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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 今月来月と、三遊亭楽太郎さん改め六代目圓楽の襲名お披露目イベントが各地で行われ、落語芸術協会など各会派の協力のもと寄席での披露興行や三派合同興行(立川流も参加)などいろいろ賑やかです。

 もうひとつの話題がこれ。

☆★☆★
発端

「三遊亭円生」の名跡、落語会で争奪 鳳楽・円丈が対決
 昭和の落語の名人、六代目三遊亭円生(さんゆうてい・えんしょう)の名跡(みょうせき)をめぐり、前代未聞の「争奪戦」落語会が開かれることになった。
 円生は1979年に亡くなったが、その名前は遺族が「再び世に出すことを望みません」との覚書を作り、関係者が署名して「止め名」にした経緯がある。ただし法的な拘束力はないとされる。
 その後、演目の多さや幅の広さなどで知られた円生の名前を惜しむ声が強まった。一番弟子として円生の一門を引き継いだ故・五代目円楽は、特にその思いが強く、「大きな名前を腐らせてはいけない」と08年、自らの一番弟子の鳳楽(ほうらく)=63=を七代目円生に指名した。遺族の中からも賛成の声が上がった。
 これに対して、落語協会を脱退している一門から離れ、協会に移っていた直弟子の円窓(えんそう)=69=や円丈(えんじょう)=65=らが反発し、円丈が「円生の名前の争奪杯があれば僕も立候補します」と名乗りを上げて落語会での対決を提案。鳳楽が応じて落語対決が決まった。
 挑戦状をたたきつけた円丈は「直弟子をとばして孫弟子の鳳楽が継ぐのは筋が通らない」と自らの「正統性」を主張する。
 ただし、勝敗も含めどう決着をつけるかは決めていない。「落語会1回で決めるようなことじゃない。何度か開いて、流れの中で決まればいい。お客さんにもあくまでも“しゃれ”として楽しんでほしい」と円丈。対する鳳楽も「私も“しゃれ”として1回はおつきあいして、その後はご遺族へのあいさつ回りなどを粛々と行うつもり」という。いわば“真剣勝負の遊び”で、襲名を盛り上げようという話だ。
 遺族の覚書に署名した一人で落語プロデューサーの京須偕充(ともみつ)さんは「円生の名前は歌舞伎で言えば尾上菊五郎に匹敵する大名跡。その襲名を一門の内輪の出来事にせず、お客を巻き込んだ落語界全体のマターにするという点では面白い会です」という。
 円丈は新作落語で人気。鳳楽は古典落語の正統派。対照的な芸風の2人だが、争奪落語会ではそれぞれ円生が得意とした「居残り佐平次」と「妾馬(めかうま)」を演じる予定だ。落語会は東京・浅草の東洋館で、3月17日午後6時半開演。(篠崎弘)


因縁の名跡「円生」争奪戦 円丈と鳳楽、高座で対決
 昭和54年に79歳で死去した古典落語の名人、三遊亭円生の名跡襲名をめぐって、弟子の三遊亭円丈(65)と孫弟子にあたる三遊亭鳳楽(ほうらく)(62)がともに名乗りを上げ、3月17日、東京・浅草の東洋館で“円生争奪戦”の落語会を開催することになった。
 「昭和の名人」とうたわれた六代目円生は落語協会会長を長く務め、昭和天皇の前で落語を演じたことでも知られる。晩年には「真打ち大量昇進問題」などをめぐって一門と落語協会を脱退。その弟子は、昨年亡くなった三遊亭円楽一門と、その後、落語協会に復帰した円丈らに分かれた。
 円生の名跡は長く継ぐ者がいなかったが、円楽が生前、弟子の鳳楽を指名、早ければ、今秋にも七代目円生の襲名が決まるのではないか、とみられていた。
 ところが、月刊『正論』3月号(2月1日発売)の記事で、塚越孝フジテレビアナウンサーのインタビューを受けた、円丈が「鳳楽くんの円生襲名に異議あり!」として、自ら七代目襲名に手を挙げたことで、後継者争いが混迷。円丈は「もし円生争奪杯が開催されるんだったらぼくも立候補しますよ。そして絶対に勝つ」と発言。開かれた形で決着をつけることを提案した。
 “挑戦状”をたたきつけられた形の鳳楽も、落語会の開催を承諾。「直接対決」による“円生争奪戦”が実現することになった。当日は、お互いが円生が得意としたネタ(演目)の落語を1席掛けて、関係者を交えた対談も行われるという。
 円丈は、「こうした会を2、3回やれば、どちらが円生襲名にふさわしいか、わかるはず。それで、遺族の方などに襲名の話をすればいい」。一方の鳳楽は「争奪戦ではないが、とりあえず1回やりましょうと。私は『妾馬(めかうま)』をやる予定です」と話す。
 思わぬ形で実現した落語会だが、ファンが望む形で、派を超えた“熱い高座”が展開されそうだ。(生田誠)



