新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
「俺の本音を聞いてくれるか」と、近藤さん。
「いや、聞かん。かっちゃんは思うようにすればいい。俺はかっちゃんについてくだけだ」と、土方さん。
もし土方さんが「聞く」と答えていたら、おそらく近藤さんは勝海舟に甲府で死んでくれという思惑で差し向けられたことを告げていたんだろうな。そして、限られた軍勢で一生懸命戦って死ぬという、自分の決意を。
でも、土方さんは、そこまで言われなくてもわかっちゃった。「俺たちは200名足らずで5000と戦う」という事実を告げられるだけで。だからこそ、捨助くんを遣いに出して、菜っ葉隊に加勢を頼んだんだろうと思う……戦いらしい戦いを近藤さんにさせたいから。
「心配するな。その羽織を着た奴に嘘は言わない」
土方さんが、捨助くんに告げた言葉。新選組のために鬼の副長になった土方さんらしい言葉とも言えるけど、鳥羽伏見の戦いを経て、源さんや山崎さんや(ドラマでは描かれなかったけど、その他の隊士たちも……)失って、土方さんは一皮剥けたような気がする。
でも捨助くん、土方さんに巻き上げられた50両の件は不問、かつ、土方さんのパシリでもいいんですか(笑)。捨助くんも大人になったね(爆)。
そして、多摩の人々には「この親不孝もの」とか頭ごなしに怒られてしまう(苦笑)。近藤さんや土方さんがいちいち「多摩へ帰れ!」と怒鳴りつけてたのも、多摩の人々の気持ちをよくわかってたからだな。
宴会の席で、立派な鎧を着ていた周平くんと、わりと軽装な鍬次郎くんの対比が目に付いた。周平くん、幹部隊士並み扱いなのかな……。
お琴さんと土方さんのエピソードについては、別項にする予定。
離反する永倉さんに、近藤さん。
「勝手に隊を離れたら切腹だ!」
……えーと、近藤さん、「法度はもういい」と土方さんに言ったのはあなたでは^_^;。ただ、軍の規律を守る指揮官としては、決して外れたことを言っているわけではない。後に宇都宮城攻めに加わった土方さんが、激戦に怯えて逃げようとした兵卒を斬ったというエピソードもあるし(ちなみに、後日哀れんで、供養を親戚に頼んでいる)。
人間的ではあると思う。物事がうまく回らなくなってしまうと、人間、必死に立場を挽回しようとして、却って悪い方向に進んでしまう、言っちゃいけないことを言ってしまう、ということは、ないわけじゃない(思い当たる経験がないでもない……滝汗)。
そして、このエピソードは、あえて厳しい立場に立って隊を引き締める役に徹した土方さんが近藤さんのもとにいないと、近藤さんの人柄や人間性に共鳴するという「近藤マジック」が発動しないというエピソードでもあるかも知れない。一方で土方さんも、かつて近藤さんが広島出張中で不在だった時に、河合耆三郎の処分を巡って、望まない切腹を申し渡さなければならなかった。ふたり揃って初めて機能するんだな……。
一方で新八っつぁんは、このドラマの中では結局、新選組が好きというよりも、試衛館で世話になった近藤勇の食客という意識を変えることはなかった。この時点で、近藤さんが勝海舟の思惑で勝てない戦に派遣されたこと、それでも最後まで自分の分を尽くしたいという本心を告白していれば、義侠心のある新八っつぁんは共鳴して共に死中に活を求める戦いに身を投じたかも知れないんだけど……他の幹部隊士もいる場で、それは言えないわな(汗)。
そして、新八っつぁんと違って、新選組に居場所を与えてもらった斎藤さん、島田さん、尾関さんは、新八っつぁん・左之助の離脱にも関わらず、誠の旗の下で戦い抜くことを誓う。文官肌で、時勢の先が見えている尾形さんは、冷めてますが……。
「いや、聞かん。かっちゃんは思うようにすればいい。俺はかっちゃんについてくだけだ」と、土方さん。
もし土方さんが「聞く」と答えていたら、おそらく近藤さんは勝海舟に甲府で死んでくれという思惑で差し向けられたことを告げていたんだろうな。そして、限られた軍勢で一生懸命戦って死ぬという、自分の決意を。
でも、土方さんは、そこまで言われなくてもわかっちゃった。「俺たちは200名足らずで5000と戦う」という事実を告げられるだけで。だからこそ、捨助くんを遣いに出して、菜っ葉隊に加勢を頼んだんだろうと思う……戦いらしい戦いを近藤さんにさせたいから。
「心配するな。その羽織を着た奴に嘘は言わない」
土方さんが、捨助くんに告げた言葉。新選組のために鬼の副長になった土方さんらしい言葉とも言えるけど、鳥羽伏見の戦いを経て、源さんや山崎さんや(ドラマでは描かれなかったけど、その他の隊士たちも……)失って、土方さんは一皮剥けたような気がする。
でも捨助くん、土方さんに巻き上げられた50両の件は不問、かつ、土方さんのパシリでもいいんですか(笑)。捨助くんも大人になったね(爆)。
そして、多摩の人々には「この親不孝もの」とか頭ごなしに怒られてしまう(苦笑)。近藤さんや土方さんがいちいち「多摩へ帰れ!」と怒鳴りつけてたのも、多摩の人々の気持ちをよくわかってたからだな。
宴会の席で、立派な鎧を着ていた周平くんと、わりと軽装な鍬次郎くんの対比が目に付いた。周平くん、幹部隊士並み扱いなのかな……。
お琴さんと土方さんのエピソードについては、別項にする予定。
離反する永倉さんに、近藤さん。
「勝手に隊を離れたら切腹だ!」
……えーと、近藤さん、「法度はもういい」と土方さんに言ったのはあなたでは^_^;。ただ、軍の規律を守る指揮官としては、決して外れたことを言っているわけではない。後に宇都宮城攻めに加わった土方さんが、激戦に怯えて逃げようとした兵卒を斬ったというエピソードもあるし(ちなみに、後日哀れんで、供養を親戚に頼んでいる)。
人間的ではあると思う。物事がうまく回らなくなってしまうと、人間、必死に立場を挽回しようとして、却って悪い方向に進んでしまう、言っちゃいけないことを言ってしまう、ということは、ないわけじゃない(思い当たる経験がないでもない……滝汗)。
そして、このエピソードは、あえて厳しい立場に立って隊を引き締める役に徹した土方さんが近藤さんのもとにいないと、近藤さんの人柄や人間性に共鳴するという「近藤マジック」が発動しないというエピソードでもあるかも知れない。一方で土方さんも、かつて近藤さんが広島出張中で不在だった時に、河合耆三郎の処分を巡って、望まない切腹を申し渡さなければならなかった。ふたり揃って初めて機能するんだな……。
一方で新八っつぁんは、このドラマの中では結局、新選組が好きというよりも、試衛館で世話になった近藤勇の食客という意識を変えることはなかった。この時点で、近藤さんが勝海舟の思惑で勝てない戦に派遣されたこと、それでも最後まで自分の分を尽くしたいという本心を告白していれば、義侠心のある新八っつぁんは共鳴して共に死中に活を求める戦いに身を投じたかも知れないんだけど……他の幹部隊士もいる場で、それは言えないわな(汗)。
そして、新八っつぁんと違って、新選組に居場所を与えてもらった斎藤さん、島田さん、尾関さんは、新八っつぁん・左之助の離脱にも関わらず、誠の旗の下で戦い抜くことを誓う。文官肌で、時勢の先が見えている尾形さんは、冷めてますが……。
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