新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
確かに記憶に残っているのに、どの回だか思い出せない……平助くんが近藤さんに自分の出自を紹介するところ。で、よくよく考えてみたら、第9話「すべてはこの手紙」を録画再生するのを忘れていた(爆)。
……ということで、番号も「3.5」として、「すべてはこの手紙」を再録したい。近藤さんにとっては自分の出自がネックとなって講武所の教授方採用見習いの話が流れた前後に、けっこう育ちが良いかも知れない平助くんの出自語り。
3.5 第9話「すべてはこの手紙」〜「私は、自分の父を知りません」〜
「旗本が百姓に剣術を教わる。悪い冗談だ」と苦笑する松平チカちゃんによって、近藤さんの講武所教授方見習い採用の話が流れる。かなり乱暴に門前払いを喰らって、近藤さんには忘れられない挫折の経験に……。
失意の近藤さんを気遣う平助くん。この辺りにも、後に近藤さんに「人の心の痛みがわかる」と評される平助くんの人柄が感じられる。
「明日とりあえずまた来てみるか。くれぐれもこのことは、道場のみんなには内緒で」
「……はい」
龍馬くんに誘われて、勝海舟の自宅に赴く近藤さんと平助くん。
「これ、これこれこれ。これが、わしらがすみゆう地球ぜよ」
「意味がわからない」という近藤さん。平助くんも目を白黒。
勝海舟が来て喋ることがますますわからず、きょときょとする平助くん。シャンペンを口にして、ぶっと吹き出す(笑)。
さらに佐久間象山先生が登場。相変わらず我が道を行く象山先生に、平助くんは緊張。
勝海舟から講武所教授方見習いの話が流れた事情を推測として語られて、再び講武所に来る近藤さんと平助くんは、使用人たちに地べたに押さえつけられるという屈辱的な体験。
「私は武士です!」と近藤さん。
「お主は武士ではない。かなわぬ思いは捨てることだ」と佐々木様。
それを辛そうに聞く平助くん。
場面変わって、やくざな連中が茶碗にさいころを転がして挙げ句の果てには喧嘩するような、場末の店。
「世の中、間違っています。出が百姓のどこがいけないんです」と平助くん、松平主税介に門前払いされた怒りをぶちまける。
近藤さんに握り飯を渡される平助くん。
「生まれは?」と、近藤さん。
「いや、私の話は……」と、言葉を濁す平助くん。
「そう言えば、聞いていなかった。故郷《くに》は?」
「伊勢の、津です……」
礼儀正しく答える平助くん。思い切ったように、語り始める。
「私は、自分の父を知りません。死んだ母が城の奥女中を務めていた時、お殿様に見初められ、その時身ごもったのが私だと、よく言っていました」
「ということは、お父上は……」
「伊勢、津藩、十一代目藩主藤堂和泉守高猷《たかゆき》」
「むちゃくちゃえらいじゃないか」
びっくりする近藤さん。
「本当かどうか、よくわからないんですが」
謙遜する平助くん。近藤さんが出自のために講武所教授方採用の話を蹴られたことを思い出す。
「あ、忘れてください。いうんじゃなかった」
「よろしかったらどうぞ」と、さらに握り飯を差し出す近藤さん。
「あ、先生……あ、あれっ」……あ、そーか、その時に新八っつぁんがアルバイトしていたのが見えちゃったんだ^_^;。
「永倉さんではないですか……何してるんでしょう」
「人にはそれぞれ他人には言えない一面があるんだ」と、近藤さん。
☆★☆★
身分高い父親を持ったかどうか、確証がないままに両親との縁が薄かった平助くん、苦労したのか、出自を鼻にかけるところもないし、人に対する気遣いが滲み出ているなぁ……ただ、こういう人は、肉親の縁が薄いだけに、愛されることにかなり強い欲求を持っている可能性がある。
……ということで、番号も「3.5」として、「すべてはこの手紙」を再録したい。近藤さんにとっては自分の出自がネックとなって講武所の教授方採用見習いの話が流れた前後に、けっこう育ちが良いかも知れない平助くんの出自語り。
3.5 第9話「すべてはこの手紙」〜「私は、自分の父を知りません」〜
「旗本が百姓に剣術を教わる。悪い冗談だ」と苦笑する松平チカちゃんによって、近藤さんの講武所教授方見習い採用の話が流れる。かなり乱暴に門前払いを喰らって、近藤さんには忘れられない挫折の経験に……。
失意の近藤さんを気遣う平助くん。この辺りにも、後に近藤さんに「人の心の痛みがわかる」と評される平助くんの人柄が感じられる。
「明日とりあえずまた来てみるか。くれぐれもこのことは、道場のみんなには内緒で」
「……はい」
龍馬くんに誘われて、勝海舟の自宅に赴く近藤さんと平助くん。
「これ、これこれこれ。これが、わしらがすみゆう地球ぜよ」
「意味がわからない」という近藤さん。平助くんも目を白黒。
勝海舟が来て喋ることがますますわからず、きょときょとする平助くん。シャンペンを口にして、ぶっと吹き出す(笑)。
さらに佐久間象山先生が登場。相変わらず我が道を行く象山先生に、平助くんは緊張。
勝海舟から講武所教授方見習いの話が流れた事情を推測として語られて、再び講武所に来る近藤さんと平助くんは、使用人たちに地べたに押さえつけられるという屈辱的な体験。
「私は武士です!」と近藤さん。
「お主は武士ではない。かなわぬ思いは捨てることだ」と佐々木様。
それを辛そうに聞く平助くん。
場面変わって、やくざな連中が茶碗にさいころを転がして挙げ句の果てには喧嘩するような、場末の店。
「世の中、間違っています。出が百姓のどこがいけないんです」と平助くん、松平主税介に門前払いされた怒りをぶちまける。
近藤さんに握り飯を渡される平助くん。
「生まれは?」と、近藤さん。
「いや、私の話は……」と、言葉を濁す平助くん。
「そう言えば、聞いていなかった。故郷《くに》は?」
「伊勢の、津です……」
礼儀正しく答える平助くん。思い切ったように、語り始める。
「私は、自分の父を知りません。死んだ母が城の奥女中を務めていた時、お殿様に見初められ、その時身ごもったのが私だと、よく言っていました」
「ということは、お父上は……」
「伊勢、津藩、十一代目藩主藤堂和泉守高猷《たかゆき》」
「むちゃくちゃえらいじゃないか」
びっくりする近藤さん。
「本当かどうか、よくわからないんですが」
謙遜する平助くん。近藤さんが出自のために講武所教授方採用の話を蹴られたことを思い出す。
「あ、忘れてください。いうんじゃなかった」
「よろしかったらどうぞ」と、さらに握り飯を差し出す近藤さん。
「あ、先生……あ、あれっ」……あ、そーか、その時に新八っつぁんがアルバイトしていたのが見えちゃったんだ^_^;。
「永倉さんではないですか……何してるんでしょう」
「人にはそれぞれ他人には言えない一面があるんだ」と、近藤さん。
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身分高い父親を持ったかどうか、確証がないままに両親との縁が薄かった平助くん、苦労したのか、出自を鼻にかけるところもないし、人に対する気遣いが滲み出ているなぁ……ただ、こういう人は、肉親の縁が薄いだけに、愛されることにかなり強い欲求を持っている可能性がある。
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