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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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原作の長年のファンとしても、ミタニン&吉川Pコンビの『組!』『組!!』『丸』ファンとしても、楽しみな作品。

三谷幸喜、正月にギャグ漫画の時代劇
脚本家・三谷幸喜によるエンタテインメント時代劇『風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~』(NHK総合)が1月1日に放送。漫画家・みなもと太郎による歴史ギャグ漫画『風雲児たち』を原作に、大河ドラマ『真田丸』のキャストを集めた三谷流歴史ドラマとなる。

一心同体で「蘭学事始」に 取り組んだ前野良沢と杉田玄白だが、「解体新書」には良沢の名は載らなかった。2人の間にいったい何が

歴史ファン、みなもとファンだと公言する三谷は、「僕の大学時代に連載が始まった、みなもと太郎さんの『風雲児たち』。僕はこの作品で、歴史の新しい見方を学びました。『風雲児たち』には、今の日本を築き上げた先人たちの感動的なエピソードがぎっしり詰まっています。今回、そのほんのちょっと一部分をドラマ化しました」とコメント。

江戸幕府老中・田沼意次を演じる草刈正雄と博物学者・平賀源内を演じる山本耕史

本ドラマは、西洋医学書の和訳『解体新書』にまつわる物語で、三谷がNHK時代劇を手がけるのは『真田丸』以来1年ぶり。キャストには、片岡愛之助、新納慎也、山本耕史、草刈正雄、長野里美、岸井ゆきの、迫田孝也、大野泰広、栗原英雄、高木渉など、三谷の笑いのツボがわかっている『真田丸』の出演者が再集結する。放送は19時20分から。
NHK総合・正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~』
放送:2018年1月1日(祝・月)・19:20〜20:49
URL:https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/fuuunjitachi/
「風雲児たち」新納慎也“ほふく前進”の俳優人生 道しるべ三谷氏に感謝「期待に応えたい」
 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で豊臣秀吉の甥・豊臣秀次を好演した俳優の新納慎也(42)が正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)〜」(来年1月1日後7・20、総合)に出演。「真田丸」に続き、劇作家・三谷幸喜氏(56)の作品を彩る。

 「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした三谷氏の新作脚本ドラマとして、さらに「真田丸」のキャスト23人(発表分)が再集結して注目される今作。「真田丸」の後、三谷氏の新作ドラマ脚本は今回が初。原作は今年、画業50年を迎えた漫画家・みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は片岡愛之助(45)と新納を迎え、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”のエピソードを描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(愛之助)と玄白(新納)の2人。鎖国ド真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 新納にとって映像の仕事としては、これほど出番とセリフの多い役はなかったという今回の“大役”。人生初となる“剃髪”を敢行し、外見も気合の役作りをして臨んだ。11月に約20日間の撮影を終え「幸せな毎日だったという感謝の気持ちと、撮影前はプレッシャーもあって、途中でケガしたら…とか風邪をひいたら…とか、いろいろ不安もあったので、無事に終えられて、ひと安心しました」と振り返った。

 翻訳の精度にこだわって完璧を目指した良沢とは対照的に、あまりオランダ語が分からなかった玄白は不完全でも医学発展のために「出しちゃえ、出しちゃえ」と「解体新書」刊行を急いだ“乗りだけ”の男。「お調子者の新納さんにピッタリでしょ?」という三谷氏からのオファーに、新納は「おいおい!」と笑ってツッコミを入れながらも「時代劇だからといって重くならず、とにかく軽快に演じてほしい」というリクエストに応えた。

 具体的には、翻訳作業に打ち込んでいる良沢と中川淳庵(村上新悟)に対し「あまりオランダ語が分からない玄白は2人を手伝えない。2人がああでもないこうでもないとオランダ語と格闘していると、玄白はすぐに『先、行きましょう』と言うんです。そのセリフを、どう言えばいいか。良沢が『この男は…』とイラッとするように、時代劇にあり得ないトーンとテンポで、その部分だけ一種、現代っぽくしてみました。そこの現代感覚のスピード感とリズム感は大事にしました」と工夫を明かした。

 三谷作品には2007年、ユースケ・サンタマリア(46)主演の舞台「恐れを知らぬ川上音二郎一座」で初参加。09年には、元SMAPの香取慎吾(40)主演のミュージカル「TALK LIKE SINGING」で4人の出演者の1人(主人公の親友役)に起用され、念願のオフ・ブロードウェーデビューを叶えた。

 「真田丸」の時も、三谷氏について「僕の人生の連結部分で『さあ、この道を進みなさい』と言ってくれる、人生を変えてくれる人です」と語っていたが、再度尋ねると「僕、本当に、こうやって匍匐(ほふく)前進で進んできたような俳優人生なんです」と身ぶり手ぶりを交え、切り出した。

