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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 今日から出張で東京に来ています。少し早めに東京入りして、台場公園に行ってきました。
 「太平の眠りをさます上喜撰たった四はいで夜もねられず」。上喜撰とは、お茶の銘柄のことですが、この狂歌は幕末の嘉永6年(1853年)6月に、ペリー提督のひきいる米国艦隊が浦賀に現われたときの、江戸市中の騒動ぶりを風刺したものです。
 しかし、黒船の来航で驚いたのは、市民というよりは幕府自身。外国艦船の攻撃から江戸をまもるにも大型船すらありません。そこで考えられたのが、台場(砲台)の築造です。11の台場の築造を予定し、結果的には、品川沖に6つの台場を造りました。しかし、ついに使うことなく、放置されました。これが「品川台場」で、設計者は伊豆韮山の代官・江川太郎左衛門です。


 江川坦庵先生ゆかりの地ということもありますが、幕末の史跡に松並木、海の青、背景にはレインボーブリッジと高層ビル、という眺めが好きなのです。

 今日の東京は30度を超える暑さで水遊びに来ていた家族連れの姿が目立ちました。お台場はカンカン照りでしたが、松の木陰で一息入れました。
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 拙ブログ「5月9日の幕末ニュース」でご紹介した、伊豆の国市韮山郷土資料館の企画展「江川英龍の情報戦略」が見たくて、韮山に立ち寄りました。

 西伊豆の戸田からは修善寺行きのバスに乗って、戸田峠などつづら折りの山越えをして修善寺に入り、そこから伊豆急で韮山駅へ、そして徒歩約30分(片道)と、かなりの強行軍でした^_^;。

 写真は、江川邸の「パン祖の碑」です。前回訪問した時に、写真を撮らなかったのでリベンジです(爆)。


 史料館はお隣ですが、狭いフロアに江川文庫からの提供史料が満載で嬉しかったです。『風雲児たち』ファンにはおなじみ、肖像画とか、甲州微行の図とか、大塩平八郎の乱一件に関する文書の報告書とか、渡辺崋山の建白書に関する書き物とか、高野長英の『戊戌夢物語』の写し書きに長英先生が朱筆で解説書きしているのとか(とても細い筆で、きれいな字で細かく書き込んでました)、宿敵と言っていい鳥居耀蔵が何食わぬ様子で坦庵先生に「渡辺崋山がなぜかわかりませんが逮捕されたようですが、なぜかご存じですか」と書き送った手紙(筆跡はけっこうきれい)とか、もう、ウハウハでした。

 坦庵先生が工夫して開発した砲弾の模型とか、他にも坦庵先生の足跡を感じさせる出品物があり、眼福でございました。
 江川坦庵先生大好きな白牡丹、静岡県の戸田(へだ)に行ってきました……大阪から直接行くのは大変なんで、東京に一泊して、三島で新幹線から東海道線に乗り換えて一駅乗って沼津で降り、そこから高速船に乗りました。船酔いが不安だったのですが(子供の頃は乗り物酔いがひどくて、特に船が一番ひどかったので)、乗船して30分で快適に戸田に上陸。

 しかし、そこから大変でした(汗)。車を持たず、免許もなく、タクシーにもできるだけ乗らないという主義なもんで、徒歩30分かけて、中央桟橋から戸田造船郷土博物館に歩いて行きましたわ……海水浴客を横目にして汗だくだくで歩いていくのが、何とも悲しかったです^_^;。

 でも、これの実物に出会えました。沈没したディアナ号の碇です。



 そして、資料館では、江川坦庵先生の正装した肖像画に(たぶんコピーですが^_^;)も出会えました。

 詳しくは、後日本宅に紀行文をアップする予定です。
 東京から関西に帰る途中で、伊豆の韮山に寄り道しました……関西からわざわざ行くのは大変ですが、東京からだと行きやすいので。



 源頼朝・北条政子ゆかりの蛭ヶ小島や北条氏ゆかりの韮山城にも立ち寄ったのですが、メインは江川邸と韮山反射炉でした。



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サイト 江川邸



 1600年頃に建てられたとか。火事にも遭わず、地震にも耐えて、今に残っているということが凄いです。質実剛健という言葉がすぐに連想されるような、立派な構えではあるけれど華美なところが一切ない家でした。



 伊豆はもとより相模・多摩・甲州の天領を差配する代官家といえば、支配する地域は大大名並みだと思うのですが、本当に質素というか地味というか。



 江川坦庵先生関係の展示が多く、にわか坦庵ファンには嬉しかったのでした。



 そして、てーくてく歩いて、反射炉にも行ってきました。



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 詳しくは、本宅にて後日レポをアップしようと思っています。
 両国・緑町公園の向かいに、ひっそりと碑が建ってました。



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 『風雲児たち幕末編』特に第7巻で日本の近代化・海防に活躍中の坦庵先生、第8巻でお亡くなりになるかと思うと、第8巻の発売が待ち遠しくもあり、恨めしくもあり……(汗)。



 割と近くに勝海舟生誕の地碑もあるのですが、その話はまた別の機会に(爆)。
 今回の東京帰省は江川太郎左右衛門英龍ゆかりの地めぐりとなりました。4日午前中は、第三台場を歩き(近くの第六台場も見ましたが)、英龍が亡くなった本所の地碑も見てきました。



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 白砂青松というほどではありませんが、幕末の時代に海防のために築かれた台場は、緑の美しい眺めとなっておりました。



 平日の午前中ということで、犬を散歩する人がちらほらいる他は、静かでした。



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 そして、レインボーブリッジや都心の摩天楼と絶妙のコントラストでした。



 2年ほどニューヨークで暮らした白牡丹には、摩天楼と水辺、ブリッジと緑の組み合わせが、マンハッタンで見える光景をいくつかコラージュしたような風景でとても懐かしく親しみを感じました。



 詳しくはまた本宅にてレポをアップする予定です。
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