『多摩・新選組記聞』平野勝(東京新聞出版局)

　著者は写真紀行家。天然理心流を学んでいたという叔父さんからの聞き書きを中心に、日野に伝わる「新選組最強の剣士は井上源三郎」などの伝承をもとに書いた小説(という位置づけでいいと思うが……本屋では歴史コーナーに置かれていた^_^;)。



　ひと言でいうなら「源さん大活躍！」。大河ドラマ『新選組！』で小林隆さん演じる源さんのファンには、ちょっと嬉しいかも。



　山南さん・永倉さん・原田さんのファンには、寂しいかも知れません(特に山南さんファンには……大河ドラマ『新選組！』で山南さんファンになった方には、違和感は少ないかも知れませんが、でも寂しいような展開)。



　白牡丹が嬉しかったのは、「べえべえ言葉」こと多摩弁があちこちに散りばめられていること。

「『こんところ一日として気持ちの休まる日はねえなぁ』と近藤がつぶやく。

『だけんどここが頑張りどころだんべえ』と井上。

　土方は、『ともかく近藤さんをもり立てて、もうひと踏ん張りもふた踏ん張りもするっきゃねえよ。片がついたら故郷《くに》へ帰って《けえって》、日野の渡しの鮎ずしで一杯やんべえ』と頬をゆるめ……(以下略)」

　こんな感じの会話が、ちらほら。

　大河ドラマ『新選組！』でファンになった方には違和感があるかも知れないけど、多摩弁丸出しの多摩組の会話、白牡丹は好きだなぁ。



　そして、芹沢鴨さん一派と試衛館一派との対立は、「だっぺ」言葉と「だんべえ」言葉の対立だったりする……(汗)。



　……常陸出身の伊東先生が「だっぺ」言葉で出てこなかったので「ちっ、残念」と舌打ちしてしまう(爆)のだが。



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　先週後半から、ブログが重くなっています。メンテナンスが終わっても解消されず、時々書き込みができません(涙)。コメントを書かれる時にも書き込み不能になることがあるかも知れませんが、ご寛恕お願いします。

『壬生義士伝』、コミック化

　連載開始の半年前から新聞記事に取り上げられるマンガって、そうはないと思うのですが。



壬生義士伝：

漫画化決まる　青年週刊誌「モーニング」で夏以降に連載スタート　／岩手



　まぁ、あの『壬生義士伝』ですし、岩手発の地元記事ですから、取り上げられるのはわかります。でも、連載開始の半年前から記事になるというのが……すごいです。



　絵は、ながやす巧。白牡丹の世代では当然ながら『愛と誠』の漫画家さんです。あの画風で、土方さんや斎藤さんがどのように描かれるのか、ちょっと気になりますが……原作では、近藤さんは俗物扱いだし、総司君もふっ飛んだところがありますので、大河ドラマ『新選組！』から入った方は、面食らうかも知れません。

えっ、『新選組の哲学』が復刊するかも知れない？

　Alice_Wendyさんのブログ「月の輝き」の記事「ちょっと残念」を読んで、びっくり。

絶版中の「新選組の哲学」（著：福田定良）が

読めるようになるかもということでこちらの方に期待しましょう！

な、何ですと〜っ！



驚き慌てて「ほぼ日」に直行！

また、ただいま絶版中の

福田定良さん著『新選組の哲学』についても、

いいお知らせをできる日が近づいています。

　『新選組！』DVDを「ほぼ日」が販売しないという経過はすでに読んでいたので残念だけど理解できるという状態だった……が、糸井さん、『新選組の哲学』が復刊できたら、それだけで素晴らしいことですわ。



　何しろ、白牡丹も投票している『復刊ドットコム』の『新選組の哲学』投票ページでは2003年7月に規定の100票を突破して以降、交渉情報は出版社に復刊希望のメールを送ったという状態から動いてなかったのだ。糸井さんが書評で取り上げてくれたおかげで支持票はすでに200票近いが交渉の動きはなかったのだから。



　もし今復刊されたら……『新選組！』ファンの方の多くは『新選組！』キャストをイメージして読まれるんでしょうね。白牡丹はNET『新選組血風録』のキャストをイメージして読むのがデフォルトなんですが、一度、『新選組！』キャストをイメージして読み直してみよう。また違った発見があるかも知れない。



