蔵元、内ヶ崎酒造さんの提供でした。4本のうち最後に提供された特別純米酒鳳陽源氏は初めてイギリス王室のワインセラーに収蔵された日本酒3種類のうちの一本だそうです。
また、先付けとして出されたのは有機農業をしているOme Farmさんが提供する後関晩生小松菜のお浸しでした。写真撮影忘れましたが、白身魚の塩麹焼きの後に焼きおにぎり鮭茶漬けがあり、食事として十分に満足できました。有機野菜は甘みがあって優しい味でした。
主催者挨拶、Ome Farmさんと内ヶ崎酒造さんの挨拶を前後に挟みましたが、落語会も本格的でした。
テーブルをご一緒した3人組の紳士たちは、毎月この会にいらっしゃる常連さんを中心にしたお仲間さんたち。うちお一人が隣席になったので伺いましたら、一番印象に残っているのが一之輔さんの回だそうです。
一、たらちめ/古今亭まめ菊
菊師は寄席や落語会でちょくちょく聴きますが、独演会は初めてかも知れません。なので一番弟子のまめ菊さんをお見かけしたのも今回が初めてです。口跡も菊之丞さんが若い女性になったらこんな感じかな、という菊之丞さんの落語がちゃんと入っています。少し女性の登場場面を多くしているところが女性落語家らしいアレンジですね。
一、火焔太鼓/古今亭菊之丞
これぞ古今亭、大師匠の志ん生が得意としたネタです。菊之丞さんの落語に出てくる長屋のおかみさんはしっかり者でバリバリ仕事できそうな感じです。
(中入り)
一、幾代餅/古今亭菊之丞
これも古今亭らしいネタ。幾代太夫の古風な感じと、搗き米屋の奉公人清蔵さんの実直な感じがいいです。
後半は抽選会があり、Ome Farmさん提供の有機野菜、内ヶ崎酒造さん提供のグラスや前掛け、菊之丞師匠がサインしたポスターや色紙などがクジ引き賞品として提供されました。
地下食堂はかなり広く、宴会テーブル席で4人掛けが40テーブル、計160人が満席でした。新橋演舞場のお客様だけあって、女性客には季節の着物を着てらっしゃる方も多く見られました。
落語会+食事+酒で9,000円です。落語ファンとしてはかなりハイエンドな落語会だなーと思いますが食事や酒も割高とは感じませんでした。また、大広間の座敷に落語家さんを招き入れた感じで、ホール落語よりも落語家さんとの距離が近く感じられます。
来月は柳亭市馬師匠がゲストで、市馬ファンの私はもうチケット確保してます(^^)。
カレンダー
| 09 | 2026/10 | 11 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新記事
(08/12)
(07/08)
(06/16)
(06/06)
(04/15)
最新コメント
[12/14 白牡丹(管理人)]
[12/14 ゆーじあむ]
[11/08 白牡丹(管理人)]
[11/07 れい]
[01/21 ゆーじあむ]
[11/15 白牡丹@管理人]
[11/15 ゆーじあむ]
[05/25 長谷川誠二郎]
[07/23 白牡丹@管理人]
[07/23 伊藤哲也]
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
カウンター
プロフィール
HN:
白牡丹
性別:
非公開
自己紹介:
幕末、特に新選組や旧幕府関係者の歴史を追っかけています。連絡先はmariachi*dream.com(*印を@に置き換えてください)にて。
リンク
アクセス解析
Livedoor BlogRoll
本棚