☆★☆★
落語会第一回。

「円生」襲名めぐり「争奪」落語会 円丈さんと鳳楽さん
 落語の名人とうたわれた六代目三遊亭円生(さんゆうてい・えんしょう)の名跡の襲名をめぐる「争奪杯」落語会が17日夜、東京・浅草の東洋館で開かれた。

 出演したのは七代目襲名に名乗りを上げている、円生の直弟子の三遊亭円丈(えんじょう)さん(65)と、孫弟子にあたる三遊亭鳳楽(ほうらく)さん(63)。異例のじゃんけんで出演順を決め、円生が得意としていた演目から鳳楽さんは「妾馬(めかうま)」、円丈さんは「居残り佐平次」を熱演した。ゲストを交えた「激論」コーナーでは、互いに自らの襲名の“正統性”を主張しながら、落語家らしい軽妙なやり取りで客席の笑いを誘った。次回は夏ごろの予定という。(篠崎弘)


「円生」襲名で直接対決 第2ラウンドは夏ごろ開催?
 昭和54年に死去した古典落語の名人、三遊亭円生=享年79=の名跡襲名をめぐり、弟子の三遊亭円丈(65)と孫弟子にあたる三遊亭鳳楽(ほうらく)(63)が17日、東京・浅草の東洋館で“七代目円生争奪戦”の落語会を開催した。
 円生の名跡は長く継ぐ者がいなかったが、昨年亡くなった弟子の五代目三遊亭円楽が生前、自らの弟子の鳳楽を七代目円生に指名。しかし、月刊「正論」3月号(2月発行)誌上で、円丈が「鳳楽くんの円生襲名に異議あり!」として自ら七代目襲名に手を挙げたことで後継者争いが混迷し、直接対決が実現した。
 注目の一戦に、会場には300人ものファンが詰めかけ、熱気ムンムン。落語会に先立って、当事者2人のほか、月刊「正論」で円丈と対談したフジテレビアナウンサーの塚越孝さん、落語プロデューサーの大友浩さん、演芸に詳しい漫画家の高信太郎さんが加わって討論会が行われ、遺族が円生の名前について「世に出すことを望まない」との覚書を作り、関係者5人が署名した「止め名」問題が挙げられた。
 円丈は「この中に円生の意見は何も入っていない。師匠が死ぬときに本人が止め名にしろと言ったのならいいが、関係者が勝手に決めた。僕は2年前まで知らなかった。ふざけるなと言いたい。円生の心を継いでいるかどうかが問題だ」と興奮気味に語り、会場からは大きな拍手が起こった。
 対する鳳楽は「円楽師匠から『お前が円生を継ぐべく努力をして一生懸命やれ』と言われたので、『冗談を』と笑っていたんですがね。私は足元に近づこうとやってきたつもりですがね」と謙虚に言うと、また拍手が起こった。
 争奪落語会では、ジャンケンに勝った円丈がトリを務め、「居残り佐平次」を披露。鳳楽の「妾馬(めかうま)」とともに会場を沸かせた。
 終了後には会見が行われ、「“自分は七代目円生だ”と自覚しているか」との質問に、円丈は「いつもそうだ。でも、それはお客さんが感じること」と答えた。
 次回は夏ごろに開かれるという計画もあり、「次もまた乗りますか」と問われた鳳楽は、「逃げるのかと言われるので、やるしかないでしょう」。第2ラウンドも激しいバトルが繰り広げられそうだ。


