第44話「源さん、死す」……先行放送で、二度泣き(T^T)(続)

　大坂城。お孝さんが女らしくないなどと、話題がのどかだなぁ。

　尾形さんが戦の始まったことを告げにくる。



　伏見奉行所。御香宮から砲弾や銃弾を雨あられのように受ける新選組隊士たち。

　負傷する周平くん。山崎さん、大活躍。

　負傷しつつも尾関さん、「何のこれしき！」と旗を掲げる。かっこいい。

　すぐに戻ると最前線を離れた土方さんが見たのは、混乱の続く奉行所内。「出陣じゃ」って、林権助さんですね……合掌。

「我らは勝手にさせていただく」

「好きにせい」

　戻って来る土方さん。撤兵を決めた土方さんだが、永倉さんたちは新選組の力を見せると、源さんの制止も聞かず、飛び出していく。

　ふたりきりになった土方さん、ぽつりと。

「源さん、この戦、俺たちの負けだ」

「何を弱気に」

「もう刀の時代は終わったのかも知れねぇな」

「寂しいこと言わんでください」

　歓声と共に戻ってくる隊士たち。久しぶりに土方さんの「早いな！」発言(笑)。そして魁さんの「田舎の夜祭りを思い出すなぁ」とか、斎藤さんが彼にしては興奮してて左之助に被弾した袂を見せるとか、長州の旗を「分捕ってきた」という新八っつぁんとか……お馬鹿な、でも勇敢な男たちだ。

