第35話「さらば壬生村」……静かだけど、伏線だらけの回(多分)

　今回は新選組から壬生村に移転するというイベントを描いているけど、次回以降に伏線を張っている回ではないかなぁ。新選組内部のドタバタにも伏線が張られているけど、薩摩と長州の同盟は、未だに形は見えないながらも、ちょっとずつ、進んでいるような気が……たぶん^_^;。



　オープニング前は長州藩内のクーデターと、長州処分を巡る幕府の姿勢と、岩倉具視の浮上について。長州藩の画像、前回の使い回しですね(苦笑)。



　山本敏彦ディレクターの回はテロップが入るというジンクスがあるのですが……地デジでは台風情報、20時からの本放送でも、オープニング、早速テロップ入りました^_^;。地震情報関連かと思ってたけど、今度は選挙結果かい。無責任な市民である白牡丹には、どーでもえぇんだが(爆)。



　新選組の夜回り、久しぶりにお仕事している光景(笑)。

　捨助くんと、長州藩士仙波甲太郎の待ち合わせ。うどん屋、山崎さんじゃないかと思っていたのだが、ツユの入っていないうどんを出した時点で山崎さんではないとわかった(笑)。山崎さんだったら、そんなヘマな変装をしないからね。

　そーか、桂さんの変装か。桂さん、長州に帰ることになったと宣言。……しかし、ツユの入っていないうどんで、そんなに稼げるもんかね(苦笑)。

　桂さん、「捨助さん」でなくて、「お前」呼ばわり。やっぱり、メッキがはげましたかね(^^ゞ。



　そこに踏み込んだ新選組。武田さん、斎藤さん、松原さん他。新選組らしい追跡シーン。捨助くんは、相変わらず顔を隠してますね。すっかり「天狗」の通り名が有名に^_^;。

　捨助くん、必死の反撃。武田さんを追い詰める……勢い余って飛んだ刀が、斎藤さんのすぐ傍に。

「……できる」

　ひゃははははっ(爆笑)、斎藤さん、勘違いですってば。だって、捨助なんですよ〜(爆)。

　松原さんに討たれる仙波甲太郎。今際の際に、桂さんからもらった新婚祝いの金を松原さんに預ける……ああ、松原さんも人がいいからなぁ……(嘆息)。

　腹を斬られてすぐに絶息するかどうかってツッコミは、なしでお願いします〜。



　場面変わって西本願寺。引っ越し作業を仕切る平助くん、役に立たないというか、何となくサボってる浅野くん^_^;。

　幹部隊士たちは、西本願寺のお坊様たちにご挨拶。伊東先生、蘊蓄炸裂。「一文字の茶碗」に爆笑……中の人、古伊万里とか集めているって聞いてたもんで(笑)。

　引っ越しの挨拶に配る手拭いについて裁可を求める河合さん、この人の芝居はいつも笑える……局長、安い方でいいのね^_^;。まぁ、引っ越しには何かと金がかかりますから。

　谷長男、弟の周平くんが平隊士扱いであることにクレーム……ああ、局長は雑事も大変だ。



　松原さん、仙波さん宅にて、ご新造さんのお初さんにご挨拶。

　子母澤寛の『壬生心中』では松原さんがなかなか自分で斬ったと言えなかったという設定だけど、三谷さん脚本の『新選組！』で甲本さんが演じる松原さんは、最初から言っちゃうんだよな。

