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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
諸般の事情で文蔵師匠の襲名披露興行、寄席には行けなかったので四派から私好みの豪華ゲストが集結する落語会へ。普通の披露興行はベテランの師匠が口上に並ぶのでフォーマルな感じになるけど、この若さでこの面子となればかしこまった口上にはなるまいと踏んだ通り……いや、それ以上にはじけた高座と口上だった。

真田小僧/かな文
 文左衞門、いや文蔵師匠の影響を強く受けている上に、さらに現代劇っぽい間合いと台詞回し。何だろう、微妙に落語と演劇の境界線を演劇寄りに行っているような、ふた昔前だったら落語じゃなく一人芝居と分類されるような、演劇的な感覚がある。でも落語観が自由な今だったら、寄席でも落語として受け入れられる気がする。

蝦蟇の油/一之輔
 千葉県の中学生の修学旅行は日光だし、遠足は筑波山で、さらに鋸山とマザー牧場って千葉県ネタだけで笑える関東人。そこから筑波山の蝦蟇から取ったという蝦蟇の油の口上。一之輔さんの「蝦蟇の油」は何回か聴いてるけど、この大箱で、なんてゆったり、まるで自分のホームグラウンドのように(笑)口上をやってくれるんだろう。
 そして、酔っ払った後の口上のはっちゃけぶりは、たぶん文師のお祝い興行だから通常の3倍増し(汗)。いくつか自分的に受けた中で、正楽師匠の紙切りをぶっこんでくれるのが嬉しい。そして、この落語会が四派による火花散らす爆笑ネタの競演となる、その前振りになったね。

漫談/ロケット団
たぶん寄席の漫才の中で一番好きなコンビ。久しぶりだと思ったのだけど、三浦さんが膝の半月板を骨折して入院していて暫く上がれてなかったらしい。
 四文字熟語ネタとか、あぶない北朝鮮ネタとか、好物です。

かぼちゃ屋/談春
 そーか、ロケット団からTVドラマ『下町ロケット』で中小企業の経理の殿村さんを演じた談春さんが「ロケット」つながりで出て、同ドラマで殿村と阿部ちゃん演じる主人公に融資を拒否した銀行の貸し付け担当者を演じた昇太さんに繋ぐのか♪
 文師のお祝いのせいか、いつもよりも爆笑ネタになるように与太郎をやる春師。

力士の春/昇太
 そして『下町ロケット』で貸付を断る小者な銀行員を楽しく演じた昇太師。城好きであちこちに呼ばれているという近況から、来年の大河では今川義元を演じるという案内と宣伝。でも、あまり感情が顔に出ない上に、台詞ほとんどなし……?
 ひょっとしたらライブで聴いたのは初めてかも。お祝い気分があっていいですね。

中入

口上
 そもそも落語協会代表で仕切りが一之輔さんというところからして、グダグダ。初めて文師と会って初めてのイベントが先代文蔵師のお通夜で、トランプを買いに走らされて、買ったのがハム太郎のトランプセットだという、爆笑噺。というか、口上と司会進行としては、すでにぐだぐだ。大丈夫か、落語協会。
 兼好師はNPO法人圓楽一門会として挨拶。
 談春師は宗教法人落語立川流として挨拶。何か途中で「宗祖が亡くなった後の宗教法人は楽だぞ」と言っていたのは聞き逃さなかった(笑)。
 昇太師は公益法人落語芸術協会の理事として挨拶。一之輔さんからずっとぐだぐだな口上が続き、いちいち文師が突っこみを入れていたのだけど、最後の昇太さんは一応形になる挨拶とお手を拝借。そして、寄席だと本人挨拶はないと思うのだけど、これだけフリーダムな落語会だと本人挨拶も。

宗論/兼好
 小三治さんの演じるものはじめ好きなネタなのだけど、テキストに準拠しながら、これだけ笑いが多い『宗論』はなかなか出会えないかも知れない。もうほんと爆笑。すばらしい。

転宅/文蔵
 以前より女性の演じ方が色っぽくなったかも。流れで、今回は爆笑系。
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『真田丸』再放送見ながら、まとめています。前回の信伊叔父上・昌相さま再登場含めた充実したドラマ、今週は堺さんの『あさイチ』出演と、充実しておりました。

北海道
「日本初」幕末の国産ストーブに火入れ 北海道 函館
北海道函館市の資料館で復元された、日本で最初につくられたとされる国産ストーブに火をともす恒例のイベントが行われました。
国産初のストーブは、今から160年前の江戸時代末期に、五稜郭の築城で知られる武田斐三郎が、函館に停泊していたイギリス船のストーブを参考に設計したと言われています。

11月25日は、そのストーブに火がともされた日で、函館市内の資料館では、まず小学生や市民が火打ち石を使って火花を飛ばし、江戸時代の火のつけ方を体験しました。そして、復元された、日本で最初に作られたとされる国産ストーブに資料館の館長が火をともしました。

ストーブは高さおよそ90センチ、直径およそ50センチの筒型で、当時と同じく鋳物で作るなど、忠実に再現されています。参加した人たちはストーブに手をかざしながら幕末の当時に思いをはせていました。

参加した小学生は、「火がぼうぼう燃えていて、とても温かくてすごかったです」と話していました。このストーブは函館市の箱館高田屋嘉兵衛資料館で展示されています。

福島
丹羽家当主ら戊辰戦争語る 『奥州三大名』歴史座談会、福島・二本松
 二本松藩の歴史を広く知ってもらおうと、丹羽家をはじめ、親交のある米沢藩上杉家、盛岡藩南部家の当主らによる歴史座談会が23日までに、二本松市の安達文化ホールで開かれた。震災復興支援事業で市教委の主催。

 「奥州三大名の維新前後」をテーマに、二本松藩丹羽家18代当主丹羽長聰氏、米沢藩上杉家17代当主上杉邦憲氏、盛岡藩南部家46代当主南部利文氏が東北の悲劇となった戊辰戦争などに思いをはせた。

 座談会では、各家の家訓やしつけに関する話題にも及んだ。丹羽氏は二本松を訪れ「殿様だったら愚直であってほしい」と言われたことに触れ「最近はこの言葉が(自分に)合うような気がする。東北の大名には通じるものがあるのでは」などと述べた。

「喜多方」ゆっくり楽しんで 県外サイクリストに向け自転車観光推進
 東京電力福島第1原発事故で離れた観光客を呼び戻そうと、福島県喜多方市は、自転車で訪れた観光客にゆっくりと名所を回ってもらう取り組みを進めている。名物の喜多方ラーメンが全国的な知名度を誇る一方、観光客の滞在時間が短いことが悩み。市は駐輪所やサイクリングコースの地図を作り「自転車でじっくり回り、魅力を体感してほしい」としている。

集客増へ「しまなみ海道」手本

 市によると、訪れる観光客数は原発事故後の平成23年度で157万人と前年度より30万人近く落ち込んだ。27年度は182万人とほぼ震災前に戻ったが、観光関係者には事故で観光客が依然として訪問を敬遠しているとの声もある。

 約110のラーメン店がひしめくが、同市での観光客の平均滞在時間は1日約4時間で、人口規模が近い都市と比べ約1時間短い。鮮やかな水の色を楽しめる五色沼(北塩原村)や、戊辰戦争の舞台となった鶴ケ城(会津若松市)など著名な観光地が近隣市町村にあり、ラーメンを食べた後は市外へ出てしまう観光客が多いとみられる。

 こうした現状を打開するため、市は、起伏のある山間部や高台から景色が楽しめる盆地の特徴を生かして自転車で訪れる観光客を増やそうと考えた。

 愛媛県と広島県をつなぐ瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)での自転車観光モデルに着目し、27年春には専用の駐輪機を市内の観光施設など約50カ所に設置。さらに、サイクリングに適した観光コースをまとめた地図も製作し、県外の自転車関連店舗に配った。

 主に東京や神奈川、埼玉など首都圏からの観光客をターゲットに、秋の紅葉や、レトロな形状で鉄道ファンに人気の一ノ戸川鉄橋も楽しんでもらう考えだ。

 市内の愛好家らでつくる任意団体「サイクルシティ喜多方協議会」もコースの選定などで協力。同団体の会長で、旅館を営む原重範さんは「喜多方を存分に楽しんでもらうきっかけにしたい」と期待をのぞかせた。
(共同通信)

