新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
「誠」の旗の前に正座している平助くんに、総司くんが話しかける。
「私は、近藤先生と伊東先生が力を合わせ、ご公儀のために尽くされることを望んでいました……それが、こんな形になってしまうとは」
どこまでも、まっすぐな平助くんだなぁ……。
「伊東先生が出て行くとおっしゃるなら、付いていくしかありません」
「本当は行きたくないみたいな口ぶりだな」
平助くん、本心を吐露。できれば新選組に残りたい、と。
「甘いなぁ、平助は」
迷いなんか捨てろと言う総司くんに、平助くん、とうとう伊東先生に対する気持ちを告白する。
「私は一度たりとも……伊東先生は立派な方です。でも未だに私のことは認めてはくれない。今度だってそうです。先生は一度だって私の思いを聞いてくださらなかった。永倉さんや斎藤さんには、嘘をついてまで連れて行こうとしたのに。先生の中では、私は最初から付いていくことになってたんです」
「だから」
「だから」
「それだけ信用されてるってことじゃないのか」
ありがとう、総司くん。伊東先生をフォローしてくれましたね。
「お前は、いちいち言葉にしてもらわないとと相手の気持ちがわからないのか」「だから甘いって言っているんだ。何も言わない間柄が、一番深いんだ。まだまだ子供だな」と、厳しい言葉を言って、実は平助くんの背中を押している総司くん。
「沖田さんにはかなわないや」
「やめてくれ」
目標は総司くんだったと告白する平助くん。自分の寿命が短いことを知っている総司くんには、辛いよなぁ……。
「でも、いつだって沖田さんは私の先にいる。かなわないです。私は沖田さんが羨ましい」
自分のコンプレックスを認めて口に出せる平助くん、一皮剥けたと思う。
「はなむけに、ひとつ教えておく。私はそう長く生きられない」
労咳であることを告白する総司くん。土方さんは知ってる、近藤さんも薄々気づいているみたいだ、自分の口から言ったのは平助が初めてだ、と。
「今年の桜は見られても、来年の桜はわからない。もう二度と、姉さんや多摩の人たちには会えないかも知れない……私はお前が羨ましい。お前の元気な姿が羨ましい。来年のお前が羨ましい。再来年のお前が……」
……ここで、初回視聴時に涙腺決壊。だって、総司くんの切なさやるせなさもわかる一方で、総司くんが羨ましがる平助くんの運命を知っているから……ううう、ふたりの行く末を思って、涙ぽろぽろ。
「だからさ、私のことはかなわないとは言わないように」と明るく励ます総司くん。
いつか剣を交えるかも知れない、今は一太刀でやられるかも知れないけど「せめて、相討ちに」という平助くん、総司くんは「頑張れ」……うるうるうる、友達同士ではあるけど、この別れ、爽やかなようでいて、本当に辛いよなぁ……。
もう3月20日になっちゃいましたか(汗)。別れの挨拶をする平助くん。試衛館組じゃないのに号泣する魁さんがかわいい。本当に素直で、いい奴だよなぁ。
餞別を差し出す源さん。餞別は、浅黄色の羽織。「平助は、これからも新選組の八番組長だ」……ああ、源さんって本当にいい人だなぁ。
加納さんと取り決めを確認する土方さん。念書を取り交わすんですね、さすがに抜け目がない。
でも、加納さんもなかなかのもの。御陵衛士から新選組に戻ることも禁ずるように申し出て、土方さんも受けざるを得ない。となると、斎藤さんは……任務を終えてから新選組への復帰、一工夫しなければならなくなりますね、土方さん(苦笑)。
平助くんを慰労し、励ます近藤さん。
「あの池田屋に最初に踏み込んだのは、お前なんだからな」
「はい」
伊東先生の元で、これからは存分に働くように、と、激励する。白牡丹的には、「これからも」と言って欲しかったんだけど(汗)。
「お前がたとえ新選組を去ろうとも、平助は我らの同志。今まで共に闘ってきたこの年月は、消え去ることはない。これからも、新選組の八番組長として、恥ずかしくない生き方をしなさい」