「はよ出てって」と追い返されましたが……。



　八木邸での引っ越し風景。仲良さそうに、ひでちゃんと総司君が荷造り。

　八木夫妻、特におまささんに、ひでちゃんと総司君を別れさせたいという話で……土方さん、辛いですねぇ。「ひでちゃん」とか「おひでちゃん」とか、可愛い呼び方だなぁ。

　土方さん、今回の放映分は、特に美肌(^^)と美男ぶりが目立つんだよなぁ……^_^;。

　うわ、またテロップが入った〜(泣)。

　ひでちゃんに、総司君の命が長くないこと、限られた命を剣士として生かしてやりたいと、説得する土方さん。辛い役目ですねぇ……。



　お幸さんの住む別宅でも掃除をしている源さん(苦笑)。

「土方先生は、ほんに近藤先生のことが好きなんやなぁ。ちょっと妬けます」

　……初めに見た時には爆笑したぞ(笑)。

　挨拶に来る永倉新八っつぁんと左之助。源さん、場の空気を察して場を外す。荒れるかと思えば、実は新八っつぁん、小常さんことおそのさんを挨拶させるために来ていた。

　会話に山南さんが出てくるのが、ちょっと嬉しかったりして。

　おそのさん、芸者姿していた時より美人……あの時は、口紅が歪んでたからなぁ(苦笑)。

　触発されて左之助「そうだ……当たって砕けろだよ」近藤さん「……何回砕けたと思ってんだ」このツッコミがたまらない(爆笑)。



　そして、「桜散る〜」と大泣きな左之助(苦笑)。



　周平君の肩に、桜散る……左之助のベッドの下なのね。

　ああっ、逆L字のテロップが入ってしまった……(滝汗)。山本ディレクター、つくづくテロップに祟られてますわ^_^;。

　そして源さん、腰痛をでっち上げ、「局長は、お前の話の前に3度、養子話を断っている」と嘘をつく。「井上源三郎、嘘をつきました……内緒だよ」って、源さん、いい人だなぁ……。



　壬生寺。ひでちゃんと総司君。西本願寺に移ったらもう会わないと宣言する、ひでちゃん……辛いよなぁ、相手のためを思って別れるなんて……。

「そうだよね……いい、きっかけかも知れないな」

　そう言う総司君も、辛いよね。

「証が欲しいの」

「証？」

「沖田さんが、うちにおったって証」

　……おーい、総司君、その後何したんですか〜^_^;←野暮。

　それにしても、逆L字のテロップ入りまくりですなぁ……(汗)。



　寺田屋。お登勢さんが捨助くんを無理矢理起こす。あ〜っ、桂さんから預かったハタキを折っちゃった……ということは(笑)。



　太宰府で密談する中岡慎太郎と龍馬君。長州と薩摩を結びつけられるかどうか、画策中。「早いがぜよ〜」って、慎太郎君も結構キャラが面白い。



　岩倉村に出向いて預かり物を届ける捨助君。ぶはは、岩倉公、用人としか思えない胡散臭さ(笑)。

　捨助くん、新品のハタキ(笑)を岩倉公に渡す。西郷どん、ハタキの故事を語る……捨助くん、次はオリジナルのハタキを持ってくるんでしょうね。

「あほくさ」って、岩倉公、胡散臭さが気持ちいい……(笑)。



　御所。孝明帝と容保公。

　容保公と近藤さんについて「あっぱれじゃ」と、孝明帝。史実では、孝明帝が近藤さんのことを話題に出したかどうかとは思うけど。



　西本願寺。武田さんと谷長男が焚きつけて、近藤さんがお幸さんを呼びにいくハメに。

「深雪太夫の時は、皆さんと会うのが仕事でした……はれやかな場に出るのは、うちの役目やない。そんなことしたら、つねさんに申し訳が立ちません」

　なかなか賢いお幸さんです。

　代わりに、三つ違いの妹と生き別れになった経緯を話すお幸さん。

　新選組監察を使って妹を捜すと約束した近藤さん……「あなたのために探すのではなく、私のために探すのです」って^_^;、立派な公私混同ですよっ(汗)。



　翌朝、八木さんたち夫妻に別れの挨拶。

「気ぃが向いたら、また挨拶しよって」

「ありがとうございましたっ」と頭を下げる一同。特に総司君とひでちゃんには万感の思いが。

　為三郎くん、近藤さんに「さいなら」と気の抜けたご挨拶(苦笑)……でも、ちゃんと日記に備忘録を書いてるんだ、えらいえらい。近藤さんはパラっと見ただけだけど、白牡丹は、鴨さんたち暗殺の一夜をどう記録したのか、すごーく気にかかるぞー^_^;。

　八木邸での日々を振り返る近藤さん。久さんの姿とか、梅さんの声とか、すごーく懐かしい。相撲興行とか、八月十八日の政変に握ったお握りとか、池田屋事件に向かって背中を押してくれた源之丞さんとか、逆さ箒をしたお久さんとか……。



　次回は「対決見廻組」。伊東先生のセリフが気にかかるなぁ……。



　「新選組を行く」は、何と吉村貫一郎……(汗)。浅田次郎氏の小説がなかったら、こんなにクローズアップされなかったろうなぁ……いや、別に反感持っているわけじゃないけど、他にもクローズアップする隊士はいるかなぁと思っただけです(^^ゞ。