5月8日の幕末ニュース

　今日の幕末ニュースです。



東京

取り違え疑惑ボードワン像建て替えへ

　「東京・上野公園の『生みの親』として公園内に設置されているオランダの医師、Ａ・Ｆ・ボードワン博士（１８２２−８５）の胸像が、博士の弟と取り違えて制作された“疑惑”があることについて、博士ゆかりの大阪市の住職が『博士の本当の姿を後世に伝えたい』と奔走。公園管理者の東京都も同意して、寄付金を募って建て替えられることが決まった」。

　「一八七三（明治六）年、上野公園は日本最初の公園として開設した。当時の上野は戊辰（ぼしん）戦争の流れで武装決起した彰義隊と新政府軍が戦った後で焼け野原の状態。緑豊かな自然が失われるのを惜しんだ博士が公園整備を提唱したのがきっかけとなった。現在の博士像はこの功績をたたえ、公園開設百周年を迎えた一九七三年、オランダ大使館が東京都に寄贈した」。

　弟さんの顔と間違えられるとは……(^^ゞ。



京都

江戸時代の経済を分かりやすく

旭堂南陽さん、京産大で講談

　「京都産業大（京都市北区）の講義で８日、上方講談師による江戸時代の経済をテーマにした古典講談が行われた」。

　「外国語講談で知られる旭堂南陽さん(29)が教壇に設けた高座で演目『柳田格之進』を披露。裕福な商人に対し、少額の支払いに苦労しながらも清廉を貫いた幕末の武士の生き様を語った」。



コラム

明治の古写真　茶摘みと茶道

　JANJANより。幕末・明治期 日本古写真コレクション・長崎大学付属図書館オンラインデーターベースの紹介です。

　「『このコレクションは、幕末から明治期にかけて、日本国内で撮影された写真を収集したものです。文部省科学研究費補助金(平成９年度及び10年度)の交付を受け、"幕末・明治期の古写真コレクション"を電子化したものです。』この度、長崎大学付属図書館から『貴重図書利用許可書』の書類が筆者のもとへ届きました。」

　「幕末から明治期の古写真は、その時代の息吹を伝える貴重な証言です。こうした画像を無料で使用できることを感謝するとともに、税金の正しい使い道として（文部省科学研究費補助金）納得したのでした。」