佐々木只三郎の墓……

大河ドラマ『新選組！』で伊原剛志さん演じる佐々木只三郎、なかなかの存在感で白牡丹は好き♪

新選組を中心にして歴史を見てしまうと、京都見廻組の頭となり、鳥羽伏見戦争で亡くなった佐々木只三郎さんは、幕臣でありながら、幕府から見たら日雇いの浪士の集まりでしかない新選組よりも割の悪い道ばかり選ばされているような気がする……。

佐々木只三郎の墓
　　＝和歌山市紀三井寺

龍馬斬った男？ここに眠る

会津武家屋敷の高橋健助・文化財課長は「地元では、佐々木は会津藩と共に行動して死んだことで有名。個人的には、龍馬暗殺にもかかわっていないと思いたいのですが……」。

大河ドラマ『新選組！』でも触れられてましたが、佐々木さんは元々会津藩士の家に生まれて幕臣の家に養子に行ったので、会津の方々からは、そう見られているんでしょうね。

龍馬暗殺の犯人が見廻り組だったという説が有力になっているようですが、白牡丹は、よくわかりません……大政奉還がなった時期に幕府が龍馬を暗殺する必要性はなかったと思うし、龍馬の思想から見たら、幕府は龍馬を暗殺したら却って不利になったのですから。

ただ、それは後世の私たちが龍馬の書き残したものを見て言えること。その当時は、自分の思ったこと感じたことをほぼリアルタイムで広く伝えることができるblogみたいなものがなかっただけに、まして龍馬は幕府の捕り方を銃で殺していたお尋ね者だっただけに、龍馬は幕府にとって犯罪者であるという大政奉還前の先入観が末端には残っていたかも知れません。

小太刀の名手として知られていた佐々木さん、銃で撃たれて亡くなるのは無念だったろうなぁと白牡丹は思います。