新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
拙宅の第二掲示板に駒子さんが教えてくれた、「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載記事がなかなか面白い。「江戸が知りたい。東京ってなんだ?!新選組の生きた時代。」というタイトル。
糸井重里さんのサイトだけあって、江戸東京博物館の学芸員さんを相手に対談形式となっているのだが、新鮮な視点で展開してくれる。現在、第8回まで掲載されている。
第1回 黒船がやってきたとき、江戸の人々は。
第2回 外国人がやってきた!
第3回 武器をとって立ち上がった人々。
第4回 黒船がやってきたとき、江戸の人々は。
第5回 お台場とドクロ。
第6回 メッセージTシャツみたいだ。
第7回 駆け抜けた先に、あったもの。
第8回 池田屋事件を検証する。
白牡丹が特にいいなぁと思うのは、開国後の生糸の暴騰が多摩の経済に与えた影響と新選組を生み出す土壌の関係について触れていること。
実は白牡丹、かなり長いこと「新選組=末期の幕府を武力で守ろうとした治安警察、反動集団」と長いこと思いこんでいて、毛嫌いしていた歴史がある。
だが、興味を持ち始めていろいろ調べてみると、横浜開港後に生糸が海外に流れて国内で完結していた生産〜流通体制が崩れたとか、金と銀の交換率が国内と海外と違っていたために金が海外流出したとか、開港によって経済体制に揺さぶられたという時代背景にも目が行くようになった。
多摩というのは江戸から見れば草深い田舎だが、実は横浜からは「絹の道」が開かれ、海外貿易が始まってすぐに経済に影響を受けた地でもある。糸井さんは新選組が結成された頃とほぼ同時に世直し一揆が多摩で起こったことに注目しているが、さらに付け加えれば、新選組のスポンサーとなった多摩の人々、佐藤彦五郎や小島鹿之助は名主階級にあり、農兵を集めて武装蜂起を鎮圧した側にある。
経済の不安定化に対して、それを元とした社会不安を鎮圧する側の代表であると同時に、幕府支持の立場から反幕府勢力を武力で押さえ込もうとした新選組は、農民出身で乱世に出世を求める成り上がり集団という単純な図式では読みこなせないと白牡丹は思う。その点で、多摩の経済に注目している点で、我が意を得たり、の連載記事だ。
また、ほぼ日刊イトイ新聞の面白いところは、ドクロとか赤心報国とか、意匠や言葉に時代の流行を見るところである。
近藤勇の稽古着の背中に刺繍されていたドクロ、妻のツネさんでなく本人が刺繍したんではないかという解釈が面白い
。
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糸井重里さんのサイトだけあって、江戸東京博物館の学芸員さんを相手に対談形式となっているのだが、新鮮な視点で展開してくれる。現在、第8回まで掲載されている。
第1回 黒船がやってきたとき、江戸の人々は。
第2回 外国人がやってきた!
第3回 武器をとって立ち上がった人々。
第4回 黒船がやってきたとき、江戸の人々は。
第5回 お台場とドクロ。
第6回 メッセージTシャツみたいだ。
第7回 駆け抜けた先に、あったもの。
第8回 池田屋事件を検証する。
白牡丹が特にいいなぁと思うのは、開国後の生糸の暴騰が多摩の経済に与えた影響と新選組を生み出す土壌の関係について触れていること。
実は白牡丹、かなり長いこと「新選組=末期の幕府を武力で守ろうとした治安警察、反動集団」と長いこと思いこんでいて、毛嫌いしていた歴史がある。
だが、興味を持ち始めていろいろ調べてみると、横浜開港後に生糸が海外に流れて国内で完結していた生産〜流通体制が崩れたとか、金と銀の交換率が国内と海外と違っていたために金が海外流出したとか、開港によって経済体制に揺さぶられたという時代背景にも目が行くようになった。
多摩というのは江戸から見れば草深い田舎だが、実は横浜からは「絹の道」が開かれ、海外貿易が始まってすぐに経済に影響を受けた地でもある。糸井さんは新選組が結成された頃とほぼ同時に世直し一揆が多摩で起こったことに注目しているが、さらに付け加えれば、新選組のスポンサーとなった多摩の人々、佐藤彦五郎や小島鹿之助は名主階級にあり、農兵を集めて武装蜂起を鎮圧した側にある。
経済の不安定化に対して、それを元とした社会不安を鎮圧する側の代表であると同時に、幕府支持の立場から反幕府勢力を武力で押さえ込もうとした新選組は、農民出身で乱世に出世を求める成り上がり集団という単純な図式では読みこなせないと白牡丹は思う。その点で、多摩の経済に注目している点で、我が意を得たり、の連載記事だ。
また、ほぼ日刊イトイ新聞の面白いところは、ドクロとか赤心報国とか、意匠や言葉に時代の流行を見るところである。
近藤勇の稽古着の背中に刺繍されていたドクロ、妻のツネさんでなく本人が刺繍したんではないかという解釈が面白い

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