 「今回も『風雲児たち』の共演者の方々に『新納君って、もともと何なの?』と聞かれたんですが、劇団にいましたとか特撮ヒーローでしたとか(笑い)、僕にはそういった“もともと”が何もないんです。ただただ、ミュージカルのカーテンコールで一番後ろの列の端っこで気付かれない程度にお辞儀をしていたところから、1個1個、こうやって匍匐前進で脇目も振らず進んできただけなのです。三谷さんは、そうやって先を見ず、今、目の前にあることを1つ1つやっている“腹ばいの僕”の横にたまにやって来て、匍匐前進する僕に『新納さん、今度はこっちに進んでください』『次はあっちに行ってみたら、どうかなぁ?』と進む方向を指さしてくれるみたいな、そんな存在。これ、うまく文章になります?」とジェスチャーを交え、少しおどけながら話して笑いを誘った。

 「この距離感が僕と三谷さんの関係性を我ながら上手に言えていると思います。頻繁に連絡を取り合っているわけじゃなく、1年ぐらい音沙汰がない時もありますから。僕のどこをそんなに評価してくださっているのか、ちゃんと聞けていないんですが、それを言葉にせずとも、今回のような役を頂けることが三谷さんからの評価なんだと思い、これからも期待に応えられるように頑張っていきたいと思います」。モデルから俳優に転向し、20年以上。「来年の今頃、どうなっているんだろうか。役者を始めた当時はその不安しかなかったですし、今も拭えていないまま生きています」。暗中模索の役者道を、三谷氏という“道しるべ”が節目節目で明るく照らす。
[ 2017年12月30日 08:00 ]
新納慎也“映像待ち”の20代“心が摩耗”の30歳も「芝居をしたいだけ」40代「真田丸」で飛躍
 昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で豊臣秀吉の甥・豊臣秀次を好演した俳優の新納慎也(42)が正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)〜」(来年1月1日後7・20、総合)に出演する。今や日本ミュージカル界を支える1人になったが、30歳の頃には「心が摩耗」し、休養を申し出た過去も。20代は映像の仕事に恵まれず、悔しい思いもしたが、40代になってドラマでも実力を発揮。「結局、僕はスターになりたいんじゃなく、芝居をしたいだけの人」。活躍のフィールドが増え、さらなる飛躍が期待される。

 「真田丸」の脚本を担当し、ブームを巻き起こした劇作家・三谷幸喜氏(56)の新作脚本ドラマとして、さらに「真田丸」のキャスト23人(発表分)が再集結して注目される今作。「真田丸」の後、三谷氏の新作ドラマ脚本は今回が初。原作は今年、画業50年を迎えた漫画家・みなもと太郎氏(70)の同名大河歴史ギャグ漫画。今回は片岡愛之助(45)と新納を迎え、前野良沢と杉田玄白による“蘭学事始”のエピソードを描く。

 西洋医学書「ターヘル・アナトミア」の日本初の和訳に一心同体で取り組んだ良沢(愛之助)と玄白(新納)の2人。鎖国ド真ん中の江戸中期に革命的な翻訳を成し遂げた。しかし、刊行された「解体新書」に良沢の名前はなく、名声は玄白だけのものとなった。2人の間に一体、何が起きたのか…。笑いとサスペンスに満ちた新しい三谷流歴史ドラマが生まれる。

 16歳の時、出身の神戸でスカウトされ、モデルとして芸能界入り。この世界を目指したことはなく、モデルもアルバイト感覚で始めたが「結構、最近になって親から聞いて、僕は覚えていないんですが、小さい頃、縄跳びの切れた紐をマイク代わりにしてテーブルの上で歌っていたそうです。カギっ子だったので、親が帰ってくるまで映画館にいたり。当時は入れ替え制じゃなかったですからね。もともとエンターテインメントの世界は割と好きな子供だったと思います」と明かした。

 とあるファッションショーのメインモデルに選ばれた時、リハーサルで「この衣装とメイク、この音楽と照明なら、このポーズとこの顔でしょ?と自分なりに表現したのですが、演出家さんから『真っすぐ立って。服がシワになるから』と言われて…。自分がやりたいことはモデルじゃないな、と。自分の中から湧き出るものを、ちゃんと表現したいと思いました」と俳優を志し、大阪芸術大学舞台芸術学科演劇コースに入学。2年生を終え、自主退学し、20歳の時に上京した。

 その後、ミュージカルを中心に活動。2000年、25歳の時には大ヒットミュージカル「エリザベート」(東宝版初演)に初代トートダンサー(黄泉の帝王トートの分身)として出演。圧倒的な人気を集めた。02年にはミュージカル「GODSPELL」の主演に抜擢。三谷氏作・演出の「恐れを知らぬ川上音二郎一座」(07年)などでストレートプレイにも進出し、09年には三谷氏作・演出のミュージカル「TALK LIKE SINGING」に主人公(香取慎吾)の親友役で起用され、念願のオフ・ブロードウェーデビューを叶えた。

