立川三四楼二ッ目昇進披露の会＠雷5656会館ときわホール

　三四楼さん、二ッ目昇進おめでとうございます。披露の会、出演者が豪華でしたので見に行ったのですが、これも何かの縁、今後のご活躍を折々に触れて見ることができたらいいなぁと思います。
　以下、高座にかかったお題が掲示されたわけではないので、つたない知識とネット検索を活用して調べた範囲で、というお断り付きで。

番組

一、「つる」　立川こはる
一、「片棒・改」　立川談笑
一、「ぼんぼん唄」　立川談四楼

仲入り

一、「亭主関白」　立川談春
一、「大工調べ(序)」　立川三四楼

　こはるさんの開口一番は3度目。ご隠居さんのとぼけたウンチク話、笑いを呼ぶには間の取り方が結構難しいんじゃないかと思うのだけど、ちゃんと笑わせてもらいました。

　談笑さん、CDで聴いてますがライブでは初めて。「片棒」を現代的なセンスでアレンジして、三人の息子をキャラ立ちさせてます。一番最初に出てきた、オカマでグルメで変態な長兄・金のインパクトが強すぎてこの後にどうなるのか心配しましたが……観客に「◯ッキー」コールをさせて温める演出、また談笑さんらしいブラック＆ちょっとグロ・エロな要素もありで、サービス満点でした。こういうネタで笑ってしまう婦人である自分はいかがなものかと思いつつ、遠慮なく笑わせていただきました。

　談四楼さん、まったく初めてです。弟子の三四楼さんについてご紹介された後に、浅草ゆかりのネタという前置き付きで「ぼんぼん唄」。ハッピーエンドという意味でも、お弟子さんのお祝いの席にはいい噺だなぁと思いました。

　談春さんの「亭主関白」は推定です。「替わり目」というタイトルで知られた噺の前半、女房をおでん屋に買いに出す辺りまでで、サゲからすると「元帳」よりは「亭主関白」というタイトルになるのかなぁというところが推定部分です。談春さん、亭主が一杯引っかけてちょっと気が大きくなっているところ、甚兵衛さんのかわいさなんですよね。しっかり者の女房になって、いじってあげたい(笑)。

　画用紙にいっぱい似顔絵を描いて、駄洒落で挨拶する三四楼くん。披露のネタは「大工調べ」の序。素人ながら、与太郎を演じる時に間の取り方を工夫したら、談四楼師匠がご紹介されたような自分の持ち味が出てもっと面白くなるだろうなぁと考えながら聴きました。こういう機会に聴くのもひとつの縁ですので、応援したいと思います。

　今日も堪能しました(^^)。