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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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細々ながら、幕末ニュースは2004年から続いています……おぉ、10年以上になりますね。

北海道
碧血碑慰霊祭、榎本武揚子孫ら参列
 箱館戦争で戦死した旧幕府軍兵士の霊を慰める「碧血碑(へっけつひ)慰霊祭」(箱館碧血会主催)が25日、函館市谷地頭町の碧血碑前で行われた。今年は1875(明治8)年の同碑建立から140年の節目で、子孫や関係者、市民の約150人が参列。碑前に手を合わせ、祭られている約800人の兵士を偲んだ。

 69(明治2)年の箱館戦争終結後、放置されていた旧幕府軍兵士の遺体を、侠客・柳川熊吉らが集めて埋葬し、このことを知った榎本武揚らの募金によって同碑が建立された。明治から大正にかけて法要日が定まっていなかった時期もあったが、初代市立函館図書館長・岡田健蔵氏の意見で、千代ケ岡陣屋の激戦により中島三郎助が最期となった旧暦の5月16日とした。

 慰霊祭では、実行寺(船見町)の望月伸泰住職らが読経する中、子孫、会員、一般の順に焼香。同会の大谷長道会長は追悼として「兵士には牛伏せ山で安らかに眠ってほしい。今後も会員一同が助け合い、慰霊祭を続けたい」と述べた。最後に1982年から折り鶴など作り参列している谷地頭保育園や園児に対し、同会から感謝状が送られた。

 榎本武揚の曾孫・榎本隆充さん(80)は「140年もの間、亡き兵士の魂や碑を守ってくれていることに感謝でいっぱい」、土方歳三の兄の6代目・土方愛さん(43)は「節目の慰霊祭は必ず参加しようと思っていた。歳三とともに戦った人のめい福を祈りました」。伊庭八郎の弟、武司の曾孫・金田秀昭さん(70)は「碧血碑慰霊祭は日本人魂の表れ。園児たちが参列して、この文化を継承することも素晴らしい」と話した。

 式典後、市内で直会を開き、子孫と会員、市民が交流を深めた。

箱館戦争:子孫が集結…土方らの冥福祈る 北海道
 箱館戦争(1868〜69年)で戦死した旧幕府軍兵士を弔う慰霊祭が25日、北海道函館市の石碑「碧血碑(へっけつひ)」前で営まれた。今年は碑建立から140年にあたり、新選組副長で戦死した土方歳三などの子孫や市民ら約150人が参列し、歴史に翻弄(ほんろう)された先人に思いをはせた。

 ◇「碧血碑」建立140年

 この日の慰霊祭ではお経があげられ、参列者が焼香。主催した函館碧血会の大谷長道会長(77)は「先人たちの志を受け止め、碧血碑を守り続けることを誓います」と追悼文を読み上げた。

 土方歳三の子孫にあたる土方愛さん(43)や、榎本武揚のひ孫の榎本隆充さん(80)なども参加。土方さんは「こんなに多くの子孫が一堂に会するのは初めて。函館で亡くなった方たちに祈りをささげたい」と話した。

 碑は1875年に建てられた。以来、旧幕府軍の敗戦が決定的となった6月25日に毎年、慰霊祭が実施されてきた。過去には函館市が慰霊祭を主催したこともあり、幅広い市民が参加していたが、近年は同会関係者の高齢化が進み、参加者も減少傾向だった。

 同会の関尚彦事務局長(80)は「五稜郭は知っていても碧血碑は知らないという人が多い。ぜひもっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。【遠藤修平】

 ◇碧血碑◇

 北海道函館市の函館山のふもとに、旧幕府軍の中心人物だった榎本武揚らの協力などで建てられ、約800人を弔う。碑名は「義に殉じた武士の血は3年たつと碧色(みどりいろ)になる」という中国の故事にちなむ。

