1月22日の幕末ニュース

　今日から始まった『新選組！』の再放送を録画再生して見ています。もう何度も、放送時に録画したDVDと販売されたDVDで見ているのですが、やはり、どきどきします。

北海道
唯一無二の歴史性大切…産業遺産保存シンポ 大型クレーンの価値確認

　第３回函館市産業遺産保存シンポジウム（ゴライアスクレーンを守る会、北海道産業考古学会主催）が２０日、函館市内のホテルで開かれ、市が撤去を決めている旧函館ドック跡地の大型クレーンの価値を再認識した。基調講演した文化庁文化財部の江面嗣人主任文化財調査官は「唯一無二の歴史性や個性を大切に、自分のまちの品格や歴史性を再確認することが必要」と述べた。
(中略)
　江面氏は近代化遺産について、幕末から第２次世界大戦前までに近代の手法で建設され、国の近代化に貢献した産業施設や土木施設、と説明。文化財について「京都では指定や登録がされないものも、北海道ではなるという地方的特色も基準になっている」と述べた。

　最後の「近代化遺産について、幕末から第２次世界大戦前までに近代の工法で建設され、国の近代化に貢献した産業施設や土木施設」というところでキーワード「幕末」がヒットしました。

東京
１４０年前から『アキバ』
秋葉原

　「秋葉原」とはどこか。一般的には駅周辺一帯を呼ぶが、その地名は駅の近くにはない。
　地図を見ると、北に少し離れた一画にぽつんと「秋葉原」がある。駅周辺は千代田区だが、ここは区境を越えた台東区。二百メートル×百メートルの小さなエリアで、雑居ビルや倉庫などが並ぶ。電気街やオタクの街のにぎやかなイメージとは全く異なる。
(中略)
　日本大百科全書（小学館）などによると、このあたりは江戸時代から火事が多かった。特に神田佐久間町の神田川北岸付近は、薪炭の問屋街で、日本橋、築地海岸まで焼け抜ける大火になったため、「悪魔町」とさえ呼ばれたという。
　明治維新直後の一八六九（明治二）年にも大火が発生。東京府は、現在の駅付近を火除（ひよけ）地とし、七一（同四）年に勅命で江戸城内の紅葉（もみじ）山の火防（ひぶせ）の神をここに移し、鎮火神社としてまつった。
　鎮火神社は、静岡県浜松市の秋葉大権現とつながりがあると考えられたため「秋葉神社」とされ、火除地も「秋葉原」と呼ばれた。このころ、読み方は「あきばはら」「あきばがはら」「あきばっぱら」などだったという。

　「悪魔町」なんて呼ばれていたんですね……(汗)。

岐阜
川越は藤村“ゆかりの地”
秘蔵の写真類を企画展へ　定宿の佐久間旅館

　岐阜県中津川市馬籠（旧長野県木曽郡山口村神坂馬籠）の藤村記念館が三月一日から「島崎藤村と旅」をテーマにした企画展を一年間にわたって催すことになり、藤村が定宿としていた川越市松江町の佐久間旅館に対しても協力依頼があり“秘蔵”の写真類を出展する。同旅館を営む佐久間勇次日本大学名誉教授(８３)は「藤村は夫人が川越の出身で、何度も当地を訪れている。川越がゆかりの地であることを広く知られればうれしい」と喜んで協力する。
　島崎藤村（一八七二―一九四三）は日本の自然主義文学を代表する作家で、父をモデルとして明治維新前後を描いた「夜明け前」や「破戒」などで知られる。