今日はまだ、第32話を深掘りできませんが

　土方vs山南の対立が修復できないところまで展開してしまった第32話では、白牡丹が得意とする分析は、逆に難しいです。土方さんの山南さんへの片思いは、ドラマでわかり過ぎるくらい表現されてしまったので、今さら分析するほどのことはないし。

　後に残っているのは、山南さんの心理分析ですかね……でも、まだ、消化しきれてません……はぁ〜(嘆息)。

　というわけで、今回は、いろいろMyClipに入れたあちこちのブログさんからの感想も読んでいるのですが、トラックバックしてくれた「くさってもブラピ」かめむしこさんのご感想「敗北者」に思うところを書かせていただきたい。

「夜の女王」さんブログ「だんだら通信」のご感想を引用しながらの、一言。

「最初から山南さんにあんな冷たい仕打ちをしなくったって・・・」と「思えてしまう。」のが問題だと思います。

反則ですが、第33話でのスタパでの収録場面を知ってしまった白牡丹は、次回でその理由というか経緯が明らかにされると知っています。
その時にまた詳しく語ろうとは思ってますが、思っていることの半分以下しか言わない、そういうところが不器用なんだけどお互いを実は思い合っている、という、土方さんと山南さんのミッシングリングが、第33話にして(涙)明らかになるはずです。

こんなにも簡単に脱走を打ちあけ、脱走の手助けを頼めるぐらいなら、山南さんにはまだ充分隊内に居場所があったのでは？と思えてしまいます。脱走後に「悩んでいたようだ」等、源さんたちが言いますが、気づいていても相談に乗れない、きっと山南さんは話してくれないだろうという、まさに「山南自身も気づかない地雷」を表現していたはずなのに・・・。

ここは、白牡丹も最初の数回に見た時には疑問を感じました。
でも……山南さんファンにはおそらく相当に辛い言葉ですが、もうすでに山南さんの緩慢な切腹の儀式が脱走の行為そのものから、始まっているとしたら。史実では脱走そのものがあったのかどうかも議論されていて、正解はないのですが、ドラマ『新選組！』の世界の中では、山南さんは脱走という手段を決断した時にすでに自分の身をどう処するかを見込んだ上での脱走だと思い始めています……本当に追っ手を巻いて逃げようと思っているのなら、新八っつぁんや左之助まで巻き込んだかどうか……白牡丹の頭と心の中では、まだ結論は出てないのですが、新八っつぁんや左之助に、自分がいなくなった後に自分の果たした役割の一部だけでも継いで欲しいと思ったのではないか、と、考え始めています。

　……まだ、勘の段階なので、明日もう少し、掘り下げたいと思っています。