茨城
日記で読み解く幕末~昭和初期 古河市で資料展
 江戸時代末から昭和の初めにかけ、書かれた日記を紹介する資料展「日記の世界」が古河市の市三和資料館で開かれている。約140点の資料から、時代の流れによる、当時の習慣や様子などが分かり、興味深い。12月25日まで。 (原田拓哉)
 江戸時代、日光東街道の宿場町だった市内の諸川地区で、代々組頭を務めていた舘野家の重左衛門の日記には、幕末から明治初期にかけての暮らしぶりが克明に記録されている。天気や奉公人たちの行動など、一年間の出来事を一冊にまとめ、十八年間書きつづった。
 正月の一日はうどん、二日はそばなどを食べ、三が日の食卓に、もちが上らなかった当時の習わしが分かる。また、戊辰戦争の際に、江戸から北上した多くの旧幕府軍の軍勢が諸川宿に宿泊したことも記されている。
 当時の庶民の娯楽だった伊勢参りの様子が分かる「道中記」も展示されている。数人連れで東海道をたどって鎌倉、京都などを巡り、帰路は中山道で善光寺を参拝した。一~三月にかけて五十三日間の長旅だったようだ。
 大正から昭和初期、子どもたちが夏休みの宿題として付けたと思われる「夏季休暇日誌」には、教師が添削した跡が赤字で残っている。女子学生の日記には、夜空に天の川がかかったり、ホタルが舞ったりする様子が描かれている。
 学芸員の小林靖さんは「子どもの日記は、思いのまま自由に書かれていて興味深い。誰でも一度は付けた日記を見直す機会にしてもらいたい」と話している。入場無料。

静岡
女子高生ガイド好評 反射炉の魅力、私の言葉で 伊豆の国
 世界遺産の韮山反射炉をはじめとした伊豆の国市内の史跡で、ベテランガイドに交じって1人の女子高校生がガイドを務め、来場者の注目を集めている。「伊豆の国歴史ガイドの会」に所属する橋塲(はしば)南美さん(18)=韮山高3年=。「全国各地から訪れる観光客に歴史的価値をしっかり伝えたい」と、平均年齢68歳のメンバーの中で奮闘する。
 「想像と違うね、地味だね、と感じるかもしれませんが、すごいものだということをこれから説明します」。10月下旬の日曜日。韮山反射炉で、橋塲さんが30人ほどの団体客を前に声を張り上げて案内を始めた。反射炉を1周しながら、炉の仕組みや時代背景、築造を手掛けた江川太郎左衛門英龍(坦庵)について解説。約15分の案内を終えると、団体客から「聞きやすくて良かったよ」「頑張って」と声を掛けられ、笑みをこぼした。
 ガイドの会に入会したのは4月。進路に悩む中、歴史が好きだったこともあり、ガイドになることを思いついた。必要な知識を身に付け、独り立ちしたのが6月。以降、土日を中心に月2~3日、韮山反射炉や国指定重要文化財「江川邸」、国宝の仏像がある「願成就院」などに立つ。
 韮山地区で生まれ育った橋塲さんにとって、ガイドの経験は近代化の礎になった韮山反射炉など、身近な史跡に対する見方を変えるきっかけになった。年間数十万人もの観光客が訪れる中で、「ガイドの力でどれだけ伊豆の国市を楽しんでもらい、滞在時間を増やせるか」という使命感も生まれた。
 年明けには大学受験を控えるが、年内はガイドを続ける予定。大学に進学しても、定期的に地元に戻り、活動に参加するつもりだ。「伊豆の国歴史ガイドの会」の小松逸夫会長(80)は「評判も良く、大事な戦力。若い視点で活動してくれれば」と期待する。

 <メモ>韮山反射炉のガイド態勢は、平日は「伊豆の国歴史ガイドの会」の会員5人が対応。休日は同会のガイド3人に加え、「伊豆の国外国語ガイドの会」の会員1~2人が常駐する。外国語での案内の要望がない時には日本語でもガイドを行う。外国語ガイドの会には中学生1人、高校生4人が所属し、活動に加わる。

愛知
幕末ネタ帳204冊の解読進む 尾張藩家老の家来が筆
 江戸時代後期、尾張藩の家老の家来が半世紀にわたり藩内外の出来事を個人的に書き留めた「青窓紀聞(せいそうきぶん)」(全204冊)の解読作業が大詰めを迎えている。幕末の動乱からうわさ話まで収録しており、解読に当たる蓬左(ほうさ)文庫(名古屋市)の木村慎平学芸員は「1人でニュースを集め、新聞を作っていたようなもの。当時の世相を知る第一級の史料だ」と話している。

 筆者は、尾張藩の家老を務める大道寺家に文書係として仕えていた水野正信(1805~68年)。青窓紀聞…
 以降は有料記事にて。

三重
伊賀市史通史編「近世」来月発売 江戸期の営み一冊に 藤堂藩治世の暮らしを描く /三重
 伊賀市は「伊賀市史」の通史編で最後に残っていた第2巻「近世」を12月1日に発売する。江戸時代の伊賀の人々の営みを一冊に凝縮した。これで古代から現代までの通史編(1~3巻)と資料編(4~6巻)の計6冊がそろう。未刊は「年表・索引」だけになる。11月中に予約すると通常価格(5000円)より安い4000円で購入できる。【大西康裕】

 通史編の「近世」も他巻と同じA5判。「伊賀市史」の題字も伊賀出身の松尾芭蕉が書いた文書から一文字ず…
 以降は有料記事にて。

兵庫
幕末の儒学者が食したカステラ 生野高生が再現
 幕末の儒学者池田草庵が兵庫県朝来市・生野に滞在した際、振る舞われたとされる「か寿(す)てら(カステラ)」にちなんだ商品開発に生野高校家庭科部が取り組んでいる。当時、カステラは武士や豪商など上流階級だけが享受できた高級品。江戸期の鉱山町の豊かさを物語るエピソードで、生野の歴史に興味を持ってもらう目的もある。

 草庵は同県養父市出身で、1866年3月3~14日、生野に滞在。生野代官は生野銀山町の南隣にあった森垣村の地主・石川家にもてなし役を命じた。

 同家の古文書には、草庵に振る舞った献立が記録されており、草庵は滞在中に2回「か寿てら」を食べている。3月7日夕の献立からは、吸い物と一緒に食べたことがうかがえる。

 6月の料理教室で草庵の好物「とうふめし」を再現した生野公民館が、献立再現の第2弾としてカステラ作りを企画。「生野の歴史の面白さに加え、商品化を通じたビジネスの基本も学んでもらいたかった」と同公民館の田中通代さん。

 当時の作り方までは分からないため、明治時代のカステラ店のレシピも参考に、市内の公民館で菓子作りを教える東育子さん(68)=朝来市和田山町=が製法を考案し、指導。高級品だった砂糖や卵、蜂蜜、小麦粉を混ぜ合わせ、オーブンでふっくら焼き上げる。

 商品は「江戸幕府直轄 生野代官おもてなしシリーズ か寿てら」と名付け、今後イベントなどで販売予定。26日、JR生野駅前で開かれる「生野うめぇもんフェア」にも出品する。2年の女子生徒2人は「生野の歴史を知ってもらうきっかけになれば」と話している。税込み200円。

宮崎
島津発祥まつり武者行列など多彩に きょう都城で /宮崎
 都城の歴史絵巻を思わせる「島津発祥まつり」のパレードが23日、都城市中心部である。市を代表する一大行事。約250人が連なる武者行列のほか、伝統芸能披露など多彩なイベントがある。

 観光協会などで構成する実行委主催。地元の歴史や文化を伝える華やかな「明道館パレード」は、都城島津邸-神柱宮間約1.5キロ…
 以降は有料記事にて。

平日の昼公演は志の輔さん中入前出演のためか満席。夜公演はなぜか5時開演で8時15分終演という普通ではあり得ない時間帯設定のせいか、中入前が談笑志らくというB面ラインナップだったせいか、2階席は6割空席かというぐらい、哀しいほど入りが悪かったです。私は平日でも時間が遣り繰りできる職業だからいいけど、今日の昼夜公演は勤め人にはかなり無理筋でしたね。

【昼の部】
権兵衛狸/談吉
 やっぱ狸ものはいいですね、立川流といえども、小さんの系統なので。

尻餅/小談志

反対俥/キウイ
 よみうりホールを走り回ってましたが……以下略

手水廻し/雲水
 関西落語が混じるとアクセントになっていいですね。

みどりの窓口/志の輔
 平日昼間の公演なのに売り切れなのは、やっぱり志の輔さんでしょうか。
 そして、鉄板ネタの「みどりの窓口」でどっかんどっかん湧かしてくれました。

座談会/小談志・キウイ・雲水・志の輔・龍志・左談次

短命/龍志
 ふだん聴いているよりも、ちょっと際どい感じでした。

バイオリン漫談/マグナム小林

阿武松/左談次
 癌の闘病中であることを告白された師匠。お痩せになっていますが、声はよく出ていました。


【夜の部】
一眼国/談修

唖の釣り/談慶

イラサリマケー!/談笑
 ちょっとスカスカなよみうりホールにかましてくれました(個人的にはシシカバブ問答希望でしたが、よみうりホールのような大箱ではいろいろな観客がいるので、やっぱ難しいんだろうな)。でもけっこうみんな笑っているのは、B面中心OKなお客様だったから?