「かしこまりました」
「そして……」
平助くんまの肩に両手。
「辛かったら、また戻って来い」
局長、それでは、娘を嫁にやる父親の言葉ではないですか(イグアスの滝汗)。いや、局長らしい器の深さを感じさせる場面ではあるのですが、つい、ツッコミを入れずにはいられないのですわ。
☆★☆★
うわー、次回放送時間が変わるのか(BS-hi)。録画予約の時間を変えておかないと(BS-hiの視聴が終わったら、すぐに実行……ほっ)。
次回は「観柳斎、転落」……落ちぶれた観柳斎の姿に、しんみり。
「新選組を行く」は坂本龍馬、高知周辺の名所旧跡を中心に。
☆★☆★
そして、NHKの『新選組!』公式サイトの特集は三谷さんのインサイドトーク。しかも、その一は「伊東甲子太郎のキャラクター、誕生秘話」……史実の伊東先生が嫌いではない白牡丹、嬉しいなぁ。
「人を信じていない、イコール自分をも信じていないから、いらぬ策をとってしまう。そんな人間的な弱さも含めてわりと好きなキャラクターです。甲子太郎には甲子太郎なりの志もあっただろうし、だからこそ、ただの悪役にはしたくなかったですね」……ますます嬉しい。
そして「ただ今回の甲子太郎が具体的に見えてきたのは谷原章介さんと会ってからです。テレビのクイズ番組に出演していた谷原さんを見て、この人がいいなと思ったんですよ。面白くて、ちょっと小ずるくて、自分で仕掛けて自滅していく(笑)」……うひー、ますます嬉しい。
し、しかし、「藤堂平助の名前を覚えなかったというところから始まり、最後は甲子太郎が誰かに名前を覚えてもらえないという逆の立場になる。その2つのシーンが浮かび、プライドがずたずたになる甲子太郎というのが出来た時、そこから逆算して今回の伊東甲子太郎のキャラクターが誕生しました」……三谷さん、大いなるネタばれではないですか(滝汗)。
でも、今後の展開に興味を失わせない、うまいネタばれです。
「私は、近藤先生と伊東先生が力を合わせ、ご公儀のために尽くされることを望んでいました……それが、こんな形になってしまうとは」
どこまでも、まっすぐな平助くんだなぁ……。
「伊東先生が出て行くとおっしゃるなら、付いていくしかありません」
「本当は行きたくないみたいな口ぶりだな」
平助くん、本心を吐露。できれば新選組に残りたい、と。
「甘いなぁ、平助は」
迷いなんか捨てろと言う総司くんに、平助くん、とうとう伊東先生に対する気持ちを告白する。
「私は一度たりとも……伊東先生は立派な方です。でも未だに私のことは認めてはくれない。今度だってそうです。先生は一度だって私の思いを聞いてくださらなかった。永倉さんや斎藤さんには、嘘をついてまで連れて行こうとしたのに。先生の中では、私は最初から付いていくことになってたんです」
「だから」
「だから」
「それだけ信用されてるってことじゃないのか」
ありがとう、総司くん。伊東先生をフォローしてくれましたね。
「お前は、いちいち言葉にしてもらわないとと相手の気持ちがわからないのか」「だから甘いって言っているんだ。何も言わない間柄が、一番深いんだ。まだまだ子供だな」と、厳しい言葉を言って、実は平助くんの背中を押している総司くん。
「沖田さんにはかなわないや」
「やめてくれ」
目標は総司くんだったと告白する平助くん。自分の寿命が短いことを知っている総司くんには、辛いよなぁ……。
「でも、いつだって沖田さんは私の先にいる。かなわないです。私は沖田さんが羨ましい」
自分のコンプレックスを認めて口に出せる平助くん、一皮剥けたと思う。
「はなむけに、ひとつ教えておく。私はそう長く生きられない」
労咳であることを告白する総司くん。土方さんは知ってる、近藤さんも薄々気づいているみたいだ、自分の口から言ったのは平助が初めてだ、と。
