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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 「待たせたな!」とばかり、待望の洋装土方さん登場……って冒頭からとは「早いな!」さっき裃《かみしも》着てたばかりなのに〜。



 いやぁ、スタパのモニターで遠目に見ましたが、改めてアップになるとフランス人形みたい(*^。^*)←軍服のフランス人形があるかどうかは知りませんが^_^;。

 衣装さん、渾身の一着をありがとうございます。写真で見る史実の土方さんより身体にフィットする洋装が、山本さんにピッタリです。

 床山さん、乙です。さすがNHK大河ドラマ専属の床山さんです。素晴らしくナチュラルなオールバック、スタパで目撃した時に感動しました! アップにしてもバッチリ麗しい御髪《おぐし》です。

 そして、顔ちっちゃくて手足長くて色白で、衣装もヅラもバッチリ着こなしてくれた山本耕史さん、ブラボーっ(拍手)。ビバ洋装土方!



 し、しかし、洋装に関する最初の話題は、やはりそれですか(滝汗)。以前にykさんがブログ「水川青話」でネタを示唆されていたので覚悟はしてましたが、ラッピング(爆)はフランス人顔負けでも、中身はやはり山本土方さんなのね(えーと、なぜ「やはり山本土方」と思ったのか、いや、その手の質問に嬉しそうに答えるところが……え、えーと^_^;)。



 ……というのが、「ウタノマエ」の感想でございます(爆)。しかし、洋装土方さんが出てくるということは紛れもなく終盤で(涙)、本編は甲陽鎮撫隊の敗戦と永倉・原田の離脱を中心に、後になればなるほど切ない展開……。



 ちなみに白牡丹は昨日、勝先生初登場の「すべてはこの手紙」から始まって、「いよいよ浪士組」「母上行ってきます」「西へ!」「芹沢鴨、爆発」「京へ到着」「行くか、残るか」を録画再生して復習しておいた。今回の勝先生や山岡さんの台詞、おみつさんと総司くんの交わす言葉が、月日の流れと時勢の変転を感じさせて、実にしみじみ感じさせられた。そして、今は亡き人たちの名前が沢山出てきて、幕府と新選組に尽くした人々の墓碑銘を辿るような感じ……たまらんなぁ(涙)。

 そうか、今回を含めて残り3回は、墓碑銘を辿るような回なのかも……。



☆★☆★



 伝通院《でんづういん》で、新徴組に属している林太郎さんについて庄内に移ることを近藤さんに告げる、おみつさん。伝通院といえば、新選組にとっては旅の始まりの場所だったんだけどなぁ……あの頃は希望に満ちてたんだけどなぁ……。

 買いに来たおまんじゅうを持ってくる林太郎さんだけが、平和。

「総司に一度会いに行ってやってください」

 うわーん、BGMが山南さん切腹の時に流れた曲のアレンジだよ(涙)。この曲聞くと、山南さんや平助くんを思い出しちゃうよ……。

「戦は、やだなぁ……」

 はい、戦争を経験していない白牡丹、林太郎さんに激しく頷きます。



 勝先生と山岡さんと近藤さん。

「いやー、随分と立派になったもんだなぁ」

 勝先生、5年前に会った近藤さんを覚えてるんですね。象山先生は、5年前その日、9年ぶりに会った近藤さんを覚えてませんでしたけど(汗)。

「坂本さんは惜しいことをしました」

「……死んだら終わりだ」

 弟子だった龍馬くんの死について、あっさりとしている勝先生。それだけに、喪失感を感じます。

「清河さんも佐々木さんもこの世を去った」

 山岡さんが口にした名前に、しんみり。

 そして、一転して、新選組と近藤さんを「徳川の守り神みてぇなもんだな」と、どっこいしょと持ち上げる勝先生。その持ち上げっぷりが、見事(汗)。西の岩倉卿、東の勝先生って感じ(汗)?