洒落小町/志らく
 声の質が私の耳には合わないせいか、きんきん声のおかみさんは耳うるさいだけで駄目でした……談志があの時代にやっていたから受けた歌もギャグも寒い。

座談会/談修・談慶・談笑・志らく・ぜん馬・里う馬

黄金餅/ぜん馬

スタンダップコメディ/松元ヒロ
 談志とは政治的思想が真逆だけど談志に愛されたコメディアン。今日は永六輔トリビュートなのか談志トリビュートなのかわからないけど、面白かった。

禁酒番屋/里う馬


生きている談志がステージに上がっているのを見るには間に合ったけど(市馬師匠の歌謡ショーのゲストだった)、談志の高座は聴けずじまいだった(行けなくてチケットを友人に譲ったのが、最後の高座「蜘蛛駕籠」だった)。そうか、亡くなって5年になるのか。
 2010年に落語を聴き始め、2012年の談志一周忌の立川流落語会から、11月のこの時期は談志まつりに毎年出向いている。立川流は志の輔・談春・談笑メインで聴いているので、一門の他の落語家さんを聴く機会でもある。

振り込め詐欺に気をつけろ〜安来節/平林

鮑のし/志遊

看板のピン/生志

慶安太平記〜吉田の焼き討ち/談春
 自分の前に上がった落語家たちは談志とは関係ないネタをかけている、談志の遺産で食っているというような趣旨(正確ではありません)のきついパンチを食らわせ、談志しかやっていなかったネタをやります、と。
 うん、小猿七之助とか慶安太平記をさらっとやっちゃう談春が好きです。

談志生誕80周年記念座談会/談四楼・談之助・談春・生志・志遊
 生前の談志の高座の録音が流れる。今回商品化された音源の一部から。2009年、亡くなる2年前。声は嗄れていたけれど、かなり出ていた。
 談志が選挙に出ていた頃の弟子である談四楼・談之助の思い出話が面白かった。

笑点史/談之助
 談志が立ち上げた笑点をリアルタイムで見ていた者にとっては、とても楽しいネタ満載。

歌謡漫談/東京ボーイズ
 寄席では30年でも40年でも同じネタで受け続ける落語家さんや芸人さんは結構います。たとえば圓歌師匠の「中沢家の人々」は何十年も同じネタですが、必ず笑わせます。
 それを思うと、私には全然ダメでした。

浜野矩随/談四楼
 しっとりと聴かせる。お母さんの自死を止めて間に合う圓楽版。
 息子の才能が開花して、なぜ死ななければならないのか。お母さんはたぶん、観音様に自分の命と引き換えに息子の才能が開花するように祈っていたのだと思う。だから、水杯で別れを交わした。
 講談ぽい話なので、昔は自死して死ぬバージョンがメインだったろうと思う。でも、現代人の感性には哀しすぎるので、自死するのを息子が止めて大往生というバージョンが受けいれられやすくなったのだろう。
 でもまぁ、やっぱり談四楼さんだから、しっとり聴かせて満足感。
昨日BS11の「尾上松也の古地図で謎解き」で老中阿部正弘と第36代江川太郎左衛門(英龍、坦庵)と林述斎が取り上げられていました。

第55回 黒船来航~ペリーに立ち向かった3人の武士
今回のテーマは、「黒船来航」

▼ひも解く歴史の謎
①1年前に知っていた「ペリー来航」その時、幕府は・・・
②「江戸湾の砲台」黒船に向けられたものではなかった!?
③ペリーの脅しと対等に渡り合った男とは

今から約160年前、ペリー率いる巨大な蒸気船の艦隊が日本の海に現れました。いわゆる「黒船来航」は、日本を大きく揺るがし、江戸時代の「終わりの始まり」となりました。「突然やってきた」と思われている黒船ですが、実は幕府は来航の情報を1年前にはつかんでいました。事前にペリー来航を知った幕府がとった作戦とは。
2度目の来航に備え、江戸湾に砲台を作り始めた幕府。しかし、それは黒船に向けられたものではありませんでした。砲台の本当の目的とは。
そして、ペリーの強烈な脅しに屈せず、対等に渡り合い交渉をまとめた人物とは?
「黒船」に立ち向かった3人の活躍を、歌舞伎俳優・尾上松也と中村隼人が古地図でひも解きます。

古地図案内人:西川武臣(横浜市開港資料館)

 BSなので視聴率は低いかも知れませんが余り脚色せずに歴史を紹介する番組です。

 坦庵公関連で新聞記事もクリップ。

お台場生みの親「坦庵」PR 伊豆の国の小学生、都内で
 伊豆の国市立韮山小の6年生104人がこのほど、修学旅行先の東京都内で地元を紹介する手作りのパンフレットを配布した。江戸時代の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)が現在の東京都港区に「台場」を築いた縁などをまとめ、韮山を広くPRした。
 児童は総合学習の時間で4月から地域の歴史を学んできた。世界遺産の韮山反射炉や江川英龍などについて調べ、7月にまとめた内容をパンフレットにして韮山反射炉と三島駅で配布。「韮山の宝を全国に広めたい」という思いから修学旅行先での活動を決めた。
 東京の人たちに興味を持ってもらうため、台場と韮山の関係を盛り込んだ内容で新たに製作。韮山にゆかりの深い北条政子も取り上げるなど関心を高める工夫を凝らした。5~6人の班ごとにB4判の紙の両面に説明文や絵などを手書きし、3クラスで計18種類のパンフレットを完成させた。
 配布活動はゆりかもめの台場や新橋など4駅で実施。児童は声を掛けながら駅を行き交う人たちに配り、約30分で用意した660部をほぼ配り終えた。受け取った人たちからは学校に電話やメールがあり、「新しいことを知る機会をくれてありがとう」「自分も高校時代に反射炉と江川英龍をテーマに作品を制作した」などの感想が寄せられたという。
 児童は今後、地元の魅力を直接伝える試みとして、市内の史跡でのボランティアガイドに挑戦する。担当の駒坂俊夫教諭は「活動をきっかけに子どもたちが地元に愛着を持ってくれたら」と話した。

