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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 今日は幕末ニュースのクリップ記事がありませんので、別の話題。

 来年明けて3月には晴れて土方ファン満十年となる(汗)白牡丹、けっこうトンデモ設定で土方さんが登場する創作作品(小説とかマンガとか)を読んでおります。

 たとえば……。

・『マンハッタン英雄未満』森雅裕……小説。ベートーヴェンと土方歳三(爆)が20世紀末のニューヨークに召喚されて、生まれたばかりの救世主(メシア)と母親を悪魔から守るために戦う。表紙と扉絵の魔夜峰央イラスト&マンガも含めて、貴重品という気がする(笑)。
・『殺生石』富樫倫太郎……小説。フランス軍事顧問団に紛れて箱館に乗り込んだサンジェルマン伯爵とカリオストロに、アイヌの若者と土方さんが戦いを挑むという(爆)伝奇小説。
・『幕末豪将軍』首藤剛志……小説。知る人ぞ知る、80年代にカルトな人気を呼んだアニメ『戦国魔神ゴーショーグン』の後日談シリーズの一本。アニメでは正義の味方だったゴーショーグン(グッドサンダー)チームと、悪の手先だったドクーガチームが時間と空間を超えて漂流しているうちにたどり着いたのが、幕末の日本(笑)。土方ファンの白牡丹に特に受けたのは、ドクーガ3幹部のうち耽美キャラで知られるブンドル将軍が、土方さんと武士道について意気投合してしまうという展開っす(爆)。
・『ダークキャット』木村直巳……マンガ。本筋は猫の変化が妖魔と戦うという伝奇ものだけど、文庫第4巻では会津白虎隊は出てくるわ、箱館の土方さんは出てくるわ。木村さんはその後小栗上野介忠順のマンガも描いてるし、どんだけ旧幕側のファンかと(笑)。
・『サカモト』山科けいすけ……マンガ、絶版になって惜しい第1巻第2巻は、白牡丹的には殿堂入りといっていい、大傑作(笑)。コスプレして新選組から逃げ回る桂小五郎、ぷつっと切れると放火魔になる高杉晋作、身体のパーツの一部がやけにでかい西郷どん(汗)、理屈が先に立つようでいてやっぱり薩摩人の大久保どん(『篤姫』で大久保どんを演じた原田泰造さんがこのキャラに雰囲気近くて、密かに爆笑してました^_^;)、ラテン気性で誰とでも仲良くなるけど無神経な坂本龍馬、栗塚さん風味の渋い二枚目なんだけどモチ肌フェチで男女見境なし(汗)の土方歳三、土方さんにモチ肌を愛でられてしまう大福餅な沖田総司、鬼畜な土方歳三にかなわぬ恋心を抱く近藤勇(爆)。もお、笑うしかありません。
・『オトコタチの狂』……映画、リンク先はDVD。現代の引きこもり青年のマンションにいきなり、訳もなく、幕末に生きた久坂玄瑞、土方歳三、中岡慎太郎、中村半次郎がタイムスリップしてきてえらいことになっちゃう(爆)というストーリーなのだけど、見終わった後は「志」とか「誠」とかいうキーワードが心に沁みてじーんとする作品。

 で、今日見つけた、このマンガ作品も、すごいトンデモなコミックス。



 刊行されている4巻のうち、3巻までしか読んでないんですが……「ガールズラブ」というジャンルに初めて踏み込んでしまいました(爆)……うひー、オタクなのにボーイズラブ作品が苦手な白牡丹には、百合の世界もきついっすねぇ(汗)。

 しかし、ヒロインのひとりが土方歳三の娘という設定で、箱館で土方さんが戦死して十年後の箱館が舞台なんですが、その娘が15才なんですよ(笑)。第3巻でちょっとだけ生い立ちに触れるところがありますが、いつどこで生まれたのかは明らかになってません。おそらくは京都生まれかと。日野の彦五郎さん宅にいたこと、沖田総司と接点があったことが明らかになっています。土方さんご落命の時には現場にいたことになっています……5才で戦場で看取るんですか(汗)。