福島
「八重の短歌」29日から募集
 会津若松市の八重顕彰事業実行委員会(委員長・宮森泰弘会津若松商工会議所会頭)は第3回「八重の短歌」コンクールの作品を29日から募集する。激動の時代に希望を捨てず、自分らしく生きた新島八重のひたむきな精神を見詰め、顕彰する。
 県内の小、中、高校生が対象で、小学生は「夢」「友」、中学生は「挑戦」「友」、高校生は「道」「友」の題を設ける。五・七・五・七・七の31文字の中に題の言葉を入れるか、題から思い浮かぶイメージを詠み込む。1人二首まで応募可能。同じ題で二首詠んでも、異なる題で一首ずつ詠んでもよい。
 福島市出身の歌人駒田晶子さんが審査委員長を務め、入賞作品は福島民報紙上で発表する。10月31日に鶴ケ城の「八重之像」前で献花祭を催し、市内でコンクールの表彰式を行う。各部門の最優秀1人に賞状と図書カード2万円分、優秀2人に賞状と図書カード1万円分を贈る。
 応募方法は、はがきに作品と郵便番号、住所、氏名、学校名、学年、年齢、電話番号を明記して、郵便番号965-0804 会津若松市花春町三ノ一 福島民報社会津若松支社内「八重の短歌」コンクール係に郵送する。締め切りは8月20日(当日消印有効)。問い合わせは同係 電話0242(28)6900へ。
 新島八重は会津若松に生まれ、戊辰戦争で銃を手に奮戦。同志社大の創立者新島襄と結婚し、会津の教えを忘れずに生き抜いた。一昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で描かれた。

( 2015/06/28 10:12 カテゴリー:主要 )

東京
青梅・津雲邸で「幕末維新展」 近藤勇の借用書、ブーツをはいた竜馬像など
 近藤勇の借用書やブーツをはいた坂本龍馬の画像など約30点を、当時の佐幕、勤皇、中間派など茶室、応接室、大広間などに分けて展示。展示品の中には、同展を訪れた学識専門家の間に貴重な歴史資料も含まれるとする見方もある。

 津雲邸は西多摩が生んだ政治家、津雲國利(1893~1972)の邸宅で、昭和初期に流行した和洋折衷の名建築。展示品は津雲國利の戦前の所蔵品で、孫の津雲薫さん(66)が管理。青梅市の活性化の一助になればと同邸を開放するとともに、膨大な所蔵品の一部を随時、特別展示する。

 借用書には、新撰組局長、近藤勇が大阪の豪商「加嶋屋」の樋口重郎兵衛から200両を借り、来辰3月に返済する旨が記されている。近藤の刑死により返済はかなわなかったが、その後、野津道貫侯爵などの手を経て1934(昭和9)年、津雲國利が譲り受けたことなどを記した箱書きも展示。親交のあった勇の養子・勇五郎から譲り受けた幼少時の勇が使った木刀なども展示している。津雲薫さんは「祖父は近藤勇や勇五郎さんの生き方に三多摩人として相通じるものを感じていたのでは」と津雲國利の蒐集の動機について語る。

 2階にはブーツをはいた坂本龍馬画像が武市半平太、中岡慎太郎の肖像画と三幅対で見られる。応接室には木戸孝允(桂小五郎)の版籍奉還の計画書、久坂玄瑞が西郷隆盛に宛てた書簡、三条実美の和歌、伊藤博文の漢詩、廊下には幕末の三舟と言われた勝海舟、鉄舟、泥舟らの掛け軸、茶室には徳 川慶喜公晩年の「月可悦」書などを展示している。

 開館は金曜・土曜・日曜・祝日の10時~16時。入館料は、大人=500円、小中学生=200円。7月20日まで。

浮世絵師が描いた戦争の姿 ── 太田記念美術館で「浮世絵の戦争画」
太平洋戦争が終結してから70年の節目にあたる今年、東京・渋谷区の太田記念美術館で「浮世絵の戦争画 ─ 国芳・芳年・清親」が開催される。

浮世絵は泰平の世を描いた享楽的な印象が強いが、江戸から明治にかけては戦争を題材とした浮世絵が数多く出版されていた。

展示されるのは源平時代や戦国時代といった歴史上の合戦を題材としたものから、幕末の戊辰戦争、明治時代の西南、日清、日露戦争など、同時代に勃発した戦争を題材としたものまで60点。

絵師は歌川国芳、月岡芳年、小林清親など有名絵師も多いが、これまで戦争画に注目が集まることがなかったため、ほとんど紹介される機会が無かった知られざる作品が並ぶ。

「浮世絵の戦争画 ─ 国芳・芳年・清親」は太田記念美術館で、2015年7月1日(水)~7月26日(日)に開催。観覧料は一般 700円、大学・高校生 500円、中学生以下は無料。
 

発信:インターネットミュージアム

静岡
反射炉の関連商品続々 伊豆の国市など
 世界文化遺産登録を目指す韮山反射炉を、地域経済の活性化に生かそうという動きが、伊豆の国市などで目立ち始めた。市商工会は関連商品を「反射炉ブランド」に認定して販売を後押し。大砲にちなんだユニーク商品も登場した。製造量の確保などの課題はあるが、世界遺産効果にあやかろうと知恵を凝らしている。

