6月11日の幕末関係ニュース

　今日は少なめですが、早めにご紹介します。



岩手

一関藩の名刀工宗明　一関市博物館

　「幕末の一関藩士で過去の名工にも劣らないとたたえられた久保田宗明（１８３１−８８年）作の刀剣などを広く紹介」

　「しかし、明治維新で刀剣の需要が激減。１８７６（明治９）年には廃刀令が出て、宗明は憤然と自作の太刀を振り回して刀身を折ったという逸話も残る」

　刀を必要としない時代の到来、名工の焦燥が伺われるエピソードです。



兵庫

江戸初期の町屋敷発掘／明石市

　昨日ご紹介した町屋跡の発掘現場が、画像で紹介されています。マンション建設予定地とのことで、今後はどうなるのか気になるところです。



高知

封印?の絵屏風２枚公開

　「幕末の絵師金蔵（絵金、１８１２〜７６）作の芝居絵屏風（びょうぶ）のうち、土佐山田町の八王子宮の夏祭りから２２年前を最後に姿を消した２枚が、赤岡町で絵金祭りが開かれる７月１６、１７の両日、同町の絵金蔵で公開される」

　リンク先の記事に添付された画像がけっこうスプラッタ系なので、苦手な方はご注意ください。幕末は月岡芳年とか結構グロい絵師の作品が流行してますな……。

お殿様の本棚〜山内文庫の世界?

　「県立図書館に保管されている約２万点の山内文庫の中から１８点の和書漢籍などを展示する企画展『お殿様の本棚〜山内文庫の世界?』（土佐山内家宝物資料館主催）が高知市丸ノ内１丁目の県立文学館で開かれている」 ……うち『御侍中先祖書系図牒』には「幕末から明治期にかけて活躍した板垣退助や後藤象二郎などの名前も載っている」とのこと。

　「?」とタイトルがついているということは、パート?もあるんでしょうね。