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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
このblogからリンクさせていただいているbaddreamfancydresserのれいこさんが、昨日の朝日新聞夕刊「三谷幸喜のありふれた生活」のコラムを「三谷さん、またコラムで愚痴る」と紹介されている。

れいこさんによると、新選組の漫画で有名な某女性漫画家が大河ドラマ『新選組!』についてけなしていることを知って凹んでいるそうだ。

某女性漫画家さんがどなたか、白牡丹は見当がついている。その方の作品は白牡丹が新選組と土方さんのファンになるきっかけのひとつとなったし、今でも月刊誌を愛読しているのだけど……その方が以前連載されていた月刊誌のサイトで読者の掲示板への書き込みに対して書かれている内容が「……うーん、ちょっとなぁ(汗)」と思ったことがある。最近つくられた公式サイトにも一回二回は訪れたのだけど、「作品は作品として好きだけど、この方の書かれる文章はなるべく読まないでおこう」と思い、以後、訪れていない。だから、件《くだん》の大河ドラマ『新選組!』批判の文章は直接読んでいない……のだが、ネットの世界は摩訶不思議、回り回って噂が目に入ってきたりする。

プロの創作者はその作品で生活を支えているだけでなく、作品を通じて自分の人生観や世界観をさらけ出してしまうのだから、自分の作品に心血を注ぎ、世に送り出す作品にプライドを賭ける気持ちがあって、当然だろう。でも、他人の作品を批判したり、そのことに無用なエネルギーを使って自分の作品に力が入らなくなったりするところは、作品を愛でる側として見たくない。某女性漫画家さんには、作品そのものの内容で勝負して欲しいと、白牡丹は思う。

最近、堂門冬二氏の講演会に行かれた方から印象に残った氏の言葉をメールでいただいた。「“If、もしも…”ということをふくらませていくのがドラマというもの」「歴史の真実とドラマの真実は違う」……同じ新選組の創作を手がける方でも、大々先輩は含蓄のあることをおっしゃる、と白牡丹は感心した。

白牡丹は、時代ものの創作にリアリティを持たせることができるだけの時代考証は必要だと思うが、創作は創作であり、創作者が伝えたいメッセージのために虚構として膨らませる部分は「あり」だと思う読者・視聴者。だから、史実にどれだけ忠実かという点は気にしつつも、それをもって創作された小説やドラマや漫画の価値が決まるとは思っていない。

三谷さんにも、某女性漫画家さんにも、白牡丹が言いたいことはひとつ。「それぞれの作品でもって勝負して欲しい」……もう、切に願う。そして、その作品のよしあしを評価するのは、読者・視聴者であるべきだと思う。白牡丹はできる限り、良識と、作品とその創作者への敬意を忘れない読者・視聴者でありたいと思う。

最後に、凹んでおられる三谷さんに、心からのエールを送りたい。時々ツッコミ入れてますが、大河ドラマ『新選組!』大好きですよ〜(^^)。

☆★☆★

おやっ、白牡丹が上記のコラムをアップするのとほぼ前後して、野間みつねさんが「野間みつねの『新選組!』日記」にて「応援の声は届きにくいのか」なるコラムをアップされていた。

……ディテールは違うけど、創作者に対する応援メッセージという意味では、気持ちは近いようだ。
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