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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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日本史サスペンス劇場 12月10日・西郷隆盛
 リンク先はインデックスページなので、後日バックナンバーに移動する可能性が高いです。
西郷隆盛

 薩摩藩の超重要人物として幕末に活躍した西郷隆盛。300年続いた徳川の時代を終わらせ、明治維新を成し遂げた立役者でもあり、さらに篤姫誕生を影から手助けした仕掛け人でもある。そんな彼には知られざる数々の謎があった。

西郷隆盛のイメージ(1) 豚姫とは一体誰?
元治元年、長州藩が御所へ弓を引き、禁門の変が勃発。これにより幕府の行方を握ったのは薩摩藩。そしてこの時すでに西郷隆盛は薩摩藩の最重要人物になっていた。商人が接待をしたとき、丸々と太った仲居のお虎と出会い、西郷は一発でお虎を気に入ってしまった。しかし、さらにそれを上回る猛烈な女性がいたという。その女性とは、料亭で下働きをしている巨漢のお末。西郷はお末を一目見て、たちまち気に入ってしまい、ここに通いつめていた。結局、西郷のしつこさに根負けして、何度も座敷に上がるようになったお末。西郷に媚びへつらうことなく接してくれる、ふくよかで、大きな彼女たちと一緒にいるときだけが、西郷にとって、一番心安らぐときだったのかもしれない。

西郷のイメージ(2) 本物の西郷隆盛はやせていた?
上野にある西郷さんの銅像。実は、この有名な銅像は、西郷隆盛ではなく、実弟の西郷従道と従兄弟の大山巌を足して二で割って書かれたものだという。当時、人々の間で、写真を撮ると魂が抜かれるとまことしやかに囁かれていたため、西郷は写真をとるのを拒んでいた。西郷が10歳の時にある事件が起きる。友人2人が些細なことで喧嘩をし、仲裁に入った龍馬は、友人に右腕を斬られてしまう。しかも、それは神経を切るほど深い傷だった。それ以来、西郷は刀を握れなくなってしまった。手の怪我で剣の道を諦めた西郷が、身を立てるために、誰よりも学問を身につけるしかなかった。必死に勉学に励んだ結果、薩摩藩切っての学問通になり、農作物の改革案などを藩へ献上し、少しづつ出世していく。西郷の能力を見いだしたのは、名君と名高い島津斉彬。斉彬は西郷を高く評価し、身分が低くても、常に傍らにいられるようお庭方役として遇した。そして、ある重大な任務を命じた。当時、幕府はイギリスをはじめ諸外国によって圧力を受けていた。そんな国難を乗り切るには諸大名の意見をまとめられるリーダーが必要。そこで薩摩藩は聡明だと評判の一橋慶喜を将軍にするべくひそかに動き出していた。そして、斉彬の養女・篤姫を家定に嫁がせ、大奥をまとめさせるため、西郷は、輿入れの支度係り賭して、奔走していた。

西郷ミステリーその(3) 歴史的瞬間・薩長同盟の舞台裏
禁門の変を起こした長州藩を征伐するため、幕府が長州征伐を命令。この時政長総督参謀として西郷が抜擢された。坂本龍馬は西郷に、敵対し犬猿の仲だった長州と薩摩が手を結ぶ薩長同盟を提案。薩摩の西郷と長州の桂小五郎とで会合が行われた。しかし、西郷は一向に同盟の話をしなかった。4回目の会合で、龍馬が西郷に書類を見せ説明し、やっと同盟が成立した。西郷が桂をじらし続けた目的は、この同盟交渉を長州藩から申し入れた形にし、薩摩藩に対し借りを作らせた状況にしておけば今後、共に幕府を倒し、新政府を設立した際にも薩摩が勢力争いで優位に立つことが出来るようにという事だった。薩長同盟後、あらゆる面で薩摩が長州より優位に立っているのが、何よりの証拠である。

西郷ミステリーその(4) 国民的ヒロイン・篤姫の危機
薩長同盟をきっかけに、一気に倒幕の道を走り始めた薩摩。慶喜が大政奉還をしたことにより、倒幕の大義名分を失ってしまった薩摩は、幕府の息の根を止めるには絶対に戦争が必要だと西郷は考えていた。西郷は、配下の者に命じて、江戸を荒らしまくり、わざと薩摩藩が徳川方から恨みを買うようしむけた。その結果、庄内藩を中心とした旧幕府側諸藩が薩摩邸を包囲した。この事件をきっかけに、戦火は鳥羽伏見の戦いへと発展し、京都は戦乱に包まれた。しかし、この全面戦争を救った人物がいた。徳川最後の姫・篤姫。篤姫は、最後の手段として、かつて輿入れの時に手助けしてくれた西郷にむけて手紙を書いた。その手紙に心を打たれた西郷は、江戸城攻撃を中止。幕臣・勝海舟と会談を持ち、江戸無血開城が決定。江戸が火の海になることだけは避けられた。しかし、これには裏があったという。イギリスの外交官・ハリーパークス。すでに薩摩と同盟関係にあり、武器などを調達していたイギリス。その要人であるパークスが江戸総攻撃の中止を訴えてきたのだ。江戸は大事なマーケットなので、攻撃するなら徳川側につくというのだ。徳川側につかれたら、勝敗はどうなるかわからない、そんなとき篤姫から手紙をもらったのだ。なんと見殺しにするつもりだったにも関わらず、利用できると見るや、すぐに態度を変えた。これが一説による江戸無血開城の顛末だと言われている。明治維新後、西郷は、故郷・薩摩で妻・イトと愛犬とのんびり暮らしていた。明治政府から要職につくように要請されたが頑として引き受けなかった。その後、度重なる要請に抗いきれず上京。のち、廃藩置県、陸海軍省の設置など日本の近代化に貢献した。幕末という激動の時代を生き抜きながら、その後、地位も財産も捨てた西郷隆盛。彼が心から願っていたのは、混乱を極める日本という国を新しく生まれ変わらせることだったのかもしれない。はたして彼の本当の姿とは・・・。


 うぉぉぉぉ、時代劇で二枚目を演じることが多い山口馬木也さんが西郷どんを演じていらっしゃる! し、しかも、「豚姫伝説」では山田花子さんとか中島唱子とかと、大爆笑場面を熱演なさっているではないですか!

 大笑いさせていただきました。

 ……山口さん、西郷さんにしてはあまりにも美男過ぎるけど(苦笑)。

 もぉ、ほぼ一年にわたって馴染んでいた小澤征悦さん演じる西郷どん@『篤姫』のイメージがぶっ飛ぶほどの大衝撃です(爆)。

 岩倉具視を芦屋小雁さんが演じるというのは……受け狙いあり過ぎて、白牡丹的には滑ってます^_^;。
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