第24回「避けては通れぬ道」……新見さんに合掌

　函館旅行から帰宅して直後。留守録していた先行放送は時間変更を考慮してなかったので、今回は20時からの視聴。「とうとう新見さんが(;O;)」の回なので、心して見る。



　山南さんとトシに最後通牒を突きつける広沢さん。「今度問題を起こしたら会津藩は即刻手を引く」……前回、修羅雪姫宣言(そういう言い方は止めておけって、自分^_^;)をしたトシには、腹の決め時だろう。



　勇君のアップにかぶって、新八っつぁんの声。試衛館一派(総司君を除く)での協議中。芹沢鴨さん追放の相談中……鴨さんに恩義がある一ちゃんは席を外す(おや、一ちゃん、ヒゲをたくわえたのね……)。「はっきり言っておく。浪士組を守るためには芹沢を斬るのはやむなしと俺は思っている」とトシが宣言すると、勇くん・源さんは退席(なぜ源さんがと思ったら、後でわかった)。残ったのは新八っつぁん、左之助、平助くん、山南さんとトシ……なるほど、源さんは勇くんに声をかけるために退席したのね。

　芹沢さん・お梅さん・総司君と一緒にいながら、石仏のように突っ立っている新見さんが不気味だ……すでに心が離れているんだな。

　「さっきのは方便」……うわー、山南さんブラック。「斬るべきです、芹沢さんを。近藤さんが何と言おうと」「志を通すには、避けては通れぬ道です」……「たまには意見が合うんだな」とトシもブラック。いつまでもそういう仲でいて欲しいのに〜。しかし、向き合うと、猫背のトシと背筋ぴんの山南さん、高低差が極端(笑)。



　外へ出た勇君は望月亀ちゃんと偶然会う。「敵じゃいか。うっかり喋ってしもうたき」って、笑える。口をきかないと言いながら坂本龍馬君の消息を喋ってしまう、いい人……後の因縁を考えると、このふたりが打ち解けて会話するのは複雑な心境。

　あれ、捨助がまささんの店で働いている？　「そんなに知り合いじゃありませんが」「幼なじみなんだけどね」……勇くん、捨助には思いっきり冷たい(笑)。「近藤先生、悪いけどこの人役に立たん〜」って、まささん、言う言う。確かに、預かった金で仕入れるよりも飲食する方が大事だったりするようなのは、役に立ちませんなぁ(汗)。でも、捨助に「50両」と手を出されると、何も言えない勇くんだった。



　新見さん・山南さん・トシ・勇くんの打ち合わせ。勇くんは大坂出張。新見さん「芹沢さんは部屋で寝てらっしゃる。ほっといていいでしょう」と、芹沢離れを伺わせる発言。すっかり、前回の「腹切れ」&副長降格で心が離れてしまった新見っち。

　うわ、芹沢さん、武士を強調する余りに自分の首を絞める法度に賛成……うーん、新見さんが微妙な感じ。

　横でしどけなく寝ているお梅さん、目の毒です(汗)。

　トシが新見さんに「新見さん、後でちょっとお話が」……これは怪しい。新見さん、罠ですよっ(と、なぜか新見さんに声援を送ってしまう白牡丹)。

　ひでちゃんと気まずい総司君、そのひでちゃんを後ろで見つめる平助くん(まるで少女漫画な構図^_^;)。



　トシ、いきなり新見さんをヨイショ。「人物としてあんたは芹沢以上、いや、うちの近藤以上というのに」……罠をはりめぐらせてますな。相変わらず表情の読めない新見さん。「たまたま同郷だったから今まで行動を共にしてきた」……かかったな、新見さん(あーあ……)。

　結局、自分が担いでいる相手をどれだけ信奉して泥をかぶれるかで、新見さんと山南さん・トシの差がついたような気がする。



　見世物小屋を見に来た鴨さん・お梅さん・総司君。オウムの「アホ、お前、死ぬで」という声に、鴨さん、暴れる。実は、オウムの声はぐっさんの声を加工したものだとか。ぐっさん、芸達者だもんなぁ。

　一方、法度が発表されると、平山・平間・野口はこそこそと場を離れる。野口くん、やっぱり自分の意識では芹沢派なんだな。

　新見さんがトシを誘う……どき。山南さんとトシ、にんまり。山南さんも、この時点ではトシと同じくらいブラック……。

　さらにトシ、芹沢さんに声をかける……周到だなぁ。



　平助くん始め、みなさん上半身裸(汗)。ぐっさん、じゃなかった新八っつぁん、お梅さんに身体をなで回されて胸ぷるん(げげ)、誘われて「考えておきますっ」なんてストレートな返事、純情なのねっ(見た目はおっさんだけど若いんでしたね^_^;)。左之助はアウトオブ眼中なのか、もったいない(何が^_^;)。