　読む前からすでに想像できるのだけど、うち「土方のタトエばなし」は、近藤勇＝香取慎吾、土方歳三＝山本耕史、沖田総司＝藤原竜也のキャストでイメージしても、十分にハマると思う……何しろ、伊東先生に傾倒する近藤さんを苦々しく思う土方さんが、沖田君に「亭主に浮気された女房がどうするか」とタトエばなしで語るストーリーだから(苦笑)……あ、ただし、斎藤一はオダギリジョーさんのイメージで読むと多弁で軽妙な語り口にびっくりするかも^_^;。未読の皆さん、復刊された暁に読むことをぜひ楽しみにしてください(爆)。

『新選組 「最後の武士」の実像』大石学(中公新書)

　NHK大河ドラマ『新選組！』の時代考証を手がけている専門家のひとり、大石学氏による新選組全史。



新選組―「最後の武士」の実像 中公新書 1773(amazon.co.jp)



新選組の誕生から終焉までの通史は、史料を厳選し、異説・異論のあるものはあえて両論併記の形で紹介している。全体を通して依拠する史料は割とバランスがよいように思う。



　個人的には、永倉新八の談話『新選組顛末記』に依拠する部分で、少し「？」のところが一カ所。序章で、鳥羽伏見の戦いに敗れた新選組が江戸に到着した時に隊士が「四十余名」となっていたところである。『新選組日誌コンパクト版　下』菊地明・伊東成郎・山村竜也は、横倉甚五郎日記を元に、帰還した隊士を117人と割り出している。永倉新八の言う「四十余名」は、順動丸に乗り込んだ隊士の数で、近藤勇・土方歳三など富士山丸に乗り込んだ隊士たち(その多くは負傷・病気の隊士たちと見られ、松本良順が預かる神田医学所に収容された近藤・沖田を除いては、殆どは島田魁の世話のもとに横浜の医学所に収容されたと推定される)を数に入れていないのではなかろうか。

　

　一方で、永倉『顛末記』と西村兼文『新撰組始末始末記』が取り上げている内山彦次郎暗殺の件についての記述を見ると、新選組犯行説に疑義を挟んでおり、『顛末記』を全面的に採用しているのではないとわかる。それ以外の事件や事象の扱いを見ると、史料の扱いに違和感があるのは「四十余名」のところだけである。



　また、新選組の幹部隊士を輩出した多摩を「首都=江戸」を政治的・軍事的・経済的に補完する地域と位置づけて新選組の精神的風土と結びつけ、また新選組を単純に「最後の武士」として描くのではなく幕末の幕府の近代化に沿って近代化・洋式化を進めていった組織として描いている点が、新しい。



　新選組ファンとしては手元に置きたい本の一冊である。



　このところ『新選組』松浦玲をはじめ、従来は新選組研究に関わってこなかった歴史学者が新選組に関する著書を出すようになり、新選組ファンとしては嬉しい限り。山崎烝日記など史料も次々に見つかっていることから、在野の研究家と共に、新選組の歴史的評価や従来知られていなかった史実の発掘を進めていただければなぁと期待する。

新選組マンガ史上、最も男前な伊東先生だ！

白牡丹が新選組もののマンガで好きな作品のベスト3に確実に入る、岩崎陽子『無頼』の最新作に伊東甲子太郎先生がご登場。



　白牡丹の本宅をご覧になっている方には気づいているかと思われるのだが、白牡丹が新選組と土方さんに初めて出会ったのは、実はこの作品。史実に岩崎さん得意のオカルト風味を絡ませた『無頼』は、主要登場人物全員がビジュアル系(爆)というところで偏見を持たれる方もいるかも知れないが、実は「合理的で、それでいてハートは熱過ぎるほど熱い土方歳三」とか「かっこいい芹沢鴨と新見錦」とか、大河ドラマ『新選組！』ファンにも入りやすい新選組モノである。



　連載されていた月刊誌が廃刊となって再開が望まれていたが、新選組イヤーとして読み切りの新選組モノを掲載していた『月刊プリンセスゴールド』が、『新選組青春伝』というタイトルでアンソロジーにまとめたペーパーバックを、今日書店で見かけて飛びついた。その目玉が、書きおろしの『新選組異録　無頼』の新作「蒼天」……ううう、嬉しい(;O;)。



