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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
  第38話と第39話を続けて見た。第37話もと思っていたが、昼寝をして時間がなくなったので(汗)、ドラマの流れを考慮して直接の関係が強い第38話と第39話のみとした。



  まずは、気持ちが温かくなる方から。河合さんの助命のために金策しようとして失敗し、号泣する左之助に、おまさちゃんが心を寄せ、ついに結婚。おめでとう……結婚したら「お多福」はどうなるんだろう? 今まで通り営業してくれるのかなぁ??



  それから、新八っつぁんと土方さんの和解。河合さんの切腹を巡って「俺が許さん」と怒鳴り込んだ新八っつぁん、山南さんの切腹が土方さんの心に深い傷を遺していることや、源さんの「近藤さんに誰よりもいて欲しいのは、土方さんだと思いますよ」という言葉に、「鬼の副長」でいなければならない土方さんの孤独を理解したんだろうか。

 三谷さんうまいなーと思うのは、次回予告を見て、それからネタバレの公式サイトの次回予告を見た時。新八っつぁんと斎藤さんが並んでいる場面……この辺りで土方さんと新八っつぁんの対立を収めておかないと、次に続かないですからね(爆)。



  新選組の話と直接には関係ないけど、寺田屋で幕府の捕り方に囲まれた龍馬くんが、負傷の療養先でおりょうさんにプロポーズしたのも、一転して幕府の捕り方に協力した捨助くんが見廻組の佐々木様に奉公人として雇われるようになったのも、前回と今回の展開のつながり。後、近藤さんの広島行きに同行して薩長が結んだと察知した伊東先生が岩倉卿に接触したのも、連続している……すでに山崎さんにバレちゃってますよ、伊東先生(汗)。



  そして、暗い方の話では。すでに多くのブログさんで指摘されているので、さらっと流すけど、同志を自分の手で殺すことに罪悪感を感じ始めて、できるだけ斬らずに済ませたいと思うようになった斎藤さんと、自分の命が残り少ないことを感じて焦りを強める総司くん。



  さらっと流したい、前回の河合さんの切腹で介錯を失敗して新選組に居場所をなくした谷三十郎の、脱走→斬殺。



  えーと、ここからが、日曜日から書こう書こうとしていた部分。誰もが望んでいない河合さんの切腹を経て、新選組は、法度に例外はないという運用を緩めていく。



  前回の河合さんの件と違って、今回は近藤さんがいる。騙されたとは言え、脱走しかけた罪を問われた周平くんが源さんと平助くんの取りなしで命を救われる……河合さんの時も、近藤さんがいたら、こういう展開になったかも知れない。土方さんを責めているのではなく、土方さんは例外なく隊規を当てはめるのが役目、隊規を超えて恩情的な判断をするのが近藤さんの役目、それを崩してしまったら新選組の規律は緩む、という視点から見ているのだけど。

  土方さんが河合さんの切腹を近藤さんにどう報告したのか、それを近藤さんがどう受け止めたのかは、わからない。ちなみに、前回、河合さんが「いつつ数えるまで待っていただけませんか」と願ったことに土方さんが応じたのは、飛脚が着く可能性を信じたというよりは、心ならずも河合さんを切腹に追い込んでしまった土方さんの、迷いを吹っ切って切腹に臨ませてやりたいという贖罪感と恩情の混じった気持ちからだと白牡丹は思う。

  ただ、源さんが前回は土方さんの補佐について検事の立場に身を置く辛さを味わい、今回は命がけで周平くんの命乞いをしたのは、源さんは自分の役割をよくわかっているなぁと思う……土方さんの苦衷もわかるし、近藤さんに期待される役割も器の大きさもわかっている中で、その場その場で自分の役割を果たす苦労人。土方さんに知られたら、土方さんは心ならずも例外をつくれない立場だと知っているからなぁ……。



  そこで気になるのは、斎藤さんが浅野くんを見逃すというイベント。斎藤さんにしてみれば、こんなヘタレを斬っても夢見がますます悪くなるだけで斬るに値しないという気持ちなのかと思う。でも、武士の情けといえば聞こえはいいけど、見逃した浅野くんがこのまま京都から離れてひっそりと身を隠していればいいが、そんなに簡単に行くかなぁ……。

  と思うのは、なんで次回予告で新八っつぁんと斎藤さんが隣り合っている場面が出てくるかを、公式サイトのネタバレ予告で知っているわけで。

  近藤さんと土方さんに、ある意味で一番忠実なワンコ(懐かしい言葉だ^_^;)斎藤くんが、そういう場に引き出されるということは、今回の話からその場面までに何かあったということで。

  ……で、当てずっぽうだが、見逃した浅野くんが金策に走って噂が新選組に届き、斎藤さんが虚偽の報告をしたことで土方さんに問いつめられるという場面を想定している。その場合、浅野くんを斬るのは、斎藤さんでなくて総司くんかも知れない。

  で、次回、近藤さんと土方さんとは少し距離を置いている風の斎藤さんが、Iさんに狙われるわけですな(と、憶測)。



☆★☆★



 あ、ひとつ忘れていた。第38話と第39話のつながりとは関係ないけど、源さんと平助くんと斎藤さんが町中を山南走りをしていたのには、爆笑した……^_^;。



 あと、もうひとつツッコミ。お幸さんと約束していた山崎さん、お幸さんが屯所に駆け込んで倒れた時からずっと、稲荷神社で待っていたんでしょうか……誰か回収してあげてください(爆)。
10/6追記。



いつも拝見しているsabaさんのはてなダイアリー「2004日記」の記事「何で死なないの?死ななきゃいけないの?」が白牡丹の視点とうまく噛み合っているので、ご紹介してトラックバック貼らせていただきます。
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