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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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れいこさんのブログbaddreamfancydresser#28「そして池田屋へ」ご感想。たるみさんとかれいこさんとか、大河ドラマ『新選組!』ではじめて新選組ものを見る方々のご感想は、新選組オタ(言い方は嫌いだけど^_^;)の白牡丹には、いつも新鮮。

まずは、嘆きから。
普段全然NHKを見ない私なんですが、さすがに池田屋の宣伝っぷりは凄かったですね。できれば新鮮な気持ちで見たかったので、話題になってた隊士別のCMなんかは、極力目に触れないようにしてました。それなのに、土曜スタパったら…。

うう、同感です。土スタを見たばかりに、白牡丹も「先に見なきゃよかった」と後悔(;O;)。

って今回の話に戻りましょう。まずメインの池田屋シーン。NHKが総力賭けただけあって、凄く良かったと思いますよー。私はチャンバラ詳しくないので、あくまでも素人の感想ですけど、画面の手前で斬り合いしていて、その後ろでもやっているっていう、奥行きのある演出には感心しました。

一応各隊士それぞれに見せ場があって、池田屋お約束の場面もきちんと取り入れてあって、それでいてリアリティも追求してて、見応えありました。

そうですね、白牡丹も殺陣に詳しくないので技術的なことはわかりませんが、リアリティは十分にあったと思いますし、それぞれの人物に見るべき場面があるドラマとしての面白さが満載でした。

今回のご感想、ここが三谷さんの思うツボだったかも↓。
今回長州勢の中に、大分前からチョコチョコ登場してた望月亀弥太がいたってのが、憎いですよね。「敵じゃいか!敵じゃいか!」ですっかり憎めないキャラとして、視聴者に親近感持たせておいて、この仕打ち。これじゃ「新選組勝った!めでたしめでたし!」って単純には喜べないもん。スカッとしないもん。

そう、帰隊する近藤さん、暗鬱な表情をしてましたね。史実では手柄を立てたと舞い上がる場面もある近藤さんですが、三谷脚本の『新選組!』では「おのれの生き方に一点の曇りもない」と宣言しつつも、自分の選択がこれでよかったのかと常に思い悩む近藤勇像を書きたいのですよね。

私たちは過ぎ去った事として客観的に見られるから、龍馬のように「どいつもこいつも、みんな馬鹿じゃき。」って思えるけど、実際あの中に巻き込まれてる身としては、みんな必死なんだよね。それがまた悲しくて、余計彼らが美しく見えるんだろうなあ。

はい、まったく、同感です。新選組オタですが、新選組の思想ややったことそのものには両手を上げて賛同する気にはなれない白牡丹です。でも、結果的に敗者の側にいたからこそ、美化されずに残っている組織内の暗部や人間臭い失敗やらが、白牡丹には気になるんですね。これからはもっと辛いエピソードばかりですが、最後までしっかり見たいです。
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