　総司君、新八っつぁんに誘いをかけるお梅さんに忠告。でも、お梅さん、きわどい例え話……なるほど、鴨さんとお梅さんは似たもの同士で惚れあっているわけではないのね。「性分なんやね。人が困るのを見たいんや」という屈折した一面を見せるお梅さん。そうか、やはり、親に身売りされたのね……。「うちな、だーれも信用したことはあらへん」って、そう言うこと自体、矛盾してるわ。総司君にはちょっと本音を喋ってませんか。

　総司君、やはり世慣れていないストレートな告白。予想通り、お梅さん、鼻で笑って挑発……うわわわ(汗)、「そんな勇気もないくせに」って、本気で思っていたら、若者の純情をなめてますわ。

　ひでちゃんを慰める平助くん。いい人だなぁ。



　祇園「山の緒」で、新見さんと山南さん・トシ。又三郎の財布を出して、鴨さんに又三郎殺しの犯人をはっきりさせる計略を披露する新見さん……「芹沢」と呼び捨てにすること自体、もう心は離れている。

　でも「ここは本人に聞いてみよう」とは、トシ、怖いわ……。

　隣にいた鴨さん……ひえ〜、トシ、新見さんを罠にかけたのね。山南さんも、片棒かつぎ(結構口達者^_^;)。うわー、新見さん「謀ったな土方」と感情を表す。さらに、トシ、「そこでね新見さん、ここからが肝心だ。芹沢さんを罰することはできねぇが、実はもうひとり、法度を破った男がいるんだよ……」と冷静に語るのが怖いよぉ(でも、その横で横目遣いしている山南さんの方がもっと怖い^_^;)。

　新見さんの歯を剥き出した笑みが、何とも複雑。「先生ーっ」……あ、鴨さんにすがるような目。でも、もう遅い。

　新見さん、今までで一番長台詞「山南っ、お前はこれでいいのか」「芹沢先生も、馬鹿だなあ。俺がいなくなったら今度は自分だというのに。それもわからないんだから」「あんたも足下をすくわれないよう、せいぜい気をつけることだな、山南さん」……出た、「先に行って、待ってるぜ」……合掌。誰に向けて語られたものか、明確ではないが、その前の台詞から推測できる。山南さん、暗い顔。「今さら何だよ、その顔は。これは、避けては通れない道なんだ」と確信犯で泥かぶっているトシとの間に、山南さん、微妙な差。

　……でも、思っていたよりも、風のように通り過ぎてしまった、新見さんの切腹シーン。もっとじっくり描いて欲しかったなぁ……この流れだと、ほんと、純粋な勇くんの出現に劣等感をさいなまされて暴走する鴨さんに振り回され、思っていたよりも軽く見捨てられた反動で裏切って、それが墓穴を掘った……って、まんまストーリー通り(爆)。何かなぁ、それでもずっと行動を共にしてきたからには、自分にはないものを持っていただろう鴨さんに惹かれたのはどういう部分であったとか、もう少し語って欲しかった……(ちょっと沈黙)。



　うわ、お梅さんと総司君、ありがちな親密場面。そこに鴨さん。お梅さん、わざとらしく(汗)襟元を直す。そして鴨さん、総司君をぼこ殴り。

　平助くんと楽しげに帰ってきたひでちゃん、平助くんを突き飛ばして総司君に駆け寄る(平助くん、可哀想……)。

　鴨さん、「新見が死んだ。次は俺だろう」と虚ろに笑い、お梅さんを押し倒す……そうか、鴨さん、新見さんに切腹を申しつけながら、自分の死を確実なものと予感したのね。



　大坂・新町でまた深雪太夫と遊んでますな、勇くん。お供はまた源さん。そこで愚痴をこぼすぐらいなら、試衛館一派を抑えればいいのに(と、泥かぶっている山南さんとトシのために、ツッコミたくなるよなぁ、白牡丹は)……偶然、龍馬くんが遊びに来ている。腹踊りって親父趣味だわ^_^;。

　島田魁さん、今回は手筈よく(汗)新見さんの埋葬を手配したようで。

　えーと、勇くんのことはあまり書いてませんが、今回は余り活躍してないので。でも、今回は却って抑えた演技がよかった感じ。



　おや、もう終わりですか……はぁ、時間の経つのが早くて、すごく短く感じた。



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　次回はとうとう「新選組誕生」……そして、ネタばれ画像満載の「池田屋事件」までの予告(一ちゃん、内山彦次郎に拷問されるのかいっ……^_^;。捨助、池田屋事件までいつくのか^_^;。そして、やはり、総司君、お約束のあの場面か……^_^;)。

　「新選組を行く」は永倉新八っつぁん。桜の咲く松前城は見てませんが、一昨日、雨の松前城を見てきました〜。