　連載打ち切りの後に『プリンセスゴールド』に掲載された「菊一文字」に続く外伝的な「蒼天」は、本編が池田屋事件とその直後の(作者オリジナル設定の)河上彦斎と沖田総司の対決という場面から、ぐぐ〜っと下って、何と、いきなり、油小路前後を描く。主人公の斎藤一は、当然、御陵衛士に加入していて、斎藤一の視点から藤堂平助を描いている50ページの作品だ。



　いや〜、大河ドラマ『新選組！』で油小路事件を放映した直後に、この作品をぶつける岩崎陽子さんの男前ぶりにはびっくりしました。『無頼』だけ読んでいたら、ここに至る新選組の経過はわからないと思うのですが、読者の多くは大河ドラマ『新選組！』を観ているか、新選組の史実を知っているだろうという前提で、思い切ってご自分の描きたいところに飛ばしたと推察します。そして、『新選組！』と比較されることも覚悟で、これを持ってきた勇気……『新選組！』の「決戦、油小路」も忘れられない作品なんですが、「蒼天」も白牡丹プッシュです〜＼(^o^)／。



　白牡丹が新選組と土方さんに出会ったのは、この作品ともうひとつのマンガ作品があるのですが……もうひとつの作品は読むのを止めています。いろいろあるのですが、この作品と比べて引き合いに出すと、酒がまずくなるので止めておきます(爆)。



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11/19追記。この記事で画像をアップしていたのだが、ある読者の方からご指摘があり、ごもっともだと思ったので画像を削除し、記事の内容を修正させていただいた。ご指摘に感謝。



ただ、ご指摘の文章がいわゆる2ちゃん文体で、2ちゃん掲示板をご覧になっていない方にはぎすぎすして見えた。白牡丹は2ちゃん掲示板を読みには行くが、このブログにおいては2ちゃん独特のとんがった文体は使いたくないし、読みたくない。



熟慮の末、お書き込みいただいたコメントと白牡丹の応答を一連のコメントを削除させていただいた。ぎすぎすした遣り取りを許容するとブログが荒れるもとなので、管理者権限を使わせていただいた……ご寛恕願いたい。

『新選組の遠景』野口武彦は、白牡丹的には傑作

　ようやく、先週から読み始めていた『新選組の遠景』野口武彦(集英社)―リンク先はamazon.co.jp―を読み終えた。



　野口武彦氏が何者であるのか、すべての著作を読んではいない白牡丹には表現しがたいのだが……時代とか、文化を超えて、文明の視点で歴史を見据えることができる思想家であって哲学者、かな。それでいて、時代時代の世間の諸相から、その時代精神を感じ取ることができる著述家。歴史が専門ではないが、史料を渉猟して消化する能力は、歴史学者に比肩するかも知れない(と言っても、歴史を専門に勉強していない白牡丹の感覚で言っているのだが^_^;)。野口氏の『幕末気分』『幕末伝説』は、幕藩体制が崩壊寸前の中で、征長戦に動員された旗本がいかに大坂で厭戦気分で遊び狂ったか、前記の2作と併せて『幕府歩兵隊』を含めた3作では社会や経済からはみ出た無頼の徒が幕府の徴募に応じて近代化された軍隊に組み込まれることによる騒動を始めとするプロセスが歴史の流れと共に描かれて、すこぶる面白かった。



　その野口氏による、新選組論。それは読まなきゃ損だわな、と、書店で見かけてすぐに購入。しかも、表紙は黒鉄ヒロシ氏だし……^_^;。



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　いやー、久しぶりに読みごたえのある新選組論だった。最近、大河ドラマ『新選組！』の影響で従来から新選組について書いている著述家の方が続々本を出しているのは新選組ファンとして嬉しくないはずはないが、たまにブームに当て込んだ薄っぺらい本に出会った時には真剣に「もうこの人の本は読まむもんか……」と落ち込むこともあるぐらい、思い入れがあるだけに、万を持して発刊された、この本は嬉しかった。

　てなわけで、書評でアマゾンに書くには字数制限を超えてしまうかも知れないし、まだ整理できていないので、ここで書評もどきを書いてみる。



「第一章　新選組遠景」

　白牡丹が膝を打ったのは「新選組のことは、新選組だけを見たのではわからない」という一文である。新選組ファンは、どうしたって新選組内部を中心に見るが、新選組が清河八郎の献策の鬼っ子として生まれた背景に始まって、幕府や会津藩に属する警察組織として誕生し得たことの背景を、清河八郎の思想、試衛館が江戸の剣術道場の復権ブームの中でどのような立ち位置にあったか、芹澤鴨らをどう取り除いていったのかを、新選組の外からの視点で語る。