(大須賀軒一)

 洋菓子の「大砲ロール」と「カノンパン」、「大砲ドーン(丼)」、反射炉築造の江川坦庵にちなむ「パン祖のパン」。さらには「ペリーの黒船うどん」、「江川太郎左衛門ごまそうめん」。ブランド認定の118品は独自色にあふれる。

 反射炉ブランドは、伊豆の国市商工会が昨年7月に設けた。地元の歴史や自然などの特徴を反映した、主に市内事業所の商品を認定している。担当者は「世界遺産に登録されれば、新商品開発はさらに加速しそう」と期待を込める。

 昨夏、焼き菓子「反射炉の煉瓦」がブランド認定を受けた市内の菓子店「佳月園」の西原宏幸社長(53)は「20年来の商品だが、昨夏以来、販売量が4~6倍に急増した」と話す。反射炉の注目度がアップしたことと、5月に認定品の販売を目的とする「反射炉屋」が「道の駅 伊豆のへそ」に新設された効果が表れたという。「各店で単品販売しても限界があるが、一堂に集めることで相乗効果がある」と西原さんはみている。

 ただ、多くは地元の個人店の商品。伊豆のへその販売リーダー・武士達也さんは「製造量の確保が難しいので、扱う認定品は20程度。品ぞろえを拡充させたくても、思うようにそろわない」と課題も指摘する。

 昨秋、ちくわの天ぷらを大砲に見立てた「大砲ドーン(丼)」を商品化した市内の飲食店「来い来い」の木村裕樹さん(36)は「まだまだPRが必要。地元客だけでなく、観光客を取り込めば販路は拡大する」と話す。

     ◇

 三島市の伊豆箱根鉄道と伊豆箱根バスは、反射炉までの運賃と伊豆長岡温泉の入浴料をセットにした「湯ったりきっぷ」の販売を始めた。切符は、駿豆線の乗車駅から反射炉最寄りの伊豆長岡駅間の運賃、駅から伊豆長岡温泉周辺までのバス代、ホテルなどの日帰り温泉入浴料を含む。反射炉と温泉を組み合わせ、乗客増を狙う。料金は、740~1000円。

 熱海市の富士急マリンリゾートは6月13日~7月18日の毎週土曜、世界遺産登録応援企画と銘打ち、熱海湾の周遊クルーズを特別運航。反射炉の入場券を提示した人、伊豆の国市民、熱海市内での宿泊客は割引料金で乗船できる。中学生以上は200円引きの800円、小学生は100円引きの400円。
 熱海湾の周遊クルーズとか、行ってみたいです。長岡温泉の入浴料とのセットもいいですね。

 ただ、審査は先送りされたような……。
世界遺産登録審査、韓国の“わがまま”で日本は先送り
 日韓国交正常化50年の6月22日の前日に行われた日韓外相会談後、岸田文雄外相は両国の推薦案件の世界遺産登録に向け協力することで「完全に一致した」と明言。産業革命遺産をめぐる対立は決着したとみられていた。

 だが、外相会談の時点でボタンの掛け違いは起きていた。韓国政府当局者によると、産業革命遺産の7施設に朝鮮半島出身者が徴用された歴史について、韓国が世界遺産委で言及することを日本側が納得したと認識していたという。

 関係筋によると、今月3日の世界遺産委開幕後、日本政府の要請に応じて韓国側が意見陳述の草稿を開示したところ、日本側が徴用の歴史が強調されることを懸念し、事前の擦り合わせを要請。韓国側は、日本の姿勢は両国が交わした約束に反すると反発している。

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 韓国政府当局者は「関係改善の努力を帳消しにするもので、窓ガラスに石を投げ込んで割るような約束破り」と非難。しかし“約束”の内容は明らかにしていない。

 一方、日本側は“外相会談での約束”に従い、4日午前の審査で韓国が推薦した「百済の歴史地区」を全面的に支持。こちらの登録は委員国の全会一致で決まった。

 日本政府は徴用の歴史を否定する立場は取っていないが、「遺産登録の対象は幕末から明治で、徴用があった時代とは異なる」と各国に理解を求めている。

 登録は全会一致が通例だが、紛糾した場合は投票で採決する。その場合、登録には投票総数の3分の2以上の賛成が必要。政府の要請で自治体関係者もロビー活動に動員されており、ある県の幹部は「ここに来て多数派工作をすることになるなんて」とこぼした。

