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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
去年はまとまったレビューを書けませんでしたが、毎週『真田丸』を楽しみにしていました。

 いろいろなレビューや感想を見てきましたが、『組!』『組!!』残党にとって、下記のレビューが一番しっくりしました。

『真田丸』――『新選組!』から12年、三谷幸喜の円熟を感じさせるただただ楽しい大河の誕生
――批評家・宇野常寛が主宰するインディーズ・カルチャー誌「PLANETS」とサイゾーによる、カルチャー批評対談──。

宇野常寛[批評家]× 木俣冬[著述家]

『真田丸 完結編』(NHK出版)
ひところの盛り上がりに比べ、近年はやや低調気味だった大河ドラマ。だが2016年は、12年ぶりの三谷幸喜作品によって一躍話題入りを果たした。「『真田丸』ロス」なる動きまで生んだ作品から、12年越しの作家のリベンジを読み解く。

木俣 『真田丸』は本当にただただ楽しく観ていて、褒めることしかできなくて、「それでいいのか?」と自分で思うくらいでした。三谷幸喜さんの新たな代表作になったんじゃないでしょうか。

宇野 僕も、三谷幸喜という作家の円熟を感じさせた作品だったと思います。三谷さんはおそらくはその中核にあるであろうシットコム的なものをやると空回ってしまう一方で、そのエッセンスをキャラクターものに応用すると評価される、ということを繰り返してきた作家だと思うんですよね。多分『HR』【1】のほうが三谷さんにとっては自分のやりたいことをストレートに出しているのだけれども、やっぱりシットコムの手法を別ジャンルに応用した『古畑任三郎』【2】のほうがずっとハマっている。それって多分「笑い」から政治風刺的なものを脱臭してきた、この国の文化空間の問題が根底にあるんだと思うんですよ。三谷さんはもっと欧米の政治風刺的なシットコムに憧れているところがあると思うんですが、それを日本のテレビは受け付けない。だから空気を読んで脱臭してやると『HR』みたいに無味乾燥になって、無理して押し通すと『合い言葉は勇気』【3】や『総理と呼ばないで』【4】のように空回ってしまう。どこが空回っているかというと、三谷さんの考える「正義」というのは基本的に戦後民主主義的というか、学校民主主義的な優等生っぽい「正義」で、端的に言えば淡白でダサい美学に基づいた正義感なんですよ。それを笑いで包むことによって粋に見せたいのだけど、政治と笑いを結びつける回路がこの国のテレビを中心とした文化空間では死んでしまっているわけです。

 そこで発見したのがキャラクターものとしての「歴史」という回路だったと思うんですよね。要するに、歴史ものという解釈のゲームに退避することによって、三谷さんの抱えてきた「笑い」と「正義」が初めてちゃんとかみ合うようになった。それが例えば『新選組!』【5】だったはずで、あの1話が劇中の1日になっていて、全50話をかけて近藤勇の人生で重要な50日を描く、なんてやり方なんかは、三谷さんがそれまでやってきたシットコム的なものの応用がハマった例ですよね。あのコメディの枠組みがあるから、新選組という敗者の側に立つことで学校民主主義的なイノセンスを浪花節的に見せる、というベタベタなものが逆に気持ちよく観れる。毀誉褒貶はあったみたいだけれど、僕は『新選組!』はアクロバティックな手法がうまくハマった作品だと思っていて、だから『真田丸』で今更やることがあるのかな? とまで思っていたわけです。しかし蓋を開けてみたらものすごくアップデートされていてびっくりしました。