 昨年の「真田丸」はインターネット上に“秀次ロス”が広がる大反響。着実に歩みを進めてきたように見えるが、30歳の頃には「絶対に人前に立ちたくない」と半年間の休養を申し出たことがあった。

 「役者というのは、生身が評価されるわけじゃないですか。名指しで評価されることが怖かったですし、当時ありがたいことに、とにかく仕事が続いていて、アウトプットばかりで自分の中のストックが何もなくなって…。芝居というのは、日常生活に起こらないからこそ舞台やドラマになるわけで、普段の暮らしより感情が動いて精神をすり減らすので、心がどんどん摩耗していって、何も感じなくなってしまったんです。病気とかじゃないんですが、そんな精神状態の人間が役者なんかしていたらダメだと思い、仕事を全部空けてもらいました」。ただ「2カ月ほどでお金がなくなり、仕事を再開しました」と笑い飛ばしたものの、いい充電期間に。「やるしかない」と前向きになった。

 来年、そして今後の目標を尋ねると、まず今年は後厄だったと切り出し「役者は“役が付く”のはいいことなので『厄払いしたらダメ』と言われていて。僕も前厄から厄払いはしていません。前厄の時は『真田丸』のお話を頂いて、本厄の時はまさに秀次を演じていましたし、後厄は今回の『風雲児たち』と、本当に役が付いているんです。2018年は厄年が終わりますが、役がもっと付く年になればいいなと思います」と抱負を語った。

 「20代の頃はスターを夢見て、舞台のスケジュールを空けて映像の仕事を待ったりもしました。舞台は2年先とかのスケジュールが埋まってしまい、急にドラマのオファーがあっても応えられないので」。しかし、三十路を迎え「スターは来世で、と思ったわけです」と笑って振り返り「映像のオファーはなくても、舞台のお話は途切れなく頂いていたので、会社にも『もう舞台のオファーを断ってまで“映像待ち”はしない』『とにかく舞台の仕事はスケジュールさえ合えば、やる』と伝えて、その頃から自分のことを舞台俳優と言うようになりました。そんな僕が40歳を超えて、まさか、こんなにドラマに出るなんて、自分でも思っていなかったですね」と率直に打ち明け、自ら驚いた。

 「結局、僕はスターになりたいんじゃなく、芝居をしたいだけの人。最近、映像の分野で芝居をするフィールドを増やしていただいたので、今後の目標としては、ありきたりですが、舞台に映像に垣根なく、いろいろな仕事を続けさせていただけたら、うれしいです」。取材の場が和む明るい素のキャラクターと語り口も魅力的。来年は「風雲児たち」を皮切りに、輪をかけて大暴れしそうだ。
[ 2017年12月30日 08:00 ]

愛之助、『真田丸』キャスト再集結の『風雲児たち』現場満喫「同窓会みたい」
 歌舞伎俳優の片岡愛之助と俳優・新納慎也が、来年1月1日にNHKで放送される正月時代劇『風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~』(後7:20)の撮影間の取材会に参加した。同作は脚本家の三谷幸喜氏が、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』以来、1年ぶりに同局の時代劇脚本を手がけ、愛之助や新納のほかにも山本耕史や草刈正雄、遠藤憲一、小日向文世、高嶋政伸ら『真田丸』おなじみのキャストが集合。「本当に楽しく、和気あいあいと朗らかに、同窓会みたいな『久しぶり~』みたいないい雰囲気で入れる」と現場の雰囲気を明かした。

 同ドラマは、みなもと太郎氏の大河歴史ギャグ漫画『風雲児たち』を原作に、史上初の西洋医学書の和訳に一心同体で取り組んだ前野良沢(愛之助)と杉田玄白(新納)らの物語を描く。新納は「三谷さんからは『坊主だけど、今時かつらの技術がすごいからいいよ、かつらで』とおっしゃっていただけたんですけど、こんなにいい役をいただけたんだから剃ります!と剃ったんです」と決意の剃髪姿を披露している。

 ほぼ全員が真田丸キャストで、入れ代わり立ち代わりにクランクイン・アップしていくことから新納は「きのう、小日向さんがアップして『不思議な感じだね~』と言っていたんですけど、僕はまさにお正月に親戚のおじさんがやってきたみたい。僕や愛之助さん、村上(新悟)さん、迫田(孝也)さんは基本この家にいて、親戚の人が順番にあいさつにくるお正月みたいな。そこでちょっと昔話をして…みたいな、そんな気分です」と久々の再会をよろこび、愛之助も「確かに」と納得。

 演出の吉川邦夫氏は「『真田丸』のメンバーに集まっていただいたんですが、むしろ『真田丸』とは違う役ですから、引き出しの多い皆さんなのでまた違った一面を見てほしい。新しい魅力を引き出したいし、役者さんたちには『真田丸』の時にやらなかった新しい一面を出してほしい。全体として魅力が倍に膨らむ感じになっていければ」と期待を寄せていた。




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