第16回「一筆啓上、つね様」

……清河八ちゃん、その最期はナレーションだけかっ(汗)。伊原剛志・佐々木さん達に暗殺されるシーンは入れて欲しかったなぁ。オープニングでちらっと解説されただけだから、今後の場面で出てくるかも知れないという一縷の希望はあるのだけど。



山口一改め斎藤一ちゃん、身の上話……「ま、いいじゃないですか、俺の話は」って、トシに似てる口癖^_^;。浪士組に入らないかと誘われて、迷う視線が素敵だ(笑)。ずるずると饂飩を食っている左之助、マイペースだなぁ(笑)。



一方、江戸では、つねちゃんに勇くんから手紙。



只三郎さんの兄、会津藩公用方の手代木直右衛門さん登場。鵜殿さん、「私はねぇ、あの近藤勇という者が大好きでねぇ」って、すっかり勇くん贔屓になっているわ^_^;。



清河八ちゃん、全員連れ帰れという幕府の命に身動き取れず。山岡さんは八ちゃんの同志だけど、幕命に従えと圧力をかける。うーん、幕府が潰れても構わないと前回は啖呵を切っていたけど、やっぱ幕臣だから？　よくわからん。



試衛館組、同志を募る。江戸に帰りたい沖田林太郎さん、やっぱり清河八ちゃんに未練がある(笑)池田徳太郎さん、存在感ありありな粕谷さん。そーか、粕谷さん、水戸で同志の仲間割れとか見て辛い思いをしちゃったんですね。いかにも病弱な阿比留さん、顔から声から、やばそう……大丈夫じゃないよな(汗)。それから八木家の又三郎さん……この人は佐伯又三郎になるのかな、史実では……ヤバそうな奴なんだよな(汗)。



壬生浪士組として増える居候に、はらはらな八木家の面々。源之丞さんに「むしろ喜んでください」と開き直るトシ、美形だ(笑)。「嬉しおす」と吐き捨てる源之丞さん、その経緯を手紙で読み聞かせられて近藤周斎先生「いい人だ……」、頷くふでさんやみつさん……ぷぷっ。



将軍ご上洛の人混みを遠巻きにして、何もできない壬生浪士組ご一行様。「はははっ、惨めなもんだな。世の中とはこういうものだ」と言い捨てる新見さん、格好いいわ^_^;。でもトシは「いけ好かねぇ野郎だ」という感想で^_^;。



お梅さんの身の上を又三郎さんから聞きながら、惹かれるものを感じる鴨さん……ううう、格好いい〜(^^)。



京都に残れたのはいいが、上様のお役に立てないと凹む勇さんを励ます新八っつぁん。これまた、格好いい〜(^^)。



総司君、ひでちゃんことひでじろうに喋り方が「年寄り臭い」「若さがない」とツッコミを入れる^_^;。「もう後に引けなくなっておるのだ」って、喋り方だけでなく、男だと言い張っている自分自身のことだよね。



そして、山南さんとトシは甘味屋さんで鳩首会談……ふたりで汁粉を食うのかい^_^;。山南さん「汁粉代ぐらいはありますから、ご心配なく」と礼儀正しい。トシと山南さんの会話を見る限り、トシが山南さんを嫌っているというわけでは……「多摩の百姓と似てるな」「ちょっと違いますけど」という会話には、トシにはちくっとしたかも知れないけど、「土方さん、それですよ」と、山南さんはトシに敬語^_^;。でも、そのおかげで会津藩に掛け合うという山南さんの知恵が爆発〜(けろこさん、きっと爆発してるでしょうね。後で楽しみにしてますわ)。



さらに、勇くんの提案を突っぱねる只三郎さんに、勇くん大好きな鵜殿さんが大プレッシャー(笑)。うわ〜、苦虫噛みつぶす佐々木只三郎さまも素敵だ(みーはー)。



一転して会津藩ご家中。筒井道隆さん演じる松平容保さまは、白牡丹にはちょっと「茫洋としている感じが、線が細い史実のお写真とちょっと違う〜」と思っているのだが、人の善意を信じてしまいがちなご性格はよく現れている(『王様のレストラン』とキャラ同じじゃん……^_^;)。



そして、上様ご一行に「よっ、征夷大将軍っ」のヤジが飛ぶ。うはは、三谷さん、高杉晋作の史実のエピソードを壬生浪士組ご一行さんとうまく絡ませてくれました(^^)。どし〜、久坂玄瑞に立ち向かって「斬りますか」って、一ちゃん、危ないヤツだ……^_^;。しかし、こんなに危ないヤツに変身したのはいつ……さっきのあの表情は入隊に迷っていたのではないのかっ、斎藤一っ。それとも「近藤さんが俺に声をかけてくれた……」という感激の表情だったのか(爆)……ますますヤバい、斎藤一^_^;。





そして「斬ってもいいぞ」と言い切るトシも、けっこー危ない……^_^;。止め男・桂小五郎が入って来なかったら(一ちゃんに「君は誰だったっけ」と言う桂さん、実は覚えているんじゃないかな……)どうなっていたか。



会津候にお目通りすると聞くと、浪士たちの居候を持てあましている源之丞さん、新調の羽織袴を用意……ぶはは、勇くん、「同じ紋なんです」って、史実のエピソードをうまく加工してますね、三谷さん。そして、容保様に会うまではだらだらしていた鴨さん、容保様に実にカッコイイ挨拶。興奮する勇くんの素直な喜びに対して、「酒は飲む。だがお前とは飲まん」って、冷たいなぁ……多分、世間でいろいろ経験してしまった鴨さんは、素直に喜べないんだろうな。飲み屋でお梅さんと視線を交わす鴨さん、素敵です。絡む池田さんに啖呵を切るお梅さん、助けに入る鴨さん、たぶんこの瞬間にフォーリンラブ……うう、その後のことを思うと切ないラブだけど。



只三郎さん、浪士組に目付役を残すと宣言……どしー、「いい人」殿内かっ。どうして、こんな貧乏籤ばっかり引くんかなぁ、この人は……。そして「お前には苦労させられた。しかし、その心意気は見上げたものである」と、只三郎さんも、勇くん贔屓になる(笑)。「また会いましょう」と同格扱いまでに昇格(どわ〜っ)。



……そーか、林太郎さん、この手紙を持ち帰って来たのね(笑)。その割に、試衛館に残る方々、冷たいのね^_^;。



勇さんからの手紙を抱き締めるつねちゃん、切ないねぇ……京都で亭主がどんなに羽目を外すか知らないだけに……(; ;)。



今回は数日にわたる出来事を、手紙の内容に集約して、大河ドラマ『新選組！』のお約束事である「各回を一日の出来事として描く」というルールにまとめている点、三谷さん、おさすがでございます。



そして次回「はじまりの死」……『新選組！』いよいよ、血なまぐさくなるのですね。