木俣 本当に、三谷さんの集大成になったな、と思いますね。『新選組!』に対しては、絶賛の一方で、「史実に沿っていない」などの批判もかなりあったじゃないですか。実際はそんなことなかったようで、その誤解に対する悔しさもあったかもしれませんね。それから12年、『真田丸』を描くまでに、三谷さんは結構いろんなことに挑んでいます。以前から好きだった人形劇に挑戦したり(『連続人形活劇 新・三銃士』【6】)、その発展形で文楽をやってみたり(『其礼成心中』【7】)。
 『組!』『組!!』についてもしごくまっとうな評価をいただき、また『真田丸』について「本当にただただ楽しく観ていて、褒めることしかできなくて、『それでいいのか?』と自分で思うくらい」と評されるのがとても嬉しいです。
 『真田丸』を見て新たに大河ドラマファンとなった若い方々が多いことを喜ぶ一方、『組!』『組!!』以降の三谷作品を全部ではないけど見てきた三谷ファンとして、他の作品の積み重ねが今回の成功に繋がっているという見方もして欲しいと思っていたので。
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togetterまとめサイトより。
#真田丸 最終回ラストで佐久間象山を持ち出したのは強引では?という疑問から様々な歴史の話

 有働さんが徳川幕府をナレ死させたことも話題になりましたが、それはまた260年後の話。とはいえ、幕府崩壊のきっかけをつくった佐久間象山に言及し、2004年『組!』第一話の佐久間象山につながります。

 そして、幸村の「狙うは徳川家康の首ただひとつ」は『新選組!!土方歳三最期の一日』で土方歳三が言う「狙うは本陣、奸賊薩摩。黒田了介の首ただひとつ」にリンクします。また、ラストシーンで、戦国時代に別れを告げて徳川の時代に自国信濃を守る領主として生きる決意をした兄信之が「参るか」という台詞は、五稜郭に立てこもった旧幕府軍の榎本武揚が降伏を決めて大鳥圭介に「参るか」という姿とリンクします。

大河ドラマで異例の続編……2006年に実現した『新選組!! 』土方歳三の最期
12月18日、NHK大河ドラマ『真田丸』がついに最終回を迎え、そのラストに多くの人が注目しました。

ちなみに、本作における全話通しての平均視聴率は16.6%。過去5年間の大河ドラマの中では最高の数字とのこと。
しかし、視聴率だけでは計りきれない魅力もあるもの。今回『真田丸』の脚本を手掛けた三谷幸喜が、12年前に執筆した大河作品『新選組!』も、視聴率以外の実績で語られるべきドラマの一つ。なにせ本編終了の一年以上後に後日談が放送されるという、前代未聞の厚遇を受けた大河ドラマなのですから。

不祥事で信頼を失っていた11年前のNHK

2005年9月20日。NHKにおいて『NHKは変わります~新生プラン』という、自局の改革プランを伝える番組が放送されました。改革のコンセプトはズバリ“視聴者第一主義”。この前年の2004年、紅白歌合戦の担当プロデューサーによる制作費不正支出問題が、週刊文春の報道により発覚。それを機に様々な不祥事が暴かれていき、同局の評判はガタ落ち。受信料の支払い拒否が続出していました。
こうした状況を受けて、NHKは改めて「国民と共にあること」を決意。その変革に向けた具体的なプロジェクトの一つとして、『新選組!』のアフターストーリー制作が『NHKは変わります~』の中で発表されたのです。

放送終了後に多数寄せられた『新選組!』の続編希望

それにしてもなぜ、既に終了した大河ドラマの続きを作ることが、改革に繋がるのでしょうか? それは『新選組!』の続編制作を求める声が後をたたなかったからであり、NHK的には、その要望に応えることで“視聴者第一主義”を分かり易く打ち出したかったのでしょう。

本編は、香取慎吾演じる主人公、新選組局長・近藤勇が処刑されるところで終了。しかし、かねてより「副長・土方歳三の最期まで描いて欲しい」との意見が多数寄せられていました。
それもそのはず。土方といえば、近藤のブレーンとして新選組の実権を掌握した事実上の統率者。その死を以って新選組という物語は終結する。そう考えた視聴者は多かったのです。

愛された山本耕史版・土方歳三

土方歳三を演じたのは、山本耕史。「こいつは"悪い奴"だ、その部分を引き出したい」とは三谷幸喜の弁。三谷の思惑通り、するどくしたたかな眼力のこの役者は“鬼の副長”を好演します。
彼の俳優人生屈指の当たり役として愛されていることは、2015年の朝ドラ『あさが来た』において、約10年ぶりに同じ土方役として再登場したことからも明らか。その“山本版土方”の人気もあって、『新選組!! 土方歳三 最期の一日』は実現したと言えるでしょう。

