6月11日〜13日の幕末関係ニュース

　恒例の幕末関係ニュース、今日も地域ニュース以外の記事を含んでいます。



青森

むつで川島雄三偲ぶ「雄三忌」

　「むつ市出身の映画監督・川島雄三の四十三回目の命日に当たる十一日、同市新町の徳玄寺で「雄三忌」墓前祭がしめやかに行われた」……代表作に『幕末太陽伝』があります。



兵庫

兵庫の匠：

桐箱職人・飯田一男さん　納得いくまで挑戦　／兵庫

　シーボルト・コレクションの麦わら細工復元に挑戦しているそうで、続報が楽しみです。



福井

足羽山あじさいふれあいハイキング：

足羽山周辺散策、市民ら国際交流−−福井　／福井

　「参加者たちは、幕末期に名歌を残した歌人、橘曙覧の記念文学館で短歌を作ったり」……この記念文学館は最近もニュースになりましたね。



コラム

紀行「鎖国」を解く（47）──「産業革命」（８）

　連載記事の47回目。米本位制の幕藩経済が崩れてきた時代に関する、とても興味のある記事ですが、過去記事を全部掘るのは今回諦めました(涙)。

　幕末に関する記述は「幕末まで絶えなかったことを考えると、生産者自身が市場参加を求める農民運動は、経済発展に体制を揺るがす力があることを見せつける」というところ。

　機会があれば、全記事を通して読みたいと思います。



ブックレビュー

【文庫プロムナード】『徳川四百年の内緒話　ライバル敵将篇』

　「田安徳川家第十一代当主の著者が、戦国時代の武将や幕末維新の英傑など徳川家の“好敵手”の面白い話をまとめた」とのことで、維新後に徳川家を継いだ田安徳川家の方がまとめたという点が注目かと。紹介されている内容は、割とよく知られたエピソードのような気がしますが……。

今週の本棚：

川本三郎・評　『信時潔』＝新保〓司・著

　評伝で取り上げられている信時潔は「海ゆかば」の作曲者だとのことで、幕末・維新期の方ではないですが、「信時潔の父は意外なことに、明治のキリスト者だったという。幕末、若き日には、尊王攘夷の心を強く持ったが、明治に入って、キリスト教に惹かれた。いわゆるサムライ・クリスチャンだった」という紹介があります。