偉人、武将隊姿でパレード 伊豆の国時代まつり
 伊豆の国市の歴史や文化を発信するイベント「伊豆の国時代まつり」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、同市の韮山時代劇場周辺で開かれた。仮装行列「時代パレード」やステージイベントが繰り広げられ、盛り上がりを見せた。
 パレードには団体や学校などの単位で市内外から約千人が参加。江川太郎左衛門英龍、源頼朝、北条政子などの市ゆかりの偉人や、武将隊、鉄砲隊などに扮(ふん)し、時代順に約850メートルのコースを練り歩いた。江川英龍が普及を図った高島流砲術の研究組織「西洋流火術鉄砲隊保存会」(東京都)など、他県からのゆかりの参加者も加わった。
 ステージでは、市内外の団体が伝統芸能や音楽演奏を披露。特産品などを販売するコーナー「楽市楽座」も設けられ、多くの来場者でにぎわった。
 まつりは市民の一体感や郷土愛を高める目的で2015年に初開催され、今年が2回目。
歌舞伎通のTwitter友が、10月から12月の仮名手本忠臣蔵の中でも、11月のが一番お勧めだという。すなわち、吉右衛門の大星由良助か。引用元は国立劇場特設サイトから。
浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中
【道行旅路の花聟】
 早野勘平      中 村 錦之助
 鷺坂伴内      坂 東 亀三郎
 腰元おかる     尾 上 菊之助
 おかると共に落ち延びた勘平は、自分の不忠を悔み自害しようとします。しかし、忠義を果たす時を待つべきであると説得するおかるの言葉を聞き入れ、勘平はおかるの実家に身を寄せることを決意します。すると、師直の家来・鷺坂伴内が現れます。伴内は、勘平を捕まえて、おかるを自分のものにしようとしますが、勘平は見事にこれを退けるのでした。
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
      同   二つ玉の場
【五段目】
 早野勘平      尾 上  菊五郎
 千崎弥五郎     河原崎 権十郎
 斧定九郎      尾 上  松 緑
 勘平はおかるの実家に身を寄せ、猟師として暮らしています。
 山崎街道で、勘平が雨宿りをしていると、偶然にも、同輩だった千崎弥五郎と再会します。主君の大事に居合わせなかった(三段目)勘平は、その失態を恥じながら、師直館への討入りの計略に参加したいと伝えます。弥五郎は、判官の石碑建立の費用という名目で、討入りのための資金と徒党を集めていると伝えます。勘平は、金を用意することを約束し、弥五郎と別れます。
 その晩、おかるの父・与市兵衛は五十両を持ち、夜道を急いでいました。その五十両は、おかるの身売りの前金でした。おかるは、勘平を侍に戻してやりたいという気持ちから、勘平には内緒で、祇園の一文字屋へ身を売ることにしたのです。
 しかし、山賊の斧定九郎が与市兵衛を殺害し、五十両を奪います。その直後、定九郎は、勘平が猪を狙って放った銃砲に撃たれ、絶命します。暗闇の中、自分が撃ち殺したのが猪ではなく人間だと気付いた勘平は、動揺しながらも、亡骸の胸元にあった五十両を取り、その場を後にします。
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
【六段目】
 早野勘平       尾 上 菊五郎
 原郷右衛門        中 村 歌 六
 勘平女房おかる    尾 上 菊之助
 千崎弥五郎       河原崎 権十郎
 判人源六         市 川 團 蔵
 与市兵衛女房おかや 中 村 東 蔵
 一文字屋お才      中 村 魁 春
 勘平は、おかるが身を売ったことを知らず、家へ戻ります。すると、おかるを迎えに来た一文字屋のお才と判人源六に事の経緯を聞かされます。昨夜入手した財布と与市兵衛が前金の五十両を入れた財布が同じであると、勘平は気付きます。舅を殺害したと思い込み、絶望に打ちひしがれる勘平。おかるは、勘平と別れる悲しみを堪(こら)えながらも、両親の世話を頼み、祇園へと出立します。おかるに与市兵衛殺害を打ち明けようか迷った勘平ですが、何も言えずに見送るのでした。
 おかるが去った後、与市兵衛の亡骸が運び込まれます。突然の夫の死を嘆く妻のおかや。そして、与市兵衛が持っているはずの財布を勘平が持っていると知り、厳しく責め立てます。そこへ、塩冶家の家来だった原郷右衛門と弥五郎が現れ、勘平から渡された五十両を返却し、不忠者からの五十両を受け取ることはできないという由良之助の言葉を伝えます。勘平が与市兵衛を殺害したとおかやから聞かされた二人は、勘平を責めて、その場を立ち去ろうとします。亡君への恥辱と言われた勘平は、腹に刀を突き立て、「いかなればこそ勘平は……」と昨夜の出来事を語り始めます。
七段目 祇園一力茶屋の場
【七段目】
 大星由良之助    中 村 吉右衛門
 寺岡平右衛門    中 村 又 五 郎
 赤垣源蔵       坂 東 亀 三 郎
 矢間重太郎      坂 東 亀  寿
 竹森喜多八      中 村 隼  人
 鷺坂伴内       中 村 吉 之 丞
 斧九太夫       嵐   橘 三 郎
 大星力弥       中 村 種 之 助
 遊女おかる      中 村 雀右衛門
        ほか
 京都の祇園町にある一力茶屋。由良之助は遊興に耽っています。その噂を聞いた塩冶家の元家臣・斧九太夫が、師直の家来・鷺坂伴内を連れて現れます。九太夫は師直方に寝返っています。二人は、由良之助の様子を窺いに来たのです。由良之助の真意を知りたい塩冶の元家臣たちや、以前は判官の足軽で討入りに加わりたい寺岡平右衛門が訪れますが、由良之助は全く相手にしません。
 息子の力弥が届けた顔世からの密書を読もうとした由良之助のもとへ、九太夫が現れます。九太夫は、気の抜けた由良之助に討入りの意志はないと判断し、伴内を帰します。
 遊女になったおかるが、酔い醒ましのために二階の座敷に現れます。それに気が付かず、縁先で密書を読み始める由良之助。おかるは、恋文だろうと思い、手鏡に映して密書を盗み見ます。縁の下には、九太夫が潜んでおり、垂れ下がってくる密書を読み始めます。
 おかるが簪を落としてしまい、おかるに気が付いた由良之助は、慌てて密書を巻き取ります。しかし、その先がちぎれていたので、縁の下で何者かが密書を盗み見ていたと知ります。
 由良之助は、密書を全て読んだと言うおかるを身請けすると、いきなり言い出します。
 おかるの兄である平右衛門は、身請けと密書のことを聞くと、由良之助の真意を悟り、おかるを殺そうとします。果たして由良之助の真意とは?また、おかるや平右衛門の運命は?
先月の千穐楽を見に来た折に3階席で空いてるチケットを探したら2日の昼の部と某日の夜の部しかない。配役と見どころはお馴染み歌舞伎美人より。
一、四季三葉草(しきさんばそう)
翁 梅玉
千歳 扇雀
三番叟 鴈治郎

荘重さの中に清元の軽やかな名曲を乗せた祝儀舞踊
 翁、千歳、三番叟が登場し、それぞれの座に就くと翁がおごそかに舞い始め、四季折々の花を読み込みながら千歳とともに連舞となります。そして三番叟が鈴を手に五穀豊穣を祈り、拍子を取りながら軽快に踊ります。最後は三人そろってめでたく舞納めるのでした。
 数多くある「三番叟物」の一つで『式三番叟』の語音をもじり、四季の花々が詞章に巧みに織り込まれた晴れやかな襲名を祝う舞台に相応しい舞踊です。
  
二、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
粂寺弾正 染五郎
秦秀太郎 松也
腰元巻絹 梅枝
小野春風 萬太郎
八剣数馬 廣太郎
錦の前 児太郎
小原万兵衛 亀鶴
小野左衛門春道 門之助
秦民部 高麗蔵
八剣玄蕃 彌十郎

奇抜な趣向が楽しいおおらかさが溢れる一幕
 小野春道の屋敷では家宝である小野小町の短冊が盗み出されたうえ、姫君錦の前が奇病にかかり伏せっています。そこへ、文屋豊秀の家臣粂寺弾正が、豊秀への輿入れが遅れている錦の前の様子を窺いにやって来ます。髪の毛が逆立つ姫の奇病を見て考え込んだ弾正ですが、手にした毛抜がひとりでに踊り出したことから、姫の奇病の仕掛けを見破り、悪人から小町の短冊も取り戻すと、意気揚々と引き上げていきます。
 愛嬌と知性を兼ね備えた弾正を描く古風な味わいの荒事をお楽しみください。

 弾正が頭良くて槍や剣も使えてヒーローなんだけど気に入った女にも男にも手をだす両刀遣いのセクハラ大魔王なのに驚いた。時代物なので平安時代の殿上人は男にも女にもまめなのがOKというのを時代観に取り入れているのかも知れないけど、予備知識がなかったので一瞬目が点になった。

河竹黙阿弥 原作より
今井豊茂 脚本
三、祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)
狂言師後に親獅子の精 橋之助改め芝翫
狂言師後に仔獅子の精 国生改め橋之助
狂言師後に仔獅子の精 宗生改め福之助
狂言師後に仔獅子の精 宜生改め歌之助
長楽坊 萬太郎
萬年坊 尾上右近    
昌光上人 梅玉
慶雲阿闍梨 仁左衛門
文殊菩薩 藤十郎

