新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
二日続きの忘年会から帰宅してゆっくりしていたいんだけど、今日はこれだけは書きたい。
野間みつねさんから提供された、朝日新聞に寄稿された、おすぎさんの記事。
[おすぎのピリ辛 ]勘違いしてない?NHKって
勘違いしているのは、おすぎさん、あなたではないでしょうか。そもそも、歴史にベースを置くとしてもフィクションである歴史エンターテインメントである大河ドラマを批判することが、史実をねじ曲げている歴史バラエティ番組に出演しているあなたに、言えるでしょうか。
「所さんとおすぎのトホホ人物伝」の、余りにひどい史実歪曲ぶりにあきれかえり、憤激して、白牡丹がものした一文が、以下の通り。
会津における土方さん(史実)の動向 前編
会津における土方さん(史実)の動向 後編
……歴史をもとにしたフィクションを描く番組よりも、歴史をもとにしたバラエティ番組において、史実をねじ曲げることの方が、はるかに罪深いと思うんですが。番組内では、おすぎさんは土方さんに共感的なコメントをしていましたけれど、それでも、史実を曲げてバラエティにしたて上げる番組自体のつくりについては、司会者の質を超えて、よほど罪深いと思いますよ。
正直に言って、こういう論陣を張るのって好きじゃないんですが。大河ドラマ『新選組!』において、けっこう正論を吐く芹沢鴨を凹ますために、その論旨で議論を張るのではなく、その出自や立場を攻撃する桂小五郎と同じロジックで(苦笑)。でも言いたい。NHKの大河ドラマにケチつける暇があるんなら、ご自分の出演する、民放の歴史バラエティ番組を変えてください。
一方で、今日嬉しかったのは、ブログ「だんだら通信」さんが取り上げてくれた、同じ朝日新聞のコラムです。
2004年12月12日付『朝日新聞』夕刊より
12日は日曜日で夕刊がない日だから、おそらくは13日のコラムだと思いますが……。
三谷さんは、何のコラムだったか、控えめに「古い革袋に新しい酒を入れる」という表現をしていたと思う。確かに、大河ドラマの枠組みをぎりぎりの点で守りながらも、新しい試みを盛り込んでいた点で革新的だったし、だからこそ反動も大きかったんだと思う。
一体、今までの大河ドラマで、「史実にもとづいてない」なんて批判があったろうか……「北条時宗」では、史実では死んでいるはずの登場人物が、モンゴル側で生き残ってたという設定で、その登場人物の持ち物にもとづいて「赤マフラー」というキーワードが生まれたぐらいだ。高視聴率を記録した「利家とまつ」だって、おまつ様が新幹線で移動するか瞬間移動でもできなかったらできないような展開があったのに……近藤勇と坂本龍馬が友人だったという設定に、史実にもとづいてないという批判をするぐらいだったら、過去の大河ドラマの大半は制作できないはずだし、日本人の多くが大好きな忠臣蔵モノなんか、「史実にもとづいてない」というボロクソな批判が起こらないのが不思議なくらい、。
ことほどさように、古い枠組みの良さを守りながらも新しいことを試みることの難しさを感じて欲しいものですね。先駆者は、常に批判にさらされる。それを覚悟して引き受けた三谷さん、制作陣、俳優陣たち全てにエールを送りたい……だって、視聴率が高かったかどうかより、自分の心に何を残してくれたドラマかといえば、『新選組!』が一番だって視聴者は、白牡丹だけでなく、沢山いると思うもの。
野間みつねさんから提供された、朝日新聞に寄稿された、おすぎさんの記事。
[おすぎのピリ辛 ]勘違いしてない?NHKって
そもそもお年寄りが楽しみにしている時代劇の歴史的事実をひん曲げて、視聴率狙いでアイドルを起用したり、「紅白歌合戦」だっていったいどこの誰に媚(こ)びてつくってんのよ!って叫びたくなるほどつまんなくなってしまったり…その責任は誰にあるのよ。
勘違いしているのは、おすぎさん、あなたではないでしょうか。そもそも、歴史にベースを置くとしてもフィクションである歴史エンターテインメントである大河ドラマを批判することが、史実をねじ曲げている歴史バラエティ番組に出演しているあなたに、言えるでしょうか。
「所さんとおすぎのトホホ人物伝」の、余りにひどい史実歪曲ぶりにあきれかえり、憤激して、白牡丹がものした一文が、以下の通り。
会津における土方さん(史実)の動向 前編
会津における土方さん(史実)の動向 後編
……歴史をもとにしたフィクションを描く番組よりも、歴史をもとにしたバラエティ番組において、史実をねじ曲げることの方が、はるかに罪深いと思うんですが。番組内では、おすぎさんは土方さんに共感的なコメントをしていましたけれど、それでも、史実を曲げてバラエティにしたて上げる番組自体のつくりについては、司会者の質を超えて、よほど罪深いと思いますよ。
正直に言って、こういう論陣を張るのって好きじゃないんですが。大河ドラマ『新選組!』において、けっこう正論を吐く芹沢鴨を凹ますために、その論旨で議論を張るのではなく、その出自や立場を攻撃する桂小五郎と同じロジックで(苦笑)。でも言いたい。NHKの大河ドラマにケチつける暇があるんなら、ご自分の出演する、民放の歴史バラエティ番組を変えてください。
一方で、今日嬉しかったのは、ブログ「だんだら通信」さんが取り上げてくれた、同じ朝日新聞のコラムです。
2004年12月12日付『朝日新聞』夕刊より
12日は日曜日で夕刊がない日だから、おそらくは13日のコラムだと思いますが……。
NHKの大河ドラマ「新選組!」が終わった。見続けて良かったと思う。
始まったころの評判は悪かった。「役者が若すぎてリアリティーがない」「坂本竜馬、桂小五郎と近藤勇、土方歳三が一緒に黒船を見に行くなんてあり得ない」。そういった声がNHKにも寄せられた。
だが、この二つの批判こそが、ドラマの新しさを象徴していたのではないか。
三谷さんは、何のコラムだったか、控えめに「古い革袋に新しい酒を入れる」という表現をしていたと思う。確かに、大河ドラマの枠組みをぎりぎりの点で守りながらも、新しい試みを盛り込んでいた点で革新的だったし、だからこそ反動も大きかったんだと思う。
一体、今までの大河ドラマで、「史実にもとづいてない」なんて批判があったろうか……「北条時宗」では、史実では死んでいるはずの登場人物が、モンゴル側で生き残ってたという設定で、その登場人物の持ち物にもとづいて「赤マフラー」というキーワードが生まれたぐらいだ。高視聴率を記録した「利家とまつ」だって、おまつ様が新幹線で移動するか瞬間移動でもできなかったらできないような展開があったのに……近藤勇と坂本龍馬が友人だったという設定に、史実にもとづいてないという批判をするぐらいだったら、過去の大河ドラマの大半は制作できないはずだし、日本人の多くが大好きな忠臣蔵モノなんか、「史実にもとづいてない」というボロクソな批判が起こらないのが不思議なくらい、。
ことほどさように、古い枠組みの良さを守りながらも新しいことを試みることの難しさを感じて欲しいものですね。先駆者は、常に批判にさらされる。それを覚悟して引き受けた三谷さん、制作陣、俳優陣たち全てにエールを送りたい……だって、視聴率が高かったかどうかより、自分の心に何を残してくれたドラマかといえば、『新選組!』が一番だって視聴者は、白牡丹だけでなく、沢山いると思うもの。
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