10月30日の幕末ニュース

　関西では短い時間にかなりの雨が降ったようです。

静岡
　白牡丹贔屓の坦庵先生こと第36代江川太郎左衛門英龍にも関連するニュースです。
撮影者はジョン万次郎　伊豆・旧代官家の武士写真

　静岡県伊豆の国市の旧家に保存されていた幕末の武士の写真が、中浜（ジョン）万次郎（１８２７～９８）の撮影と分かった。東京大学史料編纂（へんさん）所などが写真と旧家の文書を調べた結果、万次郎が遣米使節の通訳として咸臨丸で渡米し、帰国した直後の１８６０（万延元）年７月、米国から持ち帰った道具を使い、撮影したとみられる。

　写真は江戸幕府の代官で、静岡県・韮山（現伊豆の国市）を拠点に駿河、武蔵、相模などを支配した江川家の史料を集めた「江川文庫」からみつかった。ガラス板を使った湿板写真で縦８．４センチ、横７．１センチ。人物の特定はできていないが、江川家に出入りしていた小沢太左衛門ではないかとみられている。

　写真の撮影は包み紙の「万延元年七月十六日夕七ツ時写真シ奉ル事」との記述から同時期と判明。さらに、江川家江戸屋敷の来客などを記録していた「御出府日記」の中に、１８６０（万延元）年７月、万次郎が写真鏡（写真機）を使い、延べ３日間にわたって写真を撮ったとの記述が残っていたことが分かった。

　幕末維新史が専門で、今回の調査に携わった保谷徹・同編纂所教授は「万次郎は日本人として初めて本格的写真技術を持ち込んだ人物であるとともに、個人的記録として写真を残す写真文化を移入し、広めた人物ということができる」と今回の成果を話している。

　江川家とジョン万次郎の関係について詳しく書かれていないのが残念な記事です。ジョン万次郎は日本に帰国後、土佐藩士に取り立てられたのですが、間もなく幕府に取り立てられ、江川太郎左衛門英龍が預かったのでした。万次郎は砲術・洋学を教えた江川塾で英語を教え、その門下生の中には榎本武揚や大鳥圭介も含まれています。

愛知
「武豊のたまり」などＰＲ　和歌山で全国醤油サミット

　全国のしょうゆ産地とメーカーが集まる初めての「全国醤油サミット」が二十七、二十八の両日、しょうゆの発祥地とされる和歌山県湯浅町で開かれ、武豊町から籾山芳輝町長ら七人が参加した。同町を含む全国二十二の自治体で協議会を設立した。サミットでは、しょうゆを生かしたまちおこし、まちづくりを図る共同宣言を採択し、来年は武豊町で開催することを決めた。
(中略)
　幕末から明治にかけて醸造業で栄えた武豊町では、小麦を使わずに（一部含む）大豆のみを原料に作るたまりの生産が盛ん。現在も町内に八件の醸造元があり、特産品のたまりを生かしたまちづくりを進めようと、サミットに参加した。

京都
京都国際マンガミュージアムでコスプレイベント－「時代物」歓迎

　関西を中心にコスプレイベントを企画・開催する「COSJOY」（大阪府東大阪市）は11月3日・4日、京都国際マンガミュージアム（京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL [phone]）でコスプレイベント「COSJOY in 京都国際マンガミュージアム」で開催する。

　同イベントは、各自で用意したアニメ・コミック・ゲームなどのキャラクターやオリジナルの衣装でコスプレし、交流するイベント。同ミュージアムでの開催は今回が2回目で、前回は約400人が来場、好評だったという。現在、同ミュージアムでは11月11日まで「サムライKYOTO ～戦国から幕末まで～」展を開催しており、「サムライ展に合わせた時代物のコスプレ大歓迎」（同イベント）と話す。

経済
ライフ、社会貢献型クレジットカード「龍馬カード」を募集開始

　ライフ（東京都千代田区、社長：磯野和幸）は、近代日本の発展に大きく貢献した偉人「坂本龍馬」をテーマとする社会貢献型クレジットカード「龍馬カード」を１２月より募集開始いたします。

　坂本龍馬は、日本で最も人気のある歴史的人物の一人であり、幕末維新の動乱の中、海援隊の結成、薩長連合や大政奉還に尽力するなど目覚しい活躍をみせました。
　ライフでは、時代の先を見つめ、社会の為に自らの意思で行動を起こす「現代の龍馬」が日本全国で次々に誕生する事を願い、それら数多くの坂本龍馬の功績を称え、その顕彰活動を応援、推進してまいります。