　細かい歴史の解釈においてはこれでいいのかなーと思うところがあるが、全体としては白牡丹の一番の好み。



「第二章　池田屋事件私考」

　ここでは、明治の後年以降に小説や講談の世界で脚色化された新選組像と、史実の新選組像のギャップを語る。その視点においては、すでにいくつか著作が出ているが、野口氏の視点で見た池田屋事件はやはり読んでいて面白い。



「第三章　沖田総司伝説」

　前二章とアプローチを変えて、なぜ70年代に『新選組血風録』『燃えよ剣』の島田順司に象徴される沖田総司ブームが起こったのか、その時代背景を探る章。

　白牡丹は70年代前半の学生運動をリアルタイムで理解できるほどの齢ではなかったし、結束信二脚本で栗塚旭が土方歳三を演じ島田順司が沖田総司を演じる『新選組血風録』『燃えよ剣』はここ数年にビデオを取り寄せて見ただけ。だが、福田定良『新選組の哲学』を引用しながら語る沖田総司論は、幸いにして『新選組の哲学』を読んでいるからにして、ついてきやすい。

　薄幸なヒーローの条件として、天性の才能、魅力的な性格、夭折の悲運という三大条件を提示していることが、白眉である。白牡丹的に解釈するなら、沖田総司は幕末における源義経なのだ。



「第四章　内山彦五郎殺し」

　またアプローチを変えて、史料を駆使して、大坂西町奉行の筆頭与力であった内山彦五郎を暗殺したのは新選組ではない可能性が高いと結論づけている。白牡丹個人が感覚的にそう思っていたことを、史料の裏付けや当時の歴史的な背景を含めて論証している。

　かなり読みごたえがあるし、史料の裏付けなどきちんとしているので、歴史家の意見が楽しみな論であ。



「第五章　七条油小路の血闘」

　伊東甲子太郎ら深川伊東道場の面々がどういう経緯で新選組に合流し、なぜ分離したか、その敵対関係をどう清算したか、という章。朝廷に征討命令を下された幕府に対して長州がいかに自藩を守ったか、ということと並行して、伊東甲子太郎の新選組を離れた行動が描かれる。

　史実の土方ファンでありつつも、史実の伊東甲子太郎も決して悪人ではないと思っている白牡丹には、土方さんが伊東暗殺を決めた根拠が伊東さんら高台寺寺党が近藤勇暗殺を目論んだからではなく、「伊東甲子太郎が柳原前光に建白書を出し、薩摩藩と気脈を通じているという情報をもたらした」ことによる、という意見は大歓迎。

　新選組から分離して独自の勤王活動を始めたものの、反幕府側は元新選組だと容易に信じない、その苦労はわかるものの、それで伊東さんが近藤勇を暗殺することで反幕府の歓心を買おうとして、それをスパイとして内通していた斎藤一が新選組に伝えて暗殺に至る……という描かれ方が典型的なのだが、史実の伊東甲子太郎を多少なりとも知っている白牡丹的には、不満だった。元新選組という前歴が枷《かせ》になっているとはいっても、それを払拭するために暗殺を企てるようには、史実の伊東先生が見えないから。

　だから、野口氏の、新選組から見たら、倒幕派に回った薩摩藩に利する行為までやり過ぎてしまった伊東先生が邪魔になってきて、新選組が暗殺を決意する、という流れの方が説得力を持っている(あくまで私は土方ファンですが、近藤さん暗殺を企てていると知って伊東暗殺を決意する土方さんより、ついやり過ぎて新選組に敵対する行動を取った伊東先生を暗殺する土方さん、それを支持する近藤さん、の方がしっくりする……いや、あくまで個人的にですが)。



「第六章　千両松の戦い」

　ここでは近代戦に巻き込まれた新選組が、軍の近代化に遅れたために薩長の銃火の前にいかに無力だったかが語られる。池田屋事件で剣の戦いにおいては無敵だった新選組だが、禁門の変で前線に投入されなかったために、銃砲での戦いが主流となり始めていた時代に乗れず、奮闘しつつも敗れ去り、甲州勝沼では茶番のような敗戦を喫するところが俯瞰されている。