この作品、時代劇でありながら殺陣や合戦シーンはほとんどありません。山本演じる土方と片岡愛之助演じる榎本武揚の対話・問答がメインという、舞台人の三谷らしい構成。さらに、滅びの美学として描かれることの多い新選組作品には珍しい、“将来への希望”を描いているという点においても異例のドラマでした。

『真田丸』は終わり、来年からは柴咲コウ主演の『おんな城主 直虎』が始まります。脈々と続いていく大河ドラマの歴史。今後またこの『新選組!』のように、続編がつくられるくらい視聴率以上にファンからの支持率の高い作品が登場してもらいたいものです。
(こじへい)
 山本耕史さんは『真田丸』では石田三成を好演し、『組!! 』で土方歳三と対立・和解する榎本武揚を演じた佐々木愛之助さんとは「治部刑部」コンビとして愛されましたね。
 脚本の三谷さんも『真田丸』でご自分が演じたい役は石田三成だったとコメントされており、役者として山本耕史さんをどれだけ信頼しているかが伝わります。

 末尾ですが、山本耕史さん、堀北真希さん、第一子ご誕生おめでとうございます。健やかなご成長をお祈りします。



 某巨大掲示板の発言にリンクを貼るのはあまり好ましいとは思わないのですが……去年放映された某大河ドラマで時代考証を担当した大石学氏の講演を聴いた方によるレポと思われるので、ちょっとご紹介します(出所不明の二次引用になりますので信憑性については留保させていただきたいです)。

 『新選組!』と『陽炎の辻』関係のところだけ引用します。

「篤姫」ネタバレスレッド その4
(鳥羽伏見の戦いから、少し横道にそれて新撰組のお話へ。
私は詳しくないのですが、たぶんこんな説明をしてたかと)
4年前には『新選組!』の時代考証も担当。口をすっぱくして、新撰組はもっと近代的なんですけどね
と自分は言ったが、ラストサムライのイメージが強くなってしまった。
自分の考えでは、新撰組はラストサムライではなく、ファーストミリタリー。
当時の軍隊は武士階級によるもの。また奇兵隊も、あくまで長州のなかで編成されたものだった。
ところが新撰組は身分を越え、地域を越えて全国から集まった。
あらゆる階層が集まった実力主義の組織。
鳥羽伏見の戦いでは、みな鉄砲をかつぐ。また勝沼戦争は完全な銃撃戦・砲撃戦となって負ける。
近藤勇は流山で捕まるが、そのとき軍事訓練で使っていた200丁近くの鉄砲が押収される。
新撰組のほとんどの人間が鉄砲を持っていた計算に。
つまり新撰組=鉄砲隊。鉄砲相手に、誠の旗を持って、刀を振りかざすなんてバカな話はない。
新撰組のイメージを変えていく必要がある。

 「新選組はラストサムライではなく、ファーストミリタリー」という大石氏の発言に、とても共感しました。
 奇兵隊についていえば、私もまだまだ勉強中ですが、長州藩内の編成ということに加えて、身分・職業別に組み分けされていて完全に身分や出身職業を隔てなくという組織ではなかったかと思います。

自分が時代考証を担当した『陽炎の辻』。パート1では結構斬っていたので、
やめてくださいとお願いした。
磐音は浪人だから、正義の味方だろうがお白州で取り調べられることに。
峰打ちで打撲や骨折させるなら、悪い奴は自分から訴えられないからいいが、
死体にしたら事件になってしまう。 自分の意見が通ったのか、パート2では峰打ちに。
するとある学生から、刀を返すときにあんな音がしたら刀が抜けるんじゃないかってチェックが(笑)。
でも音がないと、何をしているのかわかりにくい。
パート3も来年(年が明けたので今年)製作されるので、一応このこともNHKに伝えておこうかと。

