新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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まずは、この記事を書くに当たって、様々な示唆を得ることになった方々にお礼を申し上げたい。「くさってもブラピ」のかめむしこさん、「徒波」の涼さん、「水川青話」のニュース屋YKさん、そしてトラックバックを貼れないのが残念だけど親友にして盟友の野間みつねさん(「野間みつねの『新選組!』日記」)。
白牡丹は滅多に役柄にシンクロしてしまう(その役柄に同化して感じたことを追体験してしまう)ことはないんだけど、今回は参った。山本耕史さん演じる土方さんと、堺雅人さん演じる山南さんが、問答無用で白牡丹を引きずり込むのだ……鴨さん@佐藤浩市さんの時も若干あったのだが、その強引さは鴨さんの比ではない。日常生活がまともに送れないほどに、ダメージを喰らってしまった……。
大河ドラマ『新選組!』第30回の場面で土方さんと山南さんが互いに言ったこと、言われたことにもダメージを喰らったのだが、互いに対して言えなかったこと、言われなかったことにまでも、ダメージを受けるのだな、ふたりは……。
以下は、「○○さん、かわいそう」という第三者の立場でなく、そのパーソナリティを理解しようとして引きずり込まれてしまった白牡丹の心の負傷記録……。
1. 土方さんの場合
あくまでも比較なのだが、まだダメージが軽いと思った土方さんから……いや、比較的にであって、土方さんの心の傷も深い。
再放送と録画再生で合計13回、はじめて失言した土方さんを見た時には「そりゃねぇだろう^_^;」と思った白牡丹だが、野間みつねさんが、もっとも抑圧していることこそ失言として本音にあらわれると書いたのを読んで、目から鱗。
……そう、つい1ヶ月も経たない前に、白牡丹は言ってはならないことを、つい口にしてしまった。この2年間、言ってはならないことを口の中に呑み込んでいたのだが、最も言ってはいけない時に、ぽろっと口にしてしまった……あぁ、自己嫌悪。
そして、土方さんの気持ちがわかってしまった……大河ドラマ限定の土方さんに限ってだが(史実の土方さんは、おそらく口を閉ざし通したろう……)、成長過程で未熟者だからこそ、言ってはならない最も追い詰められた時だからこそ言ってしまったんだと。
そう……「芹沢を斬った時から」の一言。
まったく話は変わるが、仕事上で付き合いのある、心理学をかじった人事コンサルタントから聞いた、忘れられない一言がある。
「コンプレックスと言うと、心理学をかじっていない人には劣等感だと思ってますが、心理学上では違うんですよ。本当のコンプレックスとは、それが心に重いだけに、それを見ないようにしようとする心理状態を言います」……言葉の端々は忘れてしまったが、言わんとすることは、わかった。
みつねさんの言葉で、その記憶が蘇った。
芹沢鴨を斬ったことが、それほどまでに、土方さんの心に深い傷を負わせているとは……忘れよう忘れようとしながら、ほんのちょっとしたことで、かっとして口にしてしまうほどに。
かっとした土方さん、あんたねぇ、「あんたらも小さい男だな」と言い始めた場面、「芹沢を斬った時から」と言った時から、自分の心情を吐き出す相手は無意識に永倉さんから山南さんに移ってないだろうか。
……そして、あんたが気づいていない、あんたの残酷さ。あんたは、視聴者のほとんどが第33話になって初めて知る、山南さんの弱みをつかんでいるから「いいよな?」と屯所組の山南さんに甘えられる……「甘えられる」という言葉が適当かどうかは、わからないけど。
……でも、その言葉が山南さんをどれだけ傷つけたか、あんたは第33話にして、思い知るのだわ……たぶん。
でも、土方さんも傷を負っている。なぜ、新選組の再編を急ぐか。それは、後ろを振り返れば振り返るほど辛いから、前を向いて走るしかないからだ。ほぼ日イトイ新聞で永田さんが「つらさをこらえてあえて憎まれ役をやってるんじゃなくて、とにかく、そうするしかねえじゃねえか、って。計算高くいろいろやってるんじゃなくて、こうやんなくてどうするんだよ、って。そのへんの決意の強さと、周囲との温度差が、‥‥泣けました。」と言う感覚に似てて、茨の道がどれだけ険しいかを事前に考えるまいとして、わーっと走り抜けて、その棘の痛さを走り抜けながら感じるという人柄なんですよね、土方さんは。しかも、どれだけ深い傷を負ったかということを感じるのが辛いので、傷だらけになりながら、とにかく前に前に進む君。
