7月26日の幕末関係ニュース

　今日引っかけた記事は2件、うち1件はコラム。



青森

八戸三社大祭の｢笠鉾｣現存/来年以降に復元（2005/07/26）

　「八十年以上前に八戸三社大祭から姿を消し、すでに焼失していたと思われていた八日町の笠鉾（かさほこ）の一部が、八戸市内丸の法霊山おがみ神社に所蔵されていることが二十五日までに分かった」というニュース。

　幕末関係の記述は、ひとつに、「笠鉾は、三社大祭の原点である法霊の神輿（みこし）行列が始まった一七二一（享保六）年から出ており、幕末になると三日町と八日町が一基ずつ出していた」というところにありますが、もうひとつ「今回見つかったのは亀のほか、「八日町」と書かれた四角の町印、赤色の幕などで、笠鉾の上部と思われる。箱には『物屋仲間持　嘉永六（一八五三）年丑七月吉日』とあり、今回神社に寄贈した河内屋など造酒業組合が中心となって、幕末に新調したものであると分かる」　との記述も。今回発見された笠鉾は幕末生まれなんですね。



コラム

国会ＮＯＷ：都議選後の「監視」が大事　地震対策

　「そういえば幕末の近藤勇や土方歳三は新宿までどころか、そのはるか先の多摩まで歩いて往復したんだなあ、と。天然理心流の試衛館道場は四谷３丁目から近い市ケ谷柳町あたりにあったそうだから、思い出したのである。土方がものすごい速度で歩くので『鬼脚』だったと書いている小説もあった（中場利一『バラガキ』。講談社文庫）。昔は基本的にそれしかなかった」……ご紹介いただけるのはとても嬉しい。『バラガキ』は新選組を取り上げた小説の中でも大好きなものの一本なので。

　でも、あくまでも、「小説」で「史実」と認定された話ぢゃないですから、そこのところよろしく〜^_^;。