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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 『東京かわら版』11月号ぱらぱらめくって、あぁ今月は寄席行ってないと思いたって、寄席へ。顔付けがよかったので、鈴本昼席。
 団体も入っていたせいか満員で、立ち見席1700円を購入。4時間超を立ち見で頑張った。

才紫「子ほめ」
 途中で誰かのケータイが鳴った。お年寄りのものらしく、なかなか着信音を止めない。まるで聞いてないかのように演じていた才紫が、着信音が終わった時に「ケータイやっと終わったから」と台詞に入れたのがバカ受け。これが寄席の醍醐味。
 今日はよく受ける客席だなぁ。明るくていいな。

美智美登 マジック

二ツ目昇進ぽっぽ改メ ぴっかり「こうもり」
 談笑師匠がある高座で「ぽっぽちゃん、かわいい(^^)」とおっしゃって始めている一席があって、前からライブで見たかったんだ。今月から二ツ目に昇進して、ぴっかりちゃんになっちゃったけど。
 「落語界のポスト宮崎あおいちゃん」と自己紹介して、大河ドラマ『篤姫』に出演した小朝師匠のお供でスタジオ入りした時のエピソードを話して、受ける。
 「鶴の恩返し」の鶴をこうもりにして、見た目十五才ぐらいの女の子(実は吸血鬼)が居酒屋の主に恩返しのため居酒屋で働く、という噺。ぴっかりちゃんのキャラクターにあったネタなので、違和感がなかった。
 女流落語家では、男性のかけるネタを演じて違和感がない柳亭こみちさんとか談春師の弟子のこはるちゃんとかが好きなんだけど、こういう女の子っぽい落語家もありだなと思った。歳とともにどんなネタをかけるようになるのかな……ま、女流落語家に噺を書いてくれる三遊亭白鳥さんがいるから心配ないだろう。

正朝「浮世床」
 ぴっかりちゃんの師匠である小朝さんの弟弟子である春風亭正朝さん、初めてかな。ぴっかりちゃんが二ッ目に昇進したということで、落語界の前座・二ッ目・真打ち・「ご臨終」という身分制度について説明(爆)。
 うわーい、寄席で聴きたいネタ「浮世床」。源ちゃんが「てぇこぉき」読む場面でいろいろツッコミがあり、真柄十郎左衛門が「まっこうにふりかぶり」と読めるようになったところで上がり。

遊平かほり 漫才
 相変わらず、旦那がボケで女房がスピードつっこみ。

錦平「権助魚」
 高座で見たのは、たぶん初めて。先代の三平師匠に入門して真打ち20年以上とは後で知った。こう言っては何だけど、三平門下とは思えない(失礼)。いい味の「権助魚」。すけそうだら、にしん、目刺し、ゆでだこ、かまぼこ。

権太楼「代書屋」
 親子酒のさわりのような小咄から入って、鉄板ネタへ。座布団からはみ出すようなオーバーアクションで一言二言喋っただけで、客席が沸きに沸く。湯川秀樹、四十八才、荒川区町屋の生まれ……今日は小学校を「学習院かな」と言って上がる。

歌武蔵「ぼやき居酒屋」
 「ただいまの協議についてご説明致します」で始まる、いつもの歌武蔵。芸名を「かむぞう」とか「きゃばくら」と読むお客さんのネタは飛ばしたのね。
 わーい、はん治師匠で何回か聴いた「ぼやき居酒屋」を歌武蔵師匠版で聴けるのね。調子のいい客が、客あしらいの下手な居酒屋の主人をいじりまくる。笑った笑った。

仲入り

三増紋之助 曲独楽
 寄席に何度かかよっていれば、こんな場面に出会うこともあるのだなぁ。独楽を落とすことが二度。刃渡りは無事にできたけど、袖に戻って出囃子からやりなおして、やりきった。芸人は替わってくれる人がいないんだなぁと改めて厳しさを感じた。

雲助「新版三十石」
 このあたりで雲助師匠が出て来られるとは、豪華な顔付けだなぁ。そして、聴き始めて思わずガッツポーズ。こ、これは、志ん輔師匠のCDで聴いた「夕立勘五郎」では……志ん生師匠が小遣いかせぎに書いたというネタの。
 ……と思ったら、訛りまくる赤沢熊蔵がかけるネタが「すみずのづろちょ」「もりのいしまち」と、「夕立勘五郎」とは違うのね。後で調べたら、志ん生師匠の「夕立勘五郎」を雲助師匠が改作した「新版三十石」でした。
 さらっと演じながら客席をあたためる、さすがです。

玉の輔「マキシム・ド・呑兵衛」
 平日の寄席は閑散としているとか、2代目の落語家は志ん朝師匠を別格とすればいかにぼんぼんかといういつもの毒舌マクラから、おおっ白鳥師の新作落語をこかけてくれましたか(^^)。
 白鳥ファンとしては、この噺が鈴本でお客に受けるということ自体が嬉しい。

のいるこいる 漫才
 寄席に来たなぁと感じる漫才。

菊之丞「抜け雀」
 わーい、「抜け雀」好きなネタ。菊之丞師では初めて。相模屋の主人が頼りなくて、おかみさんにいいようにあしらわれ、情けない様子が強調されるところが菊之丞風味。「銀紙でも貼っとけってんでしょ」と自虐に走るあたりがおかしい。
 息子の絵師が勘当解けて、すがすがしい気分。


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