(紙面から)

新潟
米百俵の精神 旧三根山藩で体現祭りで募った義援金「教育に役立てて」
「米百俵」の故事で米を長岡藩に送ったといわれる三根山藩があった新潟市西蒲区峰岡の有志が23日、まき夏祭りの「米百俵パレード」で集めた義援金約4万円を、区内の2小学校に贈った。「米百俵の精神で、子どもたちの教育に役立ててほしい」という思いを込めた。

 義援金を贈ったのは、三根山藩跡が残る峰岡の地域おこしグループ「平成三根山藩」。戊辰(ぼしん)戦争に敗れ困窮した長岡藩が、三根山藩から送られた救援米を基に学校を設立した米百俵の故事を、巻地区の小学校で紹介するなどの活動に取り組んでいる。

 パレードは、まき夏祭り最終日の14日に行われた。米俵を積んだ山車を引いて商店街を練り歩き、パレードを見に来た人に峰岡地区で収穫したコシヒカリ2合を袋詰めにして振る舞った。今年は配るだけでなく、米百俵の精神で子どもたちの教育のために役立てたいと考え、コメと引き替えに義援金を募った。

<2小学校に贈呈>

兵庫
大鳥圭介検定、初開催へ 出身の上郡町で10月
上郡町商工会(兵庫県上郡町大持)は、同町出身で明治維新後、日本の近代化に貢献した大鳥圭介(1832~1911年)に関する知識を問う「大鳥圭介検定」を10月10日に初めて開く。軍人、政治家、文人などさまざまな側面を持つ、郷土が生んだ異色の偉人の魅力を知ってもらおうと、受検を呼び掛けている。(杉山雅崇)

 同町岩木地区の医師の家に生まれた大鳥は、大阪の適塾などで学び、才能を認められ幕臣に上り詰めた。戊辰戦争で新政府軍に敗れて投獄された後、明治政府に登用され、清国・朝鮮国公使などとして活躍。文人としても名声を得た。

 検定は全30問。うち25問は、大鳥の生涯を紹介するために昨春、住民有志が作製した冊子「かえで」の記述から出題するという。

 20問以上正解で合格となり、正解数に応じて1~3級の級位を授与する。「かえで」は同町商工会などで無料配布しているほか、同商工会のホームページでも閲覧できる。

 検定は10月10日午前10時半から、同町生涯学習支援センター(同町上郡)で実施。小学5年生以上が対象。受検料千円(中学生以下は無料)。郵便やファクス、同町商工会ホームページで応募を受け付ける。8月31日締め切り。同町商工会TEL0791・52・3710
エンターテインメント
天下人・信長や鬼の副長・土方が愛した刀たち……。次回の「歴史秘話ヒストリア」は日本刀特集!
 歴史上の人物や事件などにおける、今まで知られていなかった部分にスポットを当てて紹介するNHK放送の歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」。7月8日(水)第224放送回は 「あなたのココロを一刀両断 日本刀ものがたり」と題した日本刀特集を放送! 

 現在、"刀剣男士"を育成する大人気ソーシャルゲーム『刀剣乱舞』などの影響で、若い女性を中心に日本刀ブームが到来。古くは天下人・織田信長や新撰組"鬼の副長"土方歳三を始め、多くの日本人が美しい日本刀に心囚われている。なぜ日本刀は人々を魅了するのか?

 番組では国宝級の刀剣を用いての鑑賞法(入門編)を紹介。さらに、「戦国時代、名刀ブームを仕掛けたのはあの武将!?」「新選組“鬼の副長”土方歳三の刀を打った男とは?」など刀にまつわる歴史物語も登場! この放送を見て美しき日本刀の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

■放送情報
2015年7月8日(水)22:00~
再放送:翌週水曜14:05~(お昼すぎ)
※放送時間変更や休止の可能性があります。


“ミュージカル『薄桜鬼』藤堂平助篇”DVD発売記念イベントで「いまだから言える」裏話が続出!?
●「これからも『薄ミュ』は続きます」とキャストが思いを語る!

