新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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思えば、去年初めて八月に歌舞伎見て、ぼちぼち通うようになったのだった。今日は三階席だが、外国人の姿がいつもより目についた。わかりやすい演目なので、私も今回は音声ガイドなし。
芋掘長者
歌舞伎美人より、解説。
祇園恋づくし
おなじく歌舞伎美人より、解説。
とりあえず、勘九郎さんの江戸前の喋りが嬉しい。声の張り方が、ますますお父ちゃんに似てきた……といっても私は生身の勘三郎さんを見ることはなかったのだけど(;_:)。七之助さんも、京都の芸妓のはんなりした雰囲気を表現しつつ(そして、京女の本音と建て前の違いを表現しつつ)コミカルな場面もこなして、面白かったです。
芋掘長者
歌舞伎美人より、解説。
◆踊りが苦手な男の困った末の大一番やっぱり七之助は美しいわぁ。橋之助さんのユーモアたっぷりの芋掘り踊りも楽しい。
松ヶ枝家では、息女緑御前の婿選びの舞の会を催します。そこへ友達の治六郎とともに現れたのは、緑御前に思いを寄せる芋掘藤五郎。舞ができない藤五郎のために、面をつけた舞上手の治六郎が途中で入れ替り、藤五郎のふりをして見事な踊りを披露します。感心した緑御前から、藤五郎は面をとって踊るよう所望され…。
藤五郎が困った末に見せる芋掘踊りなど面白味のある舞踊です。平成17年歌舞伎座で十世坂東三津五郎が新たに振りをつけて45年ぶりに復活させた十世の思いがこもった作品です。
祇園恋づくし
おなじく歌舞伎美人より、解説。
◆祇園祭でからみあう意地と粋と恋落語の「祇園祭」に馴染みがあるので、江戸者が京都に来て、京都の自慢を聞かされて癇癪を起こすという展開は関西暮らしも経験した東京出身の自分が同調できる設定なわけで。祇園祭りの頃の京都なんて気候的には観光に一番お勧めできない時期なんだけど、京都の商人たちは祭りに自分の存在をかけているのね。
京都三条で茶道具屋を営む大津屋に、江戸の指物師留五郎が泊まっています。主人次郎八が若い頃、江戸で世話になった人の息子で、祇園祭が近いので滞在していましたが、京になじめず江戸へ帰ろうとします。ところが、次郎八の妻おつぎの妹おそのに一目ぼれをした留五郎は、そのおそのから江戸へ連れて行ってほしいと言われ有頂天。実はおそのは、手代文吉と深い仲で、駆け落ちの手助けを頼まれたのです。そんな中、おつぎからは次郎八が浮気をしているかもしれないので調べてほしいと頼まれ、結局留五郎は京にとどまることにします。一方の次郎八は、ひいきの芸妓染香に熱を上げていますが、どうにもうまくいかない様子。山鉾巡行の当日、次郎八と留五郎は持丸屋太兵衛に鴨川の床へ招かれ…。
祇園祭を背景に、京と江戸の意地の張り合い、恋愛模様を明るく描いた作品です。
とりあえず、勘九郎さんの江戸前の喋りが嬉しい。声の張り方が、ますますお父ちゃんに似てきた……といっても私は生身の勘三郎さんを見ることはなかったのだけど(;_:)。七之助さんも、京都の芸妓のはんなりした雰囲気を表現しつつ(そして、京女の本音と建て前の違いを表現しつつ)コミカルな場面もこなして、面白かったです。
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