 正月時代劇『陽炎の辻スペシャル』でもパート3の可能性を示唆する展開がありましたが、やはり予定されているようですね。
 『スペシャル』が単純なアクションドラマになってしまったので、パート3はパート1・2並みの人間ドラマとしてのクオリティを復活させていただきたいと切に願ってます(……個人的には佐々木玲圓先生にもう少し出ていただきたく^_^;)。
 カテゴリに久々「『新選組!』『新選組!!』」に追加記事として入れました……だって「新選組ナイト」というより「『新選組!』ナイト」という内容だったから(笑)。

BS熱中夜話「新選組ナイト」トップ
年末アンコール放送決定!

皆さんのご要望にお応えして、BS2での再放送が決定いたしました。
新選組の魅力が満載!大河ドラマ「新選組」の映像をまじえて熱く語ります!!
年末の再放送をお楽しみに!
[BS2] 12月30日(火) 午後3:15~ 新選組(前編)
[BS2] 12月30日(火) 午後4:00~ 新選組(後編)


 自分は録画済みですし30日には所用があるのでリアルタイムでは視聴できませんが、見逃した方はぜひ。

 BS放送が見られる環境にない方は、サイト内の詳細レポートをご覧下さい。
第一夜詳細レポート
第二夜詳細レポート
 第二夜の詳細レポート、斎藤一すなわち藤田五郎のご子孫の方が、「うちの家系から貞さん(源氏名:時尾)ていう方がお嫁にいってます」と……あれ、番組では「源氏名」って言ってました? 時尾さんって、えええっ!?(汗)
 Yuseumさんのブログに遊びに行って、『新選組!』的な脳内メーカーなるものの存在を知りました。

『新選組!』的な脳内メーカー

 すごいなぁ、こんなもの造ってくれる人がいるんだ……感謝。

 まず、HNの「白牡丹」でトライしてみました。

白牡丹

 ……な、なぜに「近藤ふで」が51パーセント(汗)。そりゃ、「近藤勇、よく戦いました!」で涙腺が決壊するんですけど。

 次の「武田観柳斎」27パーセントってのもなぁ……副長関連の「ロマンチ」7パーセントよりも圧倒的に多いじゃないっすか(爆)。

 そして、にゃがくら君の「悪口を言っていいのはオレだけだ」が副長関連の「ロマンチ」より1パーセント多いというのも(汗)。

 「ロマンチ」7パーセントは、もっと多くてもいいと思うんです……まさか「山南敬助のお団子」と同率だなんて(苦笑)。そりゃ、山南さんのお団子のシーンが何を象徴するものか、いまだに気にしてはいますが(爆)。

 さらに、本名でもやってみました。

本名

 なぜに「寺田屋」の成分が73パーセントと、そんなに多いのだ(汗)。そりゃ、第34回「寺田屋大騒動」は面白かったけど。土方さんの「好きだよ、もう離さない」と鼻血は最高でしたけど(笑)。

 そして、副長関連の「日野」16パーセント。はい、関西在住でも日野には年に何回も訪問してますからねぇ。

 そしてまた、しぶとく、にゃがくら君の「悪口を言っていいのはオレだけだ」が6パーセントでランクイン(爆)……自分、悪口言いたいんだろうか(汗)。

 そして「鬼の副長」がランクインしたのはいいんだけど、「近藤勇のげんこつ」3パーセントよりも少ない2パーセントしかないとは(汗)。

 いやいや、遊ばせていただきました。Yuseumさん、ご紹介ありがとうございます。
 いろいろあって落ち込んでいる今日ですが、『新選組!!土方歳三最期の一日』で山本さん演じる土方歳三ほどには追いつめられていないじゃないかと自分を励ます一日です。

