8月23日の幕末ニュース

　今日は一日でなかなかの量でした。

青森
企画展：静かに、ねぷた　弘前市立博物館で２７日まで　／青森

　「弘前ねぷたまつり」で実際に使用されたねぷた絵や関連資料などを紹介する企画展「弘前ねぷた展」が、弘前市立博物館（弘前市下白銀町）で開かれている＝写真。２７日まで。
　「ねぷた展」は８０年、弘前ねぷたが国の重要無形民俗文化財に指定されたのを契機に始まった。８６年以降は毎年開催されている。会場には、青森市出身の板画家、棟方志功（１９０３～７５）が描いた唯一のねぷた絵や、幕末期に描かれた現存する最古のねぷた絵、ねぷたの模型（高さ約１メートル）、文献資料など約１００点が展示されている。

愛知
【三河】豊橋の民俗芸能「吉田文楽」紹介　市役所で人形やパネル展示

　豊橋の民俗芸能「吉田文楽」を実物の人形やパネルで紹介する展示会が、豊橋市役所１階ロビーで開かれている。出展した吉田文楽保存会は「会の創設５０周年という節目の年。世界遺産にもなった伝統芸能を、市民に広く知ってほしい」と願っている。
　文楽は、三味線の演奏と、義太夫と呼ばれる語りの付いた人形芝居。江戸期に大阪で発祥したとされ、人形一体を３人で動かすのが特徴だ。豊橋には明治維新のころに伝来。半農半芸の劇団が人気を博した。

岐阜
【飛騨】飛騨の伝統工芸を一堂に　高山で展示　制作体験の場も

　飛騨地域の国指定伝統的工芸品などを展示した「第２６回飛騨の伝統的工芸品展」が２２日、高山市神明町の市政記念館で始まった。２７日まで。入場無料。
(中略)
　今年は飛騨春慶開祖４００年という節目に当たり、会場には幕末に作られた「松華童弁当」や明治時代中期の「隅切盆」などの古い春慶作品なども並んでいる。

滋賀
舟橋聖一顕彰：素晴らしい作品を期待　来月８日まで募集中－－彦根市　／滋賀

　彦根市は、第１８回舟橋聖一顕彰青年文学賞と第２１回舟橋聖一顕彰文学奨励賞の作品を募集している。全国の１８～３０歳が対象の青年文学賞は、前回から副賞が半減して５０万円になった。副賞は舟橋家の寄金などを積み立てた「故舟橋聖一氏顕彰事業基金」から出すが、苦しい台所事情を反映して減額され、今回はポスターも作らず、チラシを配布しただけという。
(中略)
　舟橋氏は彦根藩主で幕末の大老・井伊直弼を描いた「花の生涯」の作家で、彦根市の名誉市民第１号。遺族からの寄金１５００万円や一般からの寄金で基金を創設し、運営している。

福井
【嶺南】幕末の農兵隊水害死知って　敦賀ＬＣが郷土史紹介

　幕末に農民が戦闘要員として組織された「農兵隊」。１４０年前に水害で亡くなった敦賀の農兵隊１７人を追悼する石碑が敦賀市鳩原にあり、敦賀ライオンズクラブ（ＬＣ）が国道８号沿いに移設する。本格的な工事を前に同ＬＣは２２日、地元の同市中郷小学校の６年生を相手に郷土史講座を開いた。
　水害は１８６６年８月７日（旧暦）に起きた。藩命を受けて集結していた農兵隊の詰め所が山崩れで埋まり、小浜藩士の関口恭孝隊長以下１７人全員が犠牲になった。