忍者ブログ
新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 ブログのサイドバーにあるリンク集を編集して、「野間みつねの『新選組!』日記」も追加しました。白牡丹の親友、野間みつねさんのサイト「千美生の里Web版」のリンク規定ではトップページにリンクを貼って欲しいそうですが、これ自体独立したコンテンツであること、みつねさんがこの「『新選組!』日記」のURLをこれから変更する可能性は低いこと(笑)を鑑み、直接リンク貼らせていただきますね。



☆★☆★



その日記に、「第38回『ある隊士の切腹』」ご感想がアップされたので、例によってご紹介をば。



すでに第39回「将軍、死す」を見てしまった白牡丹は、さかのぼって河合さんの処断について割り切れない・やるせない気持ちをますます深めているのだが、この書き出しには、なるほどなと思った↓。
唐突だが、今回の“処断”の描かれ方には、成程、と思った。

 これも、ひとつの解釈なのかなと。

 新選組の内部処断史(……という表現も何だが)を眺めていると、命を失うことになる隊規違背者の質が大きく違ってくるのは伊東甲子太郎達の分離以後なのだが、それ以前にも、小さな変化がある気がするのだ。

 あくまでも私の印象ではあるが……“士道不覚悟”を咎められて処断されたのは、現時点で入手出来る記録から眺める限り、河合耆三郎以後は、およそ一年後、取り決めに反して幹部隊士でもないのに妾宅を構えていた上に妾の間男に斬り付けられるという不面目を重ねてしまった田内知だけではないかと思えるのだ。

 それ以外の処断対象者は、殆どが脱走者。

 ちょっと飛ばして、再び引用↓。
……もしかしたら今回の物語は、その事実に対する三谷さんなりの解釈だったのかもしれない、と、私は感じている。隊の中の誰からも望まれない死、掟ゆえと思ってみても救いようのない死を彼らに経験させることで、その後の処断の有り様《よう》が微妙に変わってゆく理由にするのではないか、と。

……なるほど。



第39回を見て、この指摘を読んで、なるほど、斎藤さんが脱走する浅野くんを見逃したり、近藤さんが周平くんを養子縁組の解消だけで許したりする、そのきっかけとして誰ひとりとして割り切れない河合さんの切腹というイベントを、三谷さんは用意したのだ……と、膝を打つこと、しきり。死んでゆく登場人物の死のひとつひとつがおろそかにならない三谷流の伏線だったのですね←気づくのが遅い(^^ゞ。



 そして、みつねさんが恋する登場人物、伊東先生についても、鋭い目を向けています。
今回、局内の人間としては最も傍観者的に冷厳な観察者として振る舞っていた、伊東甲子太郎。

 でも……今回の河合耆三郎処断の元凶は、ある意味では、実は、彼(苦笑)。

 伊東さんさえいなければ、武田さんも、そして多分土方さんも、この時期に西洋の軍学書を手に入れようなどとは思わなかっただろう。武田さんの無理押しの隊費借用も発生しなかっただろうし、土方さんが隊費不算について調べようとも思わなかっただろう。

 本文では、白牡丹もまだ割り切れていない、なぜ河合耆三郎が切腹しなければならなかったのか、という点を中心に分析。そして、武田観柳斎、伊東先生を取り上げています。ここは、ぜひ、本文にてご覧あれ。
PR
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新コメント
[12/14 白牡丹(管理人)]
[12/14 ゆーじあむ]
[11/08 白牡丹(管理人)]
[11/07 れい]
[01/21 ゆーじあむ]
[11/15 白牡丹@管理人]
[11/15 ゆーじあむ]
[05/25 長谷川誠二郎]
[07/23 白牡丹@管理人]
[07/23 伊藤哲也]
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
プロフィール
HN:
白牡丹
性別:
非公開
自己紹介:
幕末、特に新選組や旧幕府関係者の歴史を追っかけています。連絡先はmariachi*dream.com(*印を@に置き換えてください)にて。
バーコード
Livedoor BlogRoll
本棚
Copyright ©  -- 白牡丹のつぶやき --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by White Board

忍者ブログ  /  [PR]