4月13日〜14日の幕末ニュース

　『新選組！！』コメンタリーキャストを聞き終わった直後ですが、まとめて幕末ニュースです。



栃木

植樹続け１０年

足尾に育つ「共生」

　「日本の公害の原点、『足尾鉱毒事件』で知られる栃木・足尾。煙害で荒涼とした岩肌をさらけだした山々に緑を取り戻そうと、渡良瀬川流域の住民らが結成した『足尾に緑を育てる会』（５００人）が５月に設立１０周年の節目を迎える」。

　「足尾銅山　１７世紀初頭に発見され、江戸幕府直轄で繁栄を誇ったが、幕末期に衰退。１８７６年、古河市兵衛が銅山の権利を得たのを機に製錬技術の近代化が進み、大銅山に成長した。銅山から流れ込む鉱毒が渡良瀬川下流域を汚染、農漁業に被害を与えたため、栃木県選出の衆院議員田中正造が帝国議会で追及、明治天皇への直訴事件（１９０１年）も起こして社会問題となった。政府は、鉱毒を沈殿させる遊水地とするため、０６年谷中村の強制廃村に踏み切り、買収に応じない１９戸は翌年取り壊された」。



奈良

川面に映えるピンク-川路桜（奈良市・佐保川堤）【2006 桜】

　「樹齢150年を超えるサクラの古木、『川路桜』をはじめ、数多くのサクラが並ぶ奈良市法蓮町の佐保川で「佐保川祭り」が行われ、夜空にピンク色の花が浮かび上がっている」。

　「幕末の奈良奉行、川路聖謨（かわじとしあきら）が景観の美しさから、サクラとカエデを植えよと、約150年前に命じたとされる」。

　へー、川路聖謨ゆかりの桜が奈良にあるんですね……。



佐賀

佐賀城本丸歴史館：ボランティア活躍で好調　６月にも入場者５０万人達成　／佐賀

　「佐賀城本丸跡地に０４年８月にオープンした歴史博物館「県立佐賀城本丸歴史館」（佐賀市城内２）が、今年６月にも総入場者数５０万人を達成する見込みになった。歴史系博物館の入場者が全国平均で年間３万人に過ぎないのに対し、本丸歴史館は同２０万人以上が訪れる人気。その背景には、本丸御殿を復元して使っていることのほか、熱意を持って楽しく取り組んでいる解説ボランティアの活躍がある」。

　「展示のテーマは、県内から人材を輩出した幕末・維新期の佐賀。県民の関心が高い時代である上に、コンピューターを使った歴史クイズやバーチャル体験ができ、長期休暇中にはイベントが開催されるなど、子供たちにも人気は上々だ」。



鹿児島

薩摩の歴史を楽しく学ぼう！

維新ふるさと館

　最近リニューアルされた維新ふるさと館について、マップルおでかけニュースより。

　「1Fは6つのゾーンで薩摩の歴史を紹介する。なかでも注目を集めているのは、幕末の加冶屋町を再現した『幕末探訪・郷中教育コーナー』」。