 微妙にカットされてましたね。自分が気づいたのは、以下の場面です。

1. 歳三の回想・会津での場面

 オダジョー演じる斎藤一が「副長、ならば俺が残る」、山本土方副長「託した」斎藤「……承知」と言った直後の場面が切られてましたね。ごく数秒の場面だったんですが。

歳三「……これが最後の恩返しだな」
斎藤「……(頷く)」
殿「……(頷く)」

2. 五稜郭・榎本vs土方の場面

 山本土方さんが榎本さんに呼ばれて、ケースケこと大鳥圭介が「今ここでいうことじゃないだろ。今ここでいうことじゃないだろっ」と地団駄踏んだ場面から転換して榎本さんの部屋での最初の会話の場面が数分間切られてましたね。

榎本「君と大鳥は、愉快だね。顔を合わせる度にいがみあっている」
歳三「総裁には申し訳ないが、あの男は……」
榎本「まあ、そう言うな。大鳥は、君がいつも自分には思いもつかない戦をして、そして勝ちを収めるので、やっかんでるんだよ」
歳三「……」
榎本「あれも根っからの戦好きなんでね」
歳三「勝ち方に決まりなんてない」
榎本「その通り。あ、君と大鳥がいたから、我が軍勢は今までやってこられた。はっきり言って、日本では最強の軍隊だよ」
歳三「最強の軍隊(皮肉っぽく)」
榎本「私は本気でそう思っている。あとは天気さえ味方についてくれていれば、こんなことにはならなかった」
歳三「……総裁、あんたに話がある」

 以上がおそらくカットされた会話ですね。榎本「君とはねえ、土方君。ぜひ一度、膝を交えて話したかったんだ。なぜ我らの催す宴には、なかなか顔を見せてくれないからね」以下は、放映されてましたね。

☆★☆★

12/14追記。

昨日の木曜時代劇枠で『新選組!!土方歳三最期の一日』が放映されたため、2ちゃんの大河ドラマ板にある『組!』スレが久々に賑わってました。大河ドラマの放送が終わってから、磐音さん役で山本耕史さんを知ってからDVDで『組!』を見た、などの飛脚組さんたちも加わって、嬉しい活況でした。

自分は後半の何カ所かカットされていたことにリアルタイムで気づきましたが、改めてスレを読んで、そーか、相馬君たちとの会話で山南さんのことに触れてなかったよな、とか、鉄ちゃんにコルクを渡す場面がない(;_;)、とか、回想場面の会津での第一声「もっと上だ!」がない、とか、永井様の台詞がちょこちょこっとカットされていたり、とか、他にもカットされている場面があることに気づきました。43分の枠に入れるには仕方がないことですが、『組!』からのファンにとって思い入れのある場面が切られていることが残念です。

それでも、この時間枠で再放送してくれることが御の字です。後半は切ない展開なのですが、それでもラストシーンはあの音楽とともに、「諦めるな」ってメッセージがよみがえって元気が出るんですよね……。

☆★☆★

12/15追記。

再放送のおかげで、ちみっとアクセスが増えています。『組!!』については本放送の時に感想を書き尽くした気になっているので新たな感想は書きませんが、過去の感想へのリンクを貼っておきます。

『新選組!!土方歳三最期の一日』感想
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14

『新選組!!』で学ぶ組織心理学 コンフリクトのマネジメント
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14

我ながら、よくもまぁこれだけ書いたもんだと感心してしまいました(爆)。
 表題は、大河ドラマ『新選組!』の近藤勇の台詞を拝借。ろまんちサイト、頑張ってるじゃないですか。

副長からコメントを貰った!!!
 一部引用します。
Q.大河ドラマ『新選組!』放送から数えて4年近く経ちますが、こんなに視聴者に愛された『新選組!』『新選組!!土方歳三 最期の一日』です、是非感想をお願いします。

A.そろそろ皆さんも忘れ始めた頃かもなと思っていたので、たくさんのリクエストに 応えての再編集版放送と聞き、大変嬉しい思いです。
それと同時に「組!」&「組!!」ファンのみなさんと、見えないところで硬く繋がっているんだと実感しますね。


