11月19日〜20日の幕末ニュース

　昨日今日の幕末ニュースです。



青森

金平成園が国名勝指定へ、一般公開も検討／黒石

公開に向け来年度から検討委員会を設置

　「黒石市内町・上町にある『金平成園（澤成園）』が国名勝に指定されることが決まった」。

　「同園は幕末から近代の津軽地方に流行した『大石武学流』の作風を伝える庭園」。



兵庫

文化審：登録記念物、神戸から２件　再度公園及び永久植生保存地と相楽園　／兵庫

　「１８日の文化審議会の答申に、県内からは、文化財保護法の改正で今回から導入された登録記念物の新登録に神戸市の『再度（ふたたび）公園及び再度山永久植生保存地』と『相楽園』の２件が盛り込まれた。また、稲美町の『播州葡萄（ぶどう）園跡』が史跡に新指定となった」。

　再度公園及び再度山永久植生保存地の解説に「幕末に神戸港が開港して以来、市街地の拡大から木材需要が高まり、六甲山の樹木伐採が進んだ」とあるところが検索で引っかかりました。

加西の高井家住宅　国登録文化財に

　「加西市北条町横尾の『高井家住宅』が十八日、国の登録有形文化財に選ばれることになった」。

　「『高井家住宅』は江戸末期から明治初期にかけて建てられた木造二階建ての母屋（百三十九平方メートル）と土蔵二棟の計三棟」で、「建設年代と推測される嘉永四（一八五一）年と刻まれた鬼瓦が保存され、幕末期の代表的な町屋として価値が高いという」。



鹿児島

歴史への意識どう形成

　「日本人の歴史に対する意識はどのように形成されてきたのか。その過程に注目した企画展『歴史の編纂（へん・さん）と顕彰〜近代鹿児島と歴史意識』が、鹿児島市城山町の県歴史資料センター黎明館で開かれている」。

　「幕末に活躍した島津久光が隠居後、鹿児島で編集した自筆の歴史書『通俗国史草稿』や、明治以降の小学校教師らが描いた歴史家の肖像など約９０点の資料を展示している」。