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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
『サムライと英語』明石康&NHK「英語でしゃべらナイト」取材班(角川oneテーマ21新書) リンク先はamazon.co.jp



 昨日購入し、面白かったので一気に読んでしまった。ほぼ毎週欠かさずに見ているNHKの番組「英語でしゃべらナイト」から派生した本で、幕末から明治、近代から現代の歴史を英語・英語圏の文化との接触や国際外交を中心に俯瞰しつつ、英語でのコミュニケーションを体験した何人かの日本人を取り上げる。



 幕末〜明治の外交史については、英語圏であるイギリスやアメリカが中心になるのでロシアやフランスなど他の国の動向が見えにくいという点はあるものの、西洋列強との接触と幕末維新・近代化という時代を要領よくまとめている。



 そして、西洋と接触するサムライたちそれぞれの凝縮された紹介が面白い。印象に残った人物の名を挙げると、アメリカとの交渉に通詞として立ち会った堀達之助、咸臨丸でアメリカに渡った福沢諭吉、欧州使節団に加わり日本の近代化を推し進めるようになった大久保利通・親友であり盟友であった大久保と袂を分かち西南戦争で自決した西郷隆盛・『Bushido(武士道)』を著し日本の価値観を西洋にアピールする一方で国際連盟に力を注いだ新渡戸稲造。そして、著作者であり国連での平和活動に尽力した明石康。



 英語を身につけることは異文化とのコミュニケーションを取るための手段であり、異なる価値観や文化への感受性や受容性が重要である、というキーメッセージにはまったく同感。



 そして、福沢諭吉・伊藤博文・新渡戸稲造たち明治時代の英語の達人が書く英語のメッセージ性と格調高さには、脱帽……。
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