みつねさんの第20回「鴨を酔わすな」ご感想は「意地っ張りの悲恋物語」

「野間みつねの『新選組！』日記」、大河ドラマへの感想アップを再開した。周回遅れだが、アップされる都度ご紹介したい。

「鴨を酔わすな」と言うよりも、「鴨を泣かすな」と改題したい気分……

白牡丹も参加している交換日記で、実際「鴨を泣かすな」と書かれてしまったみつねさん、白牡丹に突っ込まれてしまった^_^;。でも、みつねさんの心情は「鴨を泣かすな」であったろうと、思いながらのツッコミだったのだ。

何となく、佐伯さんが切ないなあ……外で見張りのようなことをしたり、実際の破壊行為に加わったり……子供の頃からの夢、武士になりたいというのは、こういうことだったのだろうか……何か物凄く違う気がするんだけど……元々の武士である面々に同志として認めてもらう為には率先して色々やらなければならないという心境なのか。

又三郎ね……「武士になりたい」という気持ちは本物なんだろうけど、それは「えらくなりたい」「成り上がりたい」という意味で、その手段が武士になることって感じですよね。

みつねさんがトシ(今の大河ドラマの役どころではまだ「トシ」と書いているが、折を見て「土方さん」と書くようにしようと思っている……たぶん月末^_^;)について書いているところにも触れたいのだが、今回はやはり鴨さん中心にご感想を紹介したい。

桂さんの言ったことを聞けばわかるが、彼は、芹沢さんの「てめェらの攘夷はな、裏を返せば帝に取り入る為の方便じゃないか。……幕府がなかなか攘夷に踏み切れないのを知って、朝廷を焚き付け、わざと無理難題を押し付けて、将軍家の御威光を踏みにじろうとしてるだけだ、何が尊王攘夷だよ」という長州批判それ自体に対しては、殆ど反駁や否定が出来ていない。彼がやったのは、芹沢さんの立場を攻撃することだけである。

その通りですね。ホント、反論したとか、言い負かしたとかいうレベルではありません。でも、鴨さんには何より痛い……んですよね。

……近藤さん達が、これから理想と現実のギャップに直面して変わってゆかざるを得なくなる人々であるとすると、新見さんや芹沢さんは、既にそのギャップに嫌と言うほど直面してきて変わってしまった人々の見本……なのかもしれない。

そして、場面をぐぐっと飛ばして(いや、本文を読まれる方のために取っておいてるんですが^_^;)、やはり鴨さんの涙目の場面に。

……でも、芹沢さんには、これは余りにつらい。自分は一体此処で何をしているのかという気持ちが、より増すばかり。抑え切れない感情に任せて自分が荒らしてしまった場を、近藤さん達が一所懸命になって修復してくれているのは、酔っていてもわかる。わからないほど馬鹿ではない。だが、わかるだけに一層つらい。

……ホント、つらいですね。あの場面を思い出して、ちょっと目頭に来てしまいました。

みつねさん、無理しない程度に、追いついてくださいね(^^)。