親子がみせる情愛と勇猛な毛振り
 霊地清涼山の麓にある石橋では、四人の狂言師が手獅子を携え、石橋の謂れや親が仔を千尋の谷へ蹴落とすと、自力で這い上がってきた仔だけを助けるという文殊菩薩の霊獣の故事を踊って見せます。その後満開の牡丹の中、親獅子と仔獅子の精が現れ、豪放な狂いを見せ、勇壮な毛振りで舞い納めるのでした。
 能の「石橋」をもとに親子の厳しくも温かい情愛を描いた一幕。襲名披露狂言として、新芝翫、新橋之助、新福之助、新歌之助の親子四人で踊る舞台をご堪能ください。

 シネマ歌舞伎で亡き勘三郎と勘九郎・七之助の三人連獅子を見ているため、仔獅子の不揃い感は今いちだなぁと。
 オリジナルで加えた場面は仁左衛門様の阿闍梨が美し過ぎて溜息が出るばかりだ。

河竹黙阿弥 作
盲長屋梅加賀鳶
四、加賀鳶(かがとび)
本郷木戸前勢揃いより
赤門捕物まで
天神町梅吉/竹垣道玄 幸四郎
女按摩お兼 秀太郎
春木町巳之助 染五郎
魁勇次 松也
虎屋竹五郎 巳之助
磐石石松 尾上右近
お朝 児太郎
数珠玉房吉 国生改め橋之助
御守殿門次 宗生改め福之助
昼ッ子尾之吉 宜生改め歌之助
道玄女房おせつ 芝喜松改め梅花
おつめ婆 歌女之丞
伊勢屋与兵衛 錦吾
金助町兼五郎 男女蔵
妻恋音吉 松江
天狗杉松 亀蔵
御神輿弥太郎 友右衛門
雷五郎次 左團次
日蔭町松蔵 梅玉

粋な鳶と小悪党のやり取りを鮮やかに描く人気作
 本郷界隈の人々は、大名火消しの加賀鳶と旗本配下の定火消しとの喧嘩を恐れて木戸を閉め切っています。ここへ鳶頭の松蔵をはじめ若い加賀鳶たちが勢揃いしますが、親分の梅吉がこれを止めてその場を収めます。一方、盲長屋に住む竹垣道玄は、実直な按摩を装っていますが、実は人殺しも厭わない悪党ぶり。姪のお朝が奉公先の旦那に金を恵んでもらったことから悪巧みを思いつきます。伊勢屋へやって来た道玄は、店先で主人を脅しますが、そこに松蔵が現れて…。
 河竹黙阿弥が江戸の市井に生きる人々を巧みに描く世話物の名作をご覧ください。

 さすが河竹黙阿弥で、小悪党が人殺ししたり大店を恐喝したり姪を風俗に売ったりした挙げ句に捕まるという三面記事のようなストーリーをスタイリッシュかつリアルにドラマ化。七五調の台詞の美しさ、そして最後の場のだんまり捕り物の緊迫感とユーモラスな感じ。
『真田丸』クランクアップおめでとうございます。過去回を録画再生しながら今日の放送を楽しみに待っています。

福島
福島の近現代史】後世にどう伝えるか(10月29日)
 【再来年の平成30年に放送されるNHK大河ドラマは、幕末から明治初期の西郷隆盛[さいごうたかもり]を主人公にした「西郷[せご]どん」に決まった。この年は県内各地が戦場となった戊辰戦争と、元号が慶応から明治と改められた改元(1868年)から150年に当たる。時代の変革に関わった人々の群像や、近代化の道筋に全国の関心が集まるとみられる。
 県民は「戊辰と明治」に対して、さまざまな思いを抱き続けてきた。高校で国内外の近現代史を学ぶ「歴史総合」を必修とする検討が進む。節目に合わせた観光交流や連携、地域おこしに加え、史料を掘り起こしたり、史実を問い直したりする努力を積み重ね、本県の近現代史を若い世代や全国にどう伝えるのかを工夫するべきだ。
 「明治100年」に当たった昭和43年10月23日、政府主催の記念式典が都内で行われ、本県も同じ日に福島市で記念式典を催した。県は記念事業に「ふ」を図案化した県章の制定、先覚者の顕彰、県内の学校に県の木(ケヤキ)の植樹、「県民の森」の造成(大玉村)、県文化センターと県歴史資料館の整備(福島市)などを掲げた。一方、会津若松市内では戊辰殉難者の追悼祭が行われた。
 「明治150年」を前に、政府は今月、関連施策の検討や、内閣官房への推進室の設置を明らかにした。「平成の薩長土肥連合」を構成する鹿児島(薩摩)、山口(長州)、高知(土佐)、佐賀(肥前)の4県知事は「連携を一層密にし、国と一体となって取り組みを進める」との共同コメントを出した。
 本県も先人の功績をどう受け継ぎ、敬意や慰霊の思いをどう表すのかを官民で話し合う必要がある。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を経験した今、国の近代化政策と本県の関係を振り返り、将来像を描く営みにつなげてほしい。高度経済成長期に迎えた「100年」との時代背景の違いを踏まえる姿勢が大切であり、特定の史観、政治的な立場や思惑に左右されない信念と慎重さが欠かせない。
 「150年」は歴史教育や研究の在り方を考える機会でもある。歴史上の出来事や人物には複数の解釈や評価が存在する。史料の発見や研究の進展に伴い、定説や通説が見直しを迫られ、教科書の記述に影響する場合がある。県内外の研究者や教員への支援、全国規模のシンポジウムや学会の定期的な県内開催を通じて、本県から教科書の書き換えや補足を求められる研究成果の蓄積と発信力の高まりを期待したい。(安田信二)

( 2016/10/29 09:18 カテゴリー:論説 )

浮世絵企画展が開幕 幕末3大絵師の作品展示 県立美術館
 鮮やかな浮世絵の風景版画を集めた企画展「原安三郎(はら・やすさぶろう)コレクション 広重ビビッド」は10月29日、福島市の県立美術館で開幕した。
 県立美術館の主催、福島民報社、テレビユー福島の共催。故・原安三郎氏(元日本化薬会長)が集めた名品で、歌川広重を中心に葛飾北斎、歌川国芳の幕末3大絵師の作品を展示している。広重晩年の傑作「名所江戸百景」、「六十余州名所図会」などを鑑賞できる。
 11月20日までの前期と、22日から会期最終日の12月11日までの後期で作品を入れ替える。前後期を合わせた展示点数は約250点に上る。
 11月6日午後2時から栃木県の那珂川町馬頭広重美術館の市川信也館長が「名所江戸百景の今と昔」と題して講演する。11月11日と12月3日の午後2時から学芸員のギャラリートークがある。
 観覧は午前9時半から午後5時。月曜日と11月24日は休館。一般・大学生1000円、高校生600円、小・中学生400円。みんぽう伝次郎クラブの会員証を提示すると、一般・大学生は800円となる。問い合わせは県立美術館 電話024(531)5511へ。
   ◇  ◇
 初日に会場を訪れた伊達市の農業佐藤久さん(56)は「色がきれいで構図も斬新。日本人が昔から続けている細やかな仕事が感じられる」と話していた。

(2016/10/30 11:46)

ニッポン瞬・彩烈女きりり 会津藩公行列(福島県会津若松市)
 2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台、福島県会津若松市の秋を彩る「会津まつり」。メインイベントの会津藩公行列には例年18万人が詰めかけ、華やかな歴史絵巻を堪能する。長年撮影を担当している同市職員、山内久良さん(51)は「行列には遠方のゆかりの地の方も参加いただいています。笑顔を絶やさず、祭りを盛り上げてくださり、ありがたい限りです」。「八重の桜」放送翌年の2014年、「誇り高き烈女たち“会津の華”」をテーマに行われた会津藩公行列を、山内さんの写真で紹介する。
 以下、写真はリンク先でお楽しみください。

戊辰戦争の西軍将兵慰霊 会津若松・西軍墳墓史跡保存会が墓前祭
 会津戊辰戦役西軍墳墓史跡保存会(山田悦史会長)は23日、会津若松市の西軍墓地近くのとうみょうこども園で墓前祭を行い、戊辰戦争で亡くなった西軍将兵の霊を慰めた。