「第七章　北辺に散る」

　野口氏による、土方歳三レクイエムの章。特に目新しいところはないが、白牡丹は二股口の戦いで二股口を守りきった幕府脱走軍において、酒樽を持って兵士たちを慰撫した指揮官の言葉を野口氏が前線の兵士にわかる言葉で翻訳している場面が大好き。

「よくやってるぞ。大した《てぇした》もんだ。官軍は武士《さむれえ》だし、数も多い。おめえらは歩兵だがひけ(#「ひけ」に傍点)は取っていねえ。長岡じゃあ五日五夜、ぶっ通しでがんばった。あんなにつれえ(#「つれえ」に傍点)戦はなかったじゃねえか。今日のなんざあ子どもの遊びみてえなものよ。もう一回景気をつけてやる。一杯《いっぺえ》だけだぞ。酔っ払って暴れちゃならねえぞ」

　野口氏の以前のエッセイでは土方さんの言葉として語らせているが、今回の著作では副官の唐津藩士・大野右仲の言葉として語らせている……いや、白牡丹的には、大した違いはないと思っている。もしも、史実的には大野右仲さんの言葉であったとしても、前線の兵士に、彼らが腹に落ちる言葉で語りかけられるのは、百姓(富農だが)の末弟に生まれ、壬生浪士組から新選組を立ち上げ、鳥羽伏見の戦から戊辰戦争を経て近代的な戦術を身につけながらも「兵が慕うこと赤子が母を慕うがごとし」と言われた土方さんが、一兵卒に至るまでも思いやって魂から発した言葉だと信じているから。

作家・山川健一さんの著作にサイトが紹介されることに

本宅の「月下の白牡丹」第一掲示板に、作家の山川健一さんからお書き込みを頂戴した。

このうち、[新選組、敗れざる武士達]のほうを執筆するにあたり、サイトを参照させていただきました。単行本の巻末の謝辞の欄で、サイト名とURLを紹介させていただきました。ありがとうございました。

しょえ〜、史実を扱っている大手サイト様たちの中に混じって取り上げられるなんて、いいんでしょうか……汗汗汗。

大河ドラマの感想と新選組・土方歳三に関係するニュースを拾っているこちらのブログも含めてひとつのサイトとして見ていただければ、何とか格好はつくのですが^_^;。

山川さん、お取り上げいただきまして、ありがとうございます。まだ至らぬサイトですが、光栄でございます。

山川健一さんのブログはこちらです↓。
幕末武士道と新選組　山川健一公式blog

新選組関係の書籍がまた一冊

書籍ネタが続いて、霊山歴史館の木村幸比古学芸課長が『新選組全史』を刊行したというニュース。

組織運営の特徴を紹介「新選組全史」　霊山歴史館・木村課長が刊行(Yahoo!版)
組織運営の特徴を紹介「新選組全史」　霊山歴史館・木村課長が刊行(京都新聞版)

白牡丹のごく個人的な好みを言えば、木村氏の著作は史料の取り扱いに偏りがあるような気がしてなぁ……いや、そのくらいにしておこう。

『新選組と松前』出版

北海道・松前で、歴史研究家が『新選組と松前』を出版した。

冊子「新選組と松前」　歴史研究家・永田さん執筆

「新選組と松前」はＡ５判、四十七ページ。「松前城争奪戦」「法華寺の徳川脱走塚」「永倉新八と杉村家」など十一章から成り、松前の歴史に詳しい永田さんが執筆。同会の会員らが図版や写真の収集に協力し、刊行にこぎつけた。

町内の松前城資料館売店とテーマパーク「松前藩屋敷」で販売する。

このニュースは、白牡丹のサイト「月下の白牡丹」の第二掲示板になな絵さんがご投稿くださったコメントを手がかりに、北海道新聞社のサイトから取り寄せた。

豆本『新選組余滴』小島政孝、24年ぶり復刊

ニュース検索していて、引っかかった記事のトップの見出しが「土方歳三の恋人は12人」だった(爆)。白牡丹、心臓が口から飛び出しそうになりましたわ^^;。

『新選組余滴』24年ぶり復刊なんですが、新たに追加した話もあるとか。

新選組結成前、近藤が養父母の家出に困り、鹿之助に助けを求めた話など４話を追加した。

購入方法は小島資料館のサイトを参照ください。現金書留か郵便振替で。

実は白牡丹、昼休みに早速、郵便振替を済ませてきたのだった(爆)。