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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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先刻、新選組絡みの町おこしニュースを拾っていたのだが、そのひとつ、流山の新文書発見をさらに辿って行ったら、エライことに行き当たった(吃驚)。

新たに見つかった「恩田家文書」の一部を流山市立博物館のサイトが紹介していたのだが、その内容が通説と違うのだ。

通説では、新選組は「甲陽鎮撫隊」として甲府に出動し、西軍(白牡丹の主義で、この時点では「官軍」「新政府軍」とは書かない)に破れ、現・東京都足立区の五兵衛新田にて再起を図るが西軍進出の報を受けて流山に転陣、その直後に西軍に包囲されて戦闘を見ずして局長の近藤が西軍に投降した、ということになっている。

ところが、この恩田家文書では「そのほか諸所(しょしょ)で双方が合戦となり、江戸方は不意をうたれて大敗し、ついには降参した。(中略)流山宿内(しゅくない)の者は大人も子供もみさかいなく立のき近郷(きんごう)や近村(きんそん)へ逃げ去り、近在の者までもが皆あわて騒ぎ、共々に難渋した」と記述されている、そうだ。「合戦」の規模がいかばかりかは不明だが、宿内の住民が避難するような戦闘があった、という記述である。

この記述が確かなら、大河ドラマ『新選組!』の最終回(か、その手前の回)になる「新選組局長・近藤勇の投降」「近藤・土方の永訣」というクライマックスシーンの状況が大きく変わってしまう、とても重要な発見になるはずだ。

今まで発見された資料では、西軍に包囲された近藤勇が西軍に投降するまで12時間以上かかっている、その「空白の時間」に何があったのか、十分に説明されていない。切腹すると言う近藤を土方が説得して投降させたとか、いくつか推測はあるが、決定打はない。

もし、恩田家文書のように戦闘があったとしたら。抗戦かなわず、責任者として近藤が降伏の証として投降したという経過になるのかな。

もちろん、新選組側にも西軍の側にも十分な史料がないので、この文書一本で定説が簡単に覆されるとは思わないのだが……歴史の通説に一石を投じる新文書の発見に、白牡丹、どきどきものである。

とりあえず、知り合いの新選組研究家のサイト掲示板に情報を提供。どんな返事が来るか、楽しみだ。
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