 神式と仏式を合わせた法要が行われた。

 山田会長が祭文を読み上げ、関係者が玉串をささげて焼香した。会津吟詠会の詩吟奉納もあった。

 西軍墓地には薩摩、長州など西軍各藩の将兵約150柱がまつられている。

青森
弘前城(下) 幕末まで続いた「遺恨」 (1/2ページ)
津軽氏の居城である弘前城(青森県弘前市)には、東照宮がある。東照宮といえば、日光東照宮を総本宮とする徳川家康を祀った神社だが、日光以外で東照宮が初めて分祀(ぶんし)されたのは弘前城が第1号である。

 一外様大名でしかなかった津軽氏が、なぜ徳川御三家や親藩大名より先に東照宮を建てることができたのか。それは、家康の養女であった満天(まて)姫が2代藩主、信枚(のぶひら)の正妻になったからだ。

 東照宮が城内にあるということは、実は極めて大きな意味がある。徳川氏との友好関係は誰が見ても明らかであり、徳川幕府統治下の日本においては最高の「御家安泰の御守り」であった。

 戦国時代末期の津軽氏と南部氏との関係は、弘前藩と盛岡藩となっても「犬猿の仲」が続いた。だが、南部氏が遺恨から弘前城を攻めれば、家康の神霊(しんれい)に弓を引き、徳川幕府への反乱とみなされる。弘前藩にとって、盛岡藩を牽制するうえでも東照宮の存在は非常に大きかった。

 ところが、明治元(1868)年に起こった戊辰戦争では、弘前藩は幕府側である奥羽越列藩同盟には参加せず、新政府側として戦い、戊辰後は奥羽触頭(おううふれがしら)の地位に就いた。

 一方の盛岡藩は、仙台藩とともに最後まで奥羽越列藩同盟の中心的役割を果たしたため「賊(ぞく)軍」となる。おまけに同盟諸藩で最も遅く停戦した。津軽氏と南部氏にとって、戦国末期の因縁を残したまま明治という時代を迎えたのは歴史のいたずらだろうか。

 現在、弘前城(弘前公園)内には、約3000本の桜の木がある。正徳5(1715)年に弘前藩士が植えたのが始まりで、明治時代には約2000本が植えられた。大正4(1915)年に大正天皇、同10(21)年に秩父宮と高松宮が弘前を訪れて、陸軍大演習を統監したのを機に増殖され、「桜の名所・弘前城」が誕生した。

 弘前は、弘前城の春の桜だけではなく1年を通じて楽しめる。「夏はねぷた」「秋は紅葉と菊人形」「冬は雪燈籠と四季の景観」と豊かであり、生産量日本一を誇る「りんごのまち」としても有名である。

 現在、弘前城は本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」がみられるため、天守を曳屋(ひこや)によって移動させ、天守真下から石垣の一部を修復中だ。 =次回は赤穂城(兵庫県赤穂市)

 【所在地】青森県弘前市下白銀町1
 【交通アクセス】JR奥羽本線「弘前駅」から弘南バス「100円循環バス」で約15分「市役所前」下車、徒歩すぐ

 ■濱口和久(はまぐち・かずひさ) 1968年、熊本県生まれ。防衛大学校材料物性工学科卒。陸上自衛隊、栃木市首席政策監などを経て、現在、拓殖大学地方政治行政研究所客員教授、一般財団法人防災教育推進協会常務理事を務める。著書に『探訪 日本の名城 戦国武将と出会う旅(上巻・下巻)』(青林堂)など。

山口
月性来年生誕200年 柳井出身、幕末維新の海防僧 地元顕彰会が講演会や本出版 /山口
 幕末に海防論を唱えた僧、月性(1817〜58年)の生誕200年を記念し、古里の柳井市で僧月性顕彰会(折中光雄代表理事)が、幕末維新の第一線の研究者による講演会や、月性の漢詩などを小中学生にも分かりやすく解説する読本の発行などを「月性さん顕彰プロジェクト」と名付け、来年から再来年にかけ実施する。【大山典男】

 月性は柳井市遠崎の妙円寺に生まれ、九州などに遊学し、帰郷後に私塾「清狂草堂(時習館)」を開いた。草…
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高知
幕末維新博開会式、来年3月4日に 推進協第3回会合 /高知
 来年の大政奉還150年と再来年の明治維新150年を機に県内で2年間開く「志国高知 幕末維新博」推進協議会の第3回会合が19日、高知市内であった。オープニングセレモニーを来年3月4日午前10時、高知市の高知公園で開くなど今年度事業計画や、高知城の石段改修などの関連予算を承認した。

 冒頭、会長の尾崎正直知事は、政府が「明治150年」関連施策推進室を開設したことや、2018年のNHK大河ドラマが「西郷(せご)どん」に決まり、舞台が幕末と明治維新…
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アート
北斎の作品だった!作者不明の6枚の絵画が浮世絵師・葛飾北斎の作品だったことが判明
 オランダのライデン国立民族学博物館所蔵の6枚の絵画作品はこれまで作者不明とされていましたが、調査の結果、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎が描いた可能性が高いことがわかりました。
北斎の作品である可能性が高い6枚の写真は医師で博物学者でもあったドイツのシーボルトによって持ち帰られたものなのだそう。シーボルトと北斎は当時交流があったと考えられています。

シーボルト直筆の作品の目録をシーボルトの子孫が所蔵しており、その目録と照らし合わせたところ「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が発見され可能性が高まったそうです。

これまで作者が分かっていませんでしたが、北斎研究で知られるライデン国立民族学博物館のマティ・フォラーシニア研究員などのチームが、シーボルトの子孫が所蔵していた目録と照らし合わせたところ、「北斎が我々のスタイルで描いたもの」という記述が見つかり、北斎の作品である可能性が高いことがわかりました。
NHKニュース

6枚の作品は水彩画のような西洋風の描き方が特徴で、このタッチは北斎が描いたものとしては異色のものなのだそう。北斎といえば木版画のイメージが強いですが、肉筆浮世絵も多く手がけており、国内外の様々な技法を自分のものにし作品に反映していたのでしょうね。

今年の新たな発見で印象的なものといえば、新選組の幹部・斎藤一の写真が発見されたり、真田丸の最古の絵図が発見されたりと色々とありましたが、

新撰組の新発見!謎の多かった新選組の幹部・斎藤一の写真が発見されました!

江戸時代 幕末に尊王派を取り締まっていた新撰組の幹部として活動していた斉藤一(さいとうはじめ)。…
斉藤一の経歴をはじめとする情報は今でも少なく、写真すらも残されていない人物とされていました。しか…真田丸、最古の絵図!「真田丸」出城の可能性を示す貴重な絵図が発見されました!

真田丸は、1614年の大坂冬の陣で戦国武将の真田幸村こと信繁が大阪城の南側に築いたとりでです。2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」のタイトルにもなっているので、今年はよく耳にしますね。この真…今回の北斎の絵画もなかなかビックリなニュースですね。

出典: NHKニュース, 西日本新聞

ブックレビュー
幕末、列強の日本侵略を防いだ本当の功績者は?「官賊と幕臣たち~列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート~」足立倫行 (ノンフィクションライター)
 官賊とは「官」を名乗る「賊徒」のこと。本書では薩摩・長州藩の尊皇攘夷派。原田さんは1年前、『明治維新という過ち【改訂増補版】~日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト~』を発表し、読書界に一大センセーションを巻き起こした。明治維新は近代を招来した革命でも何でもなく、薩・長のテロリストらによる幼い天皇を人質とした姑息・卑劣な軍事クーデターに過ぎない、と検証してみせたのだ。

 本書は、その原田史観の第2弾。

 「列強の日本侵略を防いだのは、明治政府を作った薩・長勢力ではなく、徳川幕府の幕臣たちだった、という主張ですね?」

 「明治維新のずっと前に欧米列強と和親条約や通商条約を結んだのは誰か?徳川の幕臣たちです。に屈せず対応し、5カ国続けて条約締結することにより、いずれの国の抜け駆け侵略をも防いだ。したたかです。開国=近代化路線はその時に敷かれました」