 はい、まだまだ繋がってますよ(笑)。

 ちなみに今日の「夕刊フジ」の『篤姫』関係記事より。
「幕末ものは当たらない」ジンクスに挑む宮崎あおい
 大河史上、幕末ものは三谷幸喜氏が脚本を手がけた2004年「新選組!」以来4年ぶりで10作目。ビデオリサーチのまとめによると、過去9作のうち期間平均視聴率(関東地区)が20%を超えたのは3作品だけ。青春群像劇として一部のマニアから高い評価を得た「新選組!」でも17.4%にとどまっていた。

 放送当時は結構叩かれていたと思うのに「青春群像劇として一部のマニアから高い評価を得た『新選組!』でも17.4%にとどまっていた」という言い方になってますねぇ。一部のヲタ、もとい(汗)、一部のマニアからの熱い支持が作品への評価を変えたのではないかと思います。

 そして、今回の再放送も、楽しみにしています。1回43分の前後編となると、どの辺でドラマが切れるのか、気になるじゃないですか(苦笑)。
 そろそろ案内が出るかとは思っていたけど、嬉しい。

木曜時代劇で『新選組!!土方歳三 最期の一日』  再放送!!
我らが『新選組!!土方歳三 最期の一日』が、皆さんからの熱いリクエストにお応えし、木曜時代劇で再放送されます!!       今年も皆で土方歳三の生き様を見届けましょう!!

<放送日時>

NHK総合にて

2007年12月13日(木)20:00~20:43

     12月20日(木)20:00~20:43


本放送も見てるし、4月の再放送も見てるし、DVDだって持ってる。でも、また再放送となると、録画して、リアルタイムでも見てしまうに決まっている。

嬉しいなぁ……。
 飛脚にもほどがありますが(苦笑)、今日の『新選組!』再放送「友の死」を見て、本放送以来、いくつか書き残していた感想をまとめてあげます。

1.団子エピソード

 新選組から脱走を図った山南さんが、草津宿に行く手前の茶店で明里さんと休憩して、そこで明里さんからお団子の食べ方について指南を受けます。このエピソードが描こうとしているのは何だろうと、本放送から気になっていました。

 ひとつには、今の時代の感覚ではそれほどセンセーショナルでもないことでしょうが、この時代に男女が公衆の面前で手をつなぐことは結構センセーショナルだったということを考えれば、明里さんと山南さんの親密さを描くという意味もあるでしょう。でも、それは主な目的ではないだろうと思います。

 本から得た知識によって隊内きってのインテリだった山南さんが、丹波の寒村から京の女郎屋に売られてきた、自他共に「あほ」と認める明里さんから、初めてものを教えられるという新鮮なエピソードという意味もあるでしょう。

 しかし、何度もこのエピソードを見ていて思うのですが、その直後に新選組からの追っ手として山南さんを追いかけてきた総司君に「沖田君、ここだ!」と投降してしまう決意を促すきっかけだと思うのです(しかも本人は近藤さんの諭しがあって、山南さんを捕縛することを目的としているのではなくて、追いかけたけど見失ったという事実をつくるために出てきている……という点が皮肉です)。

 本人は積極的に加担したわけではないと思っていますが、山南さんは新八っつぁんが首謀した局長に対する反乱事件に関わっていて、土方さんからは黒幕だとにらまれていました。さらに、その反乱事件の関係者のひとりである葛山武八郎を切腹させると決めて実行した土方さんの行動に同調できず、新選組の中で自分が総長としてできることの限界を感じ始めていました。そこに加えて、山南さんを超えるインテリである伊東甲子太郎さんの新選組加入……山南さんは新選組の中で自分の居場所がなくなるのを感じ、精神的に疲れたこともあって、明里さんを身請けして新選組を脱走しました。

