今日はとりとめなく……断片的に

　たぶん、放送と録画の再生を合わせて7度目の視聴。山南さん追悼のために自分の気持ちをつなぎ合わせたいのだが、今日はダメみたい……8度目の視聴に入りつつ、今日はとりとめもなく、登場人物たちの様々な場面に思ったことを、断片的に書き留めるだけにしておきたい。



近藤さん……最後の場面で土方さんをいたわるように、肩を抱き寄せたところに、じんとした。芹澤鴨さん暗殺や内山彦次郎さん暗殺の場面で厳しい決断をしてきた近藤さんだけど、手を汚してきたのは土方さん(たち)。土方さんが徹底して泥をかぶらせないようにしてきたからそうして来られたのだけど、今回は山南さんに切腹を申しつけ、最期まで見届けるという辛い役割を土方さんと共有した。おそらくは、葛山武八郎の切腹も含めて、土方さんがどういう気持ちで新選組のために鬼の副長でやってきたか、身体と心でわかってしまったからのいたわりではないかと思う。



総司君……自分自身も労咳という死病を抱えているからこそ、屯所に戻って切腹という運命を自ら望んだ山南さんのことが理解できないところに、逆に総司君のやりきれなさがわかった。そして、「どうしてこういうことになるのかな……私の好きな人は、みんな私の刀で死んでいく……私は、私はこんなことのために剣を学んできたんじゃない」というやるせない呟きにも、心が動いた。



武田観柳斎……やはり、あなた、土方さんの「これを飲めば、背が伸びる」という言葉に、土方さんの意図に気づいたようですね。とってつけたような小芝居っぷり、憎めなくなってしまいました(嘆息)。



伊東先生……改めて別項を起こすつもりですが、誠意をもって口にしている言葉がことごとく拒絶される立場って、やはり、傷ついてらっしゃいますよね……。



斎藤さん……葛山武八郎を介錯した時には感情を表に出さなかった斎藤さんが、山南さんの切腹を見届けながら眼をうるうるさせていたのを見て、あんたも不器用だなぁと思いました。



土方さんと山南さんについては、今日はもう、書けません……もう少し、気持ちを整理させてください。