 本日2015年7月4日、都内にて“ミュージカル『薄桜鬼』藤堂平助篇”のDVD発売記念イベントが開催。藤堂平助役を演じた池田純矢さんを始めとするキャスト陣が登壇した。
2015年初旬に東京・大阪で上演された“藤堂平助篇”は、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズの第5弾作品(ゲネプロリポート記事はこちら)。その名の通り、新選組の藤堂平助を主役に据えた物語で、5月には公演DVDがリリースされている。今回のイベントは、このDVD購入者を対象に開催されたもの。藤堂平助役の池田純矢さんはもちろん、土方歳三役の井澤勇貴さん、原田左之助役の五十嵐麻朝さん、近藤勇役の井俣太良さん、山崎烝役の高崎翔太さん、天霧九寿役の郷本直也さん、そして雪村綱道役の江戸川萬時さんが登壇した。こちらの記事では、14時30分開始の部をリポート!

 最初のトークテーマは、本DVDの見どころ。「公演から日が経ったから言えるんですけど」との前置きで、井俣さんが「仙台城のセットの転換は、カミシモ(上手・下手)で僕と郷本直也が転換してます!」という裏話を明かした。転換の合図は平助と千鶴のキスシーンだったとのことで、感動的なワンシーンの裏では、ふたりが裏方として活躍していたそう(笑)。そしてつぎに見どころを訊かれた井澤さんは、池田さんから「お好み焼きの歌、歌って!」というムチャぶりを受け、美声で「♪井澤家の味を継ぐ……」と替え歌を披露(井澤さんのご実家はお好み焼き屋さんだそう)。そんな井澤さんから「平助の最初の歌大好きなんですよ~」とムチャぶり返しを受けた池田さんは、劇中化を朗々と歌い上げ、見事に応戦。公演から日が経っているにも関わらず見事に再現した池田さんは「終わってからも、“ひとり『薄桜鬼』”してたんで……」と語っており、本作への熱い思い入れが垣間見えた。

 江戸川さんが語る本作の見どころは、特典映像として収録されている“雪村綱道篇”。これはなんと本作脚本・演出・作詞の毛利亘宏氏がじきじきに台本を書いたという、かなり手の込んだ代物。江戸川さんを始めとしたキャスト陣の奮闘は、ぜひDVDをゲットして堪能していただきたい。

 続いてのトークテーマは、座長・池田純矢さんの印象。ここでは平助同様にアツい魂を持った池田さんへのラブコール(?)が続出した。井澤さんが「座長は支えるタイプとついていきたくなるタイプがいますが、純矢くんはついていきたくなるタイプ」と分析すると、五十嵐さんも「付き合いは8年くらいになりますが、『薄桜鬼』で観たときに、すべて尊敬できると思った」と絶賛。劇中では“3バカ”として絆を深めていた平助、左之助、永倉新八だが、五十嵐さんと新八を演じた宮崎秋人さんが、池田さんに毎日日替わりで手紙を書いていた……というエピソードも飛び出した。

 そして高崎さんは、ハードな公演だったことから「純矢くんの体が心配になっちゃった」と公演当時の印象を吐露。池田さんは本作のために、稽古前に5日断食してウェイトを落としたそう。その理由はといえば、「平助は小柄なイメージだから、最初に(体重を)落とさないと、そう見えない」とのこと。役者魂が滲むエピソードに、高崎さんも「超カッコイイ座長でした」と語っていた。

 おつぎは客席から質問を募る質問コーナーへ。「いちばん楽しかった曲は?」という質問では、それぞれが回答した曲を歌う流れになるというムチャぶりも頻発。また、「皆さんの筋肉を見せてください」というリクエストには、井俣さんがその鍛え上げられた肉体美を披露するというファンサービスも飛び出し、キャスト陣の和気あいあいとした仲の良さがにじみ出る。さらに本日の出演が叶わなかった廣瀬大介さん、橋本祥平さん、宮崎秋人さんからのビデオメッセージもお披露目。改めて、ミュージカル『薄桜鬼』が生んだキャストどうしの絆を感じさせるイベントとなった。

 最後のメッセージでは、池田さんが「めちゃめちゃ楽しかったです。“藤堂平助役の”と名乗るのは、もしかしたらこの挨拶が最後かもしれないですけど、我々“ミュージカル『薄桜鬼』”を背負ってきた人間も、この先“ミュージカル『薄桜鬼』”がどんどん大きくなっていったときに、その礎になれていたらいいなと思いました。これからも“ミュージカル『薄桜鬼』”は続きます。そして、それぞれの役者にもそれぞれの道があります。これからも末永く応援していただけたら」と熱く語り、イベントを締めくくった。5月にはキャストをほぼ一新して開幕した“黎明録”が上演され、新たな歴史が幕を開けた“ミュージカル『薄桜鬼』”。歴代キャストが紡いできた歴史を噛みしめながら、今後の展開にも期待しよう!
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