新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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4,000円はちょっとだけ高いが、広瀬和生プロデュースで、白酒・白鳥・三三・文左衞門と粒ぞろいで、恵比寿ザ・ガーデンホールって普段落語かけない小屋で、ワインなど普段800円ぐらいするアルコール含むワンドリンクがフリー……って、なかなかお得感あると思います。
でも何よりのお得感は、長講四席。白酒師匠の「芝浜」こそ軽めだったけど、冬のトリネタのオンパレード。7時開演で、10時半閉演ですよ。こじゃれたパイプ椅子だったので腰痛くなりましたよ。でも師走らしいがっつりした長講に大満足でしたよ。
初天神/ふう丈
圓丈師匠の弟子だけど真っ当な「初天神」団子でした。
芝浜/白酒
芝の浜で財布を拾う場面をばっさり切った芝浜。でも夫婦が臭くなくてほんのり甘い感じで、全体に軽くって、私は好きだなぁ。
隣の町は戦場だった/白鳥
CD収録されているので聴いていたが、生では初めて。白鳥さんの故郷、新潟県高田市の豪雪がどんなに凄いか。雪下ろしさせられるのは決まって次男という不幸……この「次男」を中入り後に三三師匠が拾いまくって爆笑編にしてくれた。
高田市の農業高校の分校に通っていた指折りの不良を、先生が口車で借金のかたに自衛隊に入隊させたのが発端。自衛隊は集団的自衛権がごにょごにょでイラクで平和的後方支援活動をやっているはずが、反政府ゲリラに撃ちまくられて孤立。そこでサソリに刺された地元の美少女バディーちゃんの命を救うために、故障してガソリンもないホンダスーパーカブに奇跡を起こし、さらに亡くなった父ちゃん母ちゃんの霊もひと働きして、360度砂だらけの砂漠を爆走スルぜ夜露死苦……みたいな噺(汗)。
最近の白鳥さんの作品は、三大噺の伏線ネタがひとつひとつ集まってくるドラゴンボール的なカタルシスがある(^^)。
富久/三三
三三さんの噺は好きだが、疲労のピークがここに来て、幇間の久蔵があざとく感じられた。あーあ、そうやって酒飲んでお客様に絡んでちゃしくじって客を失うのも当然だわ、という具合に。全然感情移入できなかったので、一番くじに当たったのに火事で燃えてしまって賞品と交換ができない、という悲哀にあまり共感できなかった。
白鳥さんの「次男に生まれたばかりに」というネタを散りばめたあたりはとても笑えたのに、ねぇ。まぁでも、近所の頭が神棚を布団などと一緒に運び出してくれたので、めでたしめでたしで後味はいい。
文七元結/文左衞門
文師が高座に上がった時には9時半回っていたので普通の夜席ならはねてる時間帯(汗)。しかも長講三席でお腹いっぱい。これから文七か〜……と溜息混じりに聴いたら、これがまた、いいんだなぁ。
いろいろな名人が文七をかけてきた。現代の名人では、談春師が佐野槌のおかみさんに自分の競艇での経験をたっぷり染みこませて説教する場面に説得力があって好きだ。今回の文師のは、ばくちにはまってダメダメになった文七が、娘をかたに佐野槌の女将から借りた五十両を見ず知らずの若者にやってしまう場面の説得力に、おそれいった。
ところで、お久を請け出してもらって、五十両も手元に戻って、果たして長兵衛は左官として立ち直ることができたのか……噺の〆がお久と文七が夫婦になって元結屋を開いて成功した、という方に飛んでしまったので長兵衛のその後には触れられていないが、心を入れ替えて元の凄腕の左官屋に戻ってくれていますように。
でも何よりのお得感は、長講四席。白酒師匠の「芝浜」こそ軽めだったけど、冬のトリネタのオンパレード。7時開演で、10時半閉演ですよ。こじゃれたパイプ椅子だったので腰痛くなりましたよ。でも師走らしいがっつりした長講に大満足でしたよ。
初天神/ふう丈
圓丈師匠の弟子だけど真っ当な「初天神」団子でした。
芝浜/白酒
芝の浜で財布を拾う場面をばっさり切った芝浜。でも夫婦が臭くなくてほんのり甘い感じで、全体に軽くって、私は好きだなぁ。
隣の町は戦場だった/白鳥
CD収録されているので聴いていたが、生では初めて。白鳥さんの故郷、新潟県高田市の豪雪がどんなに凄いか。雪下ろしさせられるのは決まって次男という不幸……この「次男」を中入り後に三三師匠が拾いまくって爆笑編にしてくれた。
高田市の農業高校の分校に通っていた指折りの不良を、先生が口車で借金のかたに自衛隊に入隊させたのが発端。自衛隊は集団的自衛権がごにょごにょでイラクで平和的後方支援活動をやっているはずが、反政府ゲリラに撃ちまくられて孤立。そこでサソリに刺された地元の美少女バディーちゃんの命を救うために、故障してガソリンもないホンダスーパーカブに奇跡を起こし、さらに亡くなった父ちゃん母ちゃんの霊もひと働きして、360度砂だらけの砂漠を爆走スルぜ夜露死苦……みたいな噺(汗)。
最近の白鳥さんの作品は、三大噺の伏線ネタがひとつひとつ集まってくるドラゴンボール的なカタルシスがある(^^)。
富久/三三
三三さんの噺は好きだが、疲労のピークがここに来て、幇間の久蔵があざとく感じられた。あーあ、そうやって酒飲んでお客様に絡んでちゃしくじって客を失うのも当然だわ、という具合に。全然感情移入できなかったので、一番くじに当たったのに火事で燃えてしまって賞品と交換ができない、という悲哀にあまり共感できなかった。
白鳥さんの「次男に生まれたばかりに」というネタを散りばめたあたりはとても笑えたのに、ねぇ。まぁでも、近所の頭が神棚を布団などと一緒に運び出してくれたので、めでたしめでたしで後味はいい。
文七元結/文左衞門
文師が高座に上がった時には9時半回っていたので普通の夜席ならはねてる時間帯(汗)。しかも長講三席でお腹いっぱい。これから文七か〜……と溜息混じりに聴いたら、これがまた、いいんだなぁ。
いろいろな名人が文七をかけてきた。現代の名人では、談春師が佐野槌のおかみさんに自分の競艇での経験をたっぷり染みこませて説教する場面に説得力があって好きだ。今回の文師のは、ばくちにはまってダメダメになった文七が、娘をかたに佐野槌の女将から借りた五十両を見ず知らずの若者にやってしまう場面の説得力に、おそれいった。
ところで、お久を請け出してもらって、五十両も手元に戻って、果たして長兵衛は左官として立ち直ることができたのか……噺の〆がお久と文七が夫婦になって元結屋を開いて成功した、という方に飛んでしまったので長兵衛のその後には触れられていないが、心を入れ替えて元の凄腕の左官屋に戻ってくれていますように。
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