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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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恒例、れいこさんのブログ「baddreamfancydresser」『新選組!』第25回ご感想より。

今回のれいこさんのご感想はストーリーを追うというよりも、ストーリーを踏まえた上でのご感想中心。白牡丹、人に読ませる感想が書ける方の、こういうまとめ方は好きです(^^)。

まずは、覚悟を決めた近藤さんについて。
近藤さんはまだまだ生ぬるい!と思う部分もあるんですが、ようやく覚悟を決めてくれましたね。「俺は鬼になった!」つっても、角はまだ生えてないな…虎のパンツはいてるぐらいかな。でも声の出し方が急に変わっていて、おお、と思いましたよ。

「虎のパンツはいてるぐらいかな」が秀逸、笑っちゃいましたよ(^^ゞ。でも、近藤さんはまだまだ成長の途上なんでしょうね。土方さんの成長スピードが凄まじくて周りがついていけないのに対して、彼はゆっくりゆっくりなんでしょう。

そして、総司君について。
三谷さんも語ってたように、「芹沢鴨=父親」なんですよね。鴨暗殺は、そのまんま「父親殺し」(自立の為の通過儀礼)というわけで。近藤さんはじめ浪士組全員がそうなんだけど、特に象徴的に描かれてるのが総司で、鴨の情婦お梅と初体験を済ませた後、初めての人斬りで鴨を殺す。三谷さんなんちゅう事考えるんですか!

れいこさんのこの文章読んで、ギリシャ悲劇を思い出しました。あまり詳しくないんですが、オイディプスとかアガメムノーンとかのモチーフと重なります。

暗殺の場面は、史実とフィクションの混ざり具合に感心しちゃいました。

そうなんですよ、三谷脚本、史実とフィクションをうまく混ぜて、白牡丹などはふと、「これが史実ならよかったのに」と思うところもあるぐらい^_^;。特に『新選組!』設定の野口くんなんか、土方さんに小さなことを理由に切腹を申しつけさせるにはもったいない好青年だったので。

そして後編への伏線みたいなものも、ちらほらと見えた今回。土方の冷静さ、山南さんのツメの甘さ、左之助の非情さ、事情を知らされない永倉、友情に厚い平助、相変わらずワンコの斉藤…。確かに集団て、わかりやすい敵がいると結束するんだよね。次は誰がその「敵」になるんだろう。はぁ…。

ぎく。わかりやすい敵がいなくなるとバラバラになりかねない集団を、誰がどうやってまとめていくのか、考えると……やはり、「鬼の副長」が必要ですかね^_^;。
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