新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
何度見ても、流山での近藤さん・土方さんの別れの抱擁と、加納さん・近藤さん対面の場面が心に沁みる第48回「流山」。ふと思い出して、手持ちの司馬遼太郎原作・結束信二脚本・河野寿一監督のNET『新選組血風録』のビデオ、第25話を確認したら、やはり「流山」というタイトルだった……この地名を聞くたびに、涙出そう。
『新選組!』を見るまでは、栗塚旭さんが土方さんを演じている『新選組血風録』と『燃えよ剣』が白牡丹のデフォルト映像だったわけで(あと、『白虎隊』も好き)。司馬遼太郎作品というよりは、激動の時代に生きる市井の人々の哀感も描いている結束信二さんの脚本で描かれる世界が好きだという、ちょっと含みのあるファンです^_^;。
ただ、結束信二さんのファンではあるのだけど、『新選組血風録』『燃えよ剣』で二度に渡って描かれた流山永訣の場面が、今ひとつ泣けなかったのでした。その理由のひとつは、司馬さんの原作で既に近藤さんが、京都で活躍した俺は俺であって俺でなかったような気がする、という言葉で、土方さんが近藤さんを奉ってつくりあげてきた新選組と自分を否定する台詞が、余りにも残酷だったからかも知れません……その台詞を取り上げざるを得ない結束さんの描き方も、まぁ原作つきであれば仕方ないのですが、この場面でそれはキツイと白牡丹は何度も凹みました。
そして、土方さんを置いて清々しく投降する近藤さんに向かって、「近藤〜っ」と叫ぶのが、白牡丹的には、違和感がありました。ずっと「近藤さん」と呼んできたのが、この場面で「近藤」と呼ぶのは、対等のパートナーシップの表現なのかも知れないけど、何か違うな、と。
……前置きが長くて、すみません。今回の『新選組!』における、近藤さんと土方さんの永訣の場面、抱擁の場面を見て、長年の違和感が解けたような気がしました。
甘々かも知れないけど、私は、土方さんに「かっちゃん」って呼びかけて欲しかったんだなぁ……。そして、祈るように見送って欲しかったんだよな。
甘々かも知れないけど、私は、近藤さんに京都での自分を満足だったと言って、土方さんに感謝して去って欲しかったんだよなぁ……。そして、もしもの時を覚悟しながらも、土方さんに思いを込めて別れて欲しかったんだな。
三谷さん、ありがとうございます……辛い場面だったけど、長年の「何か、違う……」という思いが、解きほぐれた気がしました。
sensimillaさんの「渾身猫パンチ」12月6日の記事に、触発されての一文です。
『新選組!』を見るまでは、栗塚旭さんが土方さんを演じている『新選組血風録』と『燃えよ剣』が白牡丹のデフォルト映像だったわけで(あと、『白虎隊』も好き)。司馬遼太郎作品というよりは、激動の時代に生きる市井の人々の哀感も描いている結束信二さんの脚本で描かれる世界が好きだという、ちょっと含みのあるファンです^_^;。
ただ、結束信二さんのファンではあるのだけど、『新選組血風録』『燃えよ剣』で二度に渡って描かれた流山永訣の場面が、今ひとつ泣けなかったのでした。その理由のひとつは、司馬さんの原作で既に近藤さんが、京都で活躍した俺は俺であって俺でなかったような気がする、という言葉で、土方さんが近藤さんを奉ってつくりあげてきた新選組と自分を否定する台詞が、余りにも残酷だったからかも知れません……その台詞を取り上げざるを得ない結束さんの描き方も、まぁ原作つきであれば仕方ないのですが、この場面でそれはキツイと白牡丹は何度も凹みました。
そして、土方さんを置いて清々しく投降する近藤さんに向かって、「近藤〜っ」と叫ぶのが、白牡丹的には、違和感がありました。ずっと「近藤さん」と呼んできたのが、この場面で「近藤」と呼ぶのは、対等のパートナーシップの表現なのかも知れないけど、何か違うな、と。
……前置きが長くて、すみません。今回の『新選組!』における、近藤さんと土方さんの永訣の場面、抱擁の場面を見て、長年の違和感が解けたような気がしました。
甘々かも知れないけど、私は、土方さんに「かっちゃん」って呼びかけて欲しかったんだなぁ……。そして、祈るように見送って欲しかったんだよな。
甘々かも知れないけど、私は、近藤さんに京都での自分を満足だったと言って、土方さんに感謝して去って欲しかったんだよなぁ……。そして、もしもの時を覚悟しながらも、土方さんに思いを込めて別れて欲しかったんだな。
三谷さん、ありがとうございます……辛い場面だったけど、長年の「何か、違う……」という思いが、解きほぐれた気がしました。
sensimillaさんの「渾身猫パンチ」12月6日の記事に、触発されての一文です。
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