口に出してしまったら、取り消せない言葉があって、とりつくろうこともできずに、「今頃気づいたのか」と開き直る、その心境……自分の過去の体験に似たことがあるので、やばやばーと思いつつ、やはり、ダメージを喰らったのでした。
白牡丹は滅多に役柄にシンクロしてしまう(その役柄に同化して感じたことを追体験してしまう)ことはないんだけど、今回は参った。山本耕史さん演じる土方さんと、堺雅人さん演じる山南さんが、問答無用で白牡丹を引きずり込むのだ……鴨さん@佐藤浩市さんの時も若干あったのだが、その強引さは鴨さんの比ではない。日常生活がまともに送れないほどに、ダメージを喰らってしまった……。
大河ドラマ『新選組!』第30回の場面で土方さんと山南さんが互いに言ったこと、言われたことにもダメージを喰らったのだが、互いに対して言えなかったこと、言われなかったことにまでも、ダメージを受けるのだな、ふたりは……。
以下は、「○○さん、かわいそう」という第三者の立場でなく、そのパーソナリティを理解しようとして引きずり込まれてしまった白牡丹の心の負傷記録……。
1. 土方さんの場合
あくまでも比較なのだが、まだダメージが軽いと思った土方さんから……いや、比較的にであって、土方さんの心の傷も深い。
再放送と録画再生で合計13回、はじめて失言した土方さんを見た時には「そりゃねぇだろう^_^;」と思った白牡丹だが、野間みつねさんが、もっとも抑圧していることこそ失言として本音にあらわれると書いたのを読んで、目から鱗。
……そう、つい1ヶ月も経たない前に、白牡丹は言ってはならないことを、つい口にしてしまった。この2年間、言ってはならないことを口の中に呑み込んでいたのだが、最も言ってはいけない時に、ぽろっと口にしてしまった……あぁ、自己嫌悪。
そして、土方さんの気持ちがわかってしまった……大河ドラマ限定の土方さんに限ってだが(史実の土方さんは、おそらく口を閉ざし通したろう……)、成長過程で未熟者だからこそ、言ってはならない最も追い詰められた時だからこそ言ってしまったんだと。
そう……「芹沢を斬った時から」の一言。
まったく話は変わるが、仕事上で付き合いのある、心理学をかじった人事コンサルタントから聞いた、忘れられない一言がある。
「コンプレックスと言うと、心理学をかじっていない人には劣等感だと思ってますが、心理学上では違うんですよ。本当のコンプレックスとは、それが心に重いだけに、それを見ないようにしようとする心理状態を言います」……言葉の端々は忘れてしまったが、言わんとすることは、わかった。
みつねさんの言葉で、その記憶が蘇った。
芹沢鴨を斬ったことが、それほどまでに、土方さんの心に深い傷を負わせているとは……忘れよう忘れようとしながら、ほんのちょっとしたことで、かっとして口にしてしまうほどに。
かっとした土方さん、あんたねぇ、「あんたらも小さい男だな」と言い始めた場面、「芹沢を斬った時から」と言った時から、自分の心情を吐き出す相手は無意識に永倉さんから山南さんに移ってないだろうか。
……そして、あんたが気づいていない、あんたの残酷さ。あんたは、視聴者のほとんどが第33話になって初めて知る、山南さんの弱みをつかんでいるから「いいよな?」と屯所組の山南さんに甘えられる……「甘えられる」という言葉が適当かどうかは、わからないけど。
……でも、その言葉が山南さんをどれだけ傷つけたか、あんたは第33話にして、思い知るのだわ……たぶん。
でも、土方さんも傷を負っている。なぜ、新選組の再編を急ぐか。それは、後ろを振り返れば振り返るほど辛いから、前を向いて走るしかないからだ。ほぼ日イトイ新聞で永田さんが「つらさをこらえてあえて憎まれ役をやってるんじゃなくて、とにかく、そうするしかねえじゃねえか、って。計算高くいろいろやってるんじゃなくて、こうやんなくてどうするんだよ、って。そのへんの決意の強さと、周囲との温度差が、‥‥泣けました。」と言う感覚に似てて、茨の道がどれだけ険しいかを事前に考えるまいとして、わーっと走り抜けて、その棘の痛さを走り抜けながら感じるという人柄なんですよね、土方さんは。しかも、どれだけ深い傷を負ったかということを感じるのが辛いので、傷だらけになりながら、とにかく前に前に進む君。
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