 持ち上げた末に「陸軍総裁がそう言ってるんだ。従ってもらおうじゃねえか」と恫喝も(滝汗)。さらに、軍資金も大砲もと、大盤振る舞い。口八丁手八丁の上に「ここは黙って甲府に行ってくれ。頼む」とまで言われては、勝先生の意図がわかっていても、否とは言えない近藤さん。

 そして、新遊撃隊に編成される時には新選組の名を守った近藤さんも、「甲陽鎮撫隊」の名を受け容れるしかない……あぁ(慨嘆)。

「なーに、間の抜けたことを言ってんだ、こいつはもぉ」

「おめーみてぇなのはよぉ、メリケンでは、ロマンチストってんだよ」

 と、メリケン語でいえばマキャベリストな(爆)勝先生。近藤さんが場を外してからの声音の転換ぶりがお見事。

「あいつにはよぉ、甲府で死んでもらわねぇと、困るからさ」

 いかにも急ごしらえの甲陽鎮撫隊という名前を自分で笑いつつも、近藤さんの心中を察している勝さんの乾いた笑いが、凄い。

「ただよぉ、近藤、あいつは見抜いてたな」

 ……はあ、ご馳走様でした、野田秀樹さん。終盤で見事に場をさらってしまう、勝海舟にぴったりでござんしたよ。白牡丹的には、唯一の悔いは、巻き舌で江戸弁でないところだけです←しつこい^_^;。



 おみつさんと総司くん、何ともぎこちない会話。

「平助のこと聞いたわよ。かわいそうだったわね」

「ええ」

 源さん、お幸さん、こういうのかけた風変わりな人(観柳斎)、勘定方のひょろっとした人……うわー、おみつさんが京都で出会った人々の多くが、もはや鬼籍入りだ……。

 島田さんが生きていると知って「そうか、みんな、元気にしてるんだ」と、おみつさん、場を明るくしようとして、余りにも無理矢理な総括(汗)。

 伏して初めて人の命の重みを知ったという総司くん。透明感の源泉は、それなんだな……人の命の重みと、自分自身の命の重みを、感じられるようになった総司くん。

「あなたは悪いけどまだまだ死にません。しわしわになってみんなにくそじじいと言われるまで生き続けるのっ」

 悪態を突いているようでいて、死なないで、死なないで、と叫んでいる、おみつさんの台詞が切ない……。いや、総司くんの目の前を離れてぼろっと泣かなくても、十分にわかります(汗)。



 近藤さんと土方さん。甲府城攻めの一件について話し合う。

「俺の本音を聞いてくれるか」

「いや、聞かん。かっちゃんは思うようにすればいい。俺はかっちゃんについてくだけだ」

 ……土方さん、本音を聞いたら、かっちゃんと自分の全てがボロボロと崩れるのが怖かったんじゃないかと、思う一瞬。あぁ、絶対、次回に後悔するよ……。



 軍議。捨助くんを筆頭に盛り上がる一同……でも、新選組幹部は明らかに少なくなっていて、空元気のようで、寂しい。



 土方さん、捨助くんを呼ぶ。はらっと肩から掛けるジャケットの裏地は赤(素敵だ……)。

「新選組隊士としての初仕事だ」

「はい!」

 嬉しそうな捨助くん、はじめてのお遣い(爆)。



 容保公と近藤さん、島田魁さん。「文久三年、壬生相撲」の団扇を取りだして、しばし、つかの間の平穏な一日の思い出に浸る、殿……し、しかし、その手形は(汗)。

「余の宝じゃ……懐かしいな近藤」

「ひとつだけよろしいですか殿」

「何じゃ」

 島田さん、やはり告白せずにはいられない。

「俺の手形なんです……今まで騙していてすいませんでした」

「……やりおったな」

 その複雑な笑い、良かったです、筒井さん。



 試衛館の朝。陣羽織を着て、家族に挨拶する近藤さん。つねちゃんは「ご武運をお祈り致します」としか言えないし、近藤さんは「行って参ります」としか言えないよな……前回は、ようやく三人で暮らせるのですねと言っていたのに。

 たまちゃんの、手まり唄が可愛い。そして、ふでさんの「馬子にも衣装」の一言が、切ないです。



 そして、医学所を抜け出す総司くん。

「同じ光景を、前にも見たような気がする」

 アレですな、勝手に月代を剃って元服してしまう総司くん。目つきも、あの時を思い出す。あの時には、山南さんも平助くんも、源さんもいたんだよ……(涙)。
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