「今年の桜は見られても、来年の桜はわからない。もう二度と、姉さんや多摩の人たちには会えないかも知れない……私はお前が羨ましい。お前の元気な姿が羨ましい。来年のお前が羨ましい。再来年のお前が……」
……ここで、初回視聴時に涙腺決壊。だって、総司くんの切なさやるせなさもわかる一方で、総司くんが羨ましがる平助くんの運命を知っているから……ううう、ふたりの行く末を思って、涙ぽろぽろ。
「だからさ、私のことはかなわないとは言わないように」と明るく励ます総司くん。
いつか剣を交えるかも知れない、今は一太刀でやられるかも知れないけど「せめて、相討ちに」という平助くん、総司くんは「頑張れ」……うるうるうる、友達同士ではあるけど、この別れ、爽やかなようでいて、本当に辛いよなぁ……。
もう3月20日になっちゃいましたか(汗)。別れの挨拶をする平助くん。試衛館組じゃないのに号泣する魁さんがかわいい。本当に素直で、いい奴だよなぁ。
餞別を差し出す源さん。餞別は、浅黄色の羽織。「平助は、これからも新選組の八番組長だ」……ああ、源さんって本当にいい人だなぁ。
加納さんと取り決めを確認する土方さん。念書を取り交わすんですね、さすがに抜け目がない。
でも、加納さんもなかなかのもの。御陵衛士から新選組に戻ることも禁ずるように申し出て、土方さんも受けざるを得ない。となると、斎藤さんは……任務を終えてから新選組への復帰、一工夫しなければならなくなりますね、土方さん(苦笑)。
平助くんを慰労し、励ます近藤さん。
「あの池田屋に最初に踏み込んだのは、お前なんだからな」
「はい」
伊東先生の元で、これからは存分に働くように、と、激励する。白牡丹的には、「これからも」と言って欲しかったんだけど(汗)。
「お前がたとえ新選組を去ろうとも、平助は我らの同志。今まで共に闘ってきたこの年月は、消え去ることはない。これからも、新選組の八番組長として、恥ずかしくない生き方をしなさい」
「かしこまりました」
「そして……」
平助くんまの肩に両手。
「辛かったら、また戻って来い」
局長、それでは、娘を嫁にやる父親の言葉ではないですか(イグアスの滝汗)。いや、局長らしい器の深さを感じさせる場面ではあるのですが、つい、ツッコミを入れずにはいられないのですわ。
☆★☆★
うわー、次回放送時間が変わるのか(BS-hi)。録画予約の時間を変えておかないと(BS-hiの視聴が終わったら、すぐに実行……ほっ)。
次回は「観柳斎、転落」……落ちぶれた観柳斎の姿に、しんみり。
「新選組を行く」は坂本龍馬、高知周辺の名所旧跡を中心に。
☆★☆★
そして、NHKの『新選組!』公式サイトの特集は三谷さんのインサイドトーク。しかも、その一は「伊東甲子太郎のキャラクター、誕生秘話」……史実の伊東先生が嫌いではない白牡丹、嬉しいなぁ。
「人を信じていない、イコール自分をも信じていないから、いらぬ策をとってしまう。そんな人間的な弱さも含めてわりと好きなキャラクターです。甲子太郎には甲子太郎なりの志もあっただろうし、だからこそ、ただの悪役にはしたくなかったですね」……ますます嬉しい。
そして「ただ今回の甲子太郎が具体的に見えてきたのは谷原章介さんと会ってからです。テレビのクイズ番組に出演していた谷原さんを見て、この人がいいなと思ったんですよ。面白くて、ちょっと小ずるくて、自分で仕掛けて自滅していく(笑)」……うひー、ますます嬉しい。
し、しかし、「藤堂平助の名前を覚えなかったというところから始まり、最後は甲子太郎が誰かに名前を覚えてもらえないという逆の立場になる。その2つのシーンが浮かび、プライドがずたずたになる甲子太郎というのが出来た時、そこから逆算して今回の伊東甲子太郎のキャラクターが誕生しました」……三谷さん、大いなるネタばれではないですか(滝汗)。
でも、今後の展開に興味を失わせない、うまいネタばれです。
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