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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
歌舞伎通のTwitter友が、10月から12月の仮名手本忠臣蔵の中でも、11月のが一番お勧めだという。すなわち、吉右衛門の大星由良助か。引用元は国立劇場特設サイトから。
浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中
【道行旅路の花聟】
 早野勘平      中 村 錦之助
 鷺坂伴内      坂 東 亀三郎
 腰元おかる     尾 上 菊之助
 おかると共に落ち延びた勘平は、自分の不忠を悔み自害しようとします。しかし、忠義を果たす時を待つべきであると説得するおかるの言葉を聞き入れ、勘平はおかるの実家に身を寄せることを決意します。すると、師直の家来・鷺坂伴内が現れます。伴内は、勘平を捕まえて、おかるを自分のものにしようとしますが、勘平は見事にこれを退けるのでした。
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
      同   二つ玉の場
【五段目】
 早野勘平      尾 上  菊五郎
 千崎弥五郎     河原崎 権十郎
 斧定九郎      尾 上  松 緑
 勘平はおかるの実家に身を寄せ、猟師として暮らしています。
 山崎街道で、勘平が雨宿りをしていると、偶然にも、同輩だった千崎弥五郎と再会します。主君の大事に居合わせなかった(三段目)勘平は、その失態を恥じながら、師直館への討入りの計略に参加したいと伝えます。弥五郎は、判官の石碑建立の費用という名目で、討入りのための資金と徒党を集めていると伝えます。勘平は、金を用意することを約束し、弥五郎と別れます。
 その晩、おかるの父・与市兵衛は五十両を持ち、夜道を急いでいました。その五十両は、おかるの身売りの前金でした。おかるは、勘平を侍に戻してやりたいという気持ちから、勘平には内緒で、祇園の一文字屋へ身を売ることにしたのです。
 しかし、山賊の斧定九郎が与市兵衛を殺害し、五十両を奪います。その直後、定九郎は、勘平が猪を狙って放った銃砲に撃たれ、絶命します。暗闇の中、自分が撃ち殺したのが猪ではなく人間だと気付いた勘平は、動揺しながらも、亡骸の胸元にあった五十両を取り、その場を後にします。
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
【六段目】
 早野勘平       尾 上 菊五郎
 原郷右衛門        中 村 歌 六
 勘平女房おかる    尾 上 菊之助
 千崎弥五郎       河原崎 権十郎
 判人源六         市 川 團 蔵
 与市兵衛女房おかや 中 村 東 蔵
 一文字屋お才      中 村 魁 春
 勘平は、おかるが身を売ったことを知らず、家へ戻ります。すると、おかるを迎えに来た一文字屋のお才と判人源六に事の経緯を聞かされます。昨夜入手した財布と与市兵衛が前金の五十両を入れた財布が同じであると、勘平は気付きます。舅を殺害したと思い込み、絶望に打ちひしがれる勘平。おかるは、勘平と別れる悲しみを堪(こら)えながらも、両親の世話を頼み、祇園へと出立します。おかるに与市兵衛殺害を打ち明けようか迷った勘平ですが、何も言えずに見送るのでした。
 おかるが去った後、与市兵衛の亡骸が運び込まれます。突然の夫の死を嘆く妻のおかや。そして、与市兵衛が持っているはずの財布を勘平が持っていると知り、厳しく責め立てます。そこへ、塩冶家の家来だった原郷右衛門と弥五郎が現れ、勘平から渡された五十両を返却し、不忠者からの五十両を受け取ることはできないという由良之助の言葉を伝えます。勘平が与市兵衛を殺害したとおかやから聞かされた二人は、勘平を責めて、その場を立ち去ろうとします。亡君への恥辱と言われた勘平は、腹に刀を突き立て、「いかなればこそ勘平は……」と昨夜の出来事を語り始めます。
七段目 祇園一力茶屋の場
【七段目】
 大星由良之助    中 村 吉右衛門
 寺岡平右衛門    中 村 又 五 郎
 赤垣源蔵       坂 東 亀 三 郎
 矢間重太郎      坂 東 亀  寿
 竹森喜多八      中 村 隼  人
 鷺坂伴内       中 村 吉 之 丞
 斧九太夫       嵐   橘 三 郎
 大星力弥       中 村 種 之 助
 遊女おかる      中 村 雀右衛門
        ほか
 京都の祇園町にある一力茶屋。由良之助は遊興に耽っています。その噂を聞いた塩冶家の元家臣・斧九太夫が、師直の家来・鷺坂伴内を連れて現れます。九太夫は師直方に寝返っています。二人は、由良之助の様子を窺いに来たのです。由良之助の真意を知りたい塩冶の元家臣たちや、以前は判官の足軽で討入りに加わりたい寺岡平右衛門が訪れますが、由良之助は全く相手にしません。
 息子の力弥が届けた顔世からの密書を読もうとした由良之助のもとへ、九太夫が現れます。九太夫は、気の抜けた由良之助に討入りの意志はないと判断し、伴内を帰します。
 遊女になったおかるが、酔い醒ましのために二階の座敷に現れます。それに気が付かず、縁先で密書を読み始める由良之助。おかるは、恋文だろうと思い、手鏡に映して密書を盗み見ます。縁の下には、九太夫が潜んでおり、垂れ下がってくる密書を読み始めます。
 おかるが簪を落としてしまい、おかるに気が付いた由良之助は、慌てて密書を巻き取ります。しかし、その先がちぎれていたので、縁の下で何者かが密書を盗み見ていたと知ります。
 由良之助は、密書を全て読んだと言うおかるを身請けすると、いきなり言い出します。
 おかるの兄である平右衛門は、身請けと密書のことを聞くと、由良之助の真意を悟り、おかるを殺そうとします。果たして由良之助の真意とは?また、おかるや平右衛門の運命は?
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