 何回かちらっと出演するご生前の土方さん(回想)、美男子とまではいえないけど、なかなかいい男です。

 戊辰戦争の後に箱館が西洋列強の思い通りにされている上に妖怪が跋扈する世界、街の様子はウェスタン風味と、かなーりトンデモ設定ですが(あ、『ウェスタン武芸帳』に似てる^_^;)、ガールズラブでなかったら結構好きな展開かも。あの[#「あの」に傍点]新選組元隊士たちも登場するし、あの美人さんな警部長も新選組に縁がありそうな感じ(第4巻を読んでないんですが、斎藤さんとか藤田さんとかの関係者ではないかと^_^;)。

 えーと……『箱館妖人無頼帖ヒメガミ』の紹介より、土方さんが登場するトンデモ設定の創作作品紹介の方が長いかもしれません(爆)。

☆★☆★

 トンデモ設定の土方さん本、追記。

まずはタイムスリップ&タイムトラベラー編。土方さん、人気です(笑)。
まぼろし新撰組』栗本薫……小説。現代(90年代の日本の地方都市)にタイムスリップしてくる近藤・土方・沖田・永倉・藤堂の5人。現代に合わせようと必死に努力する5人組の中で、アルマーニを着こなす土方さんがナイス(笑)。栗本さんは沖田総司が主人公の大長編の伝奇小説も書かれてますね……自分は途中で挫折しますた(苦笑)。でも『まぼろし新撰組』はイラストも含めて好きでした。
にっくき土方さま』海老沼三郎……小説。これは現代の女子高生が幕末にタイムスリップしてしまう設定。ヒロインは沖田総司に恋をしてるのですが、タイトルが「にっくき土方さま」なのには訳があります(苦笑)。
土方歳三、参る!―幻説五稜郭』辻真先……小説。五稜郭から出撃しようとする土方さんを、未来から跳んできたタイムトラベラーが止めようとする話。終章の土方さんが、さすが土方さんという印象。
『疾風迅雷』第1巻第2巻第3巻第4巻第5巻もりやまつる……マンガ。池田屋からタイムスリップしてきた近藤・土方・沖田・原田が現代の日本で大騒動を巻き起こした挙げ句に、世直ししてしまう(爆)話。肥満キャラの左之助が笑いのツボでした。土方さんは、鼻の穴開きっぱなしなのが、うーん(苦笑)。それに、花柄シャツ、チャーミングですがその顔じゃ似合ってねぇよ(爆)。

歴史if編。
逆転!維新箱館戦争』広瀬 仁紀……もしも開陽丸が沈んでいなかったら、に、始まって、旧幕府方が京都に反撃に出ちゃうという、史実と大逆転なストーリー。広瀬さんって本当に土方ファンだなぁと思いつつ読みふけり、最後は涙しました。
『土方歳三の鬼謀』第1巻第2巻第3巻、柘植久慶……これまた、鳥羽伏見に始まって、会津・北越戦争、箱館戦争(宮古湾海戦を含む)でどうやったら敗者側が逆転勝利できたかを、みーんな土方さんの作戦指揮にしてしまうという、歴史ifストーリー。軍事評論家だけあって、作戦計画はかなり緻密だったという記憶が。

パラレルワールドもの。
『ウェスタン武芸帳』菊地秀行……小説第1巻第2巻第3巻。JET氏によるマンガ第1巻第2巻。沖田総司が主人公(性格が鬼畜^_^;)。坂本龍馬を追ってアメリカ西部に乗り込み、西洋の妖怪やら恐竜やらと斬り合うという粗筋(だったと思う^_^;)。土方さんは沖田君を追ってアメリカに渡る追跡チームのひとりで脇役なんですが、マンガ版のJET氏描く土方さんが素敵でしたので紹介します(笑)。
『銀魂』空知英秋、現在26巻まで出てるので代表して第1巻にリンク……マンガ。パラレルワールド幕末で人情ものの傑作だと思ってます(下ネタが多いけど……)。主人公、坂田銀時のライバル的な存在にあるのが真選組副長・土方十四郎(とうしろう)。土方さん成分が多いのは、第8巻(表紙が土方・マヨラ13登場)、第9巻(背表紙に土方・銀さんと土方サウナで対決)、第13巻~第15巻柳生編(特に第14巻、柳生四天王のナンバー2北大路斎との死闘は圧巻)、第15巻~第16巻ミツバ編(土方さんと沖田総悟の姉ミツバさんとの淡い切ない恋が、涙もの)、第19巻~第20巻真選組動乱編(真選組に参謀として厚遇される伊東鴨太郎と土方さんの対決やいかに)。次に出る予定の第27巻も土方さん成分濃そうです。
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