大名跡「円生」争奪、どんなオチがつきますやら
 落語界の大名跡「三遊亭円生」の襲名問題がこじれている。17日には東京・浅草で、「七代目候補」の直弟子と孫弟子が、前代未聞の「円生争奪杯」落語会を開いた。万事しゃれの世界で起こった「しゃれではすまない」大騒動。どんなオチがつくのだろうか。
           ◇
 発端は、昨年10月に没した五代目三遊亭円楽の晩年の発言だった。
 「一番弟子の鳳楽(63)に七代目円生を、楽太郎にあたしの名を継がせる」
 これに、円楽の弟弟子、円窓が反発。円楽没後には、弟弟子の円丈(65)が「直弟子を飛ばして孫弟子が継ぐのは筋が違う」と七代目候補へ名乗りを上げ「円生争奪杯」落語会という挑戦状をたたきつけたのである。
 円生は、名門・三遊派の宗家の名だ。その大名跡の襲名問題で、どうして同門の落語家が反発し合うのか。それには事情があった。
 一つめは、78年に起こった落語協会分裂騒動だ。五代目柳家小さん会長と対立した円生は、一門を引き連れて協会を脱退した。だが、翌79年には円生本人が急逝し、直弟子の大半が落語協会に復帰。結局、一番弟子の五代目円楽とその弟子だけが残った。以来、円生の弟子は、円楽一門と協会復帰組に分かれてしまった。
 もう一つの事情が「止め名」文書の存在だ。六代目没後、夫人の希望で、円生の名跡を「誰にも継がせない」という「止め名」とする文書が作られ、夫人や五代目円楽を含む5人の関係者が署名したのだ。
 以後、30年近くも封印されていた円生襲名問題に再び光をあてたのが、五代目円楽だった。
 落語会当日。満員の観客の前で、円丈は「居残り佐平次」、鳳楽は「妾馬」と、それぞれが六代目の十八番ネタを演じた。
 「この問題を泥沼化させてはいけない」と円丈。
 「円生を継ぐのは難しい。こういう企画で方向性が見えてくれば」と鳳楽。
 決着が付くのはまだまだ先のようだ。
 落語界では、2005年の九代目林家正蔵襲名以来、09年に二代目林家三平、今年の六代目三遊亭円楽などの披露興行が続き、落語ブームの原動力になった。今回の円生襲名も、と期待する声は多い。
 だが、円生の録音を手がけた落語プロデューサー京須偕充さんは、「お客を巻き込んだイベントとしては面白い。でも、候補の2人が60歳代では、とうがたった感じ」と手厳しい。
 来年は、六代目円生33回忌――。

 ◆六代目円生=1900~79年。桂文楽、古今亭志ん生と並ぶ昭和の名人。三遊亭円朝作の人情ばなしから長屋ものまで、多彩な持ちネタを誇る。(長井好弘)


鳳楽と円丈が対決「円生争奪杯」に300人
 6代目三遊亭円生の名跡をめぐる「円生争奪杯」落語会が17日、東京・浅草の東洋館で行われた。円生の一番弟子の5代目三遊亭円楽の指名で7代目円生襲名が内定した三遊亭鳳楽(63)に対し、円生の直弟子三遊亭円丈(65)が「孫弟子の襲名はおかしい。僕も立候補します」と名乗り出た。円丈から落語会対決の申し出に鳳楽も「1回なら」と承諾。シャレで始まった落語会だが、約300人の客席が満員。トリを決めるじゃんけんでは勝った円丈が「今回の襲名に円生の意見が入ってない。なるなら円生の心を知る私」と攻め立て、鳳楽は「円生百席に挑戦するなど足元に近づくよう努力してきた。(襲名は)決まっていること」と防戦した。





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