3月24日～25日の幕末ニュース

　Gyaoで放送しているアニメ『幕末機関説いろはにほへと』の最新話で、土方さんが亡くなりました……田本写真館とか、二股口の戦いとか、市村鉄之助くんとの別れとか、史実ダイジェスト部分は楽しめました。でも、覇者の首が取り憑いた榎本さんを斬りにいって結局何もできなかったとか、一本木関門で「そりゃねぇわなぁ」と思われる死に方とか(主人公はただ見てるだけかいっ・汗)、オリジナル部分はやはりツッコミどころ満載でした。そして、五稜郭の変貌ぶりには笑うしかないのでした……(汗)。
　気を取り直して、昨日今日の幕末ニュースを紹介します。

東京
学内で栽培、焼酎製造
米、芋どちらも柔らかな香り　２６日限り記念販売

　東京農工大学（府中市）は、学内で研究栽培した米や麦、サツマイモなどを原料に、初のブランド焼酎「賞典禄（しょうてんろく）」を製造した。二十六日の卒業式に限り、府中市幸町三の同大農学部福利厚生センター（生協）一階食堂で記念販売する。
(中略)
　「賞典禄」のネーミングは、学生や教職員、卒業生の応募の中から選んだ。農学部キャンパスにある「大久保利通公碑」にちなんだ言葉で、大久保公が維新の功労で賞与として賜った「賞典禄」二年分を勧農局（旧内務省）に献納し、奨学の資にあてた遺徳をたたえている。

　大根踊りでおなじみ、東京農大の前身は、榎本武揚が農業振興のために設立した徳川育英会育英黌農業科だったんですよね。
　今回は焼酎づくりなので薩摩出身の大久保利通のエピソードにちなんだネーミングだったんですね。
　榎本さんブランドの商品もそのうち出して欲しいなぁ……。

滋賀
国宝・彦根城築城４００年祭：能舞台で優雅に挙式　「ひこにゃん」も祝福　／滋賀

　旧彦根藩の表御殿を復元した彦根城博物館の能舞台で２４日、「彦根城ブライダル～井伊家３５万石大名庭園での結婚式」が行われ、２組が優雅な挙式をした。「国宝・彦根城築城４００年祭」の企画で城内の名勝「玄宮園」で予定したが、雨で会場が変更された。
(中略)
　同博物館によると、能舞台は１８００年に造られ、１９８７年の彦根城博物館建設時に“里帰り”した。幕末の大老で彦根藩１３代藩主・直弼ら歴代藩主が愛用したが、結婚式は初めてという。残る６組は、天候がよければ玄宮園で挙式する予定。

　人気のキャラクター、ひこにゃんもお祝いに来たそうで(^^)。
　ネット検索したら、ひこにゃん倶楽部というサイトもありました。ひこにゃんの好物はお魚とお肉で、特にカニと「箸で切れる」お肉が好きなんだとか……さすがは井伊のお殿様ゆかりの猫キャラだけあって、グルメですなぁ^_^;。

山口
幕末の留学生描いた「長州ファイブ」　２５日字幕付き上映会　山口市

　幕末にイギリスに密留学した長州藩の若者を描いた映画「長州ファイブ」の聴覚障害者向けの日本語字幕付き上映会が２５日午後１時半から、山口市秋穂の県セミナーパーク講堂で行われる。
　映画は目や耳が不自由な人のための学校創設に尽力した山尾庸三がメーンに描かれており、耳が不自由な人から「見たい」との要望も強かった。そこで山口市の県字幕サークルＥラインと「長州ファイブ」製作委員会が協力。日本語のせりふ字幕入りの上映用ＤＶＤを作った。