　そんな持ち上げ方、新八っつぁんの首が絞まりますってば魁さん……(苦笑)。

　土方さんも笑ってる^_^;。

「よし、引き揚げだ」



　尾形さんの報告で明らかになる、老中の稲葉さんの淀藩までもの裏切り。

「一体戦場で何が起きているというのだ」



　千両松付近で炊き出しする山崎さんと源さん。

「ずいぶん静かだな」源さん。

「静かだ」と永倉さん。

「怖いぐらいだ」と斎藤さん。

「奴らは何かを待ってる」と土方さん。

「何を」と斎藤さん。

　斎藤さん、声ちょっと低めで、一番目立つというかセクシーボイスです(笑)。

　会津藩にも炊き出しを配る源さん。

　左之助、会津藩の皆さんに「見る見る見る見る見る？」と、切腹の痕《あと》をアピール……(苦笑)。



　右肩を負傷して竹筒が開けられない周平くん、鍬次郎が代わりに栓を開けてやる。この辺りが、実はやっぱり周平くんが嫌いなんじゃなくて、気になっているだけな鍬次郎。

「奴ら、動かねえなぁ」

　そこに源さん。

「若い奴はいいなぁ。飯を食わんでも元気が有り余っている」

　飛び出して行けなかった自分に萎縮する周平くんに、優しい源さん。

「それを言うなら俺だって本当はこんなところにいる男じゃないよ」

　あぁ、源さん、自分の人生を語らないで下さい……そういうことを口にしたら、ああああ(;O;)。

「自分の人生こうあるべきだなんて、思わない方がいい。まずは飛び込んでみることだ」

　……あああああ(T^T)。



　時ならぬ太鼓の音。菊の御紋、錦の御旗登場。錦の御旗を解説する、意外に博識な新八っつぁん(苦笑)。

　動揺する新選組の前に、薩摩の銃兵たちが一斉に撃ちかかる。四散する兵士たち。

　背後の祠まで退却する新選組一同。

「周平が！」と叫んだのは鍬次郎……ほら、実は気にかけている。

　逃げ遅れた周平くん。

　飛び出す源さん。

　……うわ、そんなCG、やめてくれ〜(アジサイCGと双璧なしょぼさ……涙)。せっかくの源さんの熱演に……うううっ(じたばたっ)。

　そして、敵兵に背中を向けて被弾する源さん、さらに仁王立ちで銃弾を正面から受ける。壮絶。

　土方さんと左之助が源さんを連れて行く。槍を投げつける左之助、古木を投げつける魁さん。

　背後から源さんを抱き締める土方さん。

　山崎さん、首を振る。

「もう局長も総司もいないのに何やってんだ源さん！」

　土方さんの心細さがぽろりとこぼれ出た……源さん、土方さんをひとりにしないでくれ……(T^T)。

　魁さん、「もっと強く抱き締めるんだ……魂が抜け出ていかないようにと、婆さんが言ってた……もっと強くだ……」もう半泣き。

「周平……」と周平くんを気にかける源さん。

　そして、土方さんに「近藤先生に……近藤先生に……」が源さんの最後の一言。

　何を言わんとしたのかは、その後に分かる。

　隊士全員が哀しみに沈む。鍬次郎もグダ泣き。魁さん、「そんなんじゃダメだ」と、源さんの魂が抜け出ていかないように土方さんごと源さんを抱き締める。

　いきなり絶叫する斎藤さん。薩摩兵士たちにいきなり斬りかかる……つ、強い……斎藤さん、哀しみをそれ以外で表現できないのね……。

　薩摩兵に踏まれて汚れる錦の御旗。この時はまだ、御旗もこんなもんなのかも知れない。

　泣く隊士たち。このBGMは初めて聞いたかも知れない……。



「なぜだ」と近藤さんに問いかける容保様。孝明帝の信頼篤かった容保様、取り乱す。

「余はこれまで、帝のために命を捧げてきたつもりじゃ。それがなぜ朝敵になる」

「このようなことがあってよいのか。正しきは我らではないのか。この世に正義はないのか」

　その前で、決意する近藤さん。

「私は心を決めました……会津藩を決して賊軍には致しません。薩長の謀略、この近藤勇が打ち砕いてみせます！」

　うわ、上様含めて軍議を召集しちゃうんだ、近藤さんてば(汗)。



　慶喜公の前で、近藤さん、戦で薩長を打ち破るしか道はないと強く訴える。

「勝ちます。いやこの戦勝たねばなりませぬ」

　力強い近藤さんだが、慶喜公、無表情だよ……(汗)。

「近藤！　お主を信じてよいのだな」

「上様のもとに近藤勇がいる限り、薩長の思い通りにはさせませぬ！」

　……上様はそんなにシンプルな性格じゃないんですよ、近藤先生(冷や汗)。



　その夜に早くも「戦は終わりじゃ」と、江戸帰還を容保・定敬兄弟に告げる上様。抗弁する兄弟に、あっさりと一言。

「もう決めたことである」

　半ば呆れて「好きにしていただこう」と匙を投げる兄弟に「これは命令じゃ」と有無を言わせず、自分に同行させようとする上様……あー、始まっちゃったよ、上様の大脱走(滝汗)。



　ひとり起きている近藤さんのところに、気配が。突如、源さんが現れる。

「私だけ一足早く……」

　近藤さん、その言葉でもう、わかったかな？

「局長は昔から人の好すぎるところがございます。人を信じすぎる」

「何を言ってるんだ。上様が約束してくださったんだぞ」

「先生……どうかご無理をなさいませぬよう。胃を壊すもとでございます」

　いろいろと言い置いていく源さん。

　ちょっと長いとも思ったけど、この場面、白牡丹は『新選組血風録』『燃えよ剣』のオマージュと見た。函館の土方さんのところに、近藤さんや死んだ隊士たちの幻(亡霊)が現れるという場面。

　そして、昔から大河に出るのが夢と語っていた、東京サンシャインボーイズ時代からの仲間である小林隆さんへの、三谷さんからのボーナスシーンだとも思う。

「楽しゅうございました。悔いはありません……欲を言えば、みんなと一緒に江戸に戻りたかった」

「源さん……」

　源さんの、いつもの、ほろほろと泣く姿。

「馬鹿……死んだ奴が泣いてどうする」

「は、そうか……」と、源さん、泣き笑い。

　近藤さん、涙を溜め、明るく笑う。

　源さん、源さんらしく頭を深々と下げて、退場……うわああんっ(;O;)。近藤さんも、微笑みながら、やがてこらえ切れずに泣く。



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　次回予告「東へ」。うわ〜、佐々木様が〜……うわ、山崎さんも血まみれ……。そして、残るのはあと4回しかないということに、愕然。



　「新選組を行く」は鳥羽伏見。奉行所跡、御香宮神社、千両松古戦場跡。

　白牡丹、鳥羽伏見周辺には、まだ行っていない。白牡丹の住んでいるところから鳥羽伏見方面には京阪電車が便利なのだが、京都と大阪を結ぶこの電車、互いに鬼門の方角にある都市を結ぶ線路の方向が悪いのか、淀千両松辺りの古戦場の霊の力などがいまだに強いのか(汗)、霊感は殆どゼロだけどたまに霊力の強い磁場で頭が重くなる白牡丹、京阪電車に乗るとずしーんと頭が重くなるのだ……。

「この戦いで土方は、剣の時代の終わりを悟ったのです」

　……ほろ。