 「倒幕の一因に、米英主導の小判流出策による徳川財政の弱体化があり、幕臣がそれを必死に食い止めようとした点も大きい?」

 「ええ。日本特有の為替レートを利用して米英は小判(金)を買い漁った。それが幕府倒壊の真の原因と見る研究者もいます。止めようとしたのが外国奉行の水野です」

 原田さんは、日英通商条約の署名者でもあった水野をはじめ、岩瀬、小栗、川路の4人を、幕末の優秀な徳川テクノクラート、幕臣の「4傑」とする。
 「本当は、老中・阿部正弘など彼ら幕臣の業績・名前こそが今日の教育の場で伝えられるべきなんです」

 さも残念そうに、腕組みをした。

 広告業界に身を置く原田さんは、若い時から作家志望で、大阪外大の先輩、司馬遼太郎の歴史小説などを愛読してきた。しかし、どうしても肯定できない部分があったという。

 「吉田松陰・坂本龍馬・勝海舟を過大評価して、その結果、明治維新を一大革命とみる視点です。それはどう考えても違うと思いました」

 例えば龍馬の仲介した薩長同盟。

 龍馬が宿敵薩・長を結びつけて結局維新に至ったというのが通説だが、文書は両藩の署名もない桂小五郎の私的書状で、会津・桑名藩をけん制する確認状にすぎない。大体、「同盟」の4カ月も前に伊藤博文、井上馨の両長州藩士が「薩摩藩士」を装って薩摩藩邸に滞在、活動していたのだ。

 「龍馬は言わばグラバー商会の営業マンです。亀山社中とは、英国・薩摩・長州の間で大量の新型武器を交易する組織でした」

 「驚いたのは、英国に政変がなければ、英国シナリオの明治維新になっていたかもしれないことです」

 「強硬なパーマストン首相が1865年に急死したために、〝死の商人〟グラバー商会もそれ以上の干渉を控えた。幕末の最終局面で、日本にとって神風が吹いた、と言えます」

 次は、原田史観の第3弾『大西郷という虚像』を刊行とのこと。
落語好きの関西人の友人と一緒に末廣亭へ。いつもは5時開演の夜の部だけど、5時ちょうどに入ったら、既にたん丈さんが上がってました(苦笑)。

老人前座じじ太郎/たん丈
 白鳥さん作ですね。隣の友人も結構笑ってくれた。

鼓ヶ滝/歌奴
 たぶんTBS落語研究会の放送で見たことあるけど、生で聴いたのは初めて。歌奴さん声がいいし声量があるので、浅い出番だけどついつい聴き惚れてしまう。

漫談/ひびきわたる
 あれ、キセル漫談じゃなくて普通の漫談で下りた……珍しい。私的にはだだ滑りでした。

味噌豆/丈二
 真打昇進前の「小田原丈」に関するエピソードを語った後は、古典で来ました。

お題トリ/白鳥・丈二・ぐんま
 あぶないネタを含めた10から意外に無難な「タロット占い」「カーディガン」「酢豆腐」がクジで選ばれる。この時点で、昼席から入れ替わりなしで居残っていて、別に白鳥さんファンでもなければ三題噺イベントだということを知らないお客さんも意外にいることが判明。でも雰囲気はまったりしていて、白鳥さん自身の書き込みでも「アットホーム」と書かれてました。
 池袋での三題噺も見たけど、今回は持ち時間が2時間とさらに短く、白鳥さんのチャレンジャーぶりには感心する。

牛ほめ/一琴
 秋葉様が仕込まれていなかったのでちょっとハラハラしたが、牛ほめの場面で下げ。こういう落とし方もあるのかと感心。

湯屋番/一九
 けっこう好きなネタ。ポピュラーだと思うのだけど、意外に生で聴いていない。数えてみたら過去に3回しか生で聴いていない。妄想する若旦那って現代でもわかりやすいし共感しやすいと思うんだけど。

三味線漫談/紫文
 マンネリズムなところが寄席ではいいと思うのだけど、声が出てない感じ。もともと痩身な方だけど、ちょっと健康状態が気になる感じ。
 長谷川平蔵版の他に大岡越前版もあるのは、今日初めて知ってお得な気分。

真田小僧/小里ん
 白鳥さんトリの割に古典の名手が続く(苦笑)。前座もかける「真田小僧」だけど小里んさんレベルの渋い真打ちがかけるとじっくり聴き入って金坊の悪知恵にばかうけしちゃう。

時そば/小燕枝
 わー、中入前までは古典落語の見本市ってネタが続く。そして「時そば」は本当に好き。前半の夜鷹蕎麦の美味しそうなこと、後半の蕎麦のまずそうなこと(≧∀≦)。

犬の目/小せん
 ちょっとハイカラでポップな古典落語。でも中入り後、だんだん白鳥ワールドに近づいていくためのネタとして素晴らしい。

漫才/にゃん子金魚
 金魚ちゃんの髪飾りはハロウィン仕様。お客さんが本物のバナナを差し入れたので否が応でも盛り上がる後半。

掛け声指南/彦いち
 そして新作。しかも新宿駅前にかつてあった果物屋と、歌舞伎町のティッシュ配りと、新宿末廣亭に縁が深いネタ。

ぐつぐつ/小ゑん
 やった。好きなのよ、これ。鈴本で一度聴いているのだけど、おでんのネタが主人公って奇抜さと小ゑんさん力一杯「ぐつぐつ!!」が挟まったオムニバス形式な感じが何か好き。

紙切り/正楽
 さすが。「ぐつぐつ」も切れちゃう。

三題噺/白鳥
 今日は「カーディガンの由来」の一席になった。3つのキーワードだけでなく、糖尿病とか××××とか没になったキーワードもなるべく折り込もうとするサービス精神。そして2時間で作品としてちゃんとつくっちゃうところ、やっぱ凄い。






八代目中村芝翫(橋之助改め)、四代目中村橋之助(国生改め)、三代目中村福之助(宗生改め)、四代目中村歌之助(宜生改め)の4人襲名披露興行は前代未聞とのこと。国立劇場50周年で仮名手本忠臣蔵を三ヶ月連続興行してるのとモロにスケジュールがかぶってしまったけど、それでも番組は豪華だし、口上も賑々しいメンバーだった。
 しかも、運良く千穐楽のチケットが昼夜取れてしまったので本当嬉しい。
 息子さん三人と併せて四人の襲名披露興行というだけでなく、芝翫さんの兄福助さんの長男児太郎さん(福助さんは歌右衛門、児太郎さんは福助の襲名が決まっているが福助さんは病気療養中)、芝翫さんの義弟勘三郎さんの次男七之助さんも出演し(勘九郎さんは先日まで舞台「真田十勇士」で大阪興行中だったため上がっていないが)、大きな意味で成駒屋ファミリーの祝い事として番組ができていた。

引用は「歌舞伎美人」サイトより。

一、初帆上成駒宝船(ほあげていおうたからぶね)
橋彦 国生改め橋之助
福彦 宗生改め福之助
歌彦 宜生改め歌之助

襲名を寿ぐ祝儀舞踊
 中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助襲名を寿いでつくられた新作舞踊です。
 成駒屋ゆかりの詞章で三兄弟が舞を舞う晴れやかな一幕です。
 新作で三兄弟や成駒屋にちなんだ詞が折り込まれた、宝船に乗り込んで海から歌舞伎座を目指す三兄弟という趣向。

二、女暫(おんなしばらく)
巴御前 七之助
舞台番松吉 松緑
轟坊震斎 松也
手塚太郎 歌昇
紅梅姫 尾上右近
女鯰若菜 児太郎
局唐糸 芝喜松改め梅花
東条八郎 吉之丞
江田源三 亀寿
猪俣平六 亀三郎
成田五郎 男女蔵
清水冠者義高 権十郎
蒲冠者範頼 又五郎
     
女方ならではの趣向でみせる荒事の様式美
 源平の合戦で功を立てた蒲冠者範頼が、家臣らを引き連れ北野天満宮へ詣でると、居合わせた清水冠者義高らは、権勢を誇る範頼の暴挙をたしなめます。怒った範頼は、成田五郎らに命じ、義高らの命を奪おうとします。そのとき、「しばらく」の声をかけて現れたのは、巴御前。女ながら武勇に優れた巴御前は、義高らを救い、紛失していた名刀倶利伽羅丸を取り戻します。そして範頼の仕丁を成敗すると、急にしおらしい姿を見せ、恥じらいながら去って行くのでした。
 歌舞伎十八番の『暫』を女方が演じる華やかな舞台をご覧ください。
 玉三郎さんで一度見ています。引っ込みで恥じらう姿がとても可愛かった。
 七之助さんはそこまで手弱女っぽくはせずに、舞台番松吉さんに立役の引っ込みを教わって引っ込む、という小芝居が面白かった。