 その逃避行の中での、団子エピソード。私の過剰な思い入れがあるのかも知れませんが、団子の串をひっくり返して端の団子から口に入れるという明里さんの知恵は、その直後に現れた追っ手の総司君に自ら姿を晒す山南さんの心境に多大なる影響を与えたように思います。もう少し書けば、自分の居場所がなくなった、「自分の手の届かないところに行ってしまった」と感じて逃げた新選組が再び自分の前に現れた時に、切腹という結末を覚悟して受け入れ、一方で新選組の総長として切腹することによって新選組の一員としてのアイデンティティを得ながら死ぬことを選択したように思うのです。その心境の変化には、明里さんはとてもそんな事情があるとは知らない状況で、団子を串のお尻から食べるという逆転の発想を教えてしまったことが、山南さんが新選組の法度を破った罪を清々しく受けるという決意につながってしまう……心中複雑です。

2.山南さんの遺した思い

 何度見ても切なくなるのが、切腹の覚悟を決めた山南さんが、新選組のメンバーに伝えたことのうち、どれだけが新選組の歴史の中で残ったのかということです。

 たとえば、尾形さんに言った、新選組の記録を残しておくようにという助言は、鳥羽伏見の戦いで敗れた新選組を京を引き払う時に、記録を残しておくのはまずいことになるからと土方さんと斉藤さんと山崎さんが処分してしまいます。

 また、河合さんに金銭のやりとりはこと細かに記録に残すように言い置いたのですが、その遺言もむなしく、河合さんは隊内の金銭の貸し借りがあだになって切腹せざるを得ない結末になってしまいました(涙)。

 さらに、近藤さんと新選組の行く末を見届けて欲しいと託した永倉さんと原田さんは、鳥羽伏見の戦いの後、江戸から甲府に進軍した新選組(甲陽鎮撫隊)が敗戦した時に意見が分かれて、新選組を去ってしまいました。

 これだけ並べると、山南さんの切腹に際しての思いがどれだけ実現されたか、しんどくなりますが……ほかにも。次回「寺田屋大騒動」で「託す」というメッセージを託した坂本龍馬も、薩長同盟までは実現できましが、新しい日本の時代を見ることなく、暗殺されてしまいます。

 ただ、山南さんが新選組の草創期に新選組を支えたということは、この作品の中では続編『新選組!! 土方歳三最期の一日』において、土方さんが記憶の中で大切にしている山南さんの存在感という形で残っています。続編を見た時に、嬉しかったことのひとつは、土方さんの言動に山南さんの託した思いが残っていたことでしたね。

 落ち穂拾いのような感想ですが、今日はここまで。
 ども、白牡丹です。コメントトラックバックをいただいたYuseumさんの記事の内容が気になって、本放送された時のDVDに収録された「新選組を行く」を見直し始めています……本編のストーリーを見てしまうと、再放送で反芻しているストーリーから飛んでしまうので、本編はなるべく見ないようにして(くくっ、好きな回ばかりやん……涙)。

第22回の「新選組を行く」……幾松の事績紹介。やはり、現役で営業している料亭「幾松」がDVD収録のネックになったのかなぁ(汗)。

第32回「新選組を行く」は「浪士組外伝」というタイトルです……根岸友山、粕屋新五郎、池田徳太郎のその後。根岸友山、粕屋新五郎はあっさりと史実の紹介のみ。池田徳太郎についてはご子孫のインタビューあり。ご子孫のインタビューの内容自体は、池田徳太郎はその後明治政府の中で県知事など要職に就いたという内容で、あまり作為は感じられませんでした。勝手に穿った見方をするようですが、本編のご先祖の描かれ方がお気に召さなかったのかなぁ(汗)という推測をしてしまいます。

第38回「新選組を行く」、タイトルは「寺田屋とお龍」……寺田屋、龍馬とお龍。寺田屋で入浴中に捕り方を見つけて龍馬を逃がしたというエピソードの紹介なんで、内容的にご子孫がクレームつけるような感じはないです。うーん、これも「寺田屋」が営利目的で営業しているということで、DVDに採録されなかったのかなぁという、白牡丹の推測でした。違うかも知れないけど(爆)。

☆★☆★

2/16追記。「幾松」「寺田屋」の回の扱いについて、ブログ読者のkeiさんからいくつかコメントをいただいてますので、コメント欄を合わせて読んでいただければ幸いです。私も勉強になりました。
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