三、お染 久松 浮塒鷗(うきねのともどり)
女猿曳 菊之助
お染 児太郎
久松 松也

身分違いの恋を描いたお染久松ものの舞踊
 浅草の大店のひとり娘のお染は、親の決めた縁談が嫌で家を飛び出し、隅田川の土手までやって来ます。その後を恋仲の丁稚の久松が追いかけて来て、家に戻るようさとしますが、お染は聞き入れません。そこを通りかかった女猿曳は、二人が噂のお染と久松であろうと察すると歌祭文に事をよせ意見をします。そして二人の気を引き立てようと万歳の様子をみせ、その場を後にします。しかし、二人は別れることができず、心中の覚悟を決め去っていきます。
 華やかで情感豊かな清元が、お染久松の心情と女猿曳の軽妙な味わいを盛り立てます。
 児太郎のお染、松也の久松、そして女猿曳は菊之助……と好きな役者さんが揃っていました。

河竹黙阿弥 作
四、極付 幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)
「公平法問諍」
幡随院長兵衛 橋之助改め芝翫
女房お時 雀右衛門
唐犬権兵衛 又五郎
伊予守源頼義 七之助
坂田公平  亀三郎 
御台柏の前 児太郎 
極楽十三 国生改め橋之助
雷重五郎 宗生改め福之助
神田弥吉 宜生改め歌之助
下女およし 芝喜松改め梅花
舞台番新吉 吉之丞
坂田金左衛門 男女蔵
渡辺綱九郎 権十郎
出尻清兵衛 松緑
近藤登之助 東蔵
水野十郎左衛門 菊五郎

男伊達の潔さと江戸の心意気
 大勢の芝居見物客で賑わう江戸村山座の舞台に、旗本水野十郎左衛門の家臣が乱入して騒ぎ出します。これを止めた幡随院長兵衛の様子を見ていた水野十郎左衛門が、長兵衛を呼び止めます。そこへ長兵衛の子分の極楽十三、雷重五郎、神田弥吉が駆け出して来て、一触即発となりますが、長兵衛がその場を収めます。後日、水野の屋敷に呼ばれた長兵衛は、この誘いが水野の企みだと悟りながら、出向くことを決意します。案じる女房子どもに別れを告げて、長兵衛は水野邸へ一人で乗り込み……。
 町奴の長兵衛と旗本の水野の対決を鮮やかに描いた河竹黙阿弥の名作です。襲名ならではの豪華顔合せ、そして新芝翫の長兵衛に、新橋之助、新福之助、新歌之助の子分で親子四人の共演の舞台をお楽しみください。
 長兵衛が女房子供と子分たちに別れを告げる場面で不覚にも爆睡してしまったけど、水野屋敷の場面はしっかり見ました。

夜の部

平成28年度(第71回)文化庁芸術祭参加公演
野口達二 改訂
一、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
外郎売実は曽我五郎 松緑
大磯の虎 七之助
曽我十郎 亀三郎
小林妹舞鶴 尾上右近
化粧坂少将 児太郎
近江小藤太 宗生改め福之助
八幡三郎 宜生改め歌之助
茶道珍斎 吉之丞
小林朝比奈 亀寿
梶原景時 男女蔵
工藤祐経 歌六

早口の言い立てが見どころの一幕
 遠くに富士山を望む箱根神社の社頭。工藤祐経が小林朝比奈やその妹舞鶴、大磯の虎たちを従え、休息をしているところへ、小田原名物の外郎売に身をやつした曽我五郎がやって来ます。五郎が、妙薬である外郎の故事来歴や効能を立て板に水のごとく披露しながら、工藤への敵討ちの機を狙っています。そこへ兄の十郎が駆けつけ、時節を待てと五郎をたしなめます。親を思う心を察した工藤は、狩場での再会を約束するのでした。
 曽我狂言お馴染みの人物が勢揃いする華やかな一幕です。
 外郎売の口上をボイストレーニングでいただいたので、言い立ての部分がとても楽しゅうございました。
 七之助さんの大磯の虎、児太郎さんの化粧坂少将はさすがだったけど、あとふたりのきれいどころの台詞回しがとても危うくて、ちょっとハラハラしました。配役に名前が出ていないのでそういう配役だったのだと思いますが。

八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助 襲名披露 口上(こうじょう)

橋之助改め芝翫
国生改め橋之助
宗生改め福之助
宜生改め歌之助
     

     藤十郎
     幹部俳優出演

襲名を祝う一幕
 裃姿の俳優が舞台に並び、この度新たに誕生いたします八代目芝翫、四代目橋之助、三代目福之助、四代目歌之助が、皆様に襲名披露のご挨拶を申し上げる一幕です。
 山城屋さんの発声に始まり、今日出演の主立った俳優さんたち全員がご挨拶。児太郎さんは父の福助さんについても触れたし、七之助さんは亡き父勘三郎さんについて触れたばかりでなく、自分が出演していない来月の興行を息子さんたちフィーチャーで宣伝部長のように語りました。

一谷嫩軍記
三、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実 橋之助改め芝翫
相模 魁春
藤の方 菊之助
亀井六郎 歌昇
片岡八郎 尾上右近
伊勢三郎 宗生改め福之助
駿河次郎 宜生改め歌之助
梶原平次景高 吉之丞
堤軍次 国生改め橋之助
白毫弥陀六 歌六
源義経 吉右衛門

戦の世の無常と人生のはかなさ
 熊谷直実が自らの陣屋に戻って来ると、国元にいるはずの妻相模が陣屋を訪れています。熊谷は、相模と敦盛の母藤の方に一ノ谷の合戦で平敦盛を討った次第を語り、源義経のもとに敦盛の首を届けようとします。そのとき奥から義経が現れ、その場での首実検を命じます。熊谷が首を差し出すと、そこには熊谷の一子小次郎の首。義経は、後白河法皇の落胤である敦盛を救うよう密かに制札に託しており、その意を汲んだ熊谷は、我が子を身替りにしたのでした。そこへ梶原平次景高が頼朝へ言上すると駆け出しますが、石屋の弥陀六により梶原は絶命します。義経は、弥陀六が平家の残党、弥平兵衛宗清であると見抜き、救った敦盛を託します。そして熊谷は……。
 人生の儚さが胸をうつ義太夫狂言屈指の名作を、新芝翫が襲名披露狂言として、四世芝翫の型で演じます。
 「團十郎型」と「芝翫型」があって、数年前に「芝翫型」を復活させた功績で芸術院賞を受賞されていた、というのはイヤフォンガイドで知りました。
 すでに見たような気がして過去ログ探ってみたのだけど、生で観たのは初めてでした。たぶん飛行機内で見た「わが心の歌舞伎座」の中で吉右衛門さんで見たのが記憶に残っていたのでしょう。
 その吉右衛門さんが義経で若々しい主君を演じてまったく違和感がないというのが、歌舞伎というか演技の凄いところです。。
 團十郎型と比較して見るほど見慣れてはいないのですが、引っ込みで幕が下がるのは自然な感じでした。

四、藤娘(ふじむすめ)
藤の精 玉三郎
     
華やかで変化に富んだ優美な世界
 松の大木に藤の花が絡んで咲き乱れているところへ、塗笠をかぶり藤の枝を手にした愛らしい娘が現れます。大津絵から抜け出したように可憐な娘は実は藤の精。男心のつれなさを名所近江八景によせて踊り、恋のもどかしさを艶やかに踊っていきます。そして、松の大木に去っていった藤の精は、やがて小蔭から現れ、ゆったりと藤音頭を踊り始め、ほろ酔いの姿を艶やかに見せます。続いて娘の可愛らしさと、廓の女性の色気が織り混ざった華麗な手踊りとなりますが、やがて日も暮れ、いつしかその姿を消すのでした。
 華やかで可憐な舞踊をご堪能ください。

 吉右衛門さんの義経に続いて、玉三郎さんの藤娘もまた年齢を超越している……というか芸でちゃんと娘や若い女を見せているので